口の中に金属を押し込まれ、舌を縛られる | チロ・ツグミ・メリーと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリーと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

以下の動画をご覧ください。

 

****************引用****************

 

派手な娯楽
賞レース

テレビの中
雑誌の中
看板に広告

馬が駈ける姿を目にされる方も多いと思います

どれ程の方がその可哀想な運命を背負う馬たちの
口の中を想うことができるでしょうか

どれ程の方が彼ら競走馬の口元を気にしているでしょうか

彼ら競走馬の口のなかには『ハミ』と呼ばれる金属が押し込まれています


そのハミが手綱に繋がっています

ハミを差し込むのは歯間

当然歯など邪魔だから抜かれています

わかりますか
金属が口の中をガチャガチャと
一番敏感な舌のうえをガチャガチャと
その状態で2.4kmもの距離を疾走させられるんですよ

当然馬は痛くて仕方がない
歯間の痛みはどうにもならない

でも舌の痛みだけは逃れたい
だから舌が逃げます

逃げ出した舌がハミの上に出てしまい舌に圧が加わらない

だからこうして人間さまは舌を縛るんです


 

痛みで暴れた舌や痛みで引っ込めた舌が気管を塞いでしまうかもしれない



だからこうして舌を縛ります

 


 

馬は完全鼻呼吸
どれだけ気管が大切かわかりますよね

全速力であの駿足を繰り出すために
1分間の総気流は2000リットル前後
これは安静時の約30倍

馬は競走なんて好きではありません
競走が好きなのは人間です

競うのが好きならば人間さま同士自分たちが走れば良いものを
楽してお金で遊ぶために馬を走らせています

ハミと舌縛りにより
激しい痛み
圧迫
裂傷
炎症
血流障害
口角、上顎の潰瘍
酷ければ舌がちぎれかけ
緊急処置をすることも

さあ想像してください


最後の画像のようにやってみてください
そして全力で駆けてみればいいわ😊

痛み苦しみを想像してください

子供さんへ伝えてください

将来競馬場に通うような無慈悲な大人にならぬために拡散してください

馬が好きといいながら競馬場へ通うあなた
ウソつきね

ここまでの仕打ちを黙って見ていられるなんてウソつきだわ😊

馬は犬に似て社交的で人間を喜ばせたいという気持ちを持つ
穏やかな優しい命

その従順さを利用して娯楽のために利用する


それがロマンだって大の男が言ってるわ😊

馬はロマンだって大の男が言ってるわ。

 

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競馬、乗馬、馬車などの馬は、手綱を引いてコントロールされているのはご存じだと思いますが、

馬に優しく合図を送っているだけで、その合図を馬が察知しているかのように見えるでしょう。

しかし、実際はそうではありません。

 

手綱の先には、馬銜(ハミ)という金具が口に装着されており、

口に痛みやその恐怖感を与えることによって、馬を制御しているのです。

 

馬は、切歯と臼歯と呼ばれる、

前歯と奥歯の間にすきまがあり、歯槽間縁(しそうかんえん)と呼ばれています。

 

この歯槽間縁に、ハミを装着します。

 

その際、間にある狼歯は、邪魔なので抜いてしまいます。

 

歯槽間縁があることが、馬にとって運の尽きでした。

歯槽間縁の存在が、ハミの装着と馬への騎乗を可能にしてしまい、

6000年も前から、人間に乗り物として扱われることが決定してしまったのです。

 

自分の口の中に、歯を抜くなりして隙間を作ったとして、そこに金属が差し込まれることをぜひ想像してくださいね。

しかも、それを誰か第3者に引っ張られるわけです。

痛いし、ケガするに決まっているでしょう。

 

多くの研究結果が、ハミが口腔内の痛みや病変、裂傷の原因となることを示しています。

 

****************引用****************

 

馬の口の痛み、特にハミによって引き起こされる痛みは、重大な福祉の問題と考えられている。

ハミによる、圧迫、裂傷、炎症、血流障害、および組織が伸ばされることによる痛みが引き起こされる可能性がある。

 

ハミありの場合、馬が痛みを感じていることが観察できるが、ハミなしの場合は観察されないか、はるかに少ない。

 

Mouth Pain in Horses: Physiological Foundations, Behavioural Indices, Welfare Implications, and a Suggested Solution by David J. Mellor Animal Welfare Science and Bioethics Centre, School of Veterinary Science, Massey University, Palmerston North 4474, New Zealand
Animals 2020, 10(4), 572; https://doi.org/10.3390/ani10040572

 

 

 

ハミありの場合と、ハミを除去した場合の、66頭の馬における、69の疼痛指標を評価した結果、ハミをのぞいた時に疼痛指標は平均85%減少した。

 

66頭の馬のうち65頭は、ビットを取り除くことによって動物福祉が強化された。

 

Behavioural assessment of pain in 66 horses, with and without a bit W. R. Cook M. Kibler
First published: 31 March 2018 https://doi.org/10.1111/eve.12916

 

 

 

競技に参加する424頭の馬の口吻を検査した研究では、予選前の152頭の馬(36%)で軽度の病変が記録された。

それらはほとんどの場合、口角と隣接する頬粘膜で見られた。

また、重度の病変は32頭(8%)の馬に見られた。


予選後、決勝前の馬77頭を再検査したところ、60%の馬にハミ関連の病変が明らかになった。

 

ハミを置く歯間の病変の頻度は、2つの検査間で8%から31%に増加した(水勒銜(すいろくハミ)を使用した馬で歯間の病変が観察されたのは1頭のみ。残りはすべてカーブビットの大勒ハミを使用した馬)。

 

また、再検査では水勒銜の馬の62%に頬側の病変があった(カーブビットの大勒ハミを使用した馬では13%)。

 

Bit-related lesions in Icelandic competition horses, Article number: 40 (2014)

 

 

 

12の野生馬と66の飼育馬の下顎骨を比較した研究では、飼育馬の歯間の骨膜炎(骨棘形成)が62%以上で発見された。

 

また飼育馬の歯のエナメル質と象牙質への浸食が、小臼歯の61%で見られた。

 

また飼育馬の88%が下顎骨の病変を示した。一方12頭の野生馬の下顎骨には、病変がなかった。

 

Damage by the bit to the equine interdental space and second lower premolar
W. R. Cook First published: 18 February 2011

 

 

 

定期的に歯のケア(とがった歯の研磨)を受けている113頭の馬とポニーを対象とした研究では、

ハミありの場合、口角、上顎の小臼歯側の頬の大きい急性の潰瘍の有病率がハミなしに比べて、優位に高かった。

 

ハミの使用は、定期的な歯のケアを受けている場合でも、馬に口腔潰瘍を引き起こす可能性があると結論付けられた。

 

2008 Dec;178(3):405-10. doi: 10.1016/j.tvjl.2008.09.020. Epub 2008 Nov 21. The prevalence of oral ulceration in Swedish horses when ridden with bit and bridle and when unridden

 

 

 

繋駕速歩競走(人を乗せた二輪の車を馬につないで走らせ、競争させるレース)の競走馬をレース後に検査したところ、84%(219/261頭)がハミ付近に急性病変を有していた。

 

21%(55/261頭)に軽度の病変があり、43%(113/261頭)に中等度の病変があり、20%(51/261頭)に重度の病変があった。

 

馬の2%(6/261頭)で、口の外で目に見える出血が観察された。

 

さらに、5%の馬(13/261頭)は、口の外に血液が見えなかったにもかかわらず、口からハミを取り除いたときにハミに血液が付着していた。

 

Front. Vet. Sci., 12 July 2019 | https://doi.org/10.3389/fvets.2019.00206 Oral Lesions in the Bit Area in Finnish Trotters After a Race: Lesion Evaluation, Scoring, and Occurrence

 

 

 

ネット検索すると、ばんえい競馬のような地方競馬でも、中央競馬でも(JRA)でも、

レース中やレース後に、馬が口から血を噴き出していることがある。

 

ハミにより、舌がほとんど千切れそうになった馬が手術を受けている様子も分かるが、いずれも直視しがたいほど痛々しい。

 

ハミにも様々な種類がある。

 

一般的に使われるのは水勒銜(すいろくハミ)で金属の棒の中央部分にジョイントがあり、左右にリングがついておりそこに手綱をつけるタイプだ。

 

小手先の技術を弄する馬術では、それよりももっと強い圧力をかける大勒銜(たいろくはみ)が使用されており、馬の負担も大きい。

 

だが水勒銜が使用される使う競走馬が、ギャグビット(大勒銜の一種)のポロポニーよりも著しく高い口腔外傷の有病率であったという研究もあり、水勒銜であれば無害というわけではない。


また、JRAでは競走馬を曳くときにチフニービット(ハート形のハミ)というものが用いることがあるが、

チフニービットは通常のハミよりも下への強い圧力がかかる。

 

チフニービットで口腔内が傷つき糜爛している様子もネットで見ることができる。

口の中で繰り返しガチャガチャとハミを動かされ、どれほど痛かっただろうか。

 

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このように多くの研究結果が、ハミが虐待であることを示しています。

まぁこんなの調べるまでもないですよね。

自分がされた事を想像すれば簡単に分かる事です。

 

 

また、引用の最後にあったように、ハミが原因で舌を切ったり、舌が千切れそうになったりすることもあります。

 
こちらのブログに、馬の舌が大きく切れた画像があります。

 

記事を書いた獣医師は、

子馬や繁殖雌馬ではほとんどなくて、育成馬ばかりだし、

競馬場でもけっこうあるようなので、やはりハミで切ることが多いのだろう。

と書いています。

 

 

ハミによる歯間の痛みはどうすることもできませんが、

舌の痛みだけは逃れたいと、ハミの上に舌を出してしまう馬がいます。

 

そうなるとハミで舌に圧力を加えることができなくなるため、

この癖がある馬には、冒頭の動画にもあった「舌縛り」が行われます。

舌を縛り、舌が動かせないようにするという、虐待行為が行われるのです。

 

JRA競馬用語辞典は、舌縛りについて

舌を大きく動かすことができず、馬に苦痛を与えるようにも思えるが、実際はそれほど苦痛を与えるものではない。

などと記載していますが、もちろんこんなものは嘘です。

 

先ほどのリンク先に、研究結果が示されています。

 

****************引用****************

 

世界動物保護協会は舌縛りについて

「舌縛りに関連する問題には、馬が痛み、不安および苦痛の兆候を示す、嚥下困難、舌の切り傷および裂傷、あざおよび腫れがある。」

と書いている

 

RSPCAのサイトWhat is the RSPCA’s view on the use of tongue ties in horse racing?はこの問題についてもっと詳しい。

まずJRA競馬用語辞典に書いてある「気管を防いで」については、”舌縛りはごく一部の馬で「窒息」を防ぐ可能性がありますが、これを行う正確なメカニズムは不明であり、大多数の馬に有益な効果はありません”とされている。

 

さらに舌縛りの影響と規制についても書かれている。

 

舌縛りの使用に関連する問題には、馬が痛み、不安および苦痛の兆候を示す、嚥下困難、舌の切り傷および裂傷、あざおよび腫れがあります。

また血流を制限することで、舌が青くなり、永久的な組織損傷を引き起こす可能性があります。


12頭のスタンダードブレッド種の馬に関する最近の研究では、

舌縛りがある馬は、ない馬よりも有意に多くのストレスの兆候を示し、このストレスは舌縛りを経験した後での使用で増加したことがわかりました。

これは、馬が舌縛りを嫌悪し、この不快感に慣れていないことを示唆しています。


ドイツでは、レース業界は舌縛りを深刻な問題として認識し、最近それらを禁止しました。

国際馬術連盟(FEI)も、さまざまな馬術スポーツで舌縛りを禁止しています。

 

一部の国では、露出した舌の組織損傷や凍傷の可能性があるため、冬の使用が禁止または制限されています。

最近の国際馬福祉ワークショップで、舌縛りが馬の福祉に深刻な悪影響を及ぼしていると評価されました。

 

 

なお、オリンピックにおいてもFEIの規定が使用されているため舌縛りは禁止。
また日本の馬術(JEI)の規定においても舌縛りは禁止されている(ただし禁止は競技中に限る)

FEIおよびJEIの規定は日本馬術連盟のWebサイトから見ることができる。

 

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自分が舌を縛られた事を想像すれば簡単に分かる事です。

ストレスに決まってるでしょう。

 

馬だから平気という考え方がそもそもの間違い。

苦痛やストレスに関するものは、人間も動物も差はありません。

動物利用者側が都合よく解釈している、あるいは嘘をついているだけで、動物利用産業ではよくある話です。

 

人間に利用される全ての馬にはハミが装着されており、これらのように痛みやストレスを与えられているのです。

 

そして、言うまでもなく、馬利用産業の虐待はこれにはとどまりません。

 

競馬の馬たちは9割以上が殺処分、寿命を迎えることができるのは1%以下と言われています。

勝てる見込みがないなど、儲からない馬から順に処分されていき、その大半は2~4歳で処分されます。

 

****************引用****************

 

競馬の世界では、現在でも毎年、約8千から1万頭の子馬が生まれていると言われています。

毎年、8千から1万頭です。

単純に計算したら、3年で約3万頭、10年で10万頭になります。

 

馬の寿命は、健康なら30歳、中には40歳まで生きる馬もいます。

 

こんなにたくさんの馬が毎年生まれていたら、日本はあっという間に馬糞で埋もれてしまいそうですが、実際はそうなりません。 

それはなぜか。

 

なぜなら、毎年生まれる子馬のうちのほとんどは、2歳、3歳、4歳といった若さで「処分」されてしまうからです。

処分とはつまり、屠殺です。

本当に子馬のうちに処分される馬もいます。

 

屠殺になる理由は、レースに向かないから、勝てないから、血統にあまり価値がないから、などなど、

ようは、競馬で勝って馬主を儲けさせてくれない馬は、生きる価値がないと見なされます。

 

馬の2歳は、人間で言えば中学一年生くらい。
3歳は、高校に上がったばかりの年頃。まだまだ子供です。

心も体も未熟な、成長期の子供です。

 

その若さで、競走馬たちは、騎手を乗せ、ものすごいスピードで1キロ、2キロの走路を駆け抜け、勝つことを要求されます。

中学に上がったばかりの子供に、日々猛特訓をして、全日本選手権やワールドカップやオリンピックで勝てと要求しているようなものです。

 

そんなことをしたら、まだ十分出来上がっていない子供の骨や靭帯、筋肉はあっという間にボロボロになるでしょう。

プレッシャーや過酷な訓練から来るストレスで、精神的にも参ってしまうはずです。

そして、まさに、このとおりのことが、現役の競走馬たちの身には起こっています。

 

競馬界の真っただ中で働いている関係者の方によれば、

現役競走馬の80パーセント近くが、ストレスと偏った食生活のせいで、慢性胃潰瘍に苦しんでいるそうです。

競馬1

 

競馬を見ていると、骨折などの事故も多いですが、骨がまだ未熟なうちに、過度の負担をかけ続けているので、不思議はありません。

調教も、決して馬に優しいやり方ばかりではなく、

トレーニングに出たが最後、いろいろなトラウマを負って半狂乱になってしまう、若い馬たちの話もたくさん聞きます。

 

ストレスに耐えられず、あるいは恐怖感で、訓練を嫌がったり、体調を崩したりすれば、屠殺場行きです。

 

そして、頑張って耐えて、デビューし、走り続けたところで、
よほどの成績を残さない限りは、やはり最後は屠殺場に送られてしまいます。

 

G1を勝った馬や、アメリカで大変優秀な成績を残して日本へやってきた種牡馬が、

一般人も知らないうちに、あっさり屠殺されていたことが分かり、話題になったこともありました。

 

最近では、タップダンスシチーの行方が分からなくなり、ネット上を騒がせました。

タップは生きているとクラブ側から「確認」が取れたとされていますが、そのタップの姿は一般公開されていないため、

「本当にタップなのか?」「やっぱりもう屠殺されているのでは?」という意見も、多いようです。

 

勝っても負けても、競走馬たちは、ストレスや酷使で心も体も痛めつけられながら、

身を削って走らされ、最後は屠殺場で殺され、動物園のライオンの餌やドッグフード、

それでも余る大半の馬たちは、なんと畑の肥料にされるのです。

 

競走馬として生まれた子馬が、天寿を全うできる確率は、1パーセントもないと言われています。

 

競馬には、牡馬(オス馬)だけではなく、牝馬(メス馬)も同じく使われます。

牝馬は、人間同様、2歳、3歳の年頃になると、体がふっくらとしてきて、母馬になるための準備を始めます。

発情も始まります。

 

しかし、こうした「女の子の事情」は、競走には不利。

だから、牝馬の競走馬には、ホルモン剤などの薬が大量に使われて、発情を抑えたり、脂肪をつきにくくしたりといった操作がおこなわれます。

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また、牝馬は、現役を引退したあとに「繁殖に上がる」、

つまり、北海道など、競走馬を産ませて育てる牧場に引き取られて、新たに競走馬の子馬を生むための仕事に回されるので、

処分は少ない、と勘違いしている方もいます。

 

が、繁殖の世界も実際は過酷で、生んだ子馬の成績がいまひとつなら、母馬といえど、やはり処分、が現実なのです。

繁殖に上がったら、その後を追う人があまりいないので、知られていないだけです。

 

母馬に寄り添い、無邪気に寝転んだり遊んだりしている子馬は、本当にかわいくて、いつまでも見ていたいと思いますが、

実際には、そののどかな幸せはつかの間の出来事で、子馬たちはまもなく、過酷な世界へと追いやられていきます。

 

生まれた子馬たちが勝てなければ、子馬自身だけでなく、母馬の命さえも危うくなります。

 

もちろん、中には、少数ながら、成績がいまひとつでも、故郷に戻ってきた馬(繁殖牝馬や種牡馬)を、できるかぎり処分しないで、大切に飼われている牧場さんもあります。

 

しかし、以前、生産牧場(競走馬を生ませて育てる牧場)をされていた方によると、

日高地方では「不要牝馬回収」のトラックが、毎週、「いらなくなった繁殖牝馬」をたくさんトラックに乗せて、屠殺場へ運んでいるそうです。

毎週、です。

 

毎年何千もの子馬が生まれ、毎週登録抹消される馬がいて、そのうち、即処分を免れた一握りの馬たちが、生まれ故郷に帰って行き場を求め、しかしそこには、すでに前年、そのさらに前からいる馬たちが、ひしめき合っている、、、

 

残念ながら、今の競馬の世界は、こうした馬の大量生産、そして大量廃棄、が「当たり前」になっています。

 

競馬は、ギャンブルをビジネスにしているはずが、大量廃棄、大量処分、の現実を見ると、もはやビジネスそのものがギャンブルになってしまっているといっても過言ではない気がします。

そして、そこで、人知れず、無言で、消されていく、馬たちの命、、、

 

「馬は家畜なんだから、仕方がない」という意見を平気で言う人もいますが、

たとえ食するための家畜であったとしても、「無駄に生ませて、無駄に殺す」のは、命への冒涜以外の何ものでもないと思います。

 

一時、ファーストフード店のハンバーガーが、冷めてしまったからというだけの理由で、売られることもなく大量廃棄されていて、非難を浴びたことがありました。

今の競走馬たちの扱いは、まさにその頃のハンバーガー並みです。

 

ハンバーガーでなくても、商品を無駄に大量生産し、そして大量に廃棄することが当たり前の企業や工場は、非難される世の中ですし、そもそもビジネスとして立ち行かないはず。

まして、命のある馬たちを、「家畜だから」という理由で、無駄に生ませ、ストレスを与え、無駄に殺すのは、まったく理屈が通らないことです。

 

人によって生まされ、若さや命を謳歌することも許されないまま、

人のために走り続けた馬たちを、「夢と感動」といった美辞麗句で飾り立てるその裏で、ゴミのように処分する、

そんなやり方が通用する世の中であってはいけないと思います。

 

馬が好き だから、馬刺しは食べないと思っていても、
馬を使ったビジネスにお金を落とせば、あなたも馬殺しに加担していることになります。

 

怪我や故障した馬、引退した馬は、馬刺しまたは、ペットフードになります。

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競走馬は人間でいうと小中学生の歳で競走馬となり、同じ年頃に肉されます。

 

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あなたは、鞭打たれて走りたいですか?

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競馬にドラマがあるとか。 走りたいから走っているとか。
勝手に決めつけるのはやめて下さい。

 

弱者は、最初から弱いのではなく、そういった立場に追いやられているだけなのです。

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馬は乗り物であり、馬は人を乗せたがっている、走りたがっていると思い込んでいる人が非常に多いと思いますが、それは勘違いです。

馬は人を乗せたいとも、走りたいとも思っていません

 

馬は人を乗せることを嫌がるため、馴致という調教で人間を乗せるように強制します。

 

ぐるぐる同じ場所をまわらせたり、体重をかけ続けたりといったことを、慣れるまで延々と繰り返していくのです。

業界側は、慣れる・受け入れるなどといった言葉を使いますが、

抵抗してもやめないわけですから慣れるしかないといいますか、あきらめるという言葉の方が正しいでしょうね。

 

馴致とは、英語では、ブレーキングといい、馬の心を壊すと述べる人もいます。

 

上のような公開動画では都合のよいシーンしか映しません。

 

しかし、先ほどのリンク先で紹介した元競馬関係者の方によると、

人間のいうことを聞かなければ殴ったり、鞭で叩いたりして馬の心に人間に対しての恐怖心をつくることもあるそうです。

 

そして、性格上の問題や、調教師の実力不足で、調教が上手くいかない馬もいるでしょう。

そうなれば業界にとっては用済みとなり、肥育場に送られ、馬肉のために殺されます。

 

 

また 馬は皮が厚いからムチを打たれても平気、と刷り込まれてる人がいますが、もちろんそんなものは嘘です。

 

過労で倒れていた馬が起き上がるほどの威力です。

ムチで叩くことで、腫れたり、血が出たりすることは、関係者も認めています。


痛いか痛くないかなど、本来検証するまでもありませんが、

ムチを打つことによって痛みを感じることは、すでに研究によって証明されています。

 

ばんえい競馬「べん打ち」は肩をポン叩かれた程度という偽りー馬の心と体を傷つける : NGO Life Investigation Agency (livedoor.jp)

 

この都合の悪い事実には、競馬関係者は一切触れません。

 

競技用のムチを使っているとか、ムチを打つ回数を決めているとか、皮が厚いから痛くないとか、ただ合図を送っているだけとか、利益を得ている側や熱狂している側がごまかしているだけです。

 

 

これら数々の虐待を乗り越えたとしても、最後まで勝ちきれなければ用済みになって殺されるのです。

競馬、乗馬をする人、馬車を利用したこのある人、肉を食べる人、レザーを買う人などは

馬が残酷に殺される最後をしっかり直視しましょう。

 

これが、あなた方の一時の刺激、興奮のために、尽くしてくれた馬の最期です。

 

 

競馬がなくなったら、今いる競馬の馬たちをどうするんだとか言う人がいますが、

今も競馬によってサラブレッドは犠牲になり続けていますし、

競馬が続くという事は、今後も永遠に犠牲になり続けるわけなので、意味不明な論です。

 

それに競馬がなくなると決まっても、一気に終わるわけがありません。

徐々に縮小という形になるでしょうし、終わると決まった時から各団体が対策を取り始めるでしょう。

今いる競馬の馬を心配するのであれば、当然、現在も引退馬を保護する牧場に寄付をしているんでしょうね?

 

あと競馬がなくなったら、サラブレッドが絶滅するなどと言う人がいますが、

サラブレッドは人間が作り出した種なので、生態系を破壊する側であり、生物多様性とは関係がありません。

そんなに絶滅が心配であれば、保護施設を作って、競馬につぎ込んでいるお金をすべて寄付でもすればいいでしょう。

結局は競馬がやりたいだけでしょうから、寄付などしないと踏んでいますけどね。

 

 

本当の馬好きは、最終的に競馬反対に行きつきます。

 

とある引退した女性厩務員の告白

 

日本は馬にとって最悪な国

 

私はコレで競馬をやめました・・・競馬と動物虐待について

 

 

 

馬は乗り物であると洗脳されている人は、非常に多いと思います。

馬を殺処分から救うような素晴らしい人でさえ、平然と馬に乗る人がほとんどです。

 

競馬、馬車、乗馬など、馬を使った全ての娯楽を利用せず、馬は乗り物ではないことを広めてください。

 

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