第19話 ちょこの5分間勝負
平戌ワン年 もうすぐ師走・・・
ようやくナイル市で新事業が幕を開ける準備が
整った。
新事業を始める条件として、利用ネコが10匹以上
揃っている事が必要だった。
ちょこを筆頭に、サスケ、モモ、ナイル市の議員の
1匹であるホワイトホース先生達、そして彼らの周
囲にいるあらゆる動物達のあたたかい声掛けのお陰
で、申請日ギリギリで10匹揃った。
ちょこ
「さて、キキ、ナイル市役所と州庁に申請に
いきますばぃ」
2匹は、疲れきった足取りで市役所、州庁に向かった。
ちょこは、申請が最終日になったので、州庁から小言を
言われると予測し、返答を移動の車内で考えていた。
ちょこ
「キキ、あのくそゴリラになって言わわれると思う?」
キキ
「あぁ、あのネコ支援担当の?
っふ・・・また、いっぱいの書類を持ってきて、今頃
対策を考えているとおもうよ。」
ちょこ
「よっしゃー!それなこっちも。やったろうじゃん」
ちょこは、車内で独り言をつづやいていた。
そんなこんなのうちに市役所に到着し、担当のキタキツネの
┏◎-◎┓ちゃんに経緯をを報告し、了承を得て事なく終了する。
いよいよ、ゴリラの待ち構える州庁へ向かう。その車内でキキの様
子がおかしい。
ちょこ
「キキ、どうした?」
キキ
「体がだるい!熱い、きつい」
ちょこは困った。キキを動物病院に連れいくと州庁が閉まってしま
う。
サァーどうする。ちょこ!
ちょこ
「キキ、m(_ _)mスマン!先に州庁によるけど5分で終らせて
くるけんちょっことだけ我慢して!」
キキ
「エぇー!もう苦しくって本当に5分しか待てんよ~」
ちょこ
「俺が嘘ついたことがあるか?5分で終らせると言ったら
5分で終らせるけんまっとけ!」
そんなこんなの間に州庁に到着した。
ちょこは、キキの状態を見ながら本当に5分で終らせる事ができる
か不安でしょうがなかった。それでもやらないといけないと感じて
いた。
(やったろうじゃん!!)
ちょこは申請の不安とキキとの約束のプレッシャーでキキよりも自
分が具合が悪くなってきた。もう、具合が悪く、ゴリラ会いたくな
かったが、なぜか、足は着実にゴリラの元に向かっていた。
頭の中では、ゴリラとの会話に備え、返答を考えているうちにとう
とうゴリラの元に到着した。
ゴリラはキキの予測どおり書類の山を抱えていた。
(ちょこはキキとの約束もあり、今までないプレッシャーで押しつぶ
されそうであった。)
ちょこ
「お世話になります。ゴリラさん」
と挨拶をし、これまでの経緯、今後の事、ゴリラに言われそうな事を
先に先に話した。
ゴリラは、あせったように、書類をパタパタとめくっていったが、何
も言い返すことができず書類を受理してくれた。
ちょこ
「それでは、今後ともよろしくお願いいたします。これからも
色々とご迷惑をおかけすると思いますけど!」
ゴリラの顔色は変わったが言う事がないようで
ゴリラ
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
と挨拶を行い急いでキキの元へ帰っていった。
ちょこ
「約束守ったぞー!まだ4分しか経ってないやろー!」
キキ
「本当や!すごい~!また、具合が良くなってちゃんと話を聞く
けん、早く動物病院連れて行って?」
ちょこ
「わかった!わかった!すぐ行くけん」
と言い2匹は動物病院に向かった。
その後、2匹は今までの疲れのせいか丸2日間床に臥していた
いよいよ次回 ナイル支社の開店です。
お楽しみに
ps 落ちが面白くなくすみません
第18話 ピッピが泣いた日・・・
事業所申請日まで残り5日間。
ちょこは、冷静を装いながらも
利用ネコ集めに焦っていた。
その焦りの中で、キキとピッピは
日々、業務的な余計な失敗を繰り返し、
ちょこはカリカリさせてしまう。
3匹とも、心身疲れながらも、悶々とし
た生活をしいられていた。
利用ネコを10匹以上集めなければ、
事業を開始できない。TheASSの経費的
なものも底が見えてきた。
事業開始を心待ちにしている利用確定し
た利用ネコ達の期待を裏切るわけにもい
かない。これ以上、事業開始の延期も許
されない状況にあった。
そこで、ちょこはユニークなアイデアを
出してこの状況を打開しようとしていた。
ちょこ
「ヽ(`○´)/あ”~!!
やっぱ、これしかないか?」
キキは、ちょこの唐突な叫びで、また
叱られると悟り、体を甲羅にひっこめた。
キキは、思わずこう言った。
ちょこ
「ん?キキ、また何かやらかしたんねー?」
キキ
「・・・ん?いや、つぃつぃ(;^_^A アセアセ・・・」
ちょこ
「もう、何もやってなかなら、謝るなっ!」
とまた、キキは結局叱られた。
キキ
「ごめんなさいっ」
ちょこ
「ピッピィ~、こっち来てん?」
キキが叱られた声が聞こえたせいか、ピッピは
恐る々キキの隣に座った。
ちょこ
「事業開始まで時間が無い。利用ネコも
残る2匹見つからない。
そこで、最終手段として、キキとピッピ
を利用ネコの仲間として、動物病院に診断
してもらおうと思う。
これまでも、幾度も言ったけど・・・。
(▼∀▼)ニヤリッ」
キキ
「・・・。」
ピッピ
「・・・。
あたし、確かに物忘れっぽく、小さい頃
親によく、あまりにも、学生時代の成績も
悪くて、そういう事を言われ続けた時期
があって・・・実は、自分でもそうなのか
なぁって本気で思ってたから・・・
でも、それが会社の為だったら、あたしは
かまへんです。。。」
と、これまでに無い思い口調で、ピッピは話した。
ちょことキキは、焦った。
キキ
「ピッピ、やっぱ、あほ?(;^_^A アセアセ・・・」
ちょこ
「いゃ、いゃ、いゃ・・・もし、そうなら、あーた
既に利用ネコの仲間にその時期からなっとるって。
確かに、病院に様々な現状を伝えれば、かろうじ
て利用ネコの仲間には誰でもなれる可能性はある
とよ。
でも、普通にピッピが病院で診断受けてもなれんっ
てぇー」
ピッピ
「でも、親がずっとそうやって言い続けられてきた
から、うち、ホンマにそう思ってたんです。。。
っで、また最近、ちょこさんから、そう言われ
る事が多くなったから、間違いなぃと思って。」
ちょこ
「いゃ、ピッピの親もそういう意味で言ったわけや
ないとよ。
あなたに、もっと頑張りなさいっていう意味で
そういう表現になっただけやん。」
キキ
「そうだょ。誰がどう聞いても、そうやん?
(;^_^A アセアセ・・・」
ピッピ
「え?そうやったんですか?うち、言われた言葉の
まま受け止めてしまうから、わからへんで、小さ
な頃から今まで、ホンキでそう思ってました。」
ちょこ
「・・・あほや・・・(;^_^A アセアセ・・・」
キキ
「ホントやん・・・」
ピッピはそれを聞いて、自分が誤解してた事をやっと知った
せいか、思いがけない大きな涙が小さな瞳から洪水のように
溢れ出てきた。
ちょことキキは、さらに焦った・・・
キキ
「ほらぁ!ちょこが、いつもピッピにそげんこと
毎日言い続けるけんじゃん。。。」
ちょこ
「いゃ、そうする事で、失敗を繰り返すことが
減るだろうと思っとたし、マジで言ったつもり
は無かばぃ」
キキ
「いゃいや、ちゃうって。ちょこがね、マジ話しよる
時も、冗談話ししよる時も、顔の表情が変ってなぃ
し、口調も同じやし、聞き取り方によっては、全て
がマジ話に聞こえる事もあるけんがムズイってばw」
ちょこ
「・・・。ピッピ、ごめん。な?な?な?
そこまで思い詰めてるってわからんかった。
まぁ。ま、ま、ま、もう勤務時間も過ぎちょるし、
これ、飲みぃ、飲みぃ。」
キキは、ピッピの頭を撫でながら、ちょこは急いでピッピ
の大好きなお酒の準備を慌ててし、酒を作って、手に持た
せながら言った。
ちょことキキは、この夜は仕事のことを忘れて、ピッピの気持
ちを盛り上げることに徹する事になってしまった。
そして、事業申請まで残り2日の日。ちょこに連絡が入って
めでたく残り2匹の利用ネコを確保する事ができた。
いよいよ、ナイル市で新事業がスタートすることになる。
つづく。
第17話 腹へったぁよぉぉ
事業所申請日まで残り1週間たった頃だった。
ちょことキキは、ナイル市を駆け巡ったが、
この施設事業自体は、州の新たに打ち出した
動物社会で自立する事が難しい利用ネコ達に
対する福祉サービスだという点、そして、利
用ネコ達にその情報が浸透してない時期だっ
たゆえに、事業開始を延期するほか無かった。
キキ
「ん?先週は、ナイル市のモモと動護
学校全部とモモ関係の利用ネコ団体
行ったやん?
あと、フォローワークも全部行った
やん? あと、どこいくん?」
ちょこ
「キキ君? 頭は使う為にあるんだよ。
┗┓ ̄旦 ̄┏┛フフフ・・・」
ちょこは、キキの頭を手でツンツン (。・・)σ
つついた。
ちょこ
「昨日たぃ、ネット見よッたら、ふと
思いついてくさ、小さい福祉団体が
あるったいって。 片っ端から廻っ
てみようと思ったったい。」
キキ
「おぉー! いいね、いこ、いこ。」
ちょこ
「キキ、もっと頭使わんといかんですばぃ。
利用ネコに近いあなたが、思いついて
くれんと、困りますばい。まぢで・・・」
キキ
「・・・。」
ちょこ
「じゃ、いくよ。。。」
2匹は、また再び、あちこちにアポをとっては
足を運び、引き続き、1日1食半の日々は続いた。
キキは、その空腹と 移動の疲れで、
体が甲羅から、伸びきってダラーとしてることが
増えてきた。
ちょこ
「キキ、大丈夫ね?どげんしたん?」
キキ
「は、腹が減った・・・きっちぃー」
ちょこ
「あぁ、そういや、食ってないね・・・
しゃーなぃ。時間がなかけん。
俺も腹減っとるったい。
そげなことで、へこたれて
どうするとねー、元気ださんねー。」
キキ
「うぅー・・・」
次の事業所申請まで、残り10日。申請できる条
件としてなんとしてでも利用ネコを10匹集めな
ければならない。
そうこうしているうちに、今までの利用ネコ集め
で足を運んだ成果が、会社の電話に問合せの件数
が増えはじめた。
これで、なんとか9匹は集まった。でも残りの1
匹がどうしても見当たらない。
残りの日が減るたびに、ちょこらのボスであるラビ
は諦めようという思いも、言葉の端々からうかがえ
るようになった。
焦るちょこ、もうすでに事業開始を待っている利用
ネコの期待を裏切るわけにもいかない。。。
次回、ちょこの口からトンデモナイ提案が発せられ
る!!!
つづく・・・