こんにちは。
調布市でフルートの指導をしています、原嶋由紀です。
小学生以下のお子さんのピアノとリコーダーのレッスンもさせていただくことがあります。
学生時代に吹いていたフルートを20年、30年ぶりに再開したい、お子さんの習い事に何か音楽を、とお考えの方からしばしば
「楽譜読めないけど大丈夫ですか?」
「楽譜が読めるようになったらいいなぁ、と。」
と言う言葉を耳にします。
「大丈夫。読めるようになるから。」
私はいつもそう答えます。
でも、同時に「何を持って、楽譜を読める、というのかしら?」とも思います。
もし、「楽譜が読めない」のではなくて「楽譜を読まない」のであるとしたら、そのままレッスンを続けるのはちょっとしんどくなってしまうかもしれないですね。
大切なことや、覚えていたいことはメモしたりしませんか?
頭の中にイメージがあるだけでは忘れてしまうもので、言語化すること、文字にすることで、明確になり、見たときに思い出すことができる。
楽譜は文字と同じなので、言葉にしにくい音楽を見てわかるものにしてくれて、思い出すことをサポートしてくれます。
私は耳で覚えます!とおっしゃる方も時々いらっしゃいますが^^;
耳で覚えて、さらにそれを文字のように記録するものがあったらもっとたくさんのことができると思いませんか?
最初は見てすぐ分からないかもしれない。
でも、楽譜は世界共通で子供から大人まで同じものを使う。
なぜなら。
いろいろな文字を使う言語よりもわかりやすいからだと思います。
高い音は高いところに書いてあって、低い音は低いところに。
長い音は音と音の間に距離があって、短い音は細かく書いてある。
一つの音がわかったら、その隣はなんの音か、そんなふうに、よく見て、数えたらちゃんとわかります。
それを繰り返すうちに、そんなに時間をかけずともわかるようになります。
ただ、その、楽譜を読むプロセスは練習することとイコールではないので、楽譜が読めたらできる、と言うわけではなく。
お子さんの習い事で「楽譜が読めたらいいな」ということが「楽譜を見たらいろんな曲ができたらいいな」というイメージだとしたら、それも少し違って。
楽譜が読めるようになったら、次はそれができるように、フルートならフルート、ピアノならピアノの練習をすることも必要です。
それを積み重ねると、私たち「初見」と言ったりしますが、見てすぐ音にすることができるようになりますが、それは一般にイメージされるよりもかなり後のことで、数年のお稽古ではなかなかそこに辿り着けないかもしれません。
だから丁寧に時間をかけて、自分の体と、楽器と、楽譜と対話する。
そして、できるようになった作品は大切なレパートリーになり、愛着のある一曲になっていきます。
そんなふうにレッスンを楽しんでみてはいかがでしょうか?
レッスンはこちらから♡
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