ミイラの料理 〔エドガー・ケイシー〕 | 瑞霊に倣いて

瑞霊に倣いて

  
  『霊界物語』が一組あれば、これを 種 にしてミロクの世は実現できる。 
                            (出口王仁三郎)  

・霊性を高める『ミイラの料理』

 

 “『ミイラの料理』という調理法の由来をご存じない方のために一言説明すると、――かつてエドガー・ケイシーはエジプトの古代の記録類に関した夢を見たことがあり(一九三七年十二月二日)、その夢の中で一体のミイラが生きかえり問題の記録類の解読を手伝ったというのである。そしてそのミイラ(女性)は自分が必要とする食物を調理させるためあれこれ指図したというわけである。(二九四-一八九の補足資料を参照。)かくて『ミイラの料理』という名前が生まれた次第。

 何人かの特定の人間に与えられた他のいくつかのリーディングでもこれと同じ組み合わせの食事が勧められている。次にその一例を御紹介しよう。

 

 そしてとりわけこの者の身体には、ナツメヤシとイチジクを混ぜたものに少量のトウモロコシ粉を加え――ごく少量を振りかけ――て火を通したものを牛乳と一緒に取るなら、この者にとってほとんど霊的とも言える食物となるに違いない。(二七五-四六)

 

 更に詳しく指図している例も引用しておこう。

 

 ……黒イチジクかアッシリアイチジクとアッシリアナツメヤシ同量を――一緒に料理用カッターでみじん切りにするか包丁で刻んだもの1パイントに軽く一握りのトウモロコシ粉か押し割った小麦粉を加えて火を通すがよい。(二七四-四六)

 むろん『軽く一握り』という量は幾分あいまいであるし、水の量も触れられていない。以下に掲げた調理法はテストして見て満足のゆくことが分かったものである。

 

 ミイラの料理――

 材料(2~4人前) 種を取って刻んだナツメヤシ・刻んだ干し黒イチジク各1/2カップ 水1~1.5カップ トウモロコシ丸型大さじ1

 弱火にかけ、たびたびかき混ぜながら10分かそれ以上加熱する。牛乳かクリームを添えて出す。”

 

(A・リード他共著 / ヒュー・リン・ケイシー編「エドガー・ケイシーの健康食」(たま出版)より)

 

*最近は田舎のスーパーでも乾燥ナツメヤシ(ドライ・デーツ)が販売されているのを見かけるようになりましたので、試しに一度作ってみるのも面白いかもしれません。日本では、ナツメヤシの代わりに、干し柿でも代用できると思います。

 

*あと似たようなもので、トルコ料理のデザートに「アシュレ(ノアの箱舟プティング)」というのがあります。各種のドライフルーツ、ナッツ類、豆類などを混ぜ合わせて煮込んだものなのですが、「創世記」に登場するノアが、大洪水が引いてアララト山に箱船が漂着して、地上に降りて箱船の中にあった食材を使って最初に作った料理とされています。

 

 

 

 

 

 

 

 


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