第34話(第1幕?最終話) 新たな挑戦
季節は、真夏!
特に今年は、猛暑が続き座っているだけでも
汗は止まることを知らないような勢いで流れ
出てくるほどだった。
時には、夕立も突然やってきて、通り雨程度
の雨は降らず、テレビ番組で見るような熱帯
雨林地帯で降る『スコール』みたいな、激しく
打ち付ける雨が降っていた。
この夕立のように、TheASSにも突然の出来
事が起きた。
それは、ラビ曰く、新たな挑戦でもあった。
ちょこは、ラビに呼び出され、話をしていた。
ラビ
「実は、今まで毎日ナイル支店で協力して
くれていたサスケさんは、老いた動物の
為にも、支援活動をやっておられてる。
最近、そこの支援活動が忙しらしく、
なかなかナイル支店に顔を出すことが
難しいらしく、ちょっと困ってるよう
なんだよ。
その上に、ナイル支店で新たに完成させ
たい事もあるんだよ。」
ちょこ
「じゃ、そこにいるプリンやクックも
困ってるのは?
さらに、それ以上にナイル支店の利用
子猫たちも・・・」
ラビ
「うん、たしかにそうなんだ・・・
そこで、突然なんだが、ちょこくん、
ナイル支店に行って、助けてくれないか?」
ちょこ
「それは、言われるまでもなく、協力しますよ。」
ちょこは、すごく胸の奥で「やったろうじゃん!」
パワーが溢れ出てきていた。
ちょこ
「でも、アマゾン本店洞窟事務所が心配です。」
ラビ
「うん、そうだけど、そこは、僕の考えに任せて
もらって、ナイル支店の困ってる部分と、新たな
挑戦に協力して欲しい。」
ちょこ
「はぃ、判りました!」
ちょこは、色々な思いと複雑な気持ちを持ちながら
アマゾン本店洞窟事務所に戻った。
ピッピ
キキ
「^^;・・・(母ちゃん、つよっ)」
ちょこ
「なんねー?帰ってきたらいかんとねー?」
キャンディー
「ピッピ、お茶飲む?^^」
ピッピ
「あ、はぃ♪」
ちょこ
「あ、無視された・・・^^;」
キキ
「あ!ぼくもぉー」
ちょこ
「じゃ、おれもぉー」
キャンディー
「男子はセルフでね!おぉほっほっほ^^」
ちょこは、小声でキキに話しかけた。
ちょこ
「母ちゃん、どうしたん?」
キキ
「連日の猛暑で、やられてるのかも。。。
それに、一番年上じゃん?」
ちょこは、突然大きな声で・・・
ちょこ
「ひっでぇー、母ちゃんが一番年上やけん
連日の猛暑でやられたとか言いよる」
キャンディー
「キキっ!」
キキは、甲羅に体を全てひっこめた。
そして4匹は、ちょうど、おやつ時間でもあったから
しばらくお茶をしていた。
ちょこ
「実は、みんなに話があるんだ。」
3匹は耳を傾けた。
ちょこ
「ラビからの話で、おれ、ナイル支店に
ナイル支店を助けに行ってくるようになった。」
ピッピ
「えー?」
キャンディー
「はぁー?」
キキ
「どんだけぇーー」
キャンディー
「キキ!まじめに聞かんね!」
キキ
「ごめんなさい・・・」
キキは、耳の穴が塞がらない程度に甲羅に
首を引っ込めた。
それから、ラビとの話をちょこは3匹に話した。
キャンディー
「うーん。。。」
キキ
「あーね・・・でもまた、唐突やなぁ^^;」
ピッピ
「そぅなんや・・・」
ちょこ
「だけん、このアマゾン本店事務所は3匹
が、しっかりせんといかんとですばぃ」
キャンディー
「そうやね。
それしかなかね!しっかりせんば!」
キキ
「今、こっちよりナイル支店が困っちょるっちゃもん。」
ピッピ
「あたしも、母ちゃんとこっちで頑張りますぅ」
キキ
「まぁ、おれらのやりたいことは、どこ行っても同じや
し、辿り着くとこが一緒なら、よかっちゃけん」
ちょこ
「そそ。老いた動物と、弱い動物の理解を深めることが
やりたいことっちゃけんね。
プリンやクックだけがナイル支店で頑張り続けるのも
いろんな意味で限界がくるやろうしね。
その前に、行っとかんとね!」
キャンディー
「そのやりたいことするための挑戦ったぃね。」
ピッピ
「おぅ!頑張るぞ!」
4匹「おぉー!」
こうして、数週間後、4匹はそれぞれの持ち場につき
『やったろうじゃん!』という同じ気持ちを持ち、
やりたいことを果たすために、頑張っていくのであった。
この先、TheASSはどうなっていくのか。そして、そこに
関わった動物たちは?
この物語の第1幕(?!)は、この回で最終となります。
これからも、ちょこがさらにTheASSと共に成長し、新たな展開が
ちょこを待っていることでしょう・・・
これまで、このブログを愛読してくださったみなさん、本当に
ありがとうございました。
また、きっと、ここで会えることを楽しみにしています。
--完--
ちょこ
「また、頑張ってきて、ここに戻って来るばぃ・・・ニヤリ」
第33話 キキの知られたくない手料理
キャンディー
「あ、食べられないことは無い!」
ちょこ
「えー、ほんと?どれどれ?」
前回、キキのリハビリのために、キキ大好物のハンバーグを作る
下準備までをキャンディーがして、翌日、その後、キキが作ったハ
ンバーグが昼食になった。
キキ
「でしょ?えへへ。
作ってるところは見せれないけどねぇー」
ちょこ
「なんでぇ?」
キキは、含み笑いをした。
キャンディー
「君は、鶴の恩返しの鶴か?」
キキ
「まぁ、いいじゃん!
美味しいっていう結果が出てるんだし。
ね?ちょこくん」
ちょこ
「結果論ね!!」
ってことで、今回は特別に、片手しか使えなく利き手にもマヒが
あるキキが、どうやってハンバーグを作ったか・・・ご説明します。
キキが、ハンバーグ作りで普通の調理環境で工夫してもできな
いこと。
「包丁を使うこと(玉ねぎのみじん切り)」
でも、お小遣いがあれば、それを補助する調理機器があるので、
それを購入さえできれば、キキでもできます。ただキキは、貯金
が無いのです。^^;
だから、それだけはキャンディーヘルパーにお願いしておきます。
1.ミンチと玉ねぎと卵と牛乳とパン粉をこねる。
・マスクをします。
キキは集中しすぎるたり、慌てると口元の
制御ができず、よだれが垂れてしまう事も
あるため。
でも、鼻だけで息することも難しいので
たいがい付けません。(ひみつ事項or隠し味?!(´0ノ`*)
・こねる作業で、食材が飛び散るので
床に広く新聞紙を広げます。
・水が入ったボールを準備
片手でこねて、手についたミンチを片手で
簡単に洗い流すため。
・大き目のボールを用意
(それがないので、キキは大きな中華鍋を
使います。)
・卵を割る
マヒしてる利き手だけでは割れません。
力を加減して、丼茶碗の中に勢い良く
卵を叩きつけます。
すると、75%の確立で殻の破片なく、
黄身も崩れずに卵が割れるんです♪
もし、破片ができたら集中して、
指で取り除きます。(この確立の裏付けはありません。)
・牛乳を入れる
紙パックなので、マヒしてる手では
新しい牛乳は重く、握りつぶして
こぼす事もあります。
だから、3分の1はストローで飲ん
で重さも軽くして注ぎます。
・こねる→パン粉を入れる→こねる
この作業は、キキは楽々できる。
・形を作る
普通、手で形を作るところ、キキは
円形おにぎりを作る補助器を使って
なんとかやってます。
おたまで、こねたミンチをすくい、
補助器に注ぎ、ギュッとして・・・
まな板に、ポンポン(実際はバン!
バン!叩きつけ)作っていきます。
ここまでの作業に1時間でーす。
2.焼く
後は、焼くだけ。
キキは、ガスコンロでの調理は
ホントに誤って火に油を注ぐことも
あるので、床に電磁調理器を置いて
そこで調理します。
キキのマヒしてる手は、肘を緩や
かにして作業すると意思通りに動か
ないので、ピンと伸ばした状態で
フライ返しを持ち、ほどよくハン
バーグを焼きます。
そうやっても、失敗し、床の新聞の
上にボトと落ちることもあるし、
誤ってハンバーグの形が、普通の
ミンチ焼きになることもあります。
これで、できあがり!!o(〃^▽^〃)o
かなりの時間と体力が必要になる。
自分でできる自体には間違いない。
でも、これが毎日、仕事の後で自力で
調理を続けられるかと問うと自信が無い
キキでもありました・・・
つづく・・・
第32話 難しいところ・・・
サポート支援を含む、ハンディがある動物を
支えていく活動を続けていく上で、難しい課題
が浮上してくる。
今回は、その代表的なものちょこ達は話し合っ
ていた。
ピッピ
「あぁ、あたしもよくそれは、ふとした時に
よく考えますよぉー
基本的に、サポート支援の業務中では、
キキさんやナイル支店の仔猫たちには
なるべく自分でできることは、やって
頂いて、できないことはあたし達がサポー
トすることを重点にするべきやけど、
長期間続けていくと、どうしても『情』
は入ってしまって、不要な事までサポート
しちゃってることも・・・
でも、それは、その利用動物さんが不調だっ
たりする時とかですけどね。」
ちょこ
「だから、俺達サポート動物は多くいた方が
よくて、入れ替わりでサポートするのが
理想なんだよ。」
キャンディー
「そうよね。
でも、そうやっても『心』があるから
相性も合わない組み合わせって出て
きちゃうしね。難しいわ。」
キキ
「んー。そして、僕もハンディを持った動物やけど
それは判っていながら、自立の為ってわかって
いながら、それに先立って、友達を出会う機会も
少ない事から、どうしても、相性が合いそうな
サポート支援動物スタッフと出会うと、多くを
求めてしまうケースがある。
その辺は、賛否の意見が様々でね・・・
実際に、そう出会って、結婚まで至ったケースも
増えた情報もよく聞くから、否定ばかりはできな
いね。」
ピッピ
「そうなんだ・・・
そこまでいけば、ある意味「自立した生活」を
手にしたとも言えるよね。
でも、それがゴールなのか?って問うと
また違う気もするわ。」
ちょこ
「でも、多くを求めすぎるのもいかんよね」
キャンディー
「そぉそぉ、利用動物さんの中には
まだこの制度の理解が浅い事もあって
『家政婦』と勘違いされる事もあるわ。」
ちょこ
「たしかに!!
でも、そこは、どうにか理解を求めないと
その利用動物さんの為にもならないからね。
そこからも、おれらサポート支援動物スタッ
フが、時間が掛かっても伝えていかんと
いかんと思うよ。」
キキ
「十匹十色やけんね。
むずかしいばぃ・・・
でも、する方もされる方も経験よね・・・」
ちょこ
「そうたい。
おれら生物は、成功も失敗も何度も繰り返さな
いと成長しきらん生き物やけんね。
だけん、キキ、キキもしっかりリハビリもし
て、できる事も増やさないとね。(▼∀▼)ニヤリッ」
キャンディー
「じゃ、今夜のキキさんのご飯は、
ハンバーグだから、玉ねぎだけ、みじん切りに
しとくから、後は自分で、ミンチとこねて
作ってみてね!」
ピッピ
「じゃ、あたしは、お茶を入れて、冷蔵庫に入れて
置くから、自分でついで飲んでください。」
ちょこ
「じゃ、おれら、帰るけん。」
ピッピ
キャンディー
「じゃ、私たちも・・・」
キキ
「Σ(; ̄□ ̄A アセアセ・・・お疲れぇ(・ω・)ノ▽"フリフリ」
こうして、キキも、ゆっくりと自分でできることを
増やしてもらっていくのであった・・・
つづく・・・

