第13話 嵐の前の静けさ・・・・
朝夕になると、少し寒く感じる秋のことだった・・・
キキ
「あー、そういえば、夕べ、ちょことボスとサスケ
さん達だけで何やら会議してたね。その事なん?」
ちょこ
「うん。サスケさんがね、来年の春近くから別の
仕事の予定があって、ナイル市に事業を設立す
るなら、今からしかない事を言われてくさ。
10日後から、その準備に取り掛からんといかん。」
キキ
、ピッピ
「えーーーーー!?」
キキ
「じゃ、こっちのASS事業どうするん?」
ちょこ
「同時進行だよ。まぁー、しゃーなぃたぃ。」
ちょこ
「っで、しばらくピッピにナイル市の定食屋の
準備に行ってもらうよ。」
ピッピ
「え?あたし??ですか・・・」
ちょこ
「まだ、こっちでピッピに任せる仕事がなぃから、その間だけ。
そのうち、ナイル市で働くスタッフ探すから、とりあえず一ヶ月
だと思うけど。」
ピッピ
「はぁ。。。そのくらいだったら、かまへんですょ。
今こっちでは、ホンマにうちができる仕事がないから・・・
でも、うち、定食屋って料理できひん・・・」
キキ
「そうやん、この前の『たこ焼き』パーティーじゃ、茹でダコ
使わないで、生ダコで作ったヤツがいたもんな!!」
ピッピ
「(/ω\) ハジカシー だって、どうせ焼くから、同じかと
思ったからやぁ・・でも、食べられたっしょ?」
ちょこ
、キキ
「・・・・。(なんで、強気なんだろう・・・
(;^_^A アセアセ・・・)」
ちょこ
「まぁ、せっかくやけん、サスケさんに料理ば教えてもろうて、
覚えてくりゃいぃ。よか花嫁修業になるやん?」
キキ
「そりゃ、よかやん、行ってきぃー」
ちょこ
「ナイル市の「親友」の裏の事務所には、布団もあるし、シャ
ワーも洗濯機もある。食いもんは、定食屋だからあろうし。
まぁ、とりあえず、一ヶ月やけん、不便は無かろう。
休みも土曜日と日曜日やけん、金曜日の夜でも帰ってくれ
ばいぃ。
そういえば、しかも、そこは夜に宴会場としても営んでた
そうやけん、お酒がたくさん余ってたよ。。。
だけん、サスケさんは、そのお酒を片付けても良いみたい
な事も言ぃよったかな・・・」
『お酒』という響きを聞いて、ピッピの目が変わった。
ピッピ
「ホンマですかぁ♪《《《《♪♪(*´▽`*)ノ゛うふふ~」
ちょこ
「っで、俺とキキは、ピッピが『親友』で手伝っている間、
ナイル市で事業所の申請と利用ネコ確保に走るん
ばぃ。」
キキ
「わかった・・・でも、この季節に利用ネコって集まる
かぃ?(;^_^A アセアセ・・・」
ちょこ
「やったろうじゃん!
やればできんこたぁーなぃ。」
キキは、頭を大きくひねった。
キキ
「そうなん?んー」
ちょこは、キキに何やら書類を手渡した。
ちょこ
「これが、ナイル市で事業所申請する書類ばぃ。
パソコンで打てるようにもなってる。大体のとこは
打ち込んでるから、不足しちょるとこは、打ち込み
よろしくね。」
キキ
「う、うん・・・。」
この時、キキは利用ネコの確保に対して、すごく不安が大きく心に
残って仕方が無かった。
ちょこ
「10日後からナイル市に出発や。忙しくなるばぃ。
だけん、体を休める日は休んどかんとな。
じゃ、もう今日は近くの動物駅まで、お昼しに行こ
う。
ピッピの車椅子介助の練習たぃっ。」
ピッピ
「ワーイ ( ^-^)o 行きましょう!キキさん。。。」
キキ
「え・・・まぢで?(;^_^A アセアセ・・・」
こうして、3匹はこれから始まる過酷な仕事が待っていることを
知ることも無く、目の前の仕事をコツコツと裁きながら、普通の
毎日を過ごしていた・・・
つづく・・・
第12話 TheASSの営業
場所は、アマゾン市のTheASS洞窟事務所。
ちょこは、キキとピッピに話があった。
ちょこ
「ナイル市の事業準備を少しずつ
始めないと行けない・・・
でも、来年の春、4月を目標に
するから、キキとピッピはASS事
業の営業を引き続きやってもらうよ。」
キキ
「来年の春か・・・楽しみだね。
春だったら、3月に動護学校の卒業式がある
から、利用する猫たちも集めやすいかもね。
時給をもらいながら、動物社会へ出る練習が
できるなんて、最高だね。
僕は、猫たちに少しでも多く、動物社会へ出
て欲しいんだ♪
その段階でも難しい猫たちには、ここにある
ASS事業でサポートして、ゆっくりできるこ
とを増やしてあげたい。」
ちょこ
「ちゅーことで、キキ、ピッピ営業に行って
らっしゃい。」
ちょこ
「あ!ピッピはまだこのアマゾン市の町を
知らんけん、キキ、町名とか教えながら
行きぃーね。
ピッピは、しっかり覚えてね。」
場所は、キキが卒業した南アマゾン動護学校・・・
キキ
「お久しぶりです。18年前にこの学校を
卒業したキキです!校長先生いますか?」
ちょうど、窓口の部屋に校長先生がいた。
校長
「まぁ!ご無沙汰してますね。キキさん。
幾度も卒業生の講師としてお話下さって
ありがとうございます・・・
また、近日中にお願いしようと思ってた
とこなんですよー
さぁ、さぁ、こんなところじゃなく校長室
へどうぞ」
キキとピッピは、校長室へ案内された。そして2匹は、早速名刺を出した。
ピッピ
「同じくTheASSアニマル成長責任者のピッピと
と申しますぅ~ よろしゅうたのんますぅ~」
校長
「あらぁ~ キキさん、綺麗な人と一緒にお仕事
されているんですね・・・」
校長は、名刺を見て言った。
校長
「あ、動物のサポート事業をやってらっしゃるんですね。
じゃ、私だけでなく、進路指導の先生も呼びましょう」
校長は、事務員に進路指導の先生を呼ぶように伝え、
キキと校長は、キキが学生だった時代の話に花を咲かせていた。
しばらくすると、進路指導の先生がやってきた。
先生
「あ!キキさん。ご無沙汰ですね。
最近まで、うちの生徒がパソコンでお世話になって
ありがとうございます。」
キキ
は、元々パソコンを得意としていた事もあり、動護学校
の生徒にパソコンの家庭教師をたまにやっていた。
キキ
「いぇいぇ、趣味の範囲ですので。でも、あの生徒さん
覚えが良くて助かりました。基本だけを教えたら、もう
自分で応用してパソコンを自分のものにしてましたよ」
先生
「でしょ?教室でもよくパソコンを使って、有効にしてる
感じですよ。」
キキとピッピは、ここで先生にも名刺を渡した。
そしてPTA会長も校長室へ入ってきた。
キキとピッピは、TheASSの思いや気持ちを先生たちに伝えた。
校長
「ぜひ、ASS事業頑張って下さい。早速、全校生徒や父兄の
みなさんにもこの件は伝えたいので、150部のチラシを
持って来てもらえます?」
キキ
「あ!はぃ。ありがとうございます。次回には必ず持って
きますね!」
こうして、思いがけない校長先生たちの応援の声に感謝しながら、
キキとピッピは、南アマゾン動養学校を後にした。
この後も、しばらくアマゾン市内の動護学校をキキを中心にピッピ
またはちょこと営業にまわる日々が続いた。
だが、次回、思いがけない急展開なできごとが、TheASSに起こる・・・
第11話 ピッピの喜劇伝説II
場所はアマゾン市のTheASSの洞窟。
ちょこ、キキ、ピッピはASS事業の
営業準備をしていた。
キキは、ピッピの作業を一部始終、なんとなく
見ていた。
キキ
「・・・(;^_^A アセアセ・・・
ピッピ、コピーできたやつよく見てみてょ」
ピッピ
「♪~( ̄。 ̄) ←トボケガオ
あら?コピー機がおかしい?
表と裏の文字が逆になってはるわぁ」
ちょこ
「!?!?!?
あぁー、また、やらかしたん?
もぉいぃ!俺がするけん」
ちょこは、ピッピから原稿を奪うように
取り上げた。
ちょこ
「(_´Д`)ノなんで、覚えてくれないの?
(_πдπ) シクシク」
ピッピ
「私も悩んでるんですぅー、すみません。
ペコリ(o_ _)o))」
キキ
「判らない事聞いたときは、何かメモすると
良いと思うよ・・・」
ピッピ
「はぁ~そうですね・・・」
って返事しつつ、メモはしないピッピだった。
それから翌週月曜日の朝のこと・・・
キキは実家からモーター付荷車でTheASSの洞窟に
通っていた。
荷車を駐車できる場所から洞窟までは、キキにとっては
遠いので、ピッピが迎えに来てくれていた。
だが、この日は、ちょこが迎えに来てくれた。
キキ
「あら?ピッピは?」
ちょこ
「まだ来てない。。。ピッピの自宅は洞窟から
遠くないから、朝のラッシュとかには関係なく
歩いて来れるのにな・・・
そういえば、一応、彼氏出来たって言ってたよね?」
キキ
「うん、一応ね。。。ぎゃははw
週末はデート詰めで疲れてるかもね。ウフ」
ちょこ
「その笑いきもぃ・・・まぁどうでもいっちゃけど。」
と、その時、ちょこの元に伝書鳩が飛んできた。
ちょこ
「ぶははは!うぅーん?」
ちょこは、不思議気に手紙をしまった。。
キキ
「今のピッピ?」
ちょこ
「う、うん。何か、間違えて、今アマゾン市の隣の隣
にあるモロッコ市に動物列車で来てしまったんだって。
だけん、遅れて来るって・・・書いてる。」
キキ
「なんで?だって、ピッピんちは、歩いてすぐそこじゃん!
それに彼氏んちもアマゾン市内なのに、おかしくね?」
ちょこ
「うん、ピッピの行動はよぉーわからんばぃ。いつも。」
キキ
「だぁーね・・・(;^_^A アセアセ・・・」
ちょこ、キキ「(・・*)。。oO(想像中)」
2匹は、洞窟へ向かい、不可解な行動が多いピッピのこのいきさつ
を勝手に想像して笑っていた。
・
・
・
ちょこ
「モロッコに、新たな彼出現!?」
キキ
「えぇ?また彼変わったんか?うひひ。
いや、週末に泊まりでモロッコまでデートしてて、
朝起きたら、捨てられてたとか。(= ̄∇ ̄=) ニィ」
・
・
・
そうしてるうちに、ピッピが洞窟へやってきた。
ピッピ
「すみませんですぅ。遅れてしもうて・・・」
ちょこ
、キキ
「おはよう。。。」
ちょこ
「っで、モロッコのお土産は?( ̄∇ ̄)ニヤッ」
ピッピ
「へ?いや、動物列車を乗り間違えて・・・」
キキ
「ってか、ピッピん家、歩いてすぐそこじゃん」
ピッピ
「(∩。∩;)ゞテレテレ・・・いや、ちょっと用事が
あって自宅には居なかったんですぅ。」
キキ
「ふーん、モロッコに用事ねぇー (¬、¬) アヤシイ」
ピッピ
「いゃ、モロッコに用事は無かったんですけど、
アマゾン市内から洞窟へ向かう列車に乗ったつもりが
逆方向の列車に乗ってしまって・・・
ちょっとウトウト寝てしまったら、気付いたらそこは
モロッコで・・・あたしも驚いて・・・」
ちょこ
「ピッピ、ケニアから来たばかりで、まだアマゾン市も
ろくに知らんっちゃけん、そういう時は車掌に聞かん
といかんばぃ。」
ピッピ
「いゃ、そうやって飛び乗ったんです・・・
だから、安心してウトウトしたら、でも、それは違う
列車で・・・」
キキ
「うっそやぁーん、ありえんけーんw
ぎゃははは!!」
ちょこ
「うん、ありえん、ありえんw ぎゃははは!」
ピッピ
「ホンマですって!!(∩。∩;)ゞ
ホンマに車掌に聞いて、列車に乗ったんですぅ!!」
キキ
「それでも、なんかおかしいって気付かんかったん?」
ピッピ
「えぇ、でも、ちゃんと聞いて乗ったから・・・」
キキ
「っで、もともと、どこおったん?」
ピッピ
「友達の・・・」
ちょこ
「ん?友達?( ̄∇ ̄)ニヤッ」
ピッピ
「いゃ、彼氏んちぃ?」
キキ
「なんで、疑問符なん?」
ちょこ
「まぁ、よかたい。キキ、遅刻早退届、ピッピに書かせて」
キキは、ピッピに届けを手渡した。
その中には、理由を書くところがあった。
ピッピは書いた・・・
「『遅刻』に○印して・・・
理由・・・私用で列車を乗り違えた為。。。」
ピッピは、ちょこに手渡した。
ちょこ
「まぁ、よかろう・・・」
ちょこはボスのラビに業務報告をするためにそれをラビの元へ
伝書鳩で送った。
その後、ちょこはそのコピーを保管するようにピッピに
指示をして、手渡した。
ピッピ
「いゃーん、(///∇//) 理由が書き足されてるやん。
" "(/*^^*)/ハズカシわぁ~」
ちょこは、こう書き足していた。
「理由・・・私用で列車を乗り違えた為。。。
(彼氏の家から朝帰りで)」
ちょこ
「でもねピッピ、何でも正直に言うから
こういう状況になるとよ。
別に俺への伝書鳩にさ、『体調不良のため、遅れます』
とか書いても、よかったと思うょ。」
キキ
「そうそう、その手はよく使う・・・」
ちょこ
「キキ!そうやったん?(-_★)キラーン!!」
キキは、2割の体を甲羅に隠し、動けなくなった。
キキ
「でも、方便は使いようだよ。ピッピ。」
ピッピ
「いゃーん、早く教えて下さいよ!!
(/ω\) ハジカシー 根が正直だし、
場所が違うと気付いた時点で、気が動転して
正直書いてしもうたわぁ・・・」
ちょこ
「でも、もう、ボスのラビへの報告、すでに伝書鳩で
送ってしもうたもんねー( ̄∇ ̄)ニヤッ」
キキからキキの周辺の動物へ、ラビからラビの周辺の動物へ
たちまちにこの話題は、アマゾン市全体に及ぶ勢いで広まった
ぐらいに知らない動物はいない。。。
あっというまに、ピッピはある意味、再び有名人になったのである。
つづく・・・