瑞霊に倣いて

瑞霊に倣いて

  
  『霊界物語』が一組あれば、これを 種 にしてミロクの世は実現できる。 
                            (出口王仁三郎)  

奥三河特産天然シキミ線香

 “薬草が霊的なものにかなり作用することに気づいた頃、良いものが手に入りました。これは線香ですが、シキミだけで作られた線香です。本にも書かれているように、佐藤愛子先生の周りにいろいろ怪奇現象が起こり、美輪明宏さんが霊視して解決してゆきますが、佐藤先生も霊媒体質です。ラップがやたらと鳴るのです。作家というのは人殺しだとか、ドロドロした人間の業を書いてそういう心境になっているものだから、低級霊が寄ってくるのだそうです。私は線香がそういうものを浄めることを知っていたので、いろいろな線香を使ってもらいましたが、今一つだめです。そうしたら、名古屋から車で三時間くらい、車でしか行けない愛知県奥三河の奥三村で、お婆さんが代々伝承された、悪霊退治の線香を作っているのです(「奥三村特産、天然シキミ線香」)。

 なぜこれが手に入ったか、これも背後です。一人で作っているので、あまり買うと無くなってしまいます。解説書によると、清川八郎兵衛という人がシキミの線香を作り出しました。シキミは人間には無害ですが、餓鬼には猛毒を発揮するということです。これ一箱あれば、三か月くらいもちます。それで、三、四百円、安いです。それを私は手に入れて使ったら、パタッとラップが止まるのです

 漢方医学には気剤といって、気の流れを良くしたり、気のパワーをつけるという考え方が昔からあり、私はそういうものを特に霊障があると思われる人に私は使ってきました。その中で、これは「沈香たかねばへもいらぬ」という有名な沈香で、非常に高価な線香の材料です。これを私は煎じ薬の中に入れます。どうも未浄化霊はこの匂いが嫌なのです。これは香附子でやはり線香の材料ですが、気剤としてよく使います。こういう香りの強いものを、漢方薬の一つとしてよく使うのです。

 これは丁子で、これも非常に強い匂いがします。私の父たちは護摩をたく時に口の中に入れていました。魔除けです。行者さんたちはこれを香合の中に入れておいて、護摩をたく時に口に含みます。私もよく使います。

 これはヴェトナム産のニッキ(桂皮)で、これもよく使います。

 これは紅参で、前述の朝鮮人参の六年根をさらに紅くなるまで天日に干し、糊のようなものが表面に浮いてきたのを粉にしたものです。私はこういうものをその人の体質にあった漢方薬に入れ、パワーをつけます。これらは保険が利きます。

 アフリカとかフィリピンとかブラジルでは心霊治療が盛んですが、呪術医(シャーマン)は必ず薬草を使います。薬草を使わない呪術医はいません。今、分析もどんどんされていますが、目に見えない力があるのではないかと、私は信じております。”

 

(「心霊研究」1991年4月号 鶴田光敏『心霊体験と医学』より)

 

*この「奥三村特産、天然シキミ線香」は現在も販売されていますが、値段は一箱四千円、二箱で七千円になっています。

 

*文中に佐藤愛子先生が云々、とありますが、これは作家の佐藤愛子さんが北海道に建てられた別荘で様々な怪奇現象が起こり、友人だった美輪明宏さんや日本心霊科学協会の霊能者の大西弘泰氏、それからまだ無名時代の江原啓之氏らの活躍でなんとか鎮めることができたとかいう話です。佐藤愛子さんの小説「私の遺言」などで紹介されていますので、お読みになられた方もいらっしゃると思います。私は、小説の中にこの「天然シキミ線香」が出てきた記憶はないのですが、何にせよ鶴田先生によるとこれを焚くと低級霊などは逃げてしまうということなので、金縛りとか何か霊障で悩んでおられる方は試してみられると良いと思います。

 

*出口王仁三郎聖師は、線香を立てるのは艮の金神様が家に入って来られないようにする呪詛の行為だと言われています。とはいえ、お香自体が悪いわけではないので、私は仏前に線香をあげるときは、短く折って香炉の灰の上に横に置くようにしています。もともと浄土真宗では線香を折って横に置くのが正式な作法となっていますし、これは決してマナー違反ではないと思います。

 

 

霊能者姿の美輪明宏

 “信徒達が私を歓迎せんとて、香(にほい)のよい線香をたいて待つて居て呉れる所があるが、私は線香は嫌ひである。線香といふものは実は艮の金神様を呪つて、家に入つて来られないやうにと、立てたものである。普通の香は構はない。”

 

(出口王仁三郎述・加藤明子編「如是我聞 水鏡」天声社より)

 

 

 

 

 

 

 

 

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