以下の投稿をご覧ください。
**************引用**************
肉用鶏の親たちもまた悲劇
鶏はどこまでも苦しめられる。
**************引用終*************
画像の痛々しい姿の鶏たちは、肉用鶏を産む母親たちです。
種鶏といいます。
種鶏たちが集められた農場を、「種鶏農場」といいます。
種鶏農場では、オスとメスが詰め込まれ、メスは逃げ場がないため、嫌でもオスに交尾をされます。
ひたすら狭い不衛生なところで、交尾漬けの毎日を送ります。
写真を見てもらえば、背中の部分が剝げているのが分かると思います。
交尾の際、オスはメスのトサカを噛んで背中に乗ります。
この背中に乗っている時に、背中がツメで引き裂かれてしまうのです。
適切な回数ならまだしも、何度も何度も発情したオスがやってきては交尾されます。
そのため、種鶏農場のメスは、交尾によって苦痛を味わい続けます。
どれだけ苦痛なのかは写真を見れば一目瞭然でしょう。
逃げ場はないため、メスは交尾が嫌でも受け入れるしかないでしょう。
ほとんどレイプのような状態になっていることも多いはずです。
このように母鶏たちは酷使され続け、最後はボロボロになり、生産性が下がり、と殺場に送られます。
苦痛の交尾漬けの毎日を送り、そして用済みとなって殺される。
鶏肉を食べている皆さん。
あなたはこのような一生を送りたいですか?
レイプされ、傷つけられ、子供を取り上げられ、用済みとなったら殺される一生を。
イヤですか?
しかし、この一生を押し付けているのはまぎれもないあなた自身です。
仮にあなたが動物福祉がなされた農場の鶏肉を買うと言ってごまかしていたとしても、その農場の鶏たちの母親は、この母親たちです。
鶏肉を食べている時点で、鶏への虐待・拷問と大虐殺を支援しているのと同じです。
あなたがむさぼったチキンは、果てしない苦しみを味わった何羽もの鶏の犠牲のもと作られたのです。
ということで、鶏肉の一生も悲惨ですが、その鶏肉用の鶏を産む母親たちも悲惨な一生を過ごしています。
詳しくは、過去LIAが「種鶏農場」の潜入レポートを書いています。
過去、貴重な画像が記事内に沢山あったのですが、残念ながらライブドア側に削除されてしまいました。
さっきの写真のように背中が禿げているだけでなく、背中や頭が傷だらけになった母鶏の画像もありました。
その鶏たちは、数日後そのまま農場で死んでしまうのです。
画像が一部削除されているのは惜しいところですが、文章だけでもその悲惨さは十分伝わってきます。
**************引用**************
「種鶏農場(しゅけいのうじょう)」
食べる為の卵ではありません。
人間に食べられる「ブロイラー」になる為に産まれて来る、雛の命が育まれている、生きている卵です。生きている卵は有精卵(ゆうせいらん)と呼ばれています。
種鶏農場(しゅけいのうじょう)から出荷されたブロイラー(食肉用の鶏)の雛になる卵は、孵化場へ1個100円前後で売られます。
これは、母鶏の産みの苦しみの中で産まれた大切な命です。
鶏の産卵時は呼吸がとても荒くなり、吐く息に合わせて頬(ほっぺ)が膨らみ、その息づかいと共に「フーゥ フーゥ」という声を出します。
一生懸命に赤ちゃんを産もうとして頑張っている、とてもかわいい声をだして、苦しみながら産むのです。
どの生きものも同じですが、鶏も、卵を産むことは、決して簡単なことではないのです。
この卵を産む鶏たちを「種鶏(しゅけい)」と言います。
そして種鶏(しゅけい)たちがブロイラーとなる雛(ひな)を産む為に飼育されている場所が「種鶏農場(しゅけいのうじょう)」です。
つまり、ブロイラー(食肉用の鳥)になる鶏の卵を量産する工場の事を種鶏農場と呼んでいます。
親鶏たちは種鶏農場で育ち、産卵数が低下し、採算効率が悪くなると殺されます。
450日の命です。
卵を産むためだけに生かされているので、産卵数が低下したり、採算効率が悪くなると、飼育しているだけお金がかかるので、殺されます。
人間の都合で短い命を終えるのです。
【これは、私が数年間、潜入し続けている食肉産業のレポートです。】
鶏舎の壁面にはズッシリと積もった塵(ちり)が綿の様に堆積(たいせき)しています。
鶏舎の入り口の扉を開けると、アンモニアの臭気で咳と涙が止まりません。ですから、作業を行う従業員たちの多くは、マスクを着用しています。
肌もヒリヒリと日焼けの症状に似た感覚になるほどです。
この種鶏農場は鶏舎が半分密閉された鶏舎(セミウインドレス鶏舎)で、外気を取り込む空調設備はあるものの、新鮮な空気は全く入ってきません。とにかく空気が淀んでいて籠っています。
立ち込めるアンモニア臭で目が焼けただれてしまった子。
この子も・・・眼球に痛みがあっても、じっと耐えるほかありません。
目の粘膜が焼ける痛み、想像できますか?
鶏たちは、ここまで成長する上で、様々な苦難を乗り越えて命を永らえてきたのです。
しかし、その陰では大人になる事も出来ずに死んでいった同い年の鶏たちも多く存在しているのです。
彼らは雛(ひな)の頃に鶏病(けいびょう)の予防のために、数種類のワクチンが接種されます。
そのワクチンネーションのリアクションで病気にかかり、脚弱(きゃくじゃく)のせいで、歩行困難になるものや嘴(くちばし)の曲がった奇形、また成長が遅く小さい雛、コクシジウム(寄生虫病)の発症、デビーク(くちばしの先を焼き切る)で弱ってしまうなど・・こうした様々な理由で淘汰(とうた)されるなどで死んでしまった雛たちがたくさんいるのです。
※ワクチンネーションとは、伝染病など抗体を持たせるためのワクチン接種が逆に様々な要因で別の病気を引きだしてしまうことを言います。
脚弱(きゃくじゃく)になり、歩行が困難になる原因は、関節炎や腱鞘炎、ウイルスによるものや細菌性によるものや飼料などが影響し発症すると言われています。育種改良により遺伝的要因がある場合もありますが、後天的な理由で脚弱となる場合が多いのです。
沢山のニワトリを同じ場所で過密に飼育する場合、「デビーク」と言って、嘴(くちばし)の先を焼き切るのですが、これは、ストレスやイジメなどで、他のニワトリを傷つける為、とがっている「くちばし」の先を切ることで、怪我をさせても重症にならないようにするために行われています。
怪我をさせて商品価値が落ちて死んでしまうと1円にもならないからです。
嘴(くちばし)を刃物で切断するのではなく、焼切る理由は、嘴(くちばし)をそれ以上伸びなくなくするためです。
しかし、その必要性は、あくまでも人間が鶏を囲って飼育するための利便性や生産性を向上させるためのものであり、鶏自身の為の行為ではありません。
嘴(くちばし)は餌をついばむのは、もちろんのこと、グルーミングや子育てや卵を温める時など大切な鶏の手の代わりにもなるのです。
もちろん、嘴(くちばし)には神経が通っていますから、焼切る際には、激痛が伴います。
その他にも、鶏は雛の頃に断冠(だんかん)(トサカが伸びない様に切る)や、蹴爪(けづめ)が伸びないように指の先から切り落とされます。
一見には鶏同士が怪我をしないようにする処置だといわれていますが、これも全て人間が鶏を商品として利用するためのものであり、鶏の肉体を人間目線で改良するという虐待です。
また、余剰分の雄(必要のない売れない雄雛)などは、たとえ健康であっても、容赦なく殺されています。
人間が利用できない鶏たちは、どんどん殺され、命の尊厳などは全くなく、切り捨てられ、葬られているのです。
人間の為の、人間による、人為的な試練を幾多も乗り越え、大人になった鶏たちは種鶏農場で、オス1羽にメスが10羽から11羽の割合で交配させるために「平飼い」という聞こえの良い飼育方法で管理されています。
当然これも、鶏の「自由」のためなどではなく、雄雌が勝手に交配し、受精卵をたくさん産ませることが出来る方法なので「平飼い」にされているのです。
「大量生産」こそが種鶏農場の最大の目的であり、「利益」をうみだす最も効果的な方法なのです。
「平飼い」とか「放牧」とか「畜産家にとっては家族同然」などという言葉で「やさしい」「自由な」「いのちの権利が認められていて」「いのちを謳歌できている」というような幻想を抱く方も多いかもしれませんが、人間に食べられる為に育てられている訳ですから、実際の現場には、そんなものは一切なく、結局はお金目的で、最後は、刃物で首を切断されて、出血多量で死亡することを事実として理解する必要があります。
季節的な温度変化や外的な要因に左右されるのを防ぎ、外部からの菌やウイルスや他の生物の侵入を防ぐためにも、鶏舎の構造は、窓が無い「ウインドレス鶏舎」や、窓が半分程しかない「セミウインドレス鶏舎」が主に使われています。これもまた人間の為の環境作りであり鶏の為ではありません。
卵を産まない「育成期」から、産卵が開始される「成熟期」へと、合理性と生産向上のためだけの計算通りのマニュアルが確立されています。
そのマニュアルに沿った曲線を描ける様に高い産卵や高い受精率を目指し飼育管理されています。
※全農(農協=JA)が加盟している全国の農家に対して行っている「毎月の農薬散布日を決めている」農業と同じです。
毎日産卵していた母鶏も、加齢やストレスから、2日に1個、3日に1個と産卵が低下します。
こうなってくると、鶏を生かし、飼育を続けても「利益」にはなりません。
ここは鶏というマシーンが卵という製品を排出する工場です。
そして、ここにある確かな「鶏の命」を「いのち」として認識できない機械の様な人間たちがこの場所で働いているのです。
この雄鶏は痩せ細り、うずくまって動くこともせず全く元気がありませんでした。
※画像は削除されました。
私が触ると驚いて目を開けました、その瞳はびっしりと白い膿で覆われているのです。
しかも両眼ともです。
これでは餌が食べられないだけではなく、水すら飲めません。
ただ立ちすくんで衰弱死を待つ以外に選択肢はありません。
ここには「治療する」意図も術も皆無です。
産まされた卵はすでに「命」ではなく人間が食べるために育てられている「お肉」です。ブロイラーになるための「食品」なのです。
「食品」であるが故に「くすり」を使用する事もありません。投薬治療は病気や怪我には使用しません。
鶏自身が「耐えるか死ぬか」しかないのです。
これがブロイラーを排出するための種(たね)たる雄と雌の惨すぎる宿命なのです。
成熟期から後半になると母鶏の肛門周囲に異常をきたす鶏たちがではじめます。
こうして排泄腔(はいせつこう)が体外に出て戻らなくなります。
これらを放置すると血流が悪化し、出血して腫れも大きくなり死ぬのを待つだけです。 排泄腔脱(はいせつこうだつ)の原因は慢性下痢などによるものですが、鶏はストレスや鶏舎内の空気の汚染でも下痢を引き起こしてしまいます。
この子たちの体調不良の原因は、すべて人間です。
母鶏は「卵をたくさん産めるよう」に人間に改良され、体がつくられている為に、成熟期を迎えると、より一層、体に負荷のかかる産卵を余儀なくされるのです。
産み落とせる力も筋力も弱まり卵が卵管に詰まってしまいます。
そして、やがて衰弱して死亡するのです。
元気がなく、うずくまっていた子をみると羽の下に大きな傷がありました。
※画像は削除されました。
この怪我は雄から交尾された時に爪で引き裂かれ、皮膚が体毛もろとも剥がれてしまったせいです。
出血は辛うじて止まりましたが、数時間後、大きなストレスと痛みで死んでしまいました。
肩で小さく息をして命が終わる最後の瞬間に、「生きたい」という思いで精一杯の力を振り絞り、ありったけの空気を吸うために、体中で大きく深呼吸して「ヒューッ」と小さく悲しい声で鳴きました。
そして汚れた地面に、ゆっくりと静かに顔を伏せて、苦しみしかない生涯を終えました。
この子は、人間の為に、いったい幾つの卵を産まされたのでしょう。
この子の産んだ卵も雛になり、成長し、肉になり、誰かの口に入っています。
本来ならば、種(しゅ)を繁栄させるために、卵を産み、雛を育て、その子がまた繁殖し、子孫を反映させてこそ、どうぶつの本来の姿であり、本望であるはずが、種を繁栄させる道具を全て人間に奪われ、操作され、そして汚れた場所に閉じ込められて、太陽の光も、まともに浴びられず、薬漬けにされ、命が消えて行く最後に、力いっぱい吸いこんだ空気は自分の出した糞尿で汚染された、淀んだアンモニア臭で、糞尿が堆積するその上で死ななければならない過酷な運命を、こんなに小さなどうぶつに強いてしまっているのです。
この施設が、特別な訳ではありません。日本中、世界中、どこも殆ど同じです。むしろこの施設は、とても衛生的な方です。
この様に羽毛が抜け落ちた母鶏も多くみられます。
※画像は削除されました。
ストレスと過剰な雄からの交尾による脱毛です。
背中の傷は交尾の時に雄の爪で引き裂かれてしまった傷です。
※画像は削除されました。
雄が交尾するとき雌の鶏冠(とさか)を噛んで背中に乗ります。
羽毛は雄の鋭い爪から体を保護するはずが,この様に羽毛のない鶏は
さぞ、交尾の時は苦痛だと思われます。
交尾されることを嫌い、逃げまわる雌鶏たちが、たくさんいます。
過剰な交配は雌にとっても最大のストレスになるのです。
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鶏冠を噛まれ出血してしまった母鶏です
この鶏も目がアンモニアで焼けただれて真っ白です。
この子も同じです。
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大変な大怪我であるはずですが、飼育している人間は、全員、見て見ぬふり。
いいえ、診てさえもらえない鶏たちです。
これは雄鶏です。鶏冠(とさか)から出血し、かさぶたになっています。
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1羽当たりのスペースが過密な飼育の鶏は神経質となり性格も荒くなります。
雄はたくさん交尾するように人間につくられていますので、少ないスペースでの生存競争に勝たなくてはなりません。
鶏同士での過剰なツツキ合いや喧嘩が多く発生します。
ストレスにさらされ、神経が過敏になり、常に興奮状態です。
そのせいで余計に雌に怪我を負わせてしまうのです。
興奮した雄は人間をも攻撃し、飼育員に蹴飛ばされたり、棒で殴られたりします。
この立派な雄鶏も怪我をしています、目も白く焼け、元気がありませんでした。
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鶏舎の床面はオガクズと鶏の糞尿が堆積し、常に発酵し続けます。
なかでも状態の良い場所ではオガクズが乾燥し、鶏は砂浴びをする事も出来ますが
場所によっては、ぬかるんだり、腐ったりしています。
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この場所も、指で押すとへこんでしまいます。
この様な劣悪な環境では鶏の脚は冷え、少しの怪我の傷口からブドウ球菌が入り、ブドウ球菌症が原因で
脚が立たなくなる鶏もいます。
地面の悪さは趾瘤症(しりゅうしょう)を誘発するのです。趾瘤症とは、細菌感染などで脚が腫れてくる症状の事を言います。
衛生管理や様々なストレスから鶏の免疫力が低下します。
この様な飼育方法が自然界のウイルスにも罹りやすくしてしまう最大の要因です。
世の中では、鳥インフルエンザで大騒ぎになりますが、本来、野生の鳥たちは、ウイルスへの対応力を生まれながら自然界で普通に生きてゆく中で養われてゆきます。しかし、本来であれば自然界で生きているだけで高まって行く免疫力が、人間に飼育されている鳥たちは、このような環境で飼育されている為に、どんどん低下して行くのです。ですから鳥インフルエンザへの感染などは、当たり前なのです。
趾瘤症で、脚が立たなくなれば餌も水も飲めません。
初めは歩く事が出来ても、治療をする場所や、別の場所に隔離して飼育するスペースなどありませんので衰弱し、人間に仕組まれた生存競争に負けて死亡します。
脚の裏が真黒です。これでは脚の病気になっても不思議ではありません。
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脚の太さは何倍にも腫れあがる事もあります。疼痛(とうつう)もあります。
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脚が赤く腫れています。
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指先が曲がり歩けず、うずくまっている子、疼痛や歩行困難で死を待つばかりです。
水場や餌場にも行けずに、この子が、じっと見ている視線の先は、ほかの鶏たちが餌を食べている光景でした。
今こうして生きているのに、空腹と渇きの中で死を待たなければならない地獄を想像して下さい。
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この子も、羽毛も抜け、目も白くなった上に曲がった脚を引きずっていました。
交尾の際に体重の重い雄を背中に乗せる姿勢をとる為に、雌は両脚で力いっぱい踏ん張るのです。
きっと、もう脚がもたなくなってしまったのだと思います。
今は鶏冠も赤く血色も良いのですが、脚が悪くなると、日に日に弱ってゆき、体力が無ければ、そのまま衰弱し続けて死亡します。
鶏の羽毛は断熱や放熱の調節には欠かせない大切なものです。
しかし、それが抜け落ちてしまうほどの命を懸けた交尾なのです。もちろんストレスフルであるために、このような状態になっているとも言えます。
「どうぶつ福祉」という言葉を聞く事がありますが、この環境を生き抜いたとしても、人間に食べられる事が決まっている訳ですから福祉も何もありません。飼育環境の改善があったとしても、最終的に首を刃物で切断されて出血多量で死亡する訳ですから、苦痛と恐怖以外のなにものでもなく、人間が食べ続ける限り、また、ペットと呼ばれる肉食のどうぶつを人間が飼育し続ける限り、鶏達は、殺され続けるのです。
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悪い床面のせいで爪先には、糞尿と大鋸屑(おがくず)が混ざり、塊(かたまり)になっています。それが徐々に肥大化して歩行に支障をきたします。
石の様に固くなった塊は、人であっても素手で取り除くことはできません、そして誰も手をかける者などおりません。
このように不衛生な地面は、鶏が生きる為に最も大切な脚さえも、このようにしてしまいます。地面が凶器です。
また、地面の悪化は更に呼吸器の病気も引き起こす最大の要因となっているのです。
当初、この施設では、1万羽弱の飼育でしたが、鶏肉需要の高まりで飼育羽数は増え、現在1万6000羽を飼育しています。
この施設では、飼育羽数が増えたことにより、1㎡当たり13羽と過密状態です。
この狭い場所で彼らは一生涯生活し、交配し、寝食しなければならないのです。
弱ったり怪我をしたり、小さい鶏を別に飼育する為の囲いが、あったときもありました。しかし、それら別飼育をするスペースも増羽数に伴い、撤去され、必然的に作業性と生産性を重視し、生産低下などの急変がある場合以外は、病気になっても、怪我をしていても、死にそうでも、見て見ぬふりが当たり前です。死ぬまで放置している状態が日常化しているのです。全国どこでも同じです。ここだけの話しではありません。
鶏自身のストレスのみが充満する密封された鶏舎のなかで、飼育と言っても名ばかりの生産至上主義の養鶏こそ、鶏の命への最大の暴力なのです。
この鶏は、首がちぎれかかり、顔は腫れあがっています。
※画像は削除されました。
しかし、日常的な光景ですから飼育員は誰も驚きません。
そして、何もしません。放置します。
※画像は削除されました。
この鶏も、目を開くこともできずに他の鶏から、いじめられ、頭は傷だらけです。
※画像は削除されました。
この子は、もう立つこともできず、いったい何日こうして耐えていたのでしょう。
そして、とうとう力尽きてしまいました。
羽もストレスで抜け、目も潰れ水も飲めず食べる事もできず助けてくれる人もなく。
これが、この種鶏農場の恐ろしい日常風景です。
人間に食べられる為の、肉となる子どもたちを産み続ける運命の鶏たちが生きる地獄であり、牢獄です。
鶏が、人間と同じ言葉を話せたら、なんと言うでしょう?
鶏に言葉があれば・・・
口の中に汚れた地面が混ざりこんでいました。最期に、もがいて逝ったのだと思います。
苦しい苦しい命の終わり方。
まだ温かい。
私は鶏を抱いて泣くより他にありませんでした。
「ごめんなさい」
謝っても意味などありません。
彼らは、人間から故意に苦痛を与えられ、死んだのですから。そして助ける事もできません。日本中には、合計4800戸の鶏舎があります。(※飼育数3000羽以下の養鶏場は含まれていません。)
ですから、死にそうな鶏がいたからといって、保護し始めたらきりがありません。
これが真っ当な、情け深いとされる人間が、強欲な食欲を満たす為に作った現実の世界です。
人間が生きるのに必要な栄養素の確保の為ではありません。
なぜならば、人間の体には、どうぶつ性の食品など全く不要なのですから。
ベジタリアンでも、ヴィーガンでも、普通に、生きて行けるのですから。
人間の体内で作ることが出来ない「必須アミノ酸」もすべて、穀物や果物や海藻や種実や野菜から摂取できるのですから。
この鶏を経済動物とくくらずに、家畜と侮辱せずに、心で感じてみてください。
もし、ご自分が鶏ならば「謝られても」許すことなど出来ますか?
ご自分の大切な家族である動物たちが、このような扱いを受けたとしたなら、許す事が出来ますか?
もしも、ご自身のお子さんやお孫さんや、愛する人なら・・・・・
これらの無慈悲な暴力を許す事ができますか?
何故、鶏たちは無言で耐え忍ばなければならないのでしょうか?
こんな状態が日常的な日本で、感謝して食べるとか、残さずに食べるとか、言い訳でしかありません。
食べ残しを減らそうとか、そんな問題ではありません。
今すぐに、食べることをやめれば、こういう事はここで終わり、繰り返される事はありませんが、食べる人がいる限り、こういう日常は果てしなく続きます。
こうして死んでしまった鶏たちは、ゴミ同然に、バケツに投げ込まれます。
そして、レンダリング工場へと運ばれます。
レンダリング工場とは、こうして飼育途中で死んだ鶏の他、牛や豚や孵化場(ふかじょう)からは雛の奇形や食品処理会社から出る人間の食べられない部位の臓器など様々な家畜の死骸が運ばれてくる工場の事を言います。
死体は、丸ごと大型のミキサーに投げ込まれ、ミンチになります。そのミンチ肉は、加工食品の原料になったり、ペットフードになったり、農業用の肥料になったりします。
また、どうぶつ性の脂肪分を生成したりもします。
ペットフードや加工食品の原材料名の欄に「動物性油脂」とか「ミートミール」とか「チキンミール」、「チキンパウダー」、「チキンエキス」、「チキンフレーバー」、「ささみパウダー」、「レバーパウダー」、「チキン加水分解物」、「レバー加水分解物」、「たんぱく加水分解物」、「牛肉粉」、「豚肉粉」、「魚粉」、「フィッシュミール」、「フェザーミール」などなど・・・・・
このように記載されているものは、まず間違いなくレンダリングでミンチにされたどうぶつ達です。
しかも、この記事でご覧いただいているように、病死したどうぶつ達の内臓を用いていることは一般的ですし、ガン組織(そしき)や腫瘍(しゅよう)組織、腐敗(ふはい)した内臓なども頻繁に加工されています。
人間が食べられないものでも、4D食品になっているのが、ゴミの様に虐げられた鶏たちや牛たちや豚たちなのです。ペットフードや農業用肥料などに使われています。
4D食品とは、食品不適格品(人間が食べる事が出来ない食べ物)の事を言います。
また、レンダリング工場でミンチにされたどうぶつ達は、高温蒸気で分解され、脂肪分を抽出し、美容製品や美容機器、化粧品、石鹸やワックスの原料などに精製されたり、機械製品や電化製品の潤滑油や製造油などにも利用されています。
このように、人間が作り出した常軌を異した環境の中で、懸命に卵を産み続けて、生存競争に打ち勝ったとしても、未来は、更なる過酷な毎日が待っているだけであり、やすらぎなどなく、愛される事もなく、人間に殺される「寿命を待たない死」が待ちうけているだけなのです。
卵を産めなくなったり、産卵周期が低下したりした鶏、また低下していなくても、450日目の最期の日、彼らは「種鶏(しゅけい)」から「廃鶏(はいけい)」と名前を変えられ、食品会社に「出荷(しゅっか)」されるのです。
種鶏の役目を終えた鶏はわずか50円~100円という金額で加工食品会社に売られます。
加工食品会社は、廃鶏(はいけい)を安く買って加工して利益を出している会社です。
骨はスープ、肉はミンチなど、様々なダシや加工食品や冷凍食品の原料などに使用されています。
これが、皆さんが普段食べている食品なのです。
鶏は劣悪な環境で飼育され、命ある限り卵を産まされ続けるばかりではなく
最後には殺され、人間に食べられて
人間の食欲だけの為に、命も尊厳も肉も産んだ子も骨も臓物も、何もかも人間に絞りとられ、支配されているのです。
**************引用終*************
No1~No3の途中まで引用させていただきました。
No3の続きはこちからご覧ください。
そして、最後No4は屠殺です。
鶏肉を食べている方は、必ずご覧ください。
これが種鶏たちの果てしない苦しみです。
よほど共感能力のない人でもない限り、種鶏たちにどれだけの拷問を行い、虐殺しているのかが分かるでしょう。
そして、その種鶏たちが産んだ卵を孵化させる農場が孵化場ですが、孵化場でもすさまじい虐待と虐殺が行われています。
以下は、五大商社の1つ「丸紅」の子会社である、ウェルファムフーズの孵化場の映像です。
孵化場では、孵化したヒナが全て生かされるわけではありません。
健康状態をチェックし、選別作業を行い、問題があるヒナは殺されるのです。
殺処分用に選別されたヒナたちは、ゴミ箱に捨てられ、
窒息死、圧死、衰弱死などによって死んでいきます。
以下は、マクドナルド、ケンタッキーフライドチキン、バーガーキングなどに供給を行っている孵化場の映像です。
ゴミのように床に散乱したヒナの様子や、
従業員がヒナを踏みつぶす様子も撮影されています。
これらの虐殺の末に、なんとか生き残った鶏たちが、肉用鶏として養鶏場にやってきます。
ここまで読めば、よほどの方でない限り、肉用鶏たちもまた地獄の一生を送ることは容易に想像できるでしょう。
50日で殺されるブロイラー | チロ・ツグミ・メリーと 動物問題 ~ ヴィーガン ~ (ameblo.jp)
以下は、皆さんご存じのケンタッキーの仕入れ先の農場の実態です。
ケンタッキーフライドチキンのために苦しむ鶏 | チロ・ツグミ・メリーと 動物問題 ~ ヴィーガン ~ (ameblo.jp)
これがブロイラーの現実です。
途中で餓死したり、病気で死んだりしても苦しく、最後まで生存できたとしても苦しみしかありません。
ブロイラーとして生まれた時点で、もう最後まで苦しいということが決まっています。
人間が鶏肉を食べたい、卵を食べたいという欲を満たすために、鶏たちは1日で175万羽が殺されています。
これは屠殺数でしかありませんから、実際はこの何倍も死んでいます。
日本人はすぐに、感謝していただくことに意味があるなどと言いますが、これらの虐待、虐殺を前に、そんな言葉に意味などありません。
感謝されたら、太る体にされ、病気の体にされ、汚い場所に詰め込まれ、子供のうちに殺されてもいいんですかね。
自分が当事者なら、感謝しなくてもいいから、不必要に生まないでほしい、殺さないでほしい、と思うでしょう。
何の意味も価値もない言葉です。
鶏も、犬猫と変わらない感情のある生き物です。
人間は肉や卵を食べなくても生きていけます。
・ 菜食の始め方
・ 人間の体と食べ物
欲のためだけに、動物を苦しめるのをやめましょう。
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