ナチョ・リブレ 覆面の神様ーNACHO LIBRE

ナチョ

 監督:ジャレッド・ヘス
 主要キャスト:ジャック・ブラック、エクトル・ヒメネス、アナ・デ・ラ・レゲラ
 製作年度: 2006年
 製作国・地域:アメリカ
 上映時間: 92分
 ジャンル:コメディー

久々のジャック・ブラックの映画。この映画を見たらちょっとだけ部屋を中南米系にしたくなった。たまにこういう国の人達が路上で歌ってるよね?この間フリマでポンチョを買ったから着たからルチャ・リブレになりきるかね・・・。

赤土で世界を埋め尽くされている場所、中南米のとある田舎町に小さい教会があった。そこで教会で料理をするシェフとしてイグナシオは働いていた。彼の親はこの教会の宣教師だったが、彼が小さい時になくなってしまって、イグナシオは行くところがなく、渋々この教会で働きながら暮らしていた。

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そして、この教会にはイグナシオと同じ孤児が沢山いて彼は彼等の面倒も一緒にみていた。彼は料理を作るがいつも同じ食材で同じ料理ばかり作っていて、子供達にはバカにされていた。もちろんイグナシオも同じ料理を作りたいわけではなかった。教会支援金が少なく、新鮮な野菜はもちろん栄養になる食材でさえ買えないのだ。

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そこで、イグナシオは彼等のために一稼ぎしようと幼い頃から大好きだったプロレスラーになって「ルチャ・リブレ(プロレス)」の舞台で一旗揚げようと企んでいた。だが、もちろん子供の教育には良くないとプロレスは禁止されていたので、イグナシオはオリジナルの覆面とプロレスパンツを作り、謎の仮面レスラーナチョリブレとしてリングへ立った・・・。

ナチョ

アメリカ人の彼がメキシカンの役はかなり良かった。彼らしさもちゃんと表現されてたし彼らしい映画だった。幼い頃から自分がしたい事をする事が出来ないが、大人になってもまだそのやりたい事をしたいという感情があるってことは本当に素晴らしいと感じた。

実際に幼い頃に作文でもなんでも将来の夢を書かされて、その通りに進んでる人は世の中どのくらいいるのだろうか??もちろん色んな出会いや色んな事柄があってその事が出来ないという人もいるかもしれが、きっと今でもその仕事やその事をやり遂げたいと思っている人は少ないと思う。

ルールを破ってもその先に自分の喜びや他人の喜びが隠れているならするべきだ。そんな事を改めて考えさせられた映画だった。この映画から受けたメッセージは、自分の夢ややりたいことを最後まで諦めず、思い続けたらいつか出来るのかも・・・ってことかな?

また、ロケーションがステキだった。ここまで赤土で埋め尽くされてる土地にあえて行こうとは思わないけど、こうして映画でその土地に行った気分になる。そういう面でも映画って素晴らしいと思うし、また新たな発見がある。この映画で出てきた南米系の雑貨や家具、洋服などもあたしにはとても魅力的に見えた。
本当にちょっと集めてみようと思っちゃった。うふふふふふ。

最後に面白いからコメディー部分をほんの少し・・・(爆笑)

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これは何となくトマトジュースが似合う映画だった・・・。だけどあたしはトマト自体が苦手だからムリ!
やっぱりこれはメキシカンビールのコロナをグイグイのんでアクティブに見て欲しい作品かな!?

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