怪しい巣蜜売り
今日の夕方、買い物に行った帰りのことです。
路上に奇怪な物体を並べた、農夫のような男が座っていました。
何かと思い、足を止め、件の物体を覗き込んでみれば、、
何かが結晶化したような、、切り株状の物体が切り分けられ、無造作に転がっています。
左側で上を向いた部分がハニカム構造をしてるってことは、、
ハチの巣ですか?これ??
切り株のように固まってるのは蜂蜜、、巣に溜まってるから巣蜜ってヤツでしょうか?
農夫風の男は、蜂蜜だ、、と言うと、包丁で細かく切り分けた塊の試食を促します。
ここで、わたしは瞬時にモロボシダンとなりました。
〝おかしい、、ミツバチの巣ってこんな形をしてただろうか、、
だいたいハニカム状の穴が、ミツバチにしては大きすぎる、、
巣の形からすれば、スズメバチの巣みたいだ、、
肉食のスズメバチが、巣に蜜なんか貯めるのだろうか、、
まてよ、熊のプーさんは土中に頭からもぐり、蜂の巣から蜜を食べていた、、
と、いうことはジガバチの巣だろうか、、〝
以上、モロボシダンモードで考察終わり。
どうでもいいけど、なんでガチガチに固まってるのよ。
どのみち買うつもりなんかないので、写真だけ撮らせてよって言うと、、
さっとポケットから携帯を出し、撮った一枚目がこれ。
男は慌てて立ち上がると、写らぬように脇へ寄りました。
売ってるところを撮りたいから、座っててよ、、
と、言ったのですが男は怯えたように拒みました。
母親節
です。
一昨日、香港から大陸に戻る途中、カーネーションを持って家に帰る小学生たちを見かけました。
なもんですから昨日、酒に酔いながら説教じみたことを言ってしまったんですよね。
誰にって、、
ガキンチョ先生です。
自分のように、、母さんに感謝したくったって、もう出来ない、、白髪が生え始めてから後悔したって遅いんだよ、、
なんて、七人の侍の志村喬みたいなことを言っていたのを覚えています。
例によって、その後の記憶が途絶えてるんですけど。
そしたら今日、昼前に来たじゃないですか、、
先生が、、
花買いに行くんだろ、早く行こう、、とばかりにせかします。
酒が残るアタマに、鞭打つ様に連れ出されました。
さすが母親節です、店頭にそれらしくラップされたものがあるじゃないですか。
カーネーションは康乃馨だそうで、2本買わせました。
歩きながら、これ本物かなぁ、、全然花の匂いがしないよ、、
と、頻繁に匂いを嗅いでました。
つぼみですからね、、
後から行ってみれば、、
花瓶にさした、二本のカーネーションが食卓に置かれています。
茎をすこし切ったほうが、よかったんじゃないのかな?
なにはともあれ、偉大なる全世界のお母さんに感謝をこめて。