2〜3か月前まで「今すぐ解散どうのこうのと言っている暇はございません」と言っていた高市総理。年が明けたら突然「衆議院を解散する決断をしました」…って。党幹部も解散は寝耳に水だったという突発性解散。どうなってんの?
700億円に見合う大義はあるのか
2〜3か月で何か解散しなきゃいけない事情が出てきたのかね。まだ1年4か月しか働いていない465人の国会議員のクビを切り、約700億円という税金を投じるのだからそれに相応しい大義があるはずだ。
高市総理は、維新と連立を組んだので国民の審判を問うため、などともっともらしいことを言っても誰も真にうけていない。それなら去年のうちに解散すれば済むはずだ。
巷ではいろいろ言われているが、本音の解散理由として「旧統一教会問題」「コロナ補助金の不正受給の不祥事」「台湾有事発言」などの懸念事項をリセットしたいのだろうと言われている。
これらがウソかホントか分からないが、そういう懸念事項や不祥事を打ち消すためというより、支持率が高いうちに前政権の置き土産(少数与党)をリセットしたい思惑があるのだろう。つまり「私の支持率なら石破政権で減らした議席を回復できるわよ」が本音ではないだろーか。自信過剰に基づく自己都合解散説?よーわからんけど。
「高市早苗が総理大臣でいいのか」が大義?
高市総理の解散表明で、記者団から解散の大義を問われ、
・ 私自身も内閣総理大臣としての進退をかけます
・なぜ今なのか 高市早苗が内閣総理大臣でいいのかどうか
・主権者たる国民のみなさまに決めていただく それしかない
内閣総理大臣制だから別に国民に信任を問う必要はないのですがねぇ。信任されていないなら“進退を決める”覚悟なんだろうか?そのワリに信任のラインがほぼ現状維持らしく、ずいぶん低いラインという感じだ。
☞ 高市内閣、なぜ支持率下落? 無党派層に変化も 世論調査分析
| >前月より10ポイント下落して57%だった。昨年10月の内閣発足以降、高水準だった支持率が初めて大幅に下がった。 |
☞ 衆院選、与党で過半数取れなければ「即刻退陣する」=高市首相
| >衆院選の勝敗ラインとして掲げた与党での過半数は「控えめかもしれない」と述べる一方、「自民で過半数とは申し上げてない」とも語った。与党で過半数を獲得できない場合は「即刻退陣する」と明言した。 |
自維政権で過半数−3という少数与党が現状だ。過半数というのは現状から3議席以上増えればセーフということになる。進退かけるという言葉のわりに覚悟がなぁーという印象だ。まあ、よほどのヘマをしない限り自維政権で過半数はいくだろうな。もし与党で過半数割れになっても、選挙後に国民党を抱き込んで与党過半数に持ち込めば「勝敗ラインはクリアよ」ぐらいのことはやるだろうしね。
話が戻るが「高市早苗が総理大臣でいいのか」について個人の感想を言わせてもらうと、例の存立危機事態発言だけで一発不信任だ。総理大臣として極めて不見識かつ不適切な発言で国益を失わせた責任は大きいからだ。いまだに責任も取っていないし反省の色も見えない。
| この発言で日中関係を損ない、国益を大きく失わせた責任は重い。 |
異例ずくめの衆議院選挙
23日午後の本会議で衆議院が解散された。政府は臨時閣議で「27日公示、2月8日投開票」とする衆院選日程を正式に決定した。選挙戦が事実上スタートする。解散から衆院選の投開票までは16日間と戦後最短超特急な国政選挙。
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国会が解散された瞬間、なぜか自民党議員だけ万歳三唱をやっている。万歳は慣例というだけで特に意味はないらしいが、一説によると「ヤケクソ万歳」とか言われているらしい(笑) |
また、通常国会冒頭での解散は60年ぶり。92年以降に1月召集となった通常国会での冒頭解散は初めて。1月の解散は、90年の海部俊樹政権以来36年ぶりで、異例ずくめの解散・総選挙らしい。
あまりにも選挙までの期間が短くて各自治体の選挙管理委員会は大忙しだという。さらに厳冬期という悪条件もあり選挙掲示板の手配や設置に手が回らない事態だという。雪国では掲示板の設置に普段の何倍もの時間がかかるらしい。身勝手な選挙スケジュールはさまざまな所に大迷惑をかけるということだ。
多すぎる国政選挙で国政が停滞
2024年10月の衆院選、2025年7月の参院選、そして2026年2月の衆院選。1年4か月の間に3回目の国政選挙は明らかに多すぎる。頻繁な選挙は政策停滞の原因になる。衆議院が解散された場合は、継続審査の対象案件であっても全て廃案になるためだ。
☞ 衆院解散で当初予算案の提出見送り、成立は大型連休前後か…「議員定数削減」「献金見直し」などの法案は廃案に
| >今年度内の成立は事実上困難となり、4月からの大型連休前後にずれ込む可能性が出てきた。
>昨年の臨時国会で継続審議とされた法案は廃案となった。与党が提出した衆院議員定数削減法案や、企業・団体献金の見直しを巡る与野党の3法案などだ。 |
せっかく開いた国会を解散してやり直すため、年度末までに予算の成立は無理になった。とりあえず暫定予算で乗り切るしかないという。
高市総理の衆院解散で、選択的夫婦別姓法案や企業・団体献金を規制する政治資金規正法改正案など、議員提出法案74本が廃案となった。うち73本は昨年の臨時国会から継続審議となっていた。審議するには、衆院選後の国会に再び提出する必要がある。
これを無駄と言わずに何と言えばいい?高市総理の個人的な思惑のために日本の政治停滞を招くことになる。自民党が少数与党から抜け出せば、好き勝手に法案を通し放題になる理想郷を夢見ているのだろうが、国民のためにならないワガママはいい加減にしてもらいたい。
立憲民主+公明=中道改革連合
公明党が自民党との連立を蹴って野党の立場になるだけでも驚いたが、さらに立憲民主と公明が合体して新しい政党になった動きにはもっとたまげた。公明党が中道改革連として一体化により、もう自民党との連立には後戻りしないという覚悟を示したわけだ。
公明の組織票が自民陣営から剥がれて立憲民主に付けば、選挙の当落結果が大きく変わるという報道もある。はたして計算どおりに行くかな?
現場ベースによると、自民党との長年の人間関係みたいなものは急に変えられないという現実的な見方があるという。公明が離脱すれば保守票や無党派層の票が増えると皮算用している自民党幹部がいるらしいが甘くないか?全国組織の公明票の厚さに比べ、大阪以外で濃淡差があるローカル政党の維新と連立によって組織票が減るという読みはないらしい。というか自民と維新は、原則的に選挙協力をしないガチンコ対決らしいから、選挙区によっては保守票の食い合いすらあるという。
中道改革連合の方は、選挙前に急ごしらえの感が否めない。新しい政党として公約や方向性が浸透するには時間がかかりそうだ。この新党も現状維持できるかどうか怪しいものだ。リベラルや左派の政党で仲違いが起きるなど、不確定要素が多すぎてよく分からん。
裏金議員の復権、政治資金規正法とモラル
今回の選挙で自民党は裏金議員を復権させるという。いまだに自分の裏金問題を説明すらしていない議員でも「審判を受けている」として選挙区と比例代表へび重複立候補を容認するらしい。
政治資金規正法案が衆院解散によって廃案にされるし、維新所属議員による国民健康保険料の支払い逃れ、日本維新の藤田共同代表側が公設秘書の会社に税金を原資とする多額の資金を支出していた不祥事などもあり「金にルーズな自民党+維新」というイメージが定着しそうだ。
裏金議員らだけでなく、法務当局から人権侵犯と認定された差別議員も復活させるというから高市政権の無節操ぶりが際立つ。
☞ 「こんな国民なめた話はないよ‼」自民、杉田水脈氏公認にネット騒然「何たる暴挙」「記事を見て目を疑った
| >「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさん」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」と書き込み、2023年に法務当局から人権侵犯と認定された。 |
まあ、国民目線からは「人間性に難がある人でも自民党はオッケー」に見えるのも当然だろう。カネ・モラルへのやる気の無さがはっきり見えてきた高市政権はどう評価されるか?少々モラルを欠いてもダーティなところがあっても、国民から選ばれるのは我が自民党だという自信の表れなんだろうな。このような鷹揚さは中高年世代には馴染んでも、若者世代から見たら「ヤバイ(ネガティブな意味)」と映るのではないかな?
結局どこが勝敗ラインなのよ?
各政党は目標とする勝敗ラインを公言しているが、さて風が吹く政党はどこだろうか?風頼みというのも頼りないし、風が通り過ぎてしまった政党もあるだろう。信頼を勝ち取り勢力を伸ばしていける政党があるかなという感じもする。
保守票は賛成党や国民党との取り合いだから、それら中小保守系政党が増えた分は与党側の取り分が減るのじゃないかね?一方で、リベラル・左派票が共産や社民の得票が減った分は中道へ回るか。
とか言っても、最大勢力は無党派だ。特定の政党やイデオロギーなどに縛られず、そのときどきの状況に応じて投票先を選ぶ、という最も合理的な考え方の層だ。しがらみがない無党派層が選挙結果を左右するのは言うまでもないだろう。
大阪ダブル選挙で勝てば大阪都構想に挑戦?
維新の大阪府知事と大阪市長が衆院選と同日での出直し選を目的に辞任した。大阪府知事と大阪市長で「大阪都構想」の実現を争点に掲げるつもりらしい。便乗商法とも言える出直しダブル選は、橋下徹氏や松井一郎氏という維新大物OBだけでなく、維新議員からも異論・反対の厳しい意見が続出しているという。
☞ 大阪ダブル選、いら立つ与党 維新・吉村氏「独断」、衆院選に影響も
| >「大阪都構想」に再挑戦するとして知事辞職願を提出。維新からは「独断だ」と批判が上がり、自民からも「身勝手だ」と不満が漏れる。与党内の不協和音は衆院選の選挙戦に影響する可能性もある。
>吉村氏の対応には自民も批判的だ。衆院選は自民にとって政権を維持できるかどうかの正念場だけに、党関係者は「維新は自分のことしか考えていない」と吐き捨てる。 |
ふーん。大阪ダブル選挙は維新内部だけでなく自民党からも批判されているわけだね。どうなるか面白そうな展開だな。
再選されたら都構想が信任という愚論
☞ 無投票再選でも都構想挑戦へ 大阪・吉村知事 「民意得た」とみなす得票ラインは明言せず
| >出直しダブル選について、無投票で再選した場合に関し、「都構想の設計図づくりへの挑戦という公約に取り組んでいく」と述べた。 |
自民や公明、立憲民主、共産などの主要政党は独自候補擁立の見送りを決めているが、新人が何人か立候補するらしい。まあ、ここぞとばかりに立候補した方々がいるようで、誰も立候補せず無投票で前職の再選はなくなった。キャリアもバックもカンバンも無い新人たちが前職に太刀打ちするのは無謀だが、前職はそんな新人候補たちに勝てば前府知事と前市長は「都構想が信任された」と吹聴するつもりだろうな。
いままで「都構想の二度漬け禁止などと」とおちょくられてきたのに、飽きもせず三度漬けを狙うくだらない茶番劇であることを国民は見透かしている。センスが悪いし面白くもない大阪漫才になりそうだ。しかし、W選挙への批判は地元でも強いようで、選挙結果に一波乱があれば大阪が見直されることになるかもしれない。
参考までにAIチャットで丙午の選挙について聞いてみた。
| この選挙は、一部メディアで「丙午の政変」とも称され、エネルギーに満ちた変革の年を象徴する政治イベントとして注目されています。 |
AI の回答には間違いが含まれている場合があります(笑)
丙午なんてのは迷信だが、政治屋の論理も迷信や占いみたいなもの。レベル的にたいして違わんだろう。
ともかく、2026衆院選は不確定要素が多すぎて読みどおりには行きそうもないだろう。最後に笑うのはどの政党だろうか?
















































