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日本国内の城郭を回遊してます

岡山城レポが終わり一区切りついたので、ちょいと閑話を。






H24.8.4(土)に岐阜城下の長良川の花火大会に行ってきました~!




(今頃!?という突っ込みはナシの方向でお願いします顔




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去年は東日本大震災のこともあって、中止でしたので2年ぶりの花火大会です。



長良川河畔での花火大会は、7月の最終土曜日と8月の最初の土曜日の2週連続行われ、



打ち上げ数は3万発と、このあたりでは一番大きな花火大会だと思います。






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花火ってうまくとれないんですよねー。


連写で撮ったので、スライドショーのようにして見ると楽しいですワラッ



一度でいいから長岡の花火大会に行きたいな~。


あと三尺玉が3発もあがるという蒲郡の花火大会とか。





写真はすっかり諦めて、純粋に花火を楽しんだのはよかったのですが、


帰りが大変だのなんのって!ガーン・・




シャトルバスが会場から3kmくらい離れた岐阜市役所からしか出てなくて、


でもそこから駅までは1.5kmだったから結局4.5kmほど歩いたさ。



4.5kmくらい城攻め中ならサクサクと歩くんだけど、


人がゴミのようだ byムスカムスカ」状態なので、


歩くペースが遅いわ、浴衣に裸足に下駄だわで、さすがに堪えたわ~〓■●ポテッ



結局、駅まで1.5時間ほどかかり、帰宅したのは日付が変わった後でしたー疲れた棒人間






余談;



ちょうどその日の午前中、タレントの照英が岐阜城下を散策する旅番組がやってて


「『岐阜と言えば信長』といってたけど、道三さんかわいそううーん…


って話を岐阜県民にしたら「え?どう・・・さん?誰それ」




  ・・・・・え?


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斎藤道三って教科書に出てこなかったっけ?Meあせる



道三さんと言えば、金華山登城中に「マムシ注意」の看板見て



「斎藤道三に注意せよ~」と言って楽しむものデショ?(←


(斎藤道三の渾名=美濃のマムシ)






H24.4.21(土)の岡山レポ、まだ1城目も落城できてないよーkai遊録


(前回はコチラ





中国地方の初の100名城スタンプGET~スタンプ





さらさんと私はこの本についてるスタンプ帳でしたが、


日本100名城公式ガイドブック―日本の文化遺産「城」を見に行こう (歴史群像シリーズ)/学習研究社

¥1,575

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ゆうりさんはスタンプ帳と本が合体した新作のこっち。

日本100名城に行こう 公式スタンプ帳つき/学研パブリッシング
¥600
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そしたら受付の方が事務所の奥から「ちょっと見せてください!!」と出ていらっしゃいました!?



なんでも、城内で取り扱いたいんだけど、


学研さんに問い合わせたら「岡山ではセブンイレブンにしか卸してない」といわれたそうです。


人気で在庫がないとかなんとか?(良く覚えてないです・・・)



私、地元のスーパーの本屋で見かけたけどなぁ?


(現在は城内で扱っているかもしれません(^^))




エレベーターでパパっと最上階へ~。




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後楽園方面を見る                  旭川と鶴見橋




旭川は岡山城の堀にするために流れを変えたそうですよー。



どれだけの土木工事するんでしょうねaya






特別展「城の攻めと守り」をやってて「いい時に来た(^^人)」


って思ったけど、具体的に何が展示して合ったか覚えてなかったり・・・




関ヶ原の戦いの絵図をみんなで取り囲んで「この城、何城だろ?」とか「犬山城どこ?」と


ここだけで数分過ごしてたのは覚えてるけどハウ~sei






そしたらそれまで姿の見えなかったロームさんが下の階から現れて、


「5分したら降りて来てください」


と、意味深なことばを残し、また下の階へ。



「え?なんで、なんで?」って残されたメンバー疑問に思ったけど、


ちゃんと5分くらい待ってたよ砂時計





あれま!顔


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ローム殿とさら姫ですよー。           こちらはゆうり姫です。



羽織るだけで、パパッと着替えられるようですよ。






この日の岡山城攻めはここまでなんですが、翌日、主宰の幸村!さんとあむさんと別れた後、


「まだ明るいのにもったいない」と急遽、市内を散策トコトコ





西手櫓を見たかったんだけど、案内所で聞いたら「小学校内なので見れないんです」ってことでした。


(帰宅後調べたらその小学校、11年も前の2001年に廃校してたのよ)




とある喫茶店の横からのぞき見てるとコソコソ・・(←1人だったら職質ものの怪しさ)


お店の方が「どうぞ、奥まで入ってご覧ください」と声を掛けてくださいました!やったぁ!



「ここ入ってよかったんだ!」とnikkoさん。



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西手櫓                        



漆喰が剥がれてるおかげで中身が丸見えなんですが、これ“築地塀”ですよね?



土塀って竹や藁で基礎を作るものばかりだと思ってたので、貴重なものを見れました!

このあたりは最外郭じゃないですが、大砲対策でしょうか?考える


かなり高いとこまで、塀があるしねー。



後日この櫓が現存する数少ない重箱櫓”だと知り、



「見たかったなぁ。廃校する前なら見られたんかなぁ?泣く」とツイッターで呟いたら



下記の情報を頂きましたaya{情報有難うございます!



岡山城西手櫓は、旧内山下小学校の東側の門の左脇についてる小さな門から入って


自由に外観見学が可能です。



門の様子はグーグルマップのストリートビューでも確認 できますよ。


でもあの櫓は外側から見たほうが格好いいんですけどね」


(城めグマ(u1) (@u1motooka)さんのツイート転載)



城めグマさんは「城めぐ.com 」を運営している方でした顔文字



そんな有名城サイトの管理人さんからリプを頂いていたとは、光栄です!







ちなみに“重箱櫓とは1層目と2層目の大きさが同じです。



普通、櫓や城は上階ほど小さくなるものですよね。


だからちょいと不恰好かも(笑)




去年行った高崎城(群馬県)の櫓も重箱櫓なんですが、


当時はそんなこと知らず、時間が余ったら行こう程度に構えていたら、


地図を忘れ(当時はスマホじゃなかった)たどり着けなかったという痛恨のミスをしましたaya



ほかには臼杵城(大分県)にあるようです。





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石山門跡



【石山門跡 案内板要約】


・廃城となった富山城(とみやま城)の大手門を移築したもの


・西の丸の石垣と南側の方形の石垣の上に渡り櫓を構えた櫓門


・岡山城廃城後も残り、天守とともに国宝に指定されていたが、


 1945年6月29日の岡山大空襲により焼失。


石垣が赤茶色なのは空襲によって焼けたため




石山門は焼失したけど、西手櫓は残ったのは、まさに奇跡ですね星に願いを


全体が見られれば言うことなしなのですが・・・モヤモヤ





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【説明要約】


宇喜多秀家が築いた石垣の隅角を小早川秀秋が石垣を継ぎ足して直線部に改修した


宇喜多氏は安定性の高い大形の石材をきちっと積んでいる(左側)のに対し、


 小早川氏は丸みの強い石材を粗雑に積んでいる。





右のほうが丸みを帯びてて雑に積んでるってことだけど、


写真が悪いせいもあって、イマイチよくわかりませんね。



みんなで「え?どーゆーこと?aya」って暫し案内板の前で悩みこんじゃったよ。



宇喜多氏がちゃんと積んでるのに、


後に入城した小早川氏が雑ってトコが混乱を生んだタネなんだけどね顔




私はそれより、このポコンとした石垣のほうが気になりました。

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ホテルは主宰の幸村!さんが手配してくださったのですが、


なんとキャッスルビューの部屋を予約してくださいましたおおおお!


(電話で申し込めばそういう注文もできるのかな?)



至れり尽くせりだったのですが、我がコンデジさんじゃこの始末・・・・凹む



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夜に突入してますが、


ツアーのコースは岡山城のあとは鬼ヶ島・・・じゃなくて“鬼ノ城”に行きました。



次回はそのレポを書きますバイバイ




鬼ノ城レポはコチラ





蓬左文庫の資料って複写(コピー)できるのもあるんですって!顔文字



桶狭間合戦之図とか長久手合戦之図が複写OKで、ちょいと興奮しました。



桶狭間の戦いは1種類しかない貴重なもの!


長久手の戦いは何枚も絵図があるから、目移りしちゃうな~るん♪



と、すっかり古絵図に興味津々になってるkaiです。




7/25~9/2(日)は「関ヶ原合戦図屏風」 「長篠合戦図屏風」



9/4(火)~9/30(日)は「長久手合戦図屏風」の展示をするそうで、



「一度で全部見られないかいな・・・」と思ったけど行く気満々です顔



駐車料金無料だと知ったしね!(詳細はコチラ→名古屋市蓬左文庫




まだまだ猛暑真っ只中晴れ


城好きには読書の秋じゃなくて座学の夏ですね!



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ではでは岡山レポ行きまーす!kai遊録



(先回はコチラ

kai遊録 現地案内板(ここまでのルート)




不明門前にやってきました~!



・・・がそのまえに、その南にある鉄門跡へ。



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鉄門跡                        門跡から見る石垣



【鉄門跡 説明版要約】


・下の段の南側から表書院へ通じる櫓門


・木部の全体を鉄板で覆ったいかめしい門があった




本丸の石垣、あれ孕んでますよね?


それも、そろそろ臨月な予感~ガクブル



急ぎ帝王切開してくださーい!



最近、あちこちで石垣崩壊してるから、至急お願いします祈





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不明門(復元)



名前のとおり、往時は開けない門だったのですが、


現在はご覧のとおり絶賛オープンしてますよー!開場{welcome!




何故、全体写真がないか。


そりゃあ「復元だから別にいいか~」と思ったからですよー。よー知らん顔




・・・・ウソです。



鉄門に抜け駆けしてて、置いてかれそうになったからですよーあたふた{待って~



ちなみに先回紹介した月見櫓も、見終わって振り返ったら、皆さんがいなくて焦りましたふりむきひよこ{あれ?


(その頃皆さんは地下に埋もれた石垣を見てた)




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六十一雁木上門(たぶん再建)          同 (外から見る)



こちらが現在の不明門ですうしし


『“雁木”って壁に沿った横長の石段』だと思ってたんだけど、


この裏にあるの、フツーの石段だねーぽけ~


数えなかったけど、これが61段あるんだねー。









ではいよいよ天守のお目見え~!



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岡山城天守(外観復元天守)




復元とはいえ、漆黒の天守は威圧感あってかっこいいですね~すきすき!


(私はどっちかというと漆喰の白い天守より下見張りの黒い天守が好きです)



石垣の一部を壊して入口をつくった“やっちまった復元天守”だけどね・・・(=´;ω;`=)ニャン・・



岡山城、別名を烏城(う城)




松本城も烏城って書くけど読み方が「からす城」なんです・・・・・。{ややこしー!



「う」と読むことにこだわるなら「鵜」じゃだめかな?






ご覧のとおり黒地に金箔の瓦当が映える天守ですが、


よーくみると、金なのは3層目から上だけなんですaya



何の本か忘れましたが「資金が足りなくなったから省略した」と書いてありました。







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ちなみに天守の階数の数え方についてですが、



外からみた屋根の数が“重”(城郭研究者によっては“層”)で



建築物内部の床数が“階”で、



岡山城は4重6階の天守です。



(私は三浦昌幸先生の本を愛読してますので、○重○階と表記します)










kai遊録 岡山城天守(鶴見橋から)



1重目が五角形で四角形じゃない天守は安土城以外にはないそうです。



マネしたという説もあるそうですが、


安土城は八角形なので多角形といってもだいぶ違いますよねぇー。




お城仲間さんが懸魚(という言葉)萌えっていうから、つい目がいっちゃったよテヘッ


そしたら岡山城天守の築城者は欲張りなのか、めぼしい懸魚を制覇してるじゃーんおおーっ!!



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もうひとつ“猪の眼懸魚”っていうのもあるけど、



これは鎌倉以前のものだから神社仏閣にしか見られないと思います。


実際に見たことないですが、ハート型に切り抜かれた懸魚なんですよワラッ



中世の日本にはハートがなかったにしても、もうちょい良い例えなかったんかい?汗




ではでは今回はこの辺で~バイバイ



次回は 岡山城④はコチラ