以下の投稿をご覧ください。
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2024年1月16日、南米コロンビアのカルタヘナ市は、ウマに引かせる馬車に代わり、電気を動力としたプロトタイプを導入しました。
馬車については、ウマが運行中に倒れたり、脱水症状で死亡するケースがあり、動物虐待だとして非難を浴びてきました。
電気馬車のプロトタイプは、クリーンエネルギーを使用するため、動物への苦痛がなくなることに加え、環境にも優しい乗り物になります。
カルタヘナのドゥメク・ターベイ市長は記者団に対し、「2024年末までに動物から電気への移行が完了し、市内を走るのは電気馬車だけになる」と述べました。
電気馬車の推進を支持するコメディアンのアレハンドロ・リアーニョさんは地元紙に、「最新のテクノロジーを使えば、娯楽と動物・環境の保護が両立できることを示すべきです」と語っています。
従来の外観を維持した天蓋付き4人乗りの電気馬車の価格は、25,560ドル(約380万円)で、ウマのいななきや蹄(ひずめ)の音を再生するステレオが装備されているということです。
同様の取り組みは、スペインのバレアレス諸島にあるラルクディアでも行われており、全て馬車を電気馬車へ移行する準備を整えました。
新車の価格は1台あたりおよそ50,000ユーロ(約800万円)とのことです。
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南米コロンビアのカルタヘナ市が、生きた馬を利用した馬車を、電気を動力とした馬車の導入を始めました。
↓詳しくはこちらの記事に書かれています。
各団体の調査・啓発により、
馬車のシステムが、馬への虐待につながることが知れ渡り、市民からの非難の声が大きくなったことで、対策を打ったのでしょう。
これでカタルヘナ市では、馬車に利用される馬たちが、無理やり産まされたり、1日中奴隷として働かされることがなくなります。
以下は、実際のコロンビアのカルタヘナ市で撮影された映像です。
これくらいの映像では、「ちゃんと世話している職員さんもいます!」といったメルヘンな事を考える方がいらっしゃると思うので、他の映像を見ながらもう少し詳しく解説しましょう。
最初の投稿にカタルヘナ市では、「ウマが運行中に倒れたり、脱水症状で死亡するケースがあり」と書かれていますね。
馬車を利用している地域では必ずこういった事が起こっています。
2017年4月19日に、アメリカのチャールストンで馬車を引かされていた馬が倒れました。
チャールストンの馬たちは、馬車に17人を乗せ、2トンにもなる重量を引かされ、毎日10時間働かされています。
今もなお、です。
猛暑だろうと、極寒だろうと、毎日毎日2トンを10時間引かされるわけですね。
なので、チャールストンでは度々馬が倒れています。
2022年8月10日には、ニューヨーク市で馬車を引いた馬が熱中症で倒れました。
御者は、倒れた馬を引っ張ったり、叩いたりして、「立て!」と連呼していました。
2020年3月には、ニューヨークで、仕事が終わった直後の馬が、突然転倒しました。
Today, New York officially implemented the #plasticbagban.
— Voters For Animal Rights (@theanimalvoters) March 2, 2020
There was no apocalypse. No one died.
When horse carriages are banned in New York, no one will miss them. Life will go on as usual.#banhorsecarriages pic.twitter.com/GLXyUH60DV
馬はアイーシャという名前で、わずか12歳。
トレーラーで馬小屋に運ばれ獣医が治療しましたが、回復の見込みがなかったため安楽死させられました。
これだけなら、病気になっただけでは? という話に持っていかれそうなものですが、実は
御者がたばこの煙をアイーシャの顔に吹きかけたり、アイーシャを乱暴にトレーラーに乗せたりもしていたそうです。
つまり、少なくとも、この御者たちはアイーシャを雑に扱っていた事が分かります。
しかしおそらくは、この業者全体がこのような扱いで、他の馬も同様の扱いを受けているのでしょう。
また注意しておきたいのは、業者が言う安楽死は、決して安楽ではありません。
勝手にそのような言葉を使っているだけで、正確には悶絶死です。
こちらは、オーストラリアの映像。
オーストラリア🇦🇺体力消耗したのか、馬車を引いていた馬が街路で倒れてしまった。運転手は怒って馬の頭を蹴っていたが、獣医の看護師が、”蹴らないで”と言いながら馬の様態を確かめたり消防署に助けを求めるようアドバイスしたが運転手は、”うるさい”😡
— Miss Marple Ⓥ 💙💛 🌈 (@lovemissmarple) December 19, 2019
NowThis @nowthisnewshttps://t.co/RfyTopIb3i
過酷な馬車労働を強いられ、倒れ込む馬。
馬車の運転手は、倒れた馬に蹴りを入れたり
乱暴に持ち上げようとしたりしています。
以下は、エジプトのギザのピラミッドで、観光客の馬車として利用される馬や、乗り物として利用されるラクダの映像。
木の棒のようなもので何度もバシバシと叩かれ、
肋骨が浮き出るほどやせ細り、
過労で倒れてしまった馬。
しかし、なおも棒で叩き起こそうとする職員たち。
ラクダも同様に棒で殴られ、
Camels Beaten with Sticks for Tourism - YouTube
過労で立てなくなっても、棒で殴られ、
働いていないときは、足を縛られて拘束され、
様々な虐待を受け
使い物にならなくなれば、売り飛ばされます。
殺されて肉にされるのでしょう。
以下は、と殺される前のラクダの様子です。
残酷なシーンはないので、肉を食べる人たちは見るとよいでしょう。
銃口を突きつけられ、人間が泣き叫んでいる姿と、何も変わらない。
「死にたくない。お願いです。助けてください。」
確実にそう言っています。
様々な国で、馬やロバやラクダが奴隷として働かされています。
荷物の量さえも配慮しない、愚かな人間。
自分達が楽をするために、手伝いもせず、自分たちまで運ばせる人間。
まるで彼らが機械であるかのように、馬を使い、酷使しています。
この馬は妊娠中にも関わらず、人間のために働かされ続け、ついには路上で出産してしまいました。
この馬は大雨の中、運転手が戻るまで待機させられています。
Cuándo nos desconectamos?
— montevideohorsesave (@mvdhorsesave) May 14, 2021
Detengámonos un momento, cerremos los ojos, imaginemos estar en su lugar.
En memoria de los animales que luchan día a día por su liberación.
Alza tu voz por ellos hoy! pic.twitter.com/4r7aVgMTNd
また、一般の道路で馬車を引いていると交通事故に巻き込まれます。
2021年9月にも、ニューヨークで、馬車と自動車が衝突する事故がありました。
THIS is exactly why ALL horse-drawn carriages should be banned.
— PETA UK (@PETAUK) September 27, 2021
A horse and a car had a bloody collision in New York 💔 You can see him frantically struggling to get up after the crash and his blood spilled on the sidewalk.pic.twitter.com/eEHZfyjOGX
交通事故によって命を落とす馬は後を絶ちません。
馬に馬車を引かせることは、ロマンチックなことではなく残酷なこと
事故で命を落とさなかったとしても、
ケガをしたり、年をとって使い物にならなくなれば、
ペットフードや動物園の肉食動物の餌のために屠殺されるか、
あるいは馬肉を食べる国に輸送され、やはり屠殺されます。
このような悲惨な現状を支援しているのは、馬やラクダに乗る観光客たちです。
日本人観光客も、色々な国で馬車やラクダに乗り、インスタなどにアップしています。
#馬車、#ラクダ乗りなどで、検索すると大量に出てきます。
皆さんが何も考えずにお金を支払い、馬やラクダに乗る事で、動物達は虐待されます。
動物は乗り物ではありません。
あなたは誰かにまたがれて乗り物にされたいですか?
あなたの飼っている犬がまたがれて乗り物にされたいですか?
嫌でしょう。
それは馬やラクダも全く同じです。
馬は乗り物、馬は人を乗せたがっている、走りたがっていると思い込んでいる人が非常に多いですが、
馬は人を乗せたいとも、走りたいとも思っていません。
嫌がっている馬を、人間が勝手にそのように利用しているだけなのです。
馬は人を乗せることを嫌がるため、馴致という調教で人間を乗せるように強制します。
ぐるぐる同じ場所をまわらせたり、体重をかけ続けたりといったことを、慣れるまで延々と繰り返していくのです。
業界側は、慣れる・受け入れるなどといった言葉を使いますが、
抵抗してもやめないわけですから慣れるしかないといいますか、あきらめるという言葉の方が正しいでしょうね。
馴致とは、英語ではブレーキングといい、馬の心を壊すと述べる人もいます。
上のような公開動画では都合のよいシーンしか映しません。
しかし、先ほどのリンク先で紹介した元競馬関係者の方によると、
人間のいうことを聞かなければ殴ったり、鞭で叩いたりして馬の心に人間に対しての恐怖心をつくることもあるそうです。
そして、性格上の問題や、調教師の実力不足で、調教が上手くいかない馬もいるでしょう。
そうなれば業界にとっては用済みとなり、肥育場に送られ、馬肉のために殺されます。
馬は、手綱を引いてコントロールされているのはご存じだと思いますが、
馬に優しく合図を送っているだけで、その合図を馬が察知しているかのように見えるでしょう。
しかし、実際はそうではありません。
手綱の先には、馬銜(ハミ)という金具が口に装着されており、
口に痛みやその恐怖感を与えることによって、馬を制御しているのです。
馬は、切歯と臼歯と呼ばれる、
前歯と奥歯の間にすきまがあり、歯槽間縁(しそうかんえん)と呼ばれています。
https://pacalla.com/article/article-3039/
この歯槽間縁に、ハミを装着します。
その際、間にある狼歯は、邪魔なので抜いてしまいます。
https://blog.goo.ne.jp/equinedoc/e/218dd14315981beb89884148062f8645
歯槽間縁があることが、馬にとって運の尽きでした。
歯槽間縁の存在が、ハミの装着と馬への騎乗を可能にしてしまい、
6000年も前から、人間に乗り物として扱われることが決定してしまったのです。
自分の口の中に、歯を抜くなりして隙間を作ったとして、そこに金属が差し込まれることをぜひ想像してくださいね。
しかも、それを誰か第3者に引っ張られるわけです。
痛いし、ケガするに決まっているでしょう。
多くの研究結果が、ハミが口腔内の痛みや病変、裂傷の原因となることを示しています。
まぁ、普通に考えれば当たり前でしょう。
ハミが原因で舌を切ったり、舌が千切れそうになったりする馬もいます。
ハミをガシャガシャとしゃくり、馬の口が腫れてしまうケースもあります。
ハミでしゃくってはいけない - 馬医者修行日記 (goo.ne.jp)
ハミによる歯間の痛みはどうすることもできませんが、
舌の痛みだけは逃れたいと、ハミの上に舌を出してしまう馬がいます。
そうなるとハミで舌に圧力を加えることができなくなるため、
この癖がある馬には、冒頭の動画にもあった「舌縛り」が行われます。
舌を縛り、舌が動かせないようにするという、虐待行為が行われるのです。
こうして、人間に乗り物として利用される馬は必ずハミを装着されます。
馬として生まれた時点で、不幸でしかありません。
馬は、もちろん最初はハミをつけることを嫌がります。
なのでハミ馴致という調教もあります。
https://www.jra.go.jp/training/pdf/research_kijoujunchi.pdf
そりゃそうですよね。
ご自身が、こんな金具を口に入れらたらどう思います?
嫌に決まってるでしょう。
馬は、人間のために、嫌なことを強制されてばかりなのです。
こうして、人間のための乗り物化とされた馬が、
馬車なり、乗馬なり、競馬なり、ありとあらゆる労働に使われ、
用済みとなれば、寿命を迎えることなく、あっさりと殺されるのです。
馬利用者や、肉を食べる人、レザーを買う人などはしっかり映像を見てくださいね。
Horses deemed unprofitable to the racing industry can be sent to slaughter.
— PETA UK (@PETAUK) August 12, 2020
[Footage via Aitor Garmendia / @Tras_los_Muros] pic.twitter.com/4BMViwOJFc
馬が乗り物、と洗脳されている人は、非常に多いと思います。
馬を殺処分から救うような素晴らしい人でさえ、平然と馬に乗る人がほとんどです。
一切の馬の利用をやめましょう。
そして、周りに知らせてください。
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