「ちょこ」のやったろうじゃんっ!! -5ページ目

第22話 キャンディー母ちゃん

第22話

 時は、年末。ナイル支店には畳が無く、事務室も
全てフローリングでとても冷たい。しかも、広いから
余計に寒さを感じた。

キキの重要な仕事は、毎月の請求業務。
アマゾン州へ動物サポート法の事業費を毎月10日までに
請求しなければいけない。
そして、その結果がその月末に伝書鳩がアマゾン州から手
紙を持ってくるのである。

年明け1月にも、もちろん10日までに請求しなければい
けなく、ナイル支店の新たな事業費請求は不安で仕方なかっ
た。

ちょこ俺が墓多弁ばりばりの「ちょこ」たぃっ! 「キキ、座れ!」

キキは、不安がよぎった。ちょこの口には手紙がくわえられ
ていた。
キキは、座った。

ちょこ俺が墓多弁ばりばりの「ちょこ」たぃっ!「もう、あーたには、請求業務はさせれん。また間
             違っとぉー! 請求業務は、あーたが『できる』言う
             けんが頼んどるんばぃ。
             あーたはコンピュータが得意なんやろ?
             プロ意識がなぃんばい。
             これ、失敗した分は、再請求すりゃよかばってん、
             そのお金はまた一ヶ月遅れるとよ。
             ボスのラビも困っとったばぃ」

キキ kiki 「ごめんなさい・・・」

ちょこ俺が墓多弁ばりばりの「ちょこ」たぃっ!「ごめんなさい・・・で、もう済まん。
              ナイル支店がスタートしたけん、アマゾン市に
              戻ってサポート事業を再開する。
              キキも知っちょるキャンディ母ちゃんを仲間に
              入れてする。
              だけん、本当はちゃんとした事務員入れて、この
              請求業務ばさせたいけど、しばらくキャンディ母ちゃ
              んにさせる。
              キキには、もう仕事は一切やらん」

キキ kiki「・・・」

ちょこ俺が墓多弁ばりばりの「ちょこ」たぃっ!「ちったぁー悔しいと感じないかんばい。
              さらに・・・・」

こうして、ちょこの説教は2時間続いた。


サスケsaske 「ちょこくぅーん、ちょっとぉー」


ちょこの説教は、平均2,3時間。でも、ナイル支店では
誰かのお呼び出しで、説教は途中で終る・・・
ちょこは、普段の表情に戻り、サスケの元に向かった。

キキkiki「キャンディー母ちゃんか・・・(´m`)クスクス
             母ちゃん来るとなると、また楽しくなりそう。
             アマゾン市の洞窟事務所では、最近ずっとちょこと
             二匹きりで、寂しかったもんな。楽しみやぁ。」


キキは、母ちゃんが仲間になる日を唯一の楽しみにしながら
年末年始の休暇を返上して、最後になるはずの請求業務をやっ
た。

平戌わんわん年1月吉日。ついにキャンディー母ちゃんが
洞窟事務所にやってきた。

母ちゃんcandy2 「おっはよぉー、キキさーん、ご無沙汰ぁ~♪
              これからよろしくぅ~」


すんごぃ笑顔で、キキに挨拶した。

ちょこ俺が墓多弁ばりばりの「ちょこ」たぃっ!「出た!不気味な笑顔・・・怖いですねー」

母ちゃんcandy2「は?なんか言ったね!? ちょこ!」


顔は笑ってるが、目の輝きは確かに鋭く、ちょこが放った
言葉の意味をキキは悟って・・・

キキ kiki「(母ちゃんは、ちょこより怒らせてはいけない・・・)」


と、思わず感じた。

母ちゃんcandy2「あたし、怖くなーぃもぉーん。だって、あたし
              まだ嫁入り前のウブなの♪」

キキ kiki「(;^_^A アセアセ・・・あはは。
            (母ちゃん子供4匹いるじゃんってか、おぃらの
             4つ年上って話だったような・・・)」

キキ kiki「うん♪ほんと、よろしくねー母ちゃん♪」

ちょこ俺が墓多弁ばりばりの「ちょこ」たぃっ!「じゃ、早速やけど、請求業務を母ちゃんに引き継いで」

キキ kiki「はぃ。」


ちょこは、そう指示すると別の部屋に行って仕事にかかった。


キキ kiki「じゃ、母ちゃん、しようか?」

母ちゃんcandy2「ちょっと待って。この事務所、いつ掃除した?
              ちょこの毛がいっぱい落ちてるし、ホコリも多い。
              っで、なんか、くっさぁーーい
              キャンディーちゃん、こんなとこでお仕事なんか
              できなぃわ」


母ちゃんは、早速、事務所の窓を全て開け、掃除を始めた。

母ちゃんcandy2「ほら、キキ邪魔。」


ちょこが掃除の物音を聞いて、様子を見に来た。

ちょこ俺が墓多弁ばりばりの「ちょこ」たぃっ!「わーぉ。なんしよっとぉ?」

母ちゃんcandy2「こんな汚い状態で仕事できる方が、おかしい。
              まず、掃除!!ほら、ちょこも手伝い!」

ちょこ俺が墓多弁ばりばりの「ちょこ」たぃっ!キキkiki「・・・」

母ちゃんcandy2「はやくっ! ちょこは、コッチ、キキはアッチ」

ちょこ俺が墓多弁ばりばりの「ちょこ」たぃっ!「やったろうじゃん!」

キキ kiki「(;^_^A アセアセ・・・」


こうして、また新しい仲間が加わった。
そして、またこれから珍事件が起こっていくのである。

そして、キャンディー母ちゃんの活躍ぶりもお楽しみに。

続く・・・


第21話 優しい勘助

 これはナイル支店が開店し、半月が経った頃の
お話。

 ちょこ達も仔猫の状況を把握し、日々の新しい
業務に慣れて、少し落ち着いて仕事が進んできた。

ナイル支店は、大きな港の近くにあり、漁港も多く
新鮮な海鮮が豊富だった。

ただし、都心から離れている為に、夜になると周囲
は真っ暗で、少し寂しげな場所にあった。

ちょこ俺が墓多弁ばりばりの「ちょこ」たぃっ! 「ピッピ、夜は寂しかろうけんが、テレビ
            
持って来ちゃろう」

ピッピpippi 「ヽ(‘ ∇‘ )ノ ワーイ」」


早速、ちょこは事務所にテレビを持って来て、
テレビをつけてみた・・・


テレビ「ザァーーーーーー」


ちょこは、あちこちチャンネル設定を試みた。


テレビ「ザァーーーーーー」

ちょこ俺が墓多弁ばりばりの「ちょこ」たぃっ!「むかつく。。。もうせん!!」

ピッピpippi「( p_q)エ-ン 映らないの?」

ちょこ俺が墓多弁ばりばりの「ちょこ」たぃっ!「うん、しゃーないたい。
            ばってん、こんテレビ、テレビデオやけん
            ビデオは観れるし、外部入力もつぃとるけ
            ん、ゲームもできるよ。」

ピッピpippi「あ、ほなら、ゲーム機持ってこよう。
             ったら、DVDも観れるわぁ♪
             キキさん、運んできてやぁ~」

キキ kiki 「え? おれ?」

ちょこ俺が墓多弁ばりばりの「ちょこ」たぃっ!「キキ以外に誰がおるとぉー?」

 キキkiki「あー。。。(;^_^A アセアセ・・・
             (おらは、宅急便じゃねーょ)」

ピッピpippi「何か、言いました?」

 キキkiki「うんにゃ、なーんも言ってません!」

ピッピpippi「あ、それからや、室内アンテナがあれば
             映るかも~♪」

キキは、悟った。
 キキkiki「(それ、買ってこぃつーことね。。。)
             壁 |дT)o エーン 」

そして、キキは言った。

 キキkiki「じゃ、一緒に買いに行こうねw」


数日後、キキとピッピは室内アンテナを買ってきた。

やはり、映らない。。。

そこで、キキは機転をきかし、今、流行のワンセグも
チャレンジしたが、ネットで電波提供エリアをチェッ
クすると、ナイル支店のある位置だけがエリア外だっ
た。
結局、テレビは諦めざるを得なくなったが、ゲーム機
をつないでDVDは観れるようになった。
だが、レンタル屋さんが近くに無いという現実もそこ
にはあった。


そんなこんなで、結局、仕事を終え、残務が無ければ、
夕食を取った後、眠くなるまでは、お酒を楽しむしか
なかった。


 また、ナイル支店の隣に住む勘助は、サスケの付合い
が長い友達で、お酒が大好きなおぃちゃんが住んでいた。

ナイル支店の業務が終る時間帯に、勘助は、にこやかに
ナイル支店を訪ねてきた。

勘助kanske 「おーぃ、花子ぉー(ピッピ)おるかぁ?
           ちょこも、おるかぁ?」


いつも、ピッピは慣れない仕事で小さなミスをするからか
はたまた、ピッピの容姿が勘助から見て古く見えるのかは
わからないが、ピッピのことを『花子』と呼ばれていた。

ピッピpippi「あーぃ♪おぃちゃん、ここにおるよぉー」


ピッピは、勘助の元へ小刻みに走って行った。

勘助kanske「花子、もう仕事終ったっちゃろ?
           一杯やるぞ。」

ピッピpippi「うん、えぇよぉー、ツマミこしらえてくるから
             ちょい待ってなー」

勘助kanske「おぅ、ちょこ君おるんかぁ? おぃ!」

ちょこ俺が墓多弁ばりばりの「ちょこ」たぃっ!「はぃー。いらっしゃい、おぃちゃん」

勘助kanske「仕事終ったっちゃろぉ? 飲むばぃ。」

ちょこ俺が墓多弁ばりばりの「ちょこ」たぃっ!「あ、じゃ、一緒に頂きましょう!
            キキも呼んでいいですか?」

勘助kanske「おぅ、呼べ、呼べ。」

ちょこ俺が墓多弁ばりばりの「ちょこ」たぃっ!「キキぃー、おぃちゃんが呼びよるよぉー」

 キキkiki「あーぃ♪ 今、行くぅー」

この日は残務も無く、勘助を囲んで4匹で飲み始め

勘助は、キキの食事の様子や飲み物を飲む様子を
よく見てたようで、食事の準備中にピッピに指示を
いていた。

勘助kanske「キキくんのスプーンとジョッキとストローが
            ないぞぉー。ポンがぁぁ。
            なぁーキキ君、花子は、なかなか覚えんけん、
            困るのぉ」


と、勘助はキキに笑顔で言った。
キキも笑顔で、その言葉に返した。

食卓に夕食の準備が並んだ。

勘助が、次々とみんなのジョッキにビールを注いで行
く。
告ぎ終わった瞬間、勘助はキキのジョッキに笑顔で
ストローを刺した・・・

勘助kanske「はぃ。キキくん、いっぱい飲んでな」

 キキkiki「Σ(; ̄□ ̄A アセアセ
              あはは・・・あ、ありがとう。おぃちゃん」


ちょことピッピは、その一部始終を見て笑い出した。

ちょこ俺が墓多弁ばりばりの「ちょこ」たぃっ!「ストローでちゃんと、最後まで飲み干さんば!」

ピッピpippi「ほんまやで♪おつかれ♪」


 4匹「(*  ̄▽)o□☆□o(▽ ̄ *) カンパァーイッ♪」

 キキkiki「あはは・・・まぢ?」


そう、キキは普段からお茶やソフトドリンクは、ジョッキ
がキキにとって飲みやすいコップの重さで、水分も多めに
摂取することから、ストローで飲んでいる。
しかし、アルコール類はストローで飲むと、酔いがすぐに
まわる為、ストローは使わないのである。


でも、勘助は優しい気遣いからストローをキキのジョッキ
に刺してくれた為に、キキはその好意を無駄にする事がで
きずにいた。


ちょことピッピは、それを悟っておきながら、キキに笑い
かけながら、飲み干すように言葉を掛けたのである。

 キキkiki「(この2匹め、助け船を出さぬのか。。。
             ったく・・・(;^_^A アセアセ・・・)」


キキは、覚悟を決めてビールが注がれたジョッキのスト
ローに口をつけた。

 キキkiki「ぐびっ、グビッ、ぐびっ、グビッ」


 キキの喉から胃袋へ、口の中に留まることなく、ビー
ルが入っていく。。。

 キキkiki「あぁー、冷たくておぃしかぁぁ!!」


5分も経たないうちに、キキは胸の中の鼓動をドクドクと
感じ始めた。

 キキkiki「(あ・・・やばぃ、やばぃ・・・)」


そのタイミングで、ピッピがキキの『やばスイッチ』を
押す行動に出る。

ピッピが、夕食の一品に『しょうゆ』と『ソース』を間違
えてかけたのである。

ちょこ俺が墓多弁ばりばりの「ちょこ」たぃっ!「おらぁ、なんしよっとぉー?
            それ、ピッピが全部食べりぃーよぉー
            あーぁ、やってもうた。」
と、笑いながら言った。

 勘助kanske「こやつ、ポンやきのぉー」

 キキkiki「(゜▽゜=)ノ彡☆ギャハハ!!
             ヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆
             ≧(´▽`)≦アハハハ」


キキの酔ったときに必ず出てくる止まらない笑い上戸が始まった。
もう箸が転げても、余計に笑ってしまう。

ピッピpippi「あ、やばぃ。スイッチ押してしもうたかぁ♪」

ちょこ俺が墓多弁ばりばりの「ちょこ」たぃっ!「あーぁ、ピッピが押したぁ。
            おれ、しぃーらねw」

勘助kanske「お?キキ君、楽しくなったか~
           ええぞ、ええぞぉ わっはっはっは」


こうして、残務が無い日は、キキの笑い上戸で
一日が終っていくのであった。


つづく・・・

キキkiki「誰か、この笑い止めてぇ、息できぃーん」

第20話 祝!ナイル支店開店(マジ話)

 平戌ワン年12月1日付けで、ようやく
TheASSのナイル支店が開店した。


いろんなハンディを持ちながら、何とか動物社会へ
自立したいと強い意思を持った仔猫たちが、ここで
働く練習の場としてを利用する事になる。


動物サポート法の新たなサービスとして、この練習
の場では、仔猫らとTheASSが雇用契約を結び、最低
賃金を保障できるのである。
仔猫たちにとっては、賃金を受け取りながら、働く
練習ができることは、やりがいも出るし、とても助
かる事なのである。


ちょこらはこの日ギリギリまで、その仔猫たちを探
し当てるまで必死だった事から、この練習の場に必
要な書類や備品を大慌てで準備していた。


キキは、書類関係や名札関係、そして、この練習場
のチラシ印刷に懸命だった。

ちょこは、仔猫の状況把握や役所との電話のやり
取り、ラビやサスケとの打ち合わせに力を注ぐ。

ピッピは、この練習の場で行う、定食作りの段取り
などを覚え、利用する仔猫たちへそれを伝える事に
力を注いだ。


練習の場として、定食作りを提案したのはサスケ。
当初は、弁当作りのみの打ち合わせであったが、
弁当を売るには定食屋を行った方が、弁当も多く
売れるというアドバイスから、そのようになった
のである。


この練習の場は、ピッピが朝9時から仔猫たちを迎
えに行き、朝10時に仔猫たちが集合し、朝の会か
ら始まり、健康チェックをする。
それから、定食作りを始める。


朝11時に定食屋を開店させ、昼14時には閉店。
15時までは、昼食を済ませ、後片付けと掃除を行
い、帰りの会をして仔猫たちは家路に着く。同時に
ピッピが仔猫たちを送りに行く。


その後、16時から18時近くまでは、ピッピは
会計処理や仔猫たちの一日の個別記録をし、また、
翌日の段取りを予定して、一日が暮れる。


この中で、仔猫たちは、自分ができることから作業
を行い、色々な動物達に囲まれ、良き動物関係に保
つ練習もしつつ、新しい作業にもチャレンジしつつ
動物社会への自立を目指す。


こうした毎日が、繰り返されるようになっていった。


 この日々の中で、ちょこは、さらなる過酷な仕事が
次々と出てきてしまった。

契約書と仔猫らの練習計画書の作成、州とナイル市や
仔猫雇用に関すると法律的な調査、その他、日々過ぎ
ていく毎日の中で起こる小さな課題に、時には珍事件
にもひとつひとつ対応していかなければならなくなった。

でも、ちょこは常に「やったろうじゃん!!」という
気持ちを持ち続け、たまに優しく、日々厳しくピッピ
やキキも指導していきつつ、ひとつひとつ片付けていっ
た。


次回は、その珍事件(特にピッピが起こす( ̄∇ ̄)ニヤッ)や
出来事をたっぷりご紹介します!!

ぜひ、お楽しみに・・・。
今回は、マジ話でした・・・。