半年前に発覚して大騒ぎになった自民党の裏金問題。不透明な政治資金の流れを絶とうとする政治資金改正法改正に絡み、自民党を取り巻く狢(ムジナ)*どもが何匹も現れて既得権を死守したい自民党を応援するという珍現象に国民は冷笑することになった。

規制法改正案 各党の初期案

政治資金規制法改正案の各党の初期案

当事者の自民党の改正案は野党から出された後で最後に出された。他党の様子を伺いながら後出しした改正案は予想どおり各党で最も緩い案であった。自民党案が他党と大きく食い違う部分はパーティ券と政策活動費だが、他の項目も含め本気でカネにまつわる不正問題を解決しようという気がなさそうだ。半年も前の重大問題に対してこの程度の案しか出ないようではため息も出る

 

パー券の上限金額引き下げは公明党のおかげなのか?

宗教政党たる公明党のヤマグチ代表は「我々のおかげで自民を曲げさせた」と胸を張るがそうなのか?立民以外の野党も同様の案を出しているのだが。

ソーリの英断

パー券は外国人献金の隠れ蓑

そもそもパー券収入は実質的な政治資金でありながら、外国人がパー券を購入することが規制されていないという重要な問題がある外国人が裏でパー券を購入する政治献金が行われている実態があるのだ。この外国人のパー券購入の問題を指摘していたのは国民党だけであるが、立民党は政治パーティを開催禁止としていた。パー券が外国人の政治献金の隠れ蓑になっている点を見直さない政党は売国党と呼んでも差し支えなかろう。

ソーリが金額妥協

パー券の公表金額を5万円に引き下げても、“購入者”の名義の数を増やして分散させれば裏金作りに影響はない。しょせん何の実効力もない「ザル法」であり、タダの「やりました感」の演出だけである。騙されてはいけない。まあ、小判鮫の公明らしいと言えばそれまでだが。

同じ穴の狢とみられたくない

*:「同じ穴の狢(おなじあなのむじな)」。関係がなさそうに見えても実態は「同類、仲間」であることのたとえ。特に悪事を働く者について使われる。

 

二匹目のムジナ、おおさか維新

コイツは笑えるバカなムジナである。最近の政治報道でこんなに笑ったことはない。当初の改正案では、政策活動費について自民党のやる気のない案(50万円以下非公開)に対して、維新は他の野党と同じ廃止論を掲げていた。

政策活動費比較

廃止論から10年後領収書公開に後退させた同じ穴のムジナ

ところが何をとち狂ったのか二匹目のムジナは、当初の廃止論から10年後の領収書公開にまで後退させた。おおさか維新の改革って後ろ向きに進むことなのかと呆れるしかない。

維新バカ代表 10年後に領収書を公開する案

自民党にとっては渡りに泥船(笑)やる気のなさ満点の自民党案より都合がいい維新案に飛びついた。なんとしても裏金作りを死守したい自民党は、これが最善の落としどころとして維新の10年後公開案を丸呑みしたフリをした(笑)

政策活動費改正案各党比較

 

維新バカババ代表がドヤ顔( •̀∀•́ )で……

維新ババ代表は「自民が我々の主張を100%丸呑みにしたのは大きな前進」と報道陣の前でドヤ顔で胸を張った。後でキシダに煮え湯を飲まされるとも知らずに……(笑)

維新バカ代表 100%丸呑みは前進

おおさか維新のフジータ幹事長も「我々が言う抜け穴というのはすべて塞げた」と得意げに語った。ほんまいかな?政治発言に限らず「すべて」とか「完全」とかいう極端な表現を使わない方が無難だが、こういう大言壮語を繰り出すと大阪特有のハッタリみたいな印象を持ってしまう。誰が見ても穴だらけのザル法なのに。

維新幹事長 抜け穴はすべて塞げた

バックギヤしかない政党によって法案成立

後ろにしか進まない公明ムジナに加えて維新ムジナも参加し、自民党は衆院で思惑どおりの超ザル法を成立させた。実質的に何も進歩が無い法案によって悪徳政治屋がこれからも裏金作りに勤しめることだろう。

政治資金規正法 当初改正案からの妥協点

法案成立後にウソツキ内閣に気付いた維新ババ代表

超ザル法が衆院で成立した後で、自民党が法改正する時期の合意を守るつもりがない事に維新ババ代表が気付いた。自民党は国会の期日に余裕が無いことを理由に法改正する時期を後送りする(うやむやに終わらせる)つもりだと分かったのだ。

維新バカ代表 約束した時期が守られてないことに気付く

自民党が維新との合意を守るつもりなら会期延長するはずだが、キシダ政権は会期延長する気はないのだ。だが、もう後の祭りアフターエスティバルである。結果として自民とその補完勢力と言われる公明と維新がグルになって国民の敵となったのだ。

維新は自民党に助け船になった

維新以外の野党は「維新は自民党に助け船を出したんじゃない?」と冷ややか。自民は公明ムジナと維新ムジナのおかげで抜け穴だらけの法案が成立して安泰であろう。

維新バカ代表 水面下交渉を暴露

維新はコップの中の地域政党

恨み辛みの維新バカババ代表は、事前に自民から「期日を外してくれ」と水面下の話にホイホイ乗って期日の話を外したと裏話を暴露した。

☞ 維新・馬場伸幸代表が旧文通費合意の内幕を暴露 自民を信じ「今国会中に結論」を削除

一般社会ではダマした方が悪いという正常な倫理があるが、政治の世界は「口約束で騙された方が悪い」という極悪非道な倫理がまかり通る。まあ、狸や狐などのムジナや珍獣がうろつく政治動物園ならではの理論である。子ども同士の約束とも言える。今さらながら、政治屋を信じたらとんでもない目に遭うという教訓である。素人の政治屋では理解できなかったのかもしれないが。

政治資金規正法改正 国民 10年後公開とかありえない

後から根回しがあったことを暴露してもアホと思われるだけ。批判や罵詈雑言に耐え忍び野党と協調路線に切り替えるべきではないか。あるいは今までどおり大阪ファーストを掲げる地域政党として自民と対峙すればいい。とても全国区に出てくるようなタマじゃないのだ。

 

 

自民党の裏金はどう使われたか?

自民党の裏金は何に使ったのか?国民の誰もが知りたいだろうが、自民党は絶対に知られたくない。野党は自民党の裏金作りが継続的に行われていたと見て追及したが、当事者の自民党は肝心な所はのらりくらりと逃げ回った。まあ、いつもの事だが。説明も証明もできなければ、説明できない不適切な用途で使われたのだろうと憶測するしかない。裏金議員の個人的な交遊費や飲食費や生活費に使われたんだろうな。

裏金作りはいつから?

自民党の裏金は誰が始めたか?

報道によると、20年以上前のモリ総理の時代から常習的に行われていたらしい。アベ総理の時に「裏金は止めよう」と言ったらしいが、アベ派が5人組集団指導体制になってから誰かが「裏金は続けよう」としたらしい。じゃ誰が裏金を続けようと決めたのか?

裏金作りは2年以上前から

裏金5人組の全員が「知らねぇよ」とバックレたのだが、常識で考えても派閥運営を仕切る幹部ら全員が金の流れを知らないはずがないのだ。会計責任者が独断で裏金作りを続けられるはずがない。誰がどう考えても5人組全員がウソツキだということが分かる。自白しなければ石抱責でもやってクチを割らせばよかったのにあ、いやいや…そりゃ令和の時代では人権上まずい。犯人を指させば無罪にしてやるからな、という司法取引の方がナウいぞ(笑)

裏金作りの関与を否定

裏金議員の収支修正はテキトー

不正行為がバレた裏金議員の一部は政治資金収支報告書の収支を「不明」「使途不明金」などと訂正したようだ。領収書などの証票がないカネの使い道を何年も遡って書けるはずがない。裏帳簿でもあれば別だがね。どうせ多額の金を私的使っていると思われ、帳尻を合わせるためにテキトーにでっち上げるのだろう。

☞ 萩生田光一事務所「改めて訂正する」 政治資金収支報告書「不明」だらけの訂正問題 これからどうする?

ハギューダは使途不明金で訂正

議員の政活費(政策活動費)=生活費じゃね?

この国のサラリーマンを除く納税者は税務署に経費関連の証票を用意する必要がある。税務署に突っ込まれたときに、それが必要経費であること証明する証拠がなければ脱税だと言われかねない。ところがこの国の特権階級の議員サマらは政治活動を証明する証票が不要と言うから呆れる。不正がバレて何年も経ってから「ゴメンゴメン。間違えたから訂正するわ」「領収書無いけどこんな感じ」とテキトーに修正して済ませられるらしい。徴税が不公平であると指摘されても、税務当局は議員らに突っ込みをいれるつもりはないようだ。

正当な使用という証拠がない

証拠がないカネの使い道は政治活動に使ってきたとは考えられない。不正行為を糺(ただ)すためには、国民と同等に1円単位で証票の提出を義務付けるべきだろう。証明できないカネの使途は議員が私的使用したカネとして課税対象にすればいい

国税庁ポスター「脱税は犯罪!」

政策活動費で野党分断工作!?

ところが自民党が政策活動費といっても腹黒い活動の資金源になっている部分があり、カネの使い道を隠したいのだ。内閣官房機密費から支出されたのかもしれんが、いずれにせよまともじゃない裏工作活動費と言ってもいい。腹黒い自民党はブラックボックス型金庫を必死で死守するのだろう。

☞ 【政策活動費】デパートの紙袋に“2億円” 野党の分裂狙い…元秘書が告白「こういうお金が動くのか」

>政策活動費の使い道は身内だけではありません。元秘書の男性は、相手陣営であるはずの野党に政策活動費を渡した経験を告白。「最高額で私は2億運んだことはあります。一度にです。議員から『誰々のところに持って行くように』と言われて、紙袋2つ渡されて」デパートの紙袋に入っていた2億円の現金。「それをみんなに見えないように車に積んで、届け先に持って行きましたね」と振り返ります。元秘書の男性は「詳しいことは明かせない」としながらも、野党の分裂を促すため現金を渡したという。

これでピンと来る人もいるだろう。過去に野党が分裂した事件がいくつもあるためどの事件のことか分からないが、野党に現ナマ攻撃して党を割らせたのか?と…これが本当ならまさしく昭和の金権政治か?

 

いやいや。いくら昭和でもそういう生臭い裏工作は聞いたことがない。昭和には贈賄収賄がよくあったが他党には一定の敬意を持っていたはずだ。他党にも国民にも敬意を払わなくなった令和時代の自民党は、使い勝手のいい政策活動費がガラス張りにされることを全力で阻止するはずだ。今回も政治資金規正法改正をめぐり、裏取引で一部の野党と自民党が手を結ぶはずだ。これも野党分断工作と言っていいと思う。

 

政治資金規正法改正で議員の責任を問うべき

従来の政治資金規正法に基づく責任は、裏金を受け取った議員ではなく派閥の会計責任者が負うことになっている。政治資金規正法がザル法と言われる所以である。

幹部立件見送り会計責任者が起訴

しかし、ザル法として温存したい与党の思惑で大した改善は期待できそうもない。これまた期待できそうもなく、国民が選挙で裏金議員と裏金政党を落とす以外に浄化する方法はない。

裏金議員どもは会計責任者に責任を被せ、監督責任を棚に上げて無責任な事ばかり言うことは許されない。政治資金規正法改正で抑止力を高めるためには違反した議員は死刑でいい(笑)…自粛

自民裏金2-20

 

自民党裏金関連議員の処分は恣意的

今回の裏金事件で不正な裏金を受け取っていた安倍派、二階派の議員ら39人を処分幹部らの処分を自民党が決めた。アベ派幹部の処分で最も重い離党勧告が2名の他、党員資格停止3名、党の役職停止5名である。これらの処分の軽重も世間をざわつかせた。

自民幹部の処分の差

本来ならアベ派幹部全員が離党勧告処分が相当だろうが、離党勧告はわずか2名。党員資格停止は3名で、残りの5名が処分とは言えない程度の党の役職停止という甘さ。派閥の長である2Fとキシダは責任が重いはずだが処分なしというアホらしさ。2Fは引退カードが免罪符になったのだろう。

自民裏金2-17

逮捕や起訴された高額裏金議員を除く、5年分の裏金金額ベースで見ると裏金ランキングトップは2Fの3,526万円。これでお咎めなしだからなー。厳しい離党勧告となった塩やんの234万円に対し、ランキング3位で2,728万円も裏金を受け取ったハギューダは党の役職停止1年という軽さ。塩やんとハギューダの極端な差はこういうことらしい↓棺桶に片足を突っ込んでいる過去の人に人柱にされた訳か?

トカゲのシッポ切りby森

自民の裏金議員のリストも公表されている。この連中は次の選挙で落とすべき面子として覚えておこう。個人的には裏金ランキング12位の差別主義者はぜひ落ちてもらいたい。寵愛を受けてきたボスが他界して虎の威がなくなれば、自動的に厳しい選挙になるだろう。

自民党政治資金不記載議員名簿

野党は裏金議員に説明責任を求めたが、誰一人説明責任に応じた者はいなかった。キシダは説明するすると言って何一つ具体的な対策を打っていなかったらしい。

不記載51人の出席を要求

☞ 「裏金」の真相解明 議員は説明責任を果たせ

 >資金還流されながら政治資金収支報告書に記載していなかった自民議員44人に出席を求めた。だが、出席の意向を示した議員はゼロだった。 

 

もはや国民が選挙で自民党に鉄槌を振り下ろすほかはなさそうだ。

 

すっかり古新聞になってしまったが、自民党の裏金事件を忘れないようにメモしておく。自民党のアベ派を中心に政治資金パー券の売上の一部が議員に環流(キックバック)され、それが収支報告書に記載されていなかったという不正が発覚した事件だ。大学教授の告発によって発覚した。報道は「国民の信頼を裏切る不正行為である」などと書き立てたが、そもそも議員連中を信頼する方が間違っている。昔から議員は反社会性を帯びた金の亡者と相場が決まっている(笑)それが表面化したのだ!

大学教授の告発で裏金が発覚

シラを切る元締め系首領

これは政治資金規正法に違反する違法行為に他ならず、組織ぐるみでやらかした不正の実態から言えば組織犯罪だ。首領たるキシダは当初は「裏金ではない」とシラを切ったが不正の実態が曝かれるにつれ、苦し紛れに「諸悪の根源となった派閥を解消する」などとトンチンカンな対策で逃げ切ろうとしたが火に油を注ぐことになった。後にこのキシダ派の元会計責任者が政治資金規正法違反の虚偽記載の罪で略式起訴されることになったが、派閥の責任者たるキシダ本人は自分の処分を見送る…

キシダ裏金はあたらない

虚偽説明系議員は大臣職

現職の大臣クラスの議員も不正を素直に認めず「キックバックなんか受けてない、知らん」などと言い張っていたが、実態解明が進むにつれ裏金を受け取っていたことが発覚して大恥を掻くことになった。この手の輩は肩書きで信用したらアカンというのが世の常識である。

「受けたことがない」→受けていた

証拠隠滅系議員は逮捕

4000万円を超える裏金を受け取っていた自民党の某議員だが、説明どころか卑劣にもPCのデータを消すなど悪質な証拠隠滅のかどで警察に逮捕されることになった。よほど裏金の使い道を知られたくなかったのだろう。

自民現職議員逮捕

PCの証拠隠滅というと「ドリル優子」を連想する。2014年に自民党議員の小渕優子が政治資金問題を指摘されたとき、証拠隠滅のために自身のPCのハードディスクをドリルで破壊した疑いから「ドリル優子」と呼ばれた。ヤバくなるとPC破壊は自民党の伝統芸ですかね?

☞ 「証拠隠滅されない?」検察が家宅捜査を安倍派に“予告”も影響がないワケ…過去には“ドリル優子”事件も

 

裏金を認めたがらない、あるいは証拠隠滅を図るような輩は非合法な資金だと認識していた訳で、意図的に脱税していた可能性が高いだろう。

 

違法行為で得た裏金は使途がはっきりしないカネである。政治活動に使ったか議員の生計費に使ったか不明確である。個人や企業で言えば「所得隠し」に相当する。議員が政治活動以外に使った場合や使い残した場合は課税対象になるが、無申告かどうかもうやむやにしたうえ、後出しで収支報告書を訂正しても納税者は納得しないだろう。

 

説明拒否する無責任系派閥幹部

今回の不正が明るみに出たのに事実の説明を逃げ回る議員が続出した。「政府の立場として答えることを差し控える」というフレーズが目立ったが、政府の要職に居るからこそより一層の説明責任が求められるはずだ。こーゆう無責任な連中が政府の要職に就くこと自体、あるいは議員として存在すること自体が不適切だ。辞めちまえ!である。

アベ派幹部答弁差し控える

暴露系議員だけが説明責任を果たす

無責任な議員だけではなく、ごく一部だが「収支報告書に記載するなと派閥から指示があった」と予想どおりの指示があったことを暴露した議員がいた。また、派閥側からは「しゃべるなよ、しゃべるなよ」と箝口令があったことも暴露した。こういうのを暴露系議員というのだろうか(笑)

派閥から指示されていた

派閥から指示&口止め

ともかく「派閥から追い出されても各議員個別の判断で動く段階にきているかもしれない」という認識は間違ってない。今後の活躍に期待したい。と思ったが…

 

裏指示を暴露した報復ですかね?どこかのエージェントが仕掛けたハニトラに引っかかったのか議員として消された(笑)

☞ 「けじめをつける、記憶にある」女性問題で辞職願 裏金暴露の宮沢博行衆議員議員 地元から驚きの声

派閥からの指示誰の指示?

政界から消されるべきは不当に回答拒否して事実を隠ぺいしようとする連中だと思いますがね。

 

 

ビックモーター(BM)事件の報道も減っているが、今回は私的な経験を交えて企業の口コミに対する姿勢を考えてみる。

 

BMは一体どれだけ阿漕な商売をやっていたのか?

BMの悪事が曝かれるにつれ、車の取引では考えられないようなトラブルが発覚した。群馬県では水没歴がある車をBMが黙って売って賠償命令。

☞ ビッグモーターに支払い命令 水没歴を調べず販売、前橋地裁

>ビッグモーターが水没事故歴を告げずに中古車を販売したとして、群馬県館林市の医薬品販売会社が購入代金など350万円を求めた訴訟の判決で、前橋地裁太田支部は21日までに、約290万円の支払いを命じた。


かと思えば大阪府ではBMが仕入れた車を水没車だと言いがかり。
☞ ベンツ売却→「水没車と言いがかり」で不当訴訟 ビッグモーター提訴

>ビッグモーターは4年2月、水没車であることを隠して売却したとして、損害賠償を求める訴訟を起こした。訴えは同8月に取り下げられたが、男性側は「不当な訴訟を起こされ、精神的苦痛を受けた」と主張

 

水没車の商品価値はゼロのため、それを隠して売るなどもってのほか。仕入れた車を後から水没車だと言いがかりを付けるなど論外。水没歴は隠せそうだが、よく調べれば分かるもの。一例だが、シートベルトを引き出してみれば分かるらしい。シートベルトの巻き取り装置(リトラクター)は容易に分解できず、巻き取られているシートベルトに水没の痕跡が残されているという。そんな簡単なチェックも怠り、水没車を売るとはとてもプロとは言えない。ネットでは水没車と知っていたのに知らん顔して売ったのでは?という声もあるようだが、いずれにせよ論外である。

 

口コミサイトのサクラ投稿疑惑

これも某週刊誌で採りあげられていたが、クチコミ評価を操作していたのではないかと疑われている。

☞ ビッグモーターの口コミ〝サクラ疑惑〟で大荒れ「開店前に高評価」「観光地並み投稿数」

>7月15日に開店した八戸店について、中古車情報サイトの口コミでサクラが疑われました。というのも、開店前の6日付で口コミがされていた 
>鹿児島が誇る観光地である桜島に書かれている口コミ件数969件よりも多いことが不思議がられている

出店前に高評価の書き込みをするのは一般のユーザーなんでしょうかね?誰が考えても分かりますよね。何でもやりすぎはアカンちゅうことですよ。

 

☞ ビッグモーター八戸店の口コミ削除 出店前に「フレンドリーな接客」

>サイトを運営するリクルートは、購入の事実が疑われる投稿を禁止する約款に違反しているとして、この口コミを同日削除。再発防止対策の強化を検討する。

ビッグモーター八戸店の口コミ

このケースは工作員のヘマからサクラ投稿だとはっきりしたため削除となったが、さまざまな所のクチコミ評価が組織的かつノルマ化していたのではないかと疑われている。

 

☞ 「組織的かつノルマ化している」中古車業界大手ビッグモーターで蔓延する「口コミのサクラ疑惑」の実態

>そこにはGoogleの口コミの上位と下位の店舗がリスト化されて貼り付けられており、営業本部長自らが評価の低い店舗を名指しで指摘している。関東地方の店舗に勤務していた元社員が内情を明かす。 「本部長からの指示は、あくまで『良い書き込みを増やすよう営業をかけるように』ということですが、基本的に声掛けをしても口コミを書いてくれるお客様は多くはありません。だからこれは、暗に『店のスタッフでなんとかしろ!』という本部からの命令なんです」
 >「私が関わった口コミサイトでは、5点満点で3点以下の投稿は掲載しませんでした。クライアントに不都合な口コミは、最初から掲載しないんです。

 

不都合な低評価が無かったことに

グーグルマップのクチコミで「店舗側の不都合な口コミは掲載しない」というのは間違いないと断言できる。それは、不都合な書き込みを非表示にしている事実が発覚したためだ。

 

なぜ断言できるかというと、筆者の書き込みが自分のIDでログインしない限り非表示になることが判明した。非表示になっても総クチコミ件数は同じである。書き込みが削除されたのではなく、自分以外の人には不都合な評価の書き込みが表示されなくなっているようだ。

 

また、この店舗の口コミでは従業員らしきサクラ投稿疑惑を指摘した口コミも見えなくなっていた。担当者らしき名前を出したり、一見(一件)さんからの高評価という不自然な口コミが目立っていたためである。また、低評価が1つもないのは不自然だと思ったのだろう。★1評価は1件だけ残されていた。

BM消されたクチコミ-1

 

左が自分のIDでログインした画面、右が自分のID以外でログインした画面。これで書き込んだ本人は気がつかないと思っているらしい。Google Mapシステムに非表示機能を実装していることは間違いないが、使い方を誤るとクチコミの信頼性が失われることになることを認識しているのか?企業もGoogleも不都合な事は無かった事にして安心したいようだ。

 

この書き込みは数年前に実際にBMで車を買おうとした筆者の実体験を書いている。当時は出物が少ない車を探していて在庫が豊富なBMなら見つかるかもと期待して相談した。PCで検索すると大阪で希望する出物が見つかり、下取り車も予想より10〜15万ぐらい高い評価額が付いたため「じゃ契約しますか」となった。

 

ところが契約書にサインした翌日、乗り換える車が「ナビ装備」とされていたが、写真を拡大してナビっぽい機器の型番をよく見るとディスプレイオーディオだったことが判明した。ナビ付きと書いているのに違っていたら買えないね、ということで契約を解消。担当者は「車が送られる前でよかったね」だと?気付くのが遅れたらそのまま売るつもりだったのか。

 

グーグルマップのクチコミには「ミスか故意か分からないが…」と一応は忖度していた(笑)が、口コミが非表示にされたことでナビの誤表示が故意だったと判断を変更している。また、他の車をざっと見てもマップ更新期限を過ぎた古いナビ装着車が多かった。そんなことや、社内の異様な雰囲気から考えてもヤバい会社として評価は★1つ。契約を破棄されるのも当然だろう。

 

Googleもモンスター企業に加担か?

企業にとって不都合な書き込みを非表示にする機能がグーグルマップにあることは間違いない。広告企業への根拠のない誹謗中傷が口コミに書かれる事への対処かもしれないが、その悪用で評価点数の操作になればクチコミの信頼性を貶めることになる。

BM★の亡者1

筆者は別IDでグーグルマップの中古車店のクチコミへ書き込むことがあるが、低評価で非表示にされたことは一度も無い。むしろ低評価に対して改善するとコメントを返してくれた企業が多い。そのような企業なら経営姿勢まで疑われることはない。だが、BMのように★の数に支配されたモンスター企業が低評価を消してヤラセ高評価で平均点数を上げる捏造が日常化していれば存在そのものにダメ出しされることになる。

 

いずれにしても、モンスター企業の口コミに今さら★5つを付けても★1つを付けても影響はないだろう。すでにこのモンスター企業の存続は難しい事態になっているのだ。

 


個人的なことだが、2023年は関連がない病名で5回も入院し、人背最悪の1年だった。2024年も4月までに3回の入院が予定されている。辛いことになりそうだが、ブログで病気を発信している方々に勇気をもらって手術を決断した。更新が途切れ途切れになるかもしれないが、気持ちを前向きにして病気のことも取り上げていきたい。

 

病気で入院を繰り返して気持ちが⤵️だったため、筆が進まず未完成の記事だがとりあえず公開することにした。


自動車損害保険会社との関係が明らかに

ビックモーターと損保会社がズブズブの関係だったこともあぶり出された。車両保険の支払いが絡む物損事故が起きると、損保会社は指定の修理工場へ事故車の修理を依頼する。修理工場は必要な修理を行い損保会社に費用を請求する。損保会社が指定する修理工場であっても、修理代金が一定金額以上の場合は修理見積が適正かチェックする査定士(アジャスター)が介在して不正請求がないか目を光らせる…はずだった。

 

ところがビックモーターで修理する場合は査定士抜きだったという。ビックモーターが売る中古車に付ける自賠責保険の契約を損保会社に割り当てていた“過度な信頼関係(馴れ合い関係とも言う)”から面倒な手続きを飛ばしていた。チェックが入らなくても真面目に整備すれば問題ない。しかし、ビックモーターの場合はチェックがないからと不正をやり放題で余計な修理代金を保会社に請求していた。

☞ 「入庫1件に対して自賠責5件」ビッグモーターが損保に100億近い水増し請求 ”共犯関係”の実態

>損保からビッグモーターの板金工場に入庫誘導した件数に応じて自賠責保険を使ってもらえる密約がありました。入庫1件につき自賠責5件です。損保によっては7件の場合もありました
>アジャスターの立ち合いはもちろん、協定すらなくビッグモーターの言うままに修理金額が決まっていました
>東京海上と三井住友に対しては自賠責の発行を7月14日以降ストップし、そのかわりに損保ジャパンとの契約は今後も続けるよう、暗に社員に指示したものだ

とりわけ損保ジャパンは、ビッグモーターの不正請求を知りながら黙認することで保険契約を増していたため“共犯関係”と言われている。各損保会社からはビックモーターに社員を派遣していたが、とりわけ損保ジャパンは派遣社員数が多いことからも「ビックモーターとズブズブの関係だった」と言われている。さらに、ビッグモーターの不正請求を把握した後で損保ジャパンだけ取引を再開した事が致命傷になった。

不正請求の手口

損保ジャパン社長が引責辞任

☞ 損保ジャパン社長辞任 法令順守の意識はどこに

>ビッグモーターが扱う保険料は年約200億円に上る。損保ジャパンはその約6割を占めていた
>白川社長は「作業ミスが原因」とするビッグモーター側の説明を事実でないと認識しながら、取引の早期再開を提案した。あろうことか辞任会見でその理由を「取引が減る可能性を危惧した」などと説明した
>損保ジャパンは延べ40人以上の社員をビッグモーター側に出向させてもいた。ビッグモーターの不正に出向者も関与していた疑いは拭えない

自社の利益を優先するあまり重要な企業倫理を忘れた損保ジャパンは、白川社長が引責辞任することになった。自業自得ではあるが、社長辞任だけで済むことではない。

損保ジャパン社長が引責辞任

損保ジャパンは一般ユーザーの信頼を裏切っただけではない。ユーザーが自己負担で修理代を払った場合、ユーザーが余計な負担を払わされていたことになる。車両保険を利用した場合、その時点でユーザーの負担はないが、翌年以降の自動車保険の等級が下がり、支払う保険料が上がる。修理代金の水増しにより、保険会社がビッグモーターに余計な保険金を払い続けてきたことで、すべての契約者の保険料率が割高になっていた可能性がある。大勢を巻き込んだ社会問題と言ってもよいぐらいの重大事件だ。

 

損保7社ビックモーターと代理店契約を解除

損保、ビッグモーターと解約 全7社、代理店委託ゼロに

>代理店契約を結ぶ損害保険会社7社がいずれも解約することになり、ビッグモーターが代理店業を続けるのは困難となった

とうとう損保各社はズブズブの関係から一転し、ビッグモーターを切ることにしたらしい。ビッグモーターにとっては大きな収益源にもなっていた代理店業を続けるのが困難な状況に追い込まれ、大きな打撃を受けることになる。ビッグモーターで中古車を買った客は自分で保険を契約することになるが、客にとっては保険を自由に選べるメリットとも言える(皮肉)。

 

いずれにせよ、ビッグモーターがいつまで持つのか?すでにカウントダウンが始まっている。

☞ ビッグモーター、身売りも視野 銀行団にスポンサー選定の意向

身売りしたとしても、信用を失った会社を支援するのはリスクが大きいだろう。ハゲタカのように解体するつもりで異業種が乗り込んでくることもささやかれている。自業自得と言えばそのとおりなのだが。


記事の内容は2023年9月ごろのままで、最新の情報と不整合かもしれないが気が向いたら修正加筆するかもしれない。