自民党の公約が出ましたね。
自民党重点政策2014
http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/news/policy/126585_1.pdf
まぁ、これは政策集であって公約ではないって将来言ってくるかもしれませんが…。
それにしてもヒドイですね。
「景気回復、この道しかない。」だそうです。
いやいや、この道が間違っていたから記録的な大不況に陥っているのであって、普通は引き返して別の道へ向かうのが当たり前だと思うのですが・・・。そして、今月の政府の月例経済報告がこれ。
月例経済報告 景気判断を据え置き
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141125/k10013459361000.html
ゆ、ゆ、「緩やかな回復基調が続いている」だとΣ(゚д゚;)!?
政府によれば、この間ずっと景気回復は続いていたらしいです。だから緊縮増税ネオリベグローバル路線は間違っていなかった、よってこの道しかない・・・って論理なんでしょうかね。
あーそう言えば、自民党の公認候補(予定)も発表されましたが、増税派筆頭の野田毅氏も結局外れてないですね。どっかの安倍信者が「今度の選挙は自民党の増税派をパージするためにやるのだ、さすが安倍さん!!」とか言ってるのを見かけた記憶がありますが・・・。
お前ら頭大丈夫か???
それでは、先日のエントリーの続きです(^ε^)♪
投票先がない!!って方へ
http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11953505870.html
後悔しない投票行動を
http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11956301554.html
まだまだ選挙戦は始まってすらいないのですが、自民党が圧勝するのはほぼ確実な情勢です。(とアンダードッグ効果を狙ってみたり(‐^皿^‐))
というわけで負けると分かっている場合の戦い方について考えてみました。と言いましても勝負ごとに絶対はあり得ないので、勝つ確率もゼロではないと仮定します。
しかし、一口で負けると分かっていると言っても色々なケースがあります。
・負けても勝っても同じケース
ゲームでRPGをやってたりすると、たまにイベントバトルといって負けてもゲームオーバーにならない戦闘が発生します。たいていこういう場面では敵キャラがめちゃくちゃ強く設定してあって、普通のプレイでは間違いなく勝てません。(やり込み要素として勝つことが可能な場合もありますが、なんだかんだでその後のストーリーに変化はなかったりします。)
さて、こういうケースであれば負けても被害はゼロですし、アイテムやら総動員して勝とうとしても無駄に終わってしまいますので、さっさと負けるあるいはわざと負けるのが利口でしょうね。今後のためにアイテムとかも温存しておきたいですし。
・負けないに越したことはないが次があるケース
たとえばJリーグかなんかで、後半残り5分だけど0-4で負けているというようなケースはどうでしょう。もちろん、それが最終戦ならば死に物狂いで逆転を狙いに行きたいところですが、リーグ戦も中盤とかで、その試合の勝敗がその後の展開を劇的に左右するというわけではない場合は、勝利にこだわるよりも今後につながるような戦い方を求められることもあります。
主力選手を温存したり、新たな戦法を試してみたり、相手の弱点を研究してみたりなどなど、次の戦いで勝利する為に残りの試合時間を活用するのです。もうダメだと途中で試合を諦めて無為に残り時間を過ごすと一定の成果が得られないどころか、次の試合まで士気の低下を引きずり続けかねません。
・負けたら終わりというケース
高校野球の県予選1回戦で弱小野球部と甲子園常連校が対戦するようなケースはどうでしょう?特に高校三年生にとっては最後の戦いです。勝つ確率はゼロではありませんが、ほぼゼロと言っても過言ではない状況です。
最初から諦める人もいるでしょうし、試合の途中で諦めてしまう人もいるでしょう。が、最後の大会で野球に青春をかけてきた部員は必死で練習して、必死で作戦を練って、必死で相手を研究し、必死でプレイするでしょう。
というわけで、大きく分けるとこんな感じになります
①勝つ可能性にかけて勝ちにこだわる
②次につながる負け方を模索する
③諦める
負けたときの影響が大きければ大きい程①を、影響が小さい程③を選ぶ傾向にあると言えそうです。
まぁ、勝ちにこだわってしまった結果、次につながらなくなるというケースもあるでしょうし、勝ちにこだわること自体が次につながるということもあるので、次があるというケースで勝ちにこだわるべきかどうかは議論の分かれるところではありますが。
では、さらに問題を掘り下げてみましょう。
緊縮増税ネオリベグローバル路線が日本を覆い尽くそうとしています。とてもじゃないですが、現状これに打ち勝つことはほぼ不可能です。この状況で日本人がとれる選択肢はやはり3つです。
①それでも可能性にかけて勝負に挑む
②力を蓄えたのちに反撃する
③緊縮増税ネオリベグローバル路線を受け入れる
②を選ぶ場合は①を包含しておりますので、3つの選択肢は①、①+②、③の3つということになります。
・①の場合
RPGでたとえるとLv1で仲間がいない状態で魔王を倒せるかという話です(倒す人は倒すのでしょうが…)。でも、魔王を倒そうと思うのならばLvを上げたり、仲間を増やさないといけません。しかし、その間街の人々は放置でしょうか?一刻も早く魔王を倒さなければ守るべき街そのものが消滅してしまいかねません。ここにジレンマが発生します。
緊縮増税ネオリベグローバル路線についても同様で、これを早く倒さないと二度と取り返しのつかない事態に陥ってしまうかもしれません。
・①+②の場合
しかし、魔王を倒すにはLv上げや仲間集めが必要なので、この道は避けては通れません。問題はLv上げや仲間集めの最中の被害をどれだけ軽減できるかというところです。Lv上げには当然一定の時間を要しますし、仲間を集めるのにも特定のイベントを経る必要があったりします。
緊縮増税ネオリベグローバル路線に直して考えると、この路線の害を周知させるのにも一定の時間がかかりますし、おそらく首都直下地震や世界金融危機、第三次世界大戦、増税大不況などのビッグなイベントが発生しないとなかなか日本人の意識が変わらないというのが現実ではないでしょうか。
そのための時間稼ぎが「ねじれ狙い」というわけですね。RPG風に言えば魔王軍の反乱分子を煽って魔王と戦わせる的な感じでしょうか。まぁ、うまくはいかないでしょうが。
それでもLv上げや仲間集めは必須作業です。今後発生するであろうビッグイベント時が反転攻勢のチャンスですが、この時に魔王と戦える力がなければチャンスを生かすことはできません。もちろん、反転攻勢の機会を得る前に街がすべて破壊されてしまっては元も子もないので、時間稼ぎとLv上げ・仲間集めを同時並行で進めていくしかないでしょうね。
・③の場合
この選択肢はどうでしょう?
魔王には勝てないので、魔王軍に参加して魔王軍として生きていこうというわけですね。あるいは諦めて死を選ぶとか。では、魔王軍として幸せに生きていくということに問題はないのでしょうか?
魔王の目的が世界征服だった場合、魔王軍に入ってその後の人生を楽しむことも不可能ではないかもしれません。(多くの場合は精神的に異常をきたしてしまいそうですが・・・)
逆に魔王の目的が世界の破壊だった場合、すべてを破壊し尽くして破壊するものがなくなった時、魔王軍は存在することができなくなってしまいます。つまり、自らを破壊するしかなくなるというわけですね。
緊縮増税ネオリベグローバル路線も同様で、この思想は弱者からの搾取を前提にしていますので、搾り取るものがなくなったら、その世界の支配者も生きてはいけなくなってしまうのです。
結局③の選択肢は自らの首を絞める結果となる可能性が高いのかもしれません。
というわけで、今回のまとめ
・負けると分かっていても諦めるのはよくない
・でも、勝つためにはそれなりの準備が必要
・でも、準備にはそれなりの時間が必要
・でも、取り返しのつかない事態は避けなければならない
では、取り返しのつかない事態も避けられない時は・・・?
もはや犠牲が必要なのかもしれないですね。取り返しのつかない事態となって初めて緊縮増税ネオリベグローバル路線の間違いに気づくということもあり得るでしょう。そうでなくても緊縮増税ネオリベグローバル路線は自己崩壊を運命づけられておりますので、子子孫孫にこの間違った思想を伝えていくことができれば、たとえ日本が滅びたとしても、人類は生き残ることができるかもしれません。
未来の人類のためにも戦う意思は失いたくないものです。
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