アマヤドリ -187ページ目

京都・大阪/仁和寺

じりじりの日差しの中を仁和寺へ。

ここってお庭が世界遺産じゃなかったっけ?とかいい加減なことを言いながら。


忘れていたことなんだけどお寺って、お寺によってはすごく自由だ。

どこもかしこもくまなく見てまわれる。

仁和寺もそんなタイプのお寺で、建物に触ることも自由だし草っぱらみたいなところに入るのも自由だった。


建てものの、木をきりっぱなしにしている部分に塗る白いものは何のためだろう。

乾いてひび割れしないためかな?腐食防止?

ひとつ、左官で仕上げてあるたてものがあった。でも明らかに昔のものじゃないように見える。だけど芯が見えている部分があって、そこが木だった。木をわざわざ内側に使うことなんてないから、きっと補修してこうなったんだろうけれど、そうだとしたらすべてを覆ってしまっているわけは一体なんなんだろうか。

疑問がいっぱい。

友達がまっくろくろすけを見た。

「あ!」と駆け寄って隙間を見てるからどうしたの?と声をかけたら、「今まっくろくろすけがいたよ」ときょとんとしながら言う。「そうかあ、ここに!」と驚くと、私があっさり信じたことに驚いたらしい。

もしかしたら大きなゴキブリかもしれないとも思ったけれどその隙間は1ミリもない感じのところで、いくらゴキブリが見た目よりも薄くなれるとはいえこれは無理だろう、やはりまっくろくろすけに違いない、ということに落ち着いた。

やっぱり古いところにはいるのかな。



道端にしゃがむと苔がふわふわ生えている。

苔の中に小さいしゅっしゅっととがった羊歯が生えていて、ジオラマのようだった。

シマウマとか走りそうだよね、とずっと眺めた。



めちゃめちゃ気持ち良さそうに寝ていた。

まだ小さい。

ふわふわの毛がひかってた。




当たり前なのに見逃していたこと

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私が鳥を気に掛けてるように、
友達はネコの親子を気にしている。


★    ★    ★


世話をしていた鳥は野性に還ったあとに子供をみせにきてくれることがあるという。
自分が元気であること、子供を見せてあげることで人間が喜ぶということを鳥も知っているんだ。


当たり前だけど。

こころがあってそれが通じることがうれしい。

京都・大阪/池

映画村の近くにあるこの池は、撮影によく使われるそうだ。

時代劇や釣りバカ日誌にも。


池のほとりには茅葺屋根の小屋があったりしていてとても風情がある。

一面を山に取り囲まれていてそれが水面に映っている。

綺麗な湖…とうっとりしていたら、よおく見たらかなり不自然な緑色の水。

この写真の手前側を見てもらえば分かると思うけれど、油絵の具を流しちゃったみたいに自然のものとは思えないような緑色が浮かんでいる。

この緑は石の足下を染め、葉っぱの上に乗っかって不自然な水滴をつくっていた。

絶対人工的になにかこの池に細工したんだよね、と話し合う。

撮影のためにきっと生物には影響のない何かを流して、その名残りがこれなんだよね、と眉をひそめる。

こんなことしなくったって十分まみどりで綺麗なのにと残念がる。


雲がもくもく。

池に映ってる。

いい形の池だな。

周りを歩きながらそんなことをずっと語り合う。


左のほうの向こう岸に石でできた丸い橋を見つけたのでそこに行こう、ということになる。

人影がいるからきっと渡れるんだろう。

わたってみよう。


途中に「えびや魚を釣らないこと」という看板がある。

あと「ごみを捨てない」とか。

でも「ごもくを捨てない」っていう看板もあって、「ごもく」って何だろうね、ということについて意見しあう。

ごみの「み」は「未」に通じるから使うのを嫌ったんじゃないかとか。この地域はごみが5項目に分かれているんじゃないかとか。

どうでもいいことをぺらぺら。

池を廻っていくと遠くの畑にたくさんの案山子が。

並びすぎだなあ。

あそこだけよっぽど高級な米を植えてるんだろうか。それとも、作られたばかりの使われ待ちの案山子だろうか。



橋にはお父さんと子供2人がいて懸命に何かを釣っていた。どうやら地元の人みたい。

「えびや魚を釣らないこと」なんだけどな。

まあいいや。


子供に「何を釣っているの?」と聞くと「ざりがに」と照れて目を見ずに答えてくれる。

釣れるの?というとスルメを見せながら、「もう1匹つれたよ」という。

「見ていい?」と訊くと近くにあった青いバケツの中のざりがにをみせてくれた。日本ざりがにだった。

「アメリカザリガニじゃないね」というと、んー、とあんまり意味が分からないみたいだった。

お父さんにここは初めてですか、と訊かれたので色々話す。地元の方ですか、というとやっぱりそうで、よくここに子供たちをつれてくるそうだ。こんなところで遊べるなんていいな。

そして疑問だったこの池の色のことも聞いたが、この色は人工的なものじゃなくてプランクトンみたいなものが繁殖しすぎたんだよと教えてくれた。へー…自然の色なんだ…。この池は時々完全に水を抜き、そこに生きている魚を全部さらって、売る、という大胆な方法の漁をしているということも聞いた。つまり大胆根こそぎだ。

おじさんは急に女の子に声を掛けられたからテンションがあがったらしく子供たちに「知ってるか、ザリガニは木に登ってクワガタになるんやで」と言っていた。その私たち向けトークは子供たちに完全に無視をくらっていたけれど。



池と湖と沼の基準ってなんだっけ。

大きさと深さと、透明度だっけ?

京都・大阪/嵐山

嵐山は綺麗なところでした。

想像していたよりもずっと、作りこまれていない感じに好感を持った。

もっと、おしろいの匂いのするところだと思っていたのに。景色として、ということだけれど。

全然違う。

さらさらただ川が流れていて、そこにこんもりした山が映りこんでいて、カラスが遊んだり、おじさんが日光浴していたり、お兄さんが本を読んだりする川岸をみんなが散歩する。

ごくごくシンプルな場所。

青い空の下の嵐山も綺麗だったけれど紅葉の赤が水に映えた嵐山も、見に来たいな。


この橋は最近新しくなったそう。昔の、本当に古い木でできていた橋を懐かしむ人も多いと聞くけれど、初めて見た私にはしっくりなじんで見えた。

まあるい山。

この山も真っ赤になるのかな。

そうしたら川くだりとかしたい。うっとりしちゃうだろう。




京都・大阪

京都と大阪に行ってきた。

金曜から夜行バスで。

お仕事をかねているからちゃんと新幹線で行ってもよかった。でも前々から夜行バスに乗ってみたかった。眠れないしきついよ、といわれていたけれど全然大丈夫だった。楽しいほうが大きい。

観光目的で行ったのではないのだけれど友達が車を出してくれたので見たかったところにいくこともできました。

京都では嵐山でぼーっと川を見て、仁和寺でじっくり建物を見て(友達がまっくろくろすけを見たと行っていた)、龍安寺で湯豆腐を食べ圓通寺で和尚さんの解説を聞き。

かなりの強行突破であちこち回った。

その日のうちに大阪に戻りすごく変わった、おいしい焼肉屋さんに入った。赤味噌だれで焼く、というか煮詰める、ホルモンの焼肉。味は濃いけどたまねぎがたっぷりだから甘い。

2日目はあまり時間がなかったので代官山みたいなところで道行くひとを見たり、フリーマーケットで買い物してみたり。遊廓街にもいってみた。今でもあるんだー!昼間なのに女の人がお家の玄関にちょこんと座ってお客さんを待ち、おばあさんが軒先に水をまいている。…なにを見に行ってるんだか、私は。



修学旅行以来初めての京都、大阪だった。

とても楽しく、そして疲れました。




今度またゆっくり行きたいな。2日ずつくらいほしい。