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 昨日、安倍総理が会見にて衆議院の解散を表明されました。


安倍首相:「過半数得られなければ退陣」 会見要旨

http://mainichi.jp/feature/news/20141118mog00m010015000c.html


 要点は以下の通りです。


・11月21日に衆議院を解散

・10%への消費税増税は18か月延期

・ただし、次回は延期しない(景気条項削除)

・アベノミクス効果を確実なものにするために増税を延期する

・増税を延期するという重大な決定には国民に信を問う必要がある

・勝敗ラインは自公の過半数(達成できたら信を得たとみなす)

・勝ったら成長戦略(という名の売国政策)をガンガンスピードアップさせます


 しかも、消費税8%で想像を絶するほどの不況に陥っており、今後さらに景気が悪化することが予想されるにもかかわらず、まともな景気対策(財政出動)を示唆する発言は皆無・・・。


 つまり、自公の過半数で消費税10%確定&売国路線強化というわけで、事実上の日本国民への死刑宣告となったわけですね。


  それでも、「2年後に増税については改めて国民に信を問うて廃止にすればいい。今回の解散は財務省をだますためにやったのだ。」なんて言っている人もいたりしますが、もし安倍総理があなたに「死にそうになったりしたら助けてやるから首を吊れ」と言ったらあなたは首を吊りますか?(それでも信者の方は言われた通りにしそうですが・・・それどころか「死にそうになったりしたら助けてやる」とすら言われてないのに「きっと死にそうになったら助けてくれるから」と思い込んで首を吊ったりしそうなところが怖いですね・・・。)


 さて増税ネオリベ売国路線の自民党に対し、反日無能壊国路線の野党・・・。いやぁ、まともな政党が一つもなというのが日本の悲劇ですね。


 民主党政権の悪夢の3年間を思えば、やはりここは自民党政権の方がマシかと思う方もいるでしょうが、民主党も自民党もダメだ、共産党とかも論外だって方も結構いることでしょう。


 しかも意味の分からない理由での解散総選挙。


 これではどこに投票すればいいか分からない。どこに投票してもダメだって思う人がたくさんいても不思議ではありません。


 というわけで、「投票に行かない」あるいは「白票を投じる」という方も結構いるのかもしれませんが・・・


 それはダメです!!


 白票を投じることで「どの政党もダメだ」という意思を表明するなーんて考え方もあるのかもしれませんが、白票が何票だったのかなんて、結局のところ誰も気にしません。


 白票(無投票)=勝者への信任なのです。


 仮に白票を投じたけど自民党が勝ったとしましょう。それは小選挙区においては自民党の候補へ投票したことと同じことを意味します。(比例代表についてはその限りではありませんが)


 では、選択肢の中から相対的にまともな候補あるいはまともな政党を選択すべという考えはどうでしょうか?


 なんとなく一理ありそうな気もします。


 が、どの候補・政党もまともでない場合もそうでしょうか?まともでない中でもマシなものを選ぶべきでしょうか?


 というわけで一つ例え話をしてみましょう。


 とある国に10人の有権者がいて、「国民をコンクリ詰めにして海へ沈める法」を提案する国王候補Aと「国民を火あぶりにする法」を提案する国王候補Bがいたとします。


 どちらもまともじゃないですねぇ。私ならはっきり言ってどちらもです。


 どこもまともじゃないけど自民党(あるいは野党)が比較的マシというのと、どっちもまともじゃないけどコンクリ詰め(あるいは火あぶり)が比較的マシというのは同じ思考なのです。これではどっちに転んでも死が待っています。


 つまり、どこもまともじゃないという状況では相対的にマシなものを選ぶという考え方は間違っているのかもしれませんね。


 それでは、コンクリ詰めや火あぶりを回避するにはどうすればよいか?(もちろんまともな国王候補Cがいればよいのですが、現状ではいないとします。)


 10名の有権者が1票ずつ投票して結果が5対5になったらどうでしょうか?


 これではコンクリ詰め法も火あぶり法も過半数を得ることができず、成立不可能です。


 どこも嫌だと言う人はこれを狙ってみてはいかがでしょうか?


 いやぁ、当ブログではバランスの大切さ葛藤を平衡させることの大切さを訴えてきましたが、どちらかに偏ると破滅が待っているというスリリングな状況ですねぇ。


 現時点で安倍政権の内閣支持率も自民党の政党支持率も圧倒的な高さを誇っています。ちなみに2012年の総選挙時より自民党支持率は高くなっているようです(JNN:21.4%→33.0%)。(今世論調査をやり直せばいくらか下がってるかもですが)


 というわけで、今の情勢だと自民党が大勝して現在の議席数が多く変わることはなさそうに思います。


 そこで、今回の選挙はマシな議員・政党を選ぶということは一切考えず自民党の議席をできるだけ減らすことのみに集中して考えてみましょう。(なんせ過半数を許した時点で日本終了ですからね。)


 参考になるのが憂国の一国民さんのブログのこの記事です。


安倍批判の為の共産党への投票は、大量の死票にしかなりません。民主の一択です。

http://ameblo.jp/datoushinzoabe/entry-11917608756.html


 先ほども言いましたが、この選挙はマシな議員・政党を選ぶ選挙ではありません。自民党の議席数を減らすための選挙です。たとえ共産党etc.が相対的にマシであったとしても勝つ見込みがないのなら入れるべきではありません。


 政党支持率を見てもやはり二番手は民主党(それでも一位の自民党とは圧倒的な差がありますが)なので、小選挙区では民主党候補(いない場合は二番手になりそうな候補)へ投票すべきでしょう。選挙区ごとに事情は違うかもしれませんので、選挙が始まりましたら各自で調査して現与党候補以外で最も勝つ見込みのある候補者を見繕ってください。


 ちなみに比例代表については死票にはあまりなりにくいので、自民党以外で相対的にマシだと思う政党に投票してもよいだろうと個人的には思います。


 キサマ、民主党への投票を煽って、もし政権交代が起こってしまったらどうすんだ?ってお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、仮にそうなってもねじれるだけです。衆参ともに自民党が多数を占める状況よりはまだ幾分かマシでしょう(むしろねじれが最善かも)。どちらか一方に偏らないようにすることが生き延びるための道です。 (と言っても十中八九、自民党の圧勝でしょうが・・・。)


 いやいや、相対的には自民党がマシだし、政権担当能力は自民党にしかないのだから、ここは自民党を支持して、陳情などして政策を修正させていくというのが現実的じゃないかという意見もあるでしょう。


 が、そんなのは選挙が終わった後に考えればよいことです。(どうせ、自民党が勝つんですし・・・。)


 そもそも個人の陳情など選挙という国民全体の民意の前には無力ですからね。


 というわけで、コンクリ詰めも火あぶりも嫌だという人への一提案でございました。(コンクリ詰めがいいor火あぶりがいいという方はご自由にどうぞ。)


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