自分の怒りを見つめる③ | ★頑固で石頭*Black無糖のカレ vs そんなカレに恋したワタシ★

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あづきの日常★★独り言★★恋愛★★南米Blackアールとの恋の軌跡を主に綴ります。


 

 

さて、怒りを書き出してみたものの、

どうしていいか、サッパリわからなくなった。

 

自分の子ども時代の傷は

振り返って、しっかり見つめてみたら

案外、あっさりと昇華に向かいそうだった。



怒っていい。

許せないって思っていいって言われて


一度きちんと思い出して、腹を立て、

改めて見つめてみたら

その後は、なんかもう、どうでも良くなっていた。



でも、次姉のことは、そうはならなかった。


自分が傷ついたのではなく

次姉が傷ついたときに、自分がそこにいたこと。


何も出来なかったことへの罪悪感。


なぜ子どもだった私が、罪悪感を持たなくてはならなかったのだろう、という問い。


最も罪悪感を持つべき母とAが、それをなかったことのようにして振る舞っているのに。



私と次姉も、何事もなかったように振る舞うしかなかったこと。

(長姉は高校を卒業して実家を離れていて、父はその頃にようやく家を出た)


今の自分なら、きっとあんな対応はしない。

もっと次姉を救える行動ができたかも知れないし、絶対に母とAをぶっ飛ばす。



けど、私は15才で

泣いてる次姉をただ慰めるだけで

母ともAとも対決せず

へらへらと日常的を笑って過ごしていた。



誰かに「怒ってもいいんだよ」と

許可されようが、されまいが

 

本当に、「許せない」としか思えない。



とっくに終わったことなのに。

 

許せないという気持ちは

母が次姉にしたことを思い出すたびに、沸き起こる。


いつ思い出しても、何回思い出しても

同じ温度で怒りが沸騰する。

 

 


そんな時に

タロットリーディングをしていただいた。



レイコさんは私に言った。



あづきちゃんは

今の自分は好きですか?


過去の傷も、傷みも、苦しみも

今のあづきちゃんを作っているよ。

 

 


この瞬間に、肩の力が抜けた。



次姉は

離婚後、すぐに彼氏ができて、数人変わったけど

一度も家に持ち込んでいない。

 

息子が1才になる前にシングルマザーになったが、自分の彼氏を一度も息子に会わせていない。

自分の恋愛を、家庭に、子育てに、絶対に持ち込まないと決めているから。

 

 

私は

元夫との関係が壊れても、なかなか離婚に踏み切れなかったが、

どんなに夫婦関係が壊れても、子どもの目の前で絶対に喧嘩しないと決めていた。

ようやく離婚した後は、7年ものあいだ、彼氏さえ作らなかった。

 

 

次姉と私の生き方には

まぎれもなく、母の娘として、母を見ながら育った影響が色濃く出ている。

(ちなみに、長姉は、母とそっくりな道を辿っていて…

 夫はいるけども婚外彼氏を作って、自分の娘と彼氏と3人ででかけたりしている。

 相手の奥さんにそれがばれて家に怒鳴り込まれたけど

 怒鳴り返して逆に脅して追い返すなど…

 派手にやらかしている)

 

 

離婚後の19年、彼氏の存在を息子に一度も知らせていない次姉。

離婚後の7年、一度も彼氏を作らず、彼氏ができても、子ども達に会わせていない私。

 

 

それがいいのか悪いのかは、全然わからないのだけど

 

いいも悪いもなく

それが、「私」なのだな、と思う。

 

 

 

今、私が

今の私のことを大好きなのだから


それでいいんだ。

 


怒りの源をすべて書き出して

見つめてみた。

 


結局、傷も怒りも、それだけで消えることはなかったけれど

 

 

そういう過去、傷や怒りを含めて、それが私

 

今の自分が最高に好き

 

そう確認することで



何かが溶けた。


 


小さな小さな変化だけど

確かにそれを感じて


じわっと滲む涙の温度が少しだけ、あたたかいものに変わった気がして

 


「癒し」って、なんなのか


よくわからないけど


 

こういう風に、緩やかに、

溶けていくようなものなのかも知れない

 


素直に、そう思った。