自民党の裏金はどう使われたか?

自民党の裏金は何に使ったのか?国民の誰もが知りたいだろうが、自民党は絶対に知られたくない。野党は自民党の裏金作りが継続的に行われていたと見て追及したが、当事者の自民党は肝心な所はのらりくらりと逃げ回った。まあ、いつもの事だが。説明も証明もできなければ、説明できない不適切な用途で使われたのだろうと憶測するしかない。裏金議員の個人的な交遊費や飲食費や生活費に使われたんだろうな。

裏金作りはいつから?

自民党の裏金は誰が始めたか?

報道によると、20年以上前のモリ総理の時代から常習的に行われていたらしい。アベ総理の時に「裏金は止めよう」と言ったらしいが、アベ派が5人組集団指導体制になってから誰かが「裏金は続けよう」としたらしい。じゃ誰が裏金を続けようと決めたのか?

裏金作りは2年以上前から

裏金5人組の全員が「知らねぇよ」とバックレたのだが、常識で考えても派閥運営を仕切る幹部ら全員が金の流れを知らないはずがないのだ。会計責任者が独断で裏金作りを続けられるはずがない。誰がどう考えても5人組全員がウソツキだということが分かる。自白しなければ石抱責でもやってクチを割らせばよかったのにあ、いやいや…そりゃ令和の時代では人権上まずい。犯人を指させば無罪にしてやるからな、という司法取引の方がナウいぞ(笑)

裏金作りの関与を否定

裏金議員の収支修正はテキトー

不正行為がバレた裏金議員の一部は政治資金収支報告書の収支を「不明」「使途不明金」などと訂正したようだ。領収書などの証票がないカネの使い道を何年も遡って書けるはずがない。裏帳簿でもあれば別だがね。どうせ多額の金を私的使っていると思われ、帳尻を合わせるためにテキトーにでっち上げるのだろう。

☞ 萩生田光一事務所「改めて訂正する」 政治資金収支報告書「不明」だらけの訂正問題 これからどうする?

ハギューダは使途不明金で訂正

議員の政活費(政策活動費)=生活費じゃね?

この国のサラリーマンを除く納税者は税務署に経費関連の証票を用意する必要がある。税務署に突っ込まれたときに、それが必要経費であること証明する証拠がなければ脱税だと言われかねない。ところがこの国の特権階級の議員サマらは政治活動を証明する証票が不要と言うから呆れる。不正がバレて何年も経ってから「ゴメンゴメン。間違えたから訂正するわ」「領収書無いけどこんな感じ」とテキトーに修正して済ませられるらしい。徴税が不公平であると指摘されても、税務当局は議員らに突っ込みをいれるつもりはないようだ。

正当な使用という証拠がない

証拠がないカネの使い道は政治活動に使ってきたとは考えられない。不正行為を糺(ただ)すためには、国民と同等に1円単位で証票の提出を義務付けるべきだろう。証明できないカネの使途は議員が私的使用したカネとして課税対象にすればいい

国税庁ポスター「脱税は犯罪!」

政策活動費で野党分断工作!?

ところが自民党が政策活動費といっても腹黒い活動の資金源になっている部分があり、カネの使い道を隠したいのだ。内閣官房機密費から支出されたのかもしれんが、いずれにせよまともじゃない裏工作活動費と言ってもいい。腹黒い自民党はブラックボックス型金庫を必死で死守するのだろう。

☞ 【政策活動費】デパートの紙袋に“2億円” 野党の分裂狙い…元秘書が告白「こういうお金が動くのか」

>政策活動費の使い道は身内だけではありません。元秘書の男性は、相手陣営であるはずの野党に政策活動費を渡した経験を告白。「最高額で私は2億運んだことはあります。一度にです。議員から『誰々のところに持って行くように』と言われて、紙袋2つ渡されて」デパートの紙袋に入っていた2億円の現金。「それをみんなに見えないように車に積んで、届け先に持って行きましたね」と振り返ります。元秘書の男性は「詳しいことは明かせない」としながらも、野党の分裂を促すため現金を渡したという。

これでピンと来る人もいるだろう。過去に野党が分裂した事件がいくつもあるためどの事件のことか分からないが、野党に現ナマ攻撃して党を割らせたのか?と…これが本当ならまさしく昭和の金権政治か?

 

いやいや。いくら昭和でもそういう生臭い裏工作は聞いたことがない。昭和には贈賄収賄がよくあったが他党には一定の敬意を持っていたはずだ。他党にも国民にも敬意を払わなくなった令和時代の自民党は、使い勝手のいい政策活動費がガラス張りにされることを全力で阻止するはずだ。今回も政治資金規正法改正をめぐり、裏取引で一部の野党と自民党が手を結ぶはずだ。これも野党分断工作と言っていいと思う。

 

政治資金規正法改正で議員の責任を問うべき

従来の政治資金規正法に基づく責任は、裏金を受け取った議員ではなく派閥の会計責任者が負うことになっている。政治資金規正法がザル法と言われる所以である。

幹部立件見送り会計責任者が起訴

しかし、ザル法として温存したい与党の思惑で大した改善は期待できそうもない。これまた期待できそうもなく、国民が選挙で裏金議員と裏金政党を落とす以外に浄化する方法はない。

裏金議員どもは会計責任者に責任を被せ、監督責任を棚に上げて無責任な事ばかり言うことは許されない。政治資金規正法改正で抑止力を高めるためには違反した議員は死刑でいい(笑)…自粛

自民裏金2-20

 

自民党裏金関連議員の処分は恣意的

今回の裏金事件で不正な裏金を受け取っていた安倍派、二階派の議員ら39人を処分幹部らの処分を自民党が決めた。アベ派幹部の処分で最も重い離党勧告が2名の他、党員資格停止3名、党の役職停止5名である。これらの処分の軽重も世間をざわつかせた。

自民幹部の処分の差

本来ならアベ派幹部全員が離党勧告処分が相当だろうが、離党勧告はわずか2名。党員資格停止は3名で、残りの5名が処分とは言えない程度の党の役職停止という甘さ。派閥の長である2Fとキシダは責任が重いはずだが処分なしというアホらしさ。2Fは引退カードが免罪符になったのだろう。

自民裏金2-17

逮捕や起訴された高額裏金議員を除く、5年分の裏金金額ベースで見ると裏金ランキングトップは2Fの3,526万円。これでお咎めなしだからなー。厳しい離党勧告となった塩やんの234万円に対し、ランキング3位で2,728万円も裏金を受け取ったハギューダは党の役職停止1年という軽さ。塩やんとハギューダの極端な差はこういうことらしい↓棺桶に片足を突っ込んでいる過去の人に人柱にされた訳か?

トカゲのシッポ切りby森

自民の裏金議員のリストも公表されている。この連中は次の選挙で落とすべき面子として覚えておこう。個人的には裏金ランキング12位の差別主義者はぜひ落ちてもらいたい。寵愛を受けてきたボスが他界して虎の威がなくなれば、自動的に厳しい選挙になるだろう。

自民党政治資金不記載議員名簿

野党は裏金議員に説明責任を求めたが、誰一人説明責任に応じた者はいなかった。キシダは説明するすると言って何一つ具体的な対策を打っていなかったらしい。

不記載51人の出席を要求

☞ 「裏金」の真相解明 議員は説明責任を果たせ

 >資金還流されながら政治資金収支報告書に記載していなかった自民議員44人に出席を求めた。だが、出席の意向を示した議員はゼロだった。 

 

もはや国民が選挙で自民党に鉄槌を振り下ろすほかはなさそうだ。