アマヤドリ -238ページ目

雪のなかの暖炉の前で

なんだかとにかくいっぱいの予定をこなした(こなしたという言い方はたぶん相応しくない。楽しいできごとだらけだったのだから)2日間だった。
順を追って書ききれるだろうか。寝てしまわずに。


7日。
初めての友達に会う。
少し待ち合わせに遅れてしまったにもかかわらず切りたての髪を子ゴリラみたいだと思われないだろうかと掌で撫で付けながら新宿駅西口の改札を通り抜ける。やはりこの中で彼女を見分けるのは至難の業だと思われたので携帯に指を掛けたとたん、まさしく彼女でしかありえないという人物が目に飛び込んでくる。同時に自分の顔がほころぶのを感じながら彼女に駆け寄り待たせたことのお詫びを言う。
目を真ん丸くして私の名前を読んだそのひとを、なんてきゅっと小さいんだろうと思う。
問い掛けたいことはたくさんあるのだけれど前もってそういう準備をしたりできない私は、ひとつ質問をしては矢継ぎ早に次の質問を考えてしまったりしている。ちゃんとその答えを聞くことのほうが先なのに…焦っているのだな、私。知りたいしりたい、がつんのめるみたいに先を走っていってしまっている。

お茶をしつつ軽食も摂れたらいいな、ということだったのであらかじめ行きたいと考えていた東口のカフェ、ユイットへ行く。ユイットは私が大好きで昔からややリッチな気持ちを味わいに行くTOPS CAFEの8Fにある。もう長いことTOPS CAFEには通っているのにその上の階のことなど考えたこともなかった。なぜこんなに私の視界は狭いのだろう。人間の目は横に並んでついているから、左右方向のものを見ることよりも上下方向をみることのほうがより不得手だというがまさにそれ。
思わぬことにユイットの開店時間は午後の1時半だったのでお話を聞きながらふらふらと歩く。どこに歩いちゃってるんだろう、と可笑しく思いながらも色々聞き出すのに忙しい。
なんて綺麗なおでこのラインを持っているんだろう、とその横顔を見つめる。さっきから私が少し緊張しているのはもしかしたらこのきゅっという空気のせいだ。私は彼女をマロンみたいなあたたかい色、と感じていたのだけれどパウダースノーみたいでもあるな、と今なら思う。感じていたツヤやマロンのような部分は語る時の眼差しにあったのだな、ということに思い当たりそれが文字に滲み出ていたことに感動を覚える。
全体的にレトロな感じのお姉さん(私の大好きな美容院の、中でも今まで一番髪を洗うのが上手な人にどこか似ていた)に案内され店内へ。考えていたよりずっと素敵。牛やちょっとエウ゛ァンゲリオンみたいな木彫りのあるアートな空間(のちにこのエウ゛ァンゲリオンのブリッヂみたいな彫刻は牛のブリッヂだということが分かり、つまりその小ギャラリーは牛だらけなのであった)を通り抜け雑然と積まれた本や雑誌にわくわくの満ちた視線を投げつつ一番奥の、窓際の席へ。
あたたかなブランケットにも嬉しくなる。なにしろ、ブランケッツだから。
笑っちゃうくらいに大きな、もう顔が隠れちゃう程の大きなボウルに入ったカフェ・オレとココア。パンとシチューのセット。を、長いながい話をしながらゆっくりゆっくり頂く。
ああでも、今思えば私が店内を見渡せる位置に座ってしまったな。彼女は何を瞳に入れながらお話してくれていたのだろう。
彼女の話にはよどみがなくて何だかこの女の子といることはある懐かしい感覚をくすぐる。芝生や橋の裏での秘密のお話みたいな。うん、でも私は今朝鏡の中にいたあの存在で、どきまぎしちゃう少年ではない。

お店にはミヒャエル・ゾーウ゛ァの絵が4枚飾ってあった。展覧会に行かなければわからなかったこんなことがふいに嬉しくなる。

ずっとそんな風に話しているのもよかったのだけれど彼女の提案でカラオケへ行くことにする。どうしても歌には苦手意識があるのだけれどもそれよりもなによりも彼女の歌を聴いてみたかった。
彼女はaikoの難しい歌を、やっぱり雪解けの小川みたいに綺麗な繊細な声で歌った。aikoいいよね、と二人でしみじみ。もしかしてこのひとといることのこの感覚と、似ているのかもしれないなぁと考えたのはこれを書いているたった今の話。
それからとってもおもしろい歌も歌ってくれた。
苦手なはずの歌なのにどうしてか楽しくて時間はあっという間だった。実はこれから5時間後と25時間後にもカラオケへ行くことになるのだけれどいずれもいつもみたいに気が重いと思わずにいられたのは彼女とのカラオケのおかげだと思う。

そう、彼女からはドイツへの想いや景色の匂いのようなものももらった。それからいくつかの言い回しも。ごめんなさいはsorryで大丈夫なこと。いくつかの自己紹介の仕方。


別れ際そのひとはその、ずっと楽器を触ってきた華奢な綺麗な手をすっと、いっぱいに伸ばしてきた。ハグする前のその仕草があまりにも可愛くて今でも目蓋の裏で再現することができる。なんだか懐かしいような気さえして。

また会おうね。
すべてをちゃんと大切にすることができるか、いつもそれを一番に恐れてきた私なのだけれど。
大丈夫。
これからも色んな話をしていきたいと思ったから。その気持ちだけ、きちんと信じていればいいとしたら、ただただこの幸せな気持ちは膨らんで行くばかりなのだなと青空みたいな気持ちになった。

そんな、出会い。

あたたかグッズ

この間、久々に会った元生徒さんがくれたもの。


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赤頭巾ちゃんのレッグウォーマー。あったかいけど、なんか原始人みたいになりそうだし、可愛らしすぎて可笑しい。


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やきいものカイロ入れ。
なんかこれはカイロを入れていなくてもやや温かい感じがするから不思議。



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日本を感じていられるように、と、ガラスにつけるゼリーみたいなシール。

あとはお風呂に入れる蜜柑袋(これは今日のお風呂で使っちゃった)。


ひとりは明日、ノルウェーに発つ。

オーロラを見にゆくそうだ。すごくうらやましい。


私も北欧にちょっと足を延ばせたらいいけれど。

表参道ヒルズ

表参道で働いていたときにずっと見ていた同潤会アパート跡地。

どんな風に出来上がるんだろう?と楽しみにしていた。

表参道の並木となじむように高さと、屋上の植栽が考えられているというその建物。


友達や、会社の人へのプレゼントを原宿に買いに行ったときに、見てきました。

すっかり「表参道ヒルズ」として生まれ変わったその建物。

まだOPENはしていないけれど、オープニングセレモニーは終わったみたい。

プレスや要人(?)、関係者がうろうろしている。


私はもともとの同潤会アパートをしらないからもしかしたら知っている人ほどの感慨はないのかもしれないけれど。

ずっと、工事現場を見ていたから、なんだか、ちょっと近い感じがします。



私の大切な時間を隣で見ていてくれたみたいに。



通りかかって写真を撮ったとき、可愛いアジアの女の子がシャッターを押すまで待っていてくれた。

あたたかいひととき。



表参道ヒルズ Special report

 ←歴史や、ギャラリーもあって素敵だったのでリンク。

婚約者

今日の夢。

夜9時ごろ携帯に知らない人から電話がかかってくる。母は何事かを知っている様子で、すぐに出掛けなさい、と支度をさせられる。
着いたのは新宿アルタ前の道路。そこに白の半透明の派手な車がつけ、中の金髪の35才くらいの男の人が見える。
お母さんはその車の派手なことに驚き、ちょっと嫌味みたいなことを言うと男の人は「お母さんのおもりをするつもりできたのではありません」みたいなことを言って、エンジン音を高らかに鳴らして行ってしまう。
どうやらその人は父のつてかなんかで見つけた私の婚約者であったらしい。お見合い、とかを通り越してすでに。
私はいい子ちゃんなので無礼を働いたことがとても気になり、携帯で謝ろうとするがすでに連絡はとれない状態になっている。仕方ないので他の電話からかける。
電話が繋がり、そのほぼ初対面の相手にお詫びを言い、母のことを弁明していると車で戻ってきてくれる。
アルタの近くのそば屋に入るとそこにはそのひとの友達もたくさんいる。
話しているうちに私はそのひとに興味を持つ。このひとが婚約者なら、まあ時間をかけてまず友達になるのもいいかなぁと。
なんだか仲良くなれそうなひとを見つけて、嬉しくなった。



だから目覚めた時にそのひとはほんとうにはいないんだな、と淋しかった。
不思議だ。
私の頭のなかのそのひとは、いったいどこからうまれてどこに消えていっちゃうんだろう。

お披露目じゃないよ、お散歩だよ

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稽古で右足くるぶし下に痛み。でも心配するほどのことじゃなくてこれは本当に持病。
弱いなあ、右足首。
ちゃんと正しい使い方をしてあげないといけない。ごめんね、右足首。
おまけにこの前ろうそくだけでお風呂に入った時、思いっきり転んで足首が変な方向に曲がったんだった。ちゃんと骨をこんこんと調整してみたけれど…。
大事にしなきゃ。そして一回ちゃんと専門家に見てもらおう。正しい使い方も習わないといけない。


本当は稽古の後Aちゃんと中野にある岩盤浴のお店に行こうとしたけれど、あいにく予約がいっぱいということでそのままAちゃんのうちへ。そして犬と散歩!

人生2度目の犬の散歩。
前のときはでっかいラブラドールと雑種だったからがしがし引っ張られて大変&楽しかったけれど、今回はトイプードルの赤ちゃんだから踏まないようにするので大変。
ちっちゃいなーきみは!って、外に出ると本当に小ささを感じて、可愛くてしかたなかった。

走る後姿が可愛くてAちゃんに「私が走らせるから後姿みてごらん」と綱を交代させてもらうとAちゃんも大喜び。必死に走るおしりが本当に可愛い。

でもどうやらこいつかなりの愛嬌者で、道行くひとみんなにお座りをしてみせる。走ってる途中でも人を見かけるとすぐにお座り。通り過ぎるその人を、お座りをしてみせたままじりじりと回転して気づいてくれるのを待つ。自分が可愛いのをわかっているのか、なんなんだか。
いつかフリスビー犬にして3人で遊びたいのに、この集中力のなさじゃそれは望めないかもしれない。
ずっと「可愛い!」って言われたくてきょろきょろしてるんだもの。

まあでも、可愛い。
HOLGAでもたくさん撮ったから現像が楽しみ。