五月(皐月)

田んぼには水が張られ、田植えが行われ、

水生昆虫が集まってくる季節になりました。

 

日中気温は25度を超えて

どこぞやで冬眠していた水生昆虫の仲間も冬眠から覚めて動き出す暖かさであります。

とはいえ、田んぼは代掻き前でしたので、

田んぼの近くを流れる水路や溜りになにかしら居ないだろうか。と遊びに行ってきました。

 

 

 

 

水辺の植物が青々として、

冬場の枯れて寂しい雰囲気から一変していますね。

あっという間に成長してもっさもさになるので、

かき分けていかないといけないのがちょっと嫌だけども( ´∀` )/

まあそれはそれで夏らしくていいか。

 

ここは、長い事通っていますが

生き物的にはイモリとホタル、ヤゴが多いです。

どんな水生昆虫でも好みそうな雰囲気の場所ですが、

タガメやゲンゴロウは見たことありません。

たまたまでしょうけど、水の流れがあるのでもう少し止水の方がお好みなのかな?

と思ってます。

 

となると、残すは鎌系水生昆虫

 

 

 

 

 

タイコウチです。

同化するように水中に沈んだ枯れ枝や枯れ葉に引っ付いていました。

本命はミズカマキリでしたが、周囲にはミズカマキリの姿はなく、

外れ一位っつうことで、タイコウチは数匹泳いでいるのが確認できました。

 

相変わらずのそのそとした泳ぎで、

網を使うまでもなくとらえることができました。

タイコウチ、ミズカマキリは本当に泳ぎが下手ですね(笑)

 

ロケーションは違えど、今年も何度も会えそうな感じでなによりです。

ニヤニヤしながら爺水路に一人。

微笑ましい?光景で水路を後にしましたとさ。

 

まずはタイコウチ。

タガメを見つけるまでには、

出会っておかないといけない水生昆虫でしたので、

タイコウチを経て、ミズカマキリを経て、コオイムシを経て・・・

親玉に出会えればいいな。と思います。

 

ただし、

タイコウチだからっていつでも会えるってわけでもないので、

今回の出会いにも乾杯🍻!

そして、タイコウチの仲間のヒメタイコウチは激激レアなので、

水生昆虫好きの方は是非探しに行ってみて下さい。

 

私の住んでいる地域にはいるいると言われていますが、多分いないので。

中部地方に足を伸ばしてください。

 

次は、ミズカマキリを探しに行きます!

小学校のプールにいるやつです( ´∀` )/

 

 

春も終わりか。

 

 

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うすぐお披露目できそうなタガメ水槽2024年仕様。

半テラリウム風味を増して、陸上部分にはヤマサキカズラを加えました。

少しづつバージョンアップを重ねながら、苔をとりつつ、

水中の前景が茂れば完成となりそうです。

 

もちろん、ミストシステムもありますので、

水中と陸上部分が茂ってからミストによる効果が出せればいいな( ´∀` )//

 

なんて思っていたタガメ水槽ですが、

完成を待たずに良き知らせがありました。

(完成が遅すぎて待ってらんなかったのかも)

 

アヌビアスナナです。

 

 

 

水中花 と呼ぶのですかね。

花は地上だけでなく、水の中でも咲く花があるのですね。

水草は、育てるのが難しいし、

枯れては、買い足して、

育てば、苔まみれになり、

入門種として販売されている、

アナカリスや金魚藻(ガボンバ)も簡単そうで綺麗に育てるの難しかったりします。

 

難しい、うまくいかない、

を楽しめる人ならいいのですが、

それが連続すると折れてしまうのが大抵です。

 

加えて、水草は時間がかかります。

 

私が好きなコブラグラスは、

水中では成長するのが遅いんですが、

陸上で育てると育つのがめちゃ早いです。(冬も越します)

植物ってたいていがそうなのだろうと思っていますが、

水中の方が育成スピードが落ちるのが根本で、

そういうもんだ。と思うしかないですよね( ´∀` )/

 

そんなてまひまかかる水草も根気強く飼育すれば

花を咲かすこともあるんですね。

 

乙ですな( ´∀` )/

 

ただし、良き水景をつくるのがゴールなので、

アヌビアスの葉っぱについたコケを綺麗にして

緑あふれる空間を目指したいと思います。

 

お馴染みのとぅーびーこんてにゅーです。

(来月にはしっかり完成します。)

 

 

ちなみに、

タガメや、ミズカマキリ、タイコウチ、コオイムシは水草レイアウトできますが、

ゲンゴロウは植物の茎をかじるので水草レイアウトは難しいと思われます。

めっちゃかじりますので日淡でいうところのカネヒラのような感じ、せっかく水草水槽に映えるのに惜しいです。

 

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畦畔

田んぼの周りの土を盛って、水が溢れないようにした

所謂、畔のことを畦畔(けいはん)と呼ぶみたいです。

 

そんな畦畔を、歩いてきました。

 

夏場になれば、この道を何周もしながら、

汗だくになっている姿を想像しながら、

この春に咲いている雑草や生き物を見てきました。

 

てんとうむし。

 

ばった。

 

とんぼ。(ホソミイトトンボ)

 

とんぼ。(シオヤトンボ)

この時期田んぼ周りで飛ぶ黄色いのはメス、青いのはオスで、

シオカラトンボと混同しがちですが、シオヤの方が尾っぽ太いので分かります。

 

かえる。

 

かえる。

 

おたまじゃくし。

 

ニワゼキショウ。

 

カタバミ。

葉っぱがハート型してた♡

 

ハルジオン。

 

もう暑くなってしまいましたが、

春らしい感じになりました。

野草、雑草、足元の植物を見るのも良いものですね。

 

相変わらず、ヌマガエルかツチガエルか違いが分かりませんな( ´∀` )//

 

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会いの春。

水がはる前の田んぼではところどころに水たまりができていました。

泥地なので、雨でも降ればすぐに水たまりができ数日間は干上がる事はないようで、

おそらくゴールデンウィーク前半あたりで降っていた雨が残っていたものでしょう。

 

そんな水たまりにはこの時期ならではの"とある"ものがありました。

 

 

 

 

カエルの赤さんですね。

ナニガエルかまでは分かりませんが、

近くにはトノサマガエルとヌマガエルがいましたよ。

 

カエルの卵は

春先から梅雨時辺りまでに見れるもので

ぶよぶよのゼリー状からたくさんの子供らが生まれてきます。

子供の頃はよくつかんでは驚いたもんです。

産まれてくるオタマジャクシは田んぼに集う生き物たちの恰好の餌

(攻撃してこないし、動きが遅くて捕まえやすいし)

になるので、カエルとなり立場逆転するまでは

水生昆虫の多くが喜んで食べていることでしょう。

 

勿論、タガメも大好きな餌の一つ。

タガメの場合はカエルまでも餌にしてしまうでしょうが、

カエルになれば、水生昆虫は逆に餌となるでしょう。

 

ここで、生き物との距離感について考えますが、

この田んぼは、手をのばせばカエルに手が届きます。(そこらじゅうにいるので)

その距離感で生き物が居てくれますが、全国的にこの距離感が遠ざかっている地域が多くなっているので、

生き物がこうして卵を産んでいけるような環境が残ってくれることを願うばかりですね(いち生き物好きとして)

 

この田んぼに水が入らなければ

それらの生き物も姿を現さないので、

人間が手を加えているものがすべて自然の生き物にとって悪い事ではなく、

生き物にも良いし、人間にも良いし、

みたいなものが「田んぼ」なのかな。と思います。

生き物たちにとっては、ただの餌場にすぎないかもしれませんが、

衣、食、住を田んぼで行う生き物も多いので、

やはり大きなエコトーンなのかな。と思います。

 

冷静に見ると、

止水域で、稲には虫が集まり、稲の密度による隠れ家多め、

たしかにカエルが好みそうな環境ではありますね。

 

ただし、人間目線の知り合いの米農家曰く、

一枚の田んぼ管理するだけでもとても大変だそうで、

天候と、害虫(カメムシの仲間など)、害獣(シカ)、

特に暑い夜が続く(近年の異常気象)と稲の呼吸が多くなり栄養をその行為に多く使われるそうです。

そのコントロールが難しく、放置で稲が育つことはほぼ無理だそうです。

素人の私は、田植えさえすればあとは放置しているだけかと思ってました(すんません!)

定期的なお手入れが必要なので、高齢になりつつある農家は体力的な問題で引退されるそうです。

そうなれば、田んぼは休耕田となり、なかなか復活することもないそうですね。

 

今までは、なんてことない目で田んぼを見ていましたが、

タガメやらそれらの生き物を通して、

人間目線と生き物目線、

フィルターが数枚増えてちがった目や感情で見てしまうようになってしまった( ´∀` )/

まあいろいろあるよね。

 

そんなこんなで、

そろそろ水もはる田んぼに

カエルが集まり、それを目当てに水生昆虫を含む生き物が集まり、

それが、良い事か、悪い事か、ほどよいバランスの中で米の成育に関わっていると思われます。

そんな田んぼのエピローグを垣間見れましたとさ。

 

今年もいつも通り生き物のライフサイクルが営まれているようで、数か月後が楽しみです( ´∀` )//

 

 

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5月に入り暖かくなって、

飼育中の水生昆虫たちは餌を食べ始めました。

タガメは皆小赤を食べて泳いでます。

ミズカマキリ、タイコウチはぼちぼち。

そして、コオイムシなんですけども。

釣り具屋で販売されているキジやミミズを食べるようになりました。

 

よしよし、これで冬眠は覚めたかな。

と思っていた矢先・・・

 

 

メス(右)オス(左)

 

産んでるやん

 

卵産み付けてました。

コオイムシはその名の通り、メスはオスの背中に卵を産み付けて、

孵化するまでの間オスの背中には卵(子供)が乗った状態です。

タガメは杭や、植物に産み付けるのに対し、

近縁のコオイムシはパートナーの体に産み付けてしまうっちゅう

なんとも特異な産卵方法をとります。

 

しかし、

どのように卵を産み付けるかまでは知りませんでした。

 

少しの間しか見れておりませんが、

メスはオスの体の上で重なるわけではなく、

横っちょから 90度くらいの角度や逆69のようなフォーメーションで

じっと下側で耐えているオスの背中に卵を産んでおりました。

 

 

 

 

思い返せば、昨日一昨日水面を揺らしているコオイムシがいたので、予兆はあったのです。

タガメ同様に水面を叩いて近くのメスに存在を知らせる産卵行動の準備段階の行動をしていたので、

一晩の間で出会い、この度産卵をする運びとなったのでしょう。

 

どうだろう、

コオイムシって、

オスメスさえそろえば簡単に産むのかな?

 

卵の成長と共に、そこらへんも要経過観察で注視していきます。

 

 

ちなみに、

コオイムシの子供は、まんまコオイムシを小さくしたミニverの状態で産まれてくるので、

脱皮をして大きくなるのは変わりませんが、

産まれた時からすでに色味やフォルム、雰囲気はコオイムシそのものです。

 

 

恐らく再来週にはその姿を拝めるかと思います。

お楽しみに。

 

 

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