以下の投稿をご覧ください。
****************引用****************
いよいよ稲刈りの時期になりました🌾✨
今年は結構いい感じに育った山奥の田んぼの稲たち。
先日行ったら、、、あれ?もう稲刈り終わった??な写真の状態。
イノシシですね。
食べては踏み倒して面積半分以上ぺっちゃんこ。
今年は柵も徹底的に見回ったんやけどなー。
半年間、2、3日に一度、近いとはいえない田んぼへ行って手間暇かけて頑張ったんで、ツラいのはツラいですが、、、
ま、いっか。
これを獣害やら、イノシシやシカ、クマ、アライグマ、アナグマ、ハクビシン、野うさぎ、たぬき、野生動物を害獣と言わないで!
根本なぜあのコたちがこうやって山の麓まで降りてくるのか。
山を切り拓いて、杉や檜を植林し、自然エネルギーと呼ばれる自然を破壊して設置する巨大風力発電、メガソーラーをつくって、すみかや食べ物を奪ったのは人間の方。
それを自分たちが育てた作物を食べられたら獣害だ!殺処分だ!ジビエが解決策?それは都合がよすぎるよ。
しっくりくる言葉でいうなら、田んぼの米を食べられたのは、
”仕方ない”
少しみんなで考えたいね。
全ての物事は繋がってるから。
邪魔なものは排除、じゃなく、なぜこんな状態になってるのか、そこを今一度、みんなで知り、考えていきたい。
****************引用終***************
これを書いた seed_nobさんは、自然農の百姓をされているそうです。
多くの人間は、田んぼや畑を荒らされると、野生動物を害獣と呼び、荒らされた部分を獣害と呼びます。
しかしseed_nobさんは、荒らされても、害獣、獣害と言わないで! と訴えかけています。
なんと素晴らしい方なのでしょうね。
プロフィール欄には、菜食の百姓と書かれているので、菜食をされているのでしょう。
他にも、実験用だった盲目の豚や、猫やヤギを保護されており、
毎週土曜日にゴミ拾いまでもされているそうです。
うーん。人間性と行動力がすごすぎる。
seed_nobさんが自然農で収穫した野菜などはこちらから購入できます。
売り上げの一部は、ハニーズファームサンクチュアリさんに寄付されます。
ダンボールは、出来る限り再利用のものを使っているそうです。
野生動物を害獣扱いしない農家は、まだまだレアですが、着実に増えてきているようです。
狩猟問題の度に紹介させてもらっていますが、猫とネコとふたつの本棚さんもそのお1人。
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私は兼業農家ですけれど、「害獣」の存在は認めていません。
そんなもの、この世に存在しません。
「害」だなんて、知恵足らずな人間が勝手にそう呼んでいるだけなもの。
私の畑は、獣たちの習性を考えた上で対策していますから、私の対策対象であるシカもイノシシも、2010年以来、一度も畑には侵入できていません。
(サル対策はあえてしていないので、サルは入ってきますけれど。)
対策さえちゃんとしていれば、誰も入ってこれないのですから、私の畑に「害獣」は出ないんです。
それどころか、シカたちは狭小果樹園の下草を食べてくれ、
痛んで落ちた実もきれいに掃除してくれ、さらに
シカたちの落とし物は良質な堆肥になっていく。
私にとってシカたちは、害獣どころか愛らしい益獣でしかありません。
****************引用終***************
畑は、獣たちの習性を考えた上で対策し、
対策対象であるシカもイノシシも、2010年以来、一度も畑には侵入できていない、とのことです。
この記事が上がったときに、メッセージでお話を聞いたのですが、
本などから、それぞれの動物の習性を学び、対策を行ってきたそうです。
サルの対策は保護犬や保護猫がいる関係ですぐに追い払うことが出来、あえて対策をしていないそうですが、
本気でやればサル対策は可能だろうとおっしゃられていました。
それどころか、シカたちは狭小果樹園の下草を食べてくれ、痛んで落ちた実もきれいに掃除してくれ、さらにシカたちの落とし物は良質な堆肥になっていく、とのこと。
素晴らしいですね。
seed_nobさんや、猫とネコとふたつの本棚さんのような方は他にもいらっしゃると思いますが、
このように投稿できる方はなかなかいないと思います。
なぜなら、おかしな人たちがコメントやメッセージをしてくる可能性があるからですね。
それに、賛同者も少ない。
なので、投稿するだけでもそれなりに勇気がいるでしょう。
ところで、猫とネコとふたつの本棚さんが先日興味深い投稿をされていました。
「狩猟で駆除しても農業被害は減らない。」
ここ最近になって、私はこういった記事を目にするようになりました。
猫とネコとふたつの本棚さんが、データを用いてそれを説明してくれています。
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少し古い資料になりますが、「シカ・イノシシを駆除しても農業被害は減らない」ことを示す良い証拠があります。
これから掲載するのは、私の住む地域の現職市会議員が全戸に配布した広報チラシの一部です。
市は、平成23年(2011年)春、大掛かりな「鳥獣被害総合対策事業」を実施しました。
鳥獣による農作物被害の大きな地域に、申請に応じて無料で防獣柵資材を配布する、というものです。
結果、総延長433kmの防獣柵が設置されました。
当地域での"鳥獣害"のほとんどは「シカ・イノシシ・サル・カラス(・アライグマ)」によるものです。中でもシカ・イノシシは体も大きく、被害も両者が過半数となります。
(このときの生物種ごとの細かい被害比率はわかりませんが、令和4年度の被害金額・面積はそれぞれ、シカ約63%・66%、イノシシ約35%・31%です。)
しかしメッシュフェンス型の防獣柵で防げるのは、表にある鳥獣のうち、シカとイノシシだけです。カラス他鳥類はもちろん、サル・クマ、また「その他」に含まれるアライグマ・ハクビシン・ネズミ類・他は、防獣柵を簡単に乗り越え/通り抜けできますから、柵による影響は受けません。
以上の事から、これからは「シカ・イノシシ」に絞って論を進めていきたいと思います。
表から「年度・シカ・イノシシ・被害面積・被害金額」だけを抜き出し、それに「シカ・イノシシ計」を加えました。
年度 (平成) |
シカ | イノシシ | 計 | 被害面積 (a) |
被害金額 (千円) |
指数 |
28 | 1,904 | 798 | 2,702 | 2,445 | 18,271 | 18 |
27 | 2,266 | 1,198 | 3,464 | 2,558 | 22,166 | 22 |
26 | 2,218 | 773 | 2,991 | 1,959 | 20,746 | 21 |
25 | 1,336 | 904 | 2,240 | 1,904 | 21,762 | 22 |
24 | 879 | 554 | 1,433 | 2,202 | 21,072 | 21 |
23 | 1,195 | 378 | 1,573 | 6,589 | 66,551 | 67 |
22 | 1,673 | 691 | 2,364 | 7,956 | 99,700 | 100 |
ご覧の通り、防獣柵設置前(平成22年度)の被害指数を100として、工事中の23年度は67、工事終了翌年は21と、1/5近くにまで減少したのがわかります。
防獣柵の効果は絶大といってよいレベルでした。
防獣柵設置後、市の鳥獣対策の主力は狩猟にシフトしました。
24年度防獣柵設置直後と、捕獲数の多かった27年度を比較しますと、
シカ=879頭→2266頭(約2.5倍)
イノシシ=554頭→1198頭(約2.2倍)
ところが、被害面積・被害金額はともに横ばいで、指数は21→22。
農家の高齢化に伴い、毎年離農者が増えていることを考えますと、増加傾向にあるというべきかもしれません。
(たとえば、私が当地に移住した1998年、この集落では14戸の農家が耕作していました。
2023年現在、私以外に広く耕作している農家はわずか1戸に減ってしまいました。)
市議会の方針は、
・防獣柵の設置は済んだ
→その後駆除数を増やしているのに被害が減らない
→駆除を上回る勢いで野生動物が増えているからだ
→もっと駆除に力をいれなければならない
→同時にジビエにも注力して地域活性化を図ろう
というもののようです。
でも、私は疑問を感じます。
ここから先は私の個人的感想というか、推測になりますのでご注意ください。
私は農業は新参者ですが、市が防獣柵を配布する前に、シカは完全に防げるようになっていましたし、力の強いイノシシについても、適切な資材さえあれば防げると考えていました。
2011年に金属メッシュが配布されたことでその資材が揃い、以来、シカ・イノシシに関する限り、2023年現在まで、ただの一度も侵入されていません。
ですから、たとえ人々のいうようにシカ・イノシシが増加傾向にあるのだとしても(私に言わせれば昭和に減少しすぎた野生動物数がやっと少しずつ復興しはじめたにすぎないのですが)、防獣柵で防げるはずなんです。
にもかかわらず、被害が増えている理由。
それは周囲を見回せば簡単に想像がつきます。
防獣柵のメンテナンスができていないんです。
人力で地中に差し込んだ支柱に、重量のある金属メッシュを、細いワイヤーで結わえ付けただけのつくりです。
ちょっと放置すればたちまち蔦がからみつき、そこに風が吹けば倒れますし、雪も積もりやすくなります。
支柱が浅くても倒れますし、ワイヤーも劣化で切れます。
またツキノワグマがよじ登れば体重で支柱そのものが曲がってしまいます。
↑柵内の柿を狙ってツキノワグマが侵入、フェンスが曲がりました。
先に「ただの一度も侵入されていない」と書きましたが、実は1回だけ、シカに入られたことがありました。
出入り口の扉をウッカリ閉め忘れた時でした。
たったひと晩開いていただけなのに、シカさんが入って歩き回った跡がありました。
その時はまだ畝立て段階で何も植わっていませんでしたので(だから油断もしたのですけれど)、シカの観察眼の鋭さに驚いたものです。
動物たちはそれほど食べる(=生きる)ことに必死だ、ということでもあります。
そんなシカ・イノシシたちが、柵に開放部を見つけて、入らないわけがないじゃありませんか。
なのに、人は柵を立てただけで安心してメンテナンスを怠る。
被害が、一気にではなく、ジワジワと増えているという現象こそ、2011年にたてられた柵がメンテ不足でゆっくりほころび始めている証拠だと思うのです。
私の経験では。
力が強く、掘り返すのが得意なイノシシは、たしかに防御に工夫が要ります。
が、ニホンジカを防ぐのは簡単です。
簡単などころか、日本国内に生息するすべての鳥獣(+虫も)のなかで、その大きさといい、生態といい、性格といい、ニホンジカは最も防ぎやすい動物だと思っています(私の感想です)。
林業界や、電車・車両に衝突する問題については、私は門外漢ですからわかりません。
でも、田畑を守ることについては、もう断言してよいくらいの気持ちです。
シカが入って困るという農家は、シカを本気で防ぐ気がないか、お金をかけたくないだけだろうと。
たしかに防獣柵は無料ではできませんし、設置の労力も必要です。
でも、私が住む市でもやったように、助成金制度のある行政は少なくありません。
無い場合はぜひ相談してください。相談者が増えれば行政も動いてくれるかもしれません。
なお、市の防獣柵は升目10cmまたは15cmのメッシュでした。
小動物は簡単にくぐり抜けてしまいますので、その後、多くの農家が、升目の細かいネットを重ねることで、防ごうとしました。
その作戦自体はよいと思います。
問題は、ポリエチレン等のネットは、金属メッシュ以上に、こまめなメンテナンスが必要だということです。
目の細かいネットは、使われる繊維も細くなります。
当然ながらその分破れやすくなります。
紫外線で劣化しやすいのに自然環境で分解されにくいのも欠点です。
以下の写真も近所のものですが、ここの畑のお婆さんは、COVID-19パンデミック前に体調をくずされ、入院?施設に入所?されました。
そしてそのまま、パンデミックの最中にお亡くなりになってしまいました。(コロナ感染ではなかったそうです。)
以来、息子さんが草刈りに通っていらっしゃるとはいうものの、畑は放置されたまま。
メッシュフェンスは問題なく立っていますが、ネットは数年でボロボロ、周辺に破片が散らばっています。
小動物の誤飲や絡みつきが心配です。
シカやクマのような大きな動物は許容範囲も広いでしょうが、ノネズミ・小鳥など体の小さな子たち、ウサギのように体の構造上嘔吐が困難な動物たちにとっては脅威となりかねません。
最後に、もう一度、結論を。
シカ・イノシシによる農作物被害を防ぐには、狩猟(駆除)は効果無し。
防獣柵こそ有効。
ただし、こまめなメンテナンスが必要。
自然界のバランスは非常に繊細で微妙ですが、そこをうまくバランスをとってしまうのが大自然というものでもあります。
われわれ人類が「数を調整」なんておこがましいのです。
殺せばよいってものじゃないんです。
《毛沢東のスズメ》※のような愚挙を繰り返してはなりません!
****************引用終***************
データを見ると、防獣柵の効果が絶大で、狩猟の駆除による効果がない事が分かります。
狩猟の駆除に力を入れても、被害は横ばい、状況を考えれば増加傾向。
狩猟に効果がない事と、農家が防獣柵のメンテナンスをさぼっているからと推測されるようです。
農業被害を防ぐには、徹底的な対策のみである。
これはよく聞きますね。
アメブロをされている、なんママさんや、岡田雪音さんも、アニマルライツチャンネルに出演され、
農業被害を防ぐ方法について解説されていました。
20:30頃から。
なんママさんは、市の鳥獣被害対策講座で講師をしていた方の資料を使われていたみたいです。
動物の命を大切に思い、本気で対策すれば、被害は防げるか、最小限に出来るのでしょう。
一部の農家は、こうして知識を得ることで対策をする人はいるようです。
しかし、面倒くさがりの農家や、目先の金をかけたくない農家は、結局やらないか、
やっても、メンテナンスが続かないわけですね。
そして、野生動物を誘引する原因を解決せず、自分達にとって楽な、殺すという方法に頼るわけです。
****************引用***************
突然ですが、台所で生ゴミにハエがたかっていたらどうしますか?
庭に落ちているあめ玉にアリが集まっていたらどうしますか?
ハエやアリを追い払うと思いますが、それだけではないはずです。
台所の生ゴミや庭に落ちたあめ玉をそのまま放置していたら、またハエやアリが集まってくるので掃除をするでしょう。
ところが、イノシシなどの野生動物による農作物被害への対策の場合は状況が異なります。
「農作物の鳥獣被害はなぜ起こる? ~野生動物の素顔を知ろう~」でご紹介したように、
私たちは、放任果樹や放置された作物残渣(ざんさ)、耕作放棄地などによって、知らず知らずのうちに野生動物を誘引し、隠れ場所を提供しています。
調査研究によってこれらのことが明らかになったのですから、
生ゴミやあめ玉と同じように、放任果樹や作物残渣を野生動物の餌にならないように処理する環境管理が必要です。
しかし、ほとんどの被害現場では、捕獲だけに頼ってしまうことが多いのです。
残念ながら、野生動物を誘引してしまう要因を除去していく対策はほとんど行われていません。
したがって、野生動物を次から次へと人里に誘引してしまう状況がなくなりません。
これではきりがありません。
なぜか私たちは、野生動物が相手となると「捕獲が一番良い対策だ」「捕獲すれば被害はなくなるはずだ」と考えてしまいます。
現在、イノシシとシカだけで1年間に120万頭以上捕獲されています。
ところが、20年前に被害が社会問題となって捕獲が奨励されるようになってから今日に至るまで、被害は6倍以上に増えてしまいました。
被害を出す個体、特にイノシシは集落周辺を生活の拠点とすることが多く、山奥から通ってくる個体はあまりいません。
ところが、駆除されるほとんどの個体は山の中で捕獲されます。
農地に侵入していない個体が、無実の罪によって命を奪われているのです。
なぜこのような事態になっているのでしょうか。
ハエやアリであれば、生ゴミやあめ玉の周辺で捕まえることもできますが、イノシシ、シカなどの野生動物をその場で捕まえることは困難です。
野生動物は、耕作放棄地や竹林など、農地周辺で隠れながら人の動きを察知しています。
そして、人の気配を感じるとすぐに逃げてしまいます。
そのため、仮に野生動物を見つけても、ハンターが駆けつけた時にはすでに姿を消しています。
こうして多くのイノシシやシカは、人目を避けて夜に農地へやってきます。
たくさん捕獲して、野生動物の個体数や密度を調整すること自体は悪いことではありません(適切な個体数や密度の議論は非常に難しいのですが)。
しかし、人里に侵入する個体の行動特性を考えると、現在行われている捕獲手法では、農作物被害を減少させるのに効果的な手法とは言えません。
しかし、個体数調整と被害対策のための捕獲は混同されることが多く、個体数調整が進めば農作物被害が減るような誤解をしている人々が多いのです。
私たちは、野生動物の「本能」に目を向けて、本能的に忌避するものがあるはずと考えがちです。
例えば、イノシシの天敵であるオオカミの尿や猛獣のふんなどのにおいを用いてイノシシの行動を調査しましたが、イノシシがオオカミの尿や猛獣のふんを忌避する可能性はきわめて低いことがわかっています。
におい、音、光による忌避効果は「ハチに刺されたら尿をかけとけば大丈夫」と同じでおまじないのようなものです。
確かに病害虫に効果のある忌避剤は存在します。科学的根拠もあります。しかし、イノシシやサル、タヌキなど、哺乳類は優れた脳を持ち、さまざまな学習や経験をふまえて行動します。
例えば、農地ににおい物質をまいた場合、野生動物はまず、環境に変化があることを認識して、その環境の変化が自分にとって安全であるか否か、様子見を行います。様子見は数日で終わることもあれば、数週間、数カ月続くこともあります。この様子見を、人間は「野生動物は怖がっている、忌避している」と勝手に判断してしまいます。
しかし、野生動物は冷静に判断し、環境の変化に危険は無いことを確認して田畑に侵入するようになります。
さらに、野生動物は餌と餌のある条件とを結びつけることができます。人間が設置した光やにおい、音のある場所には餌がある、とそれらを目印として学習します。
また、イノシシやシカは本来、昼間でも行動する動物です。
しかし人里では、危険を回避するために夜間活動します。そのため人間は、「野生動物は夜に活動するから光が苦手なはずだ」と勝手に勘違いしてしまいます。
一方の野生動物は、人が来ない時間帯に田畑が光で照らされるため餌探しにとって好都合となるのです。
このように、「イノシシは夜行性だ」「最近のシカは双子ばかり産むようになった」「シカの唾液には毒があり植物を枯らす」「サルに石を投げると投げ返されるから危険だ」「モグラに野菜を食べられる」など、農村伝説は枚挙にいとまがありません。
これら根拠のない説に惑わされず、きちんと野生動物の生態や特性を理解して対策をとることが、鳥獣被害を減らすためには大切なことなのです。
****************引用終***************
生ゴミにたかるハエをこないようにするには、生ごみを撤去すればいい。
生ゴミをそのままにしておきながら、きたハエを殺し続けるという行為は、根本的解決にならず、次から次へとハエがやってくるだけでキリがありません。
狩猟だけに頼る対策は、これと同じということですね。
放任果樹や放置された作物残渣(ざんさ)、耕作放棄地などによって、知らず知らずのうちに野生動物を誘引し、隠れ場所を提供しています。
さらに言えば、生ゴミにたかるハエではなく、関係のないよそのハエを殺しにいっているのが狩猟ということです。
被害を出す個体、特にイノシシは集落周辺を生活の拠点とすることが多く、山奥から通ってくる個体はあまりいません。
ところが、駆除されるほとんどの個体は山の中で捕獲されます。
農地に侵入していない個体が、無実の罪によって命を奪われているのです。
↓先日紹介しましたが、ブラジルは全ての野生動物の狩猟が禁止で、
ブラジル人は93%が野生動物の狩猟に反対しているとのことです。
日本の場合は、おそらくこれとは真逆の結果でしょうね。
日本人も、狩猟の残酷さ、猟師たちの野蛮さを理解しましょう。
以下はすべて、日本人の猟師たちが自らアップした映像です。
くくり罠にかかり、銃で頭を撃ち抜かれる鹿。
くくり罠にかかり、斧で複数回殴られ、頸動脈を切られるイノシシ。
箱罠にかかり、槍状の刃物で心臓を一突きにされるイノシシ。
飛んでいたところを撃ち殺される鳥。
ライフルで撃ち抜かれる熊。
人によっては見る事すらできない動画でしょうが、このような事が生で行えるのが猟師たちです。
猟師は共感性が著しく低く、殺しを楽しむ精神性を持っています。
実際にこのように、猟師たち自らが「ワクワク感」と記載しています。
↓LIAが狩猟、狩猟者たちを調査した結果の記事。
どうぶつを撃
そこらへんに毛皮や骨を捨てて、肉や必要な内臓のみ持ち帰っ
そんな輩に倫理観などありませんから、現場
タバコの吸殻は、そこらじゅうに捨て、
猟銃の薬莢は撃ちっぱなしで、山の中や川原に散乱させたまま帰って行く猟師など、日常茶飯事。
殺すことを楽しんでいる連中がマナーなんて守るわけがありません。
最後には、猟友会に潜入し、猟師たちの本音を引き出しています。
会話や猟友会員(狩猟者)の言葉を聞き、そこから、どうぶつを殺す事に高揚する精神の持ち主である彼らの本質を見極めてください。
と綴っています。
↓猫とネコとふたつの本棚さんの近所には、殺した獲物を見せびらかす猟師がいるそうです。
”神様に感謝??動物問題” | 楽しみは…里山の動物誌 (ameblo.jp)
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モザイク部分には、透明なビニール袋に入れられた猪の死体がはいっています。血が大量に道路にも流れ出ています。
この猟師はいつも自宅の門の前に殺した動物を何時間も置いて見せびらかします。田舎家で庭は広いのに。
家の玄関上には、皮の破片がぶらさがった鹿の角が飾ってありました。悪趣味。
****************引用終***************
猟師たちは、人のためとか、仕方なくやっているのではなく、殺すことが楽しいからやっているのです。
このようなサイコパスの連中の欲望を満たし、正当化させるのが狩猟なのです。
また、猟師の中には、猟犬を飼育し、このように訓練をさせ、猟の補助をさせる人たちがいます。
狩猟期間中は狩猟の役に立ちますが、狩猟シーズンが終わるとペットと同じですから飼育費用がかかります。
そのため猟師の中には、狩猟シーズンが終わると、猟犬を山中に捨てる輩がいるのです。
↓そして中には、犬を痛めつけたり、銃で撃ったりしてから捨てる猟師や、犬を繋いだ状態で捨てる猟師までいるのです。
犬猫みなしご救援隊で保護されたツカくんは、
用済みになったとき、猟師に背骨を叩き割られ、山に捨てられました。
野生動物を楽しんで殺す人間ですから、自分の従えている犬を棄てても、痛めつけても、撃ち殺しても何ら不思議はありません。
そもそもノイヌやノネコは狩猟対象ですから、猟師は犬や猫も殺すことができますからね。
もちろん、表向きはパートナーだとか、大切にしているだとか言って、
元気な姿や可愛がっている姿を見せアピールするでしょう。
しかし、その裏側は分かったものではありません。
口先だけの人間は世の中に山ほどいるのです。
仮に一部の人が本当に可愛がっていたところで、
ではその人は狩猟犬の虐待・虐殺をなくすために何かしらの活動しているかというと、まぁ全くしていないでしょう。
猟師が全員悪い人ではない! などという主張をするだけで、単に自身の立場を正当化したいだけかと思われます。
そんな主張は、はっきり言ってどうでもいいわけです。
狩猟がある限り、狩猟犬の存在を認める限り、このような事は必ず起こるわけですから、
どっちにしろその人は、狩猟犬の虐待を応援する立場でしょう。
狩猟問題に関しては、日本人全体の倫理観が向上しない限り、かなり解決は難しそうです。
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