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メンタルの弱い旦那
やんちゃな息子2人、老犬一匹をつれて
認知症の母と少し偏屈な父と同居開始

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父が仕事の日

私が母の夕飯や寝る支度、寝かしつけまでのお世話をしている

 

 

 

 

この日も夕飯を食べ終わった後

母に「もう寝る準備しようか。まずはお仏壇をやろう」と伝えた

 

 

 

”お仏壇にお水とお茶を供え、お線香に火をつけてお経を唱える”

それを母は何十年と毎日やっていた

 

しかし認知症になってしまった今

母はお経は忘れてしまって唱えられないし

お線香も火が危ないのでつけていない

 

それでも、少しでも”お仏壇に手を合わせる”ことを

覚えているうちはやってもらおうと朝晩お仏壇の前に座ってもらっている

 

 

この日も、お仏壇に手を合わせてもらおうと声をかけると

「お仏壇?どこにあるの?」と聞いてきた

 

 

「いつもお母さんが寝ている部屋にあるよ」

と寝室のドアを開けてあげると

 

「あ、そうだったわね」と母は寝室の中をチラリと覗いた後

スタスタとリビングに歩いていった

 

 

今、仏壇が寝室にあると思い出したはずなのに

なぜリビングへ行くのだろう

 

 

不思議に思った私は母の後をついていく

 

 

 

母はテーブルの前にたち

「あったあった」と言いながら、そこに置いてあったメガネケースを開けた

 

 

どうするのだろうと黙って見ていると

 

 

母はメガネケースに入っているメガネ拭き(布)を取り出した

 

 

そして「さっ、お仏壇に行きましょ」と嬉しそうに寝室へ歩き出した

 

 

 

 

「待って待って、それはいらないよー!」

 

思わず母を止めると

 

「えっ、そうなの?」

 

母は心底不思議そうな表情をして私を見た

 

 

 

 

 

いつもは母が変な行動をしても

なんとなく理由がわかる

 

 

 

以前、ポットに入っていたお水をメガネケースにドボドボと入れたことがあった

 

これは恐らくコップがなくて

たまたま近くにあったメガネケースをコップだと勘違いして

お水を入れてしまったのだろうし

 

 

 

お茶を飲むときに使っているコップを洗面所に置いてしまうのは

洗面所を台所と勘違いしているから

 

 

 

ただ、今回はメガネ拭きを何に使おうと思ったのかサッパリ分からなかった

 

 

 

 

自信満々でメガネ拭きを手に取ったので

母はなにかを考えて行動したと思うのだけれど

お仏壇で手を合わせるときに”布”的なものは一切必要ない

 

 

お数珠をもってお経を唱えリンを鳴らす

お茶とお水を下げ、扉を閉める

 

これが主なやること

 

 

母はメガネ拭きで何をしたかったのだろうか

 

 

このあと、しばらくモヤモヤと考えてしまったので

母を止めずに見守っていれば良かったかもしれない

 

 

 

 

母が自分で考えて行動をしたときは

否定をせず出来る限り見守っていようと思っているのだけれど

せっかちな私はついつい止めてしまうことも多い

 

 

 

 

認知症の介護には”忍耐力”が必要だなぁとつくづく思う

 

 

 

 

 

 

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