エモノが罠にかかった時のワクワク感 | チロ・ツグミ・メリーと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリーと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

以下は、くくり罠にかかってしまった鹿の様子です。

 

罠にかかりなす術もない鹿に対し、猟師がピックのような道具を手に持ち、

鹿の頭に振り下ろしました。

 

鹿はクラクラとして倒れ込みますが、まだ意識はあります。

そこに猟師は再び、道具で鹿の頭を殴りました。

 

しかし、それでもなお、鹿はピクピクと動いていました。

 

猟師は、山の恵みに感謝! などといった字幕を入れていました。

 

 

こちらは、箱罠にかかったてしまった鹿の様子です。

 

箱罠にかかった鹿を槍状の道具で、上から突き刺しています。

突き刺された鹿は、悲痛な鳴き声をあげて倒れ、バタバタと足を動かしていました。

 

2頭目の鹿は何度も上から突き刺されました。

鹿たちは長い間苦しみ、死んでいきました。

 

猟師は、動物達の苦痛を少しでも和らげる為には命を止める技術向上も必要、などといった字幕を入れていました。

 

 

これが「罠猟」と呼ばれる狩猟です。

 

猟師たちは、感謝といったり、動物の苦痛に触れたり、

一見狩猟は仕方のないことだとか、必要なことだとか思っている風を見せますが、実際のところはどうでしょうか。

 

 

今、このような記事が話題となっています。

 

 

 

 

 

要するに、罠を設置し、罠にかかった鹿を殺し、肉にするという、罠猟を体験してもらい、

その様子を動画で配信して楽しむという、娯楽ビジネスです。

 

実際、この罠ブラザーズのホームページには、このような記載があります。

 

エモノが罠にかかった時のワクワク感。

はっきりとそう書いていますね。

 

これが猟師たちの本音なのです。

 

猟師たちが残酷な事を行える理由は、狩猟 つまり 殺すことが楽しいからなのです。

 

****************引用****************

 

平成25年の犬と猫の殺処分数(負傷犬猫の殺処分も含む)は138,268匹です。
この数字には、多くの方が悲しい反応を示します。

次に、平成25年「狩猟及びその他の理由(害獣駆除など・・)で殺害された野生鳥獣の数(イノシシ・シカ・サル・カモシカ・クマ・カワウ)は約679,700頭です。

この数字には、犬と猫の殺処分よりも反応が鈍くなる日本の悲しい世の中ですが、

犬と猫の約4.9倍以上の野生鳥獣が殺害されているのです。

しかも!
その半数が趣味の狩猟の犠牲です。

上記の数字には、「害獣」として「駆除」された、どうぶつ達の数も含まれていますが、その殆どは趣味の狩猟です。

平成25年度に殺されたイノシシ・シカ・クマ・サル・カモシカ・カワウ 約679,700頭の内訳は・・・
(サル・カモシカは趣味の狩猟では捕殺できない為、すべて個体数調整と有害鳥獣捕獲)

趣味の狩猟で殺された イノシシの数 155,400頭
趣味の狩猟で殺された シカの数 176,400頭
趣味の狩猟で殺された クマの数 500頭
趣味の狩猟で殺された カワウの数 3,500羽

趣味の狩猟 1年間で335,800匹ものどうぶつが殺されています。

野生鳥獣を、撃ち殺したり、捕まえたりする事で快楽や満足感を得る人間たちの犠牲になっているどうぶつたちがこんなに沢山いるのです。

これは、止むを得ない殺害などではありません。

残りの半数が「個体数調整」と「有害鳥獣駆除」による捕殺数になります。


「個体数調整」、「有害鳥獣駆除」、「害獣駆除」については、
もう何年も前から、ずっと書きたいと思いながら、時間がなくて書けておりません。

一言だけ今、記するすとすれば、「個体数調整」や「害獣」という考え方や「有害鳥獣駆除」という政府を含めた考え方や方針自体が、

あまりにも無知であり、完全に間違っているという事です。

しかも、頻繁に山野に入っている猟友会員たちや、本当に知識と教養がある狩猟者たちは、山が林業によって破壊されているが為に、

また、人間の生活圏が山に入り込み過ぎたりしているが為に、どうぶつたちと人間の生活範囲が混同されてしまった為に「害獣駆除」などという事になっているという事を知っています。

間違いなく知っています。

知っていて殺しているのです。

解っていながら、殺す事を楽しんでいるのですから、知っていて殺す事を楽しんでいる狩猟者たちは本物の悪人です。

彼らは、知識や教養のない幼稚な狩猟者たちとは全く違います。

自分が自分の欲望の為に他のどうぶつ達の命を奪っている事も知っています。

 

そういう方々は、私たちのこういう主張にも殆ど反論や言い訳をしません。

自然をよく知り、また、自らをよく知っているからです。

知識や教養がない狩猟者たちが反論してきます。

自分自身の矛盾に気が付いている狩猟者や精神的に弱い狩猟者ほど反論や言い訳をしてきます。


山の事や、「緑化」と偽って、国策として税金を投入して行なわれてきた「針葉樹林の植林事業、木材ビジネス」についてや、

農産物被害についても関係しますし、長くなりますので、今回は、少しだけ書きますね。
 

農林業被害とは、農業被害と林業被害の事を言います。

農業被害とは、農作物を食べられてしまう事をいいますが、もともと野生どうぶつが生息している場所に農地を作っている事が殆どですから、野生どうぶつに食べられることを覚悟しなくてはなりません。

後から大騒ぎするなど、無知極まりないです。


しかし、そんな状況でも、手厚く保障してくれる保険もございます。
それは、「共済」という保険に加入する事で受けた損害(気候による被害、天災被害、野生鳥獣被害などなど)を、お金で保障してくれる保険です。

「共済」には、個人で行なっている家庭菜園から大型農場まで、どんな方でも加入できます。


農業被害が、どうのこうのという方は、まず共済に加入してください。

農林水産省も環境省も各都道府県も、共済への加入を推進しています。
共済へも加入せず、自分たちで防護するなどのやるべきことも遣らず、行政に文句を言って野生どうぶつを駆除させるなど以ての外です。


次に、林業被害についてですが、そもそも、山の木を切り、山を「木材を生産する畑化」して、材木にする為の杉や檜ばかりを植林してきました。

その結果、野生鳥獣は食料を失うばかりか、生息地も追われ、食性も変えられ、道路建設や、人家が山の中に入り込むように作られたり、緩衝地帯が失われていることもあわせて、どうぶつたちが人里におりてくるようになってしまったのです。

 

にも拘らず、野生鳥獣たちは「害獣」などと呼ばれ、猟友会を中心にしたハンティングに高揚する精神の持ち主たちにどんどん撃ち殺されています。

 

その結果、日本国内のエゾオオカミ、ニホンオオカミは絶滅し、

九州地方ではツキノワグマが絶滅し、長野県内でもイノシシが地域絶滅している地域が広がってきています。



つまり、罠を仕掛けて、そこに、どうぶつがかかることや、どうぶつを撃ち殺すことに気持ちが高揚する精神状態の狩猟者たちの、極めて個人的な欲望を満たす為だけに殺されているどうぶつたちが、毎年33万5千匹以上いるのです。

 

しかも、そのどうぶつたちは、人間の手によって作り出されたり品種改良されてきた犬や猫や牛や豚や鶏たちとは違い、

厳しい自然環境の中で、自ら食べ物を探し、繁殖して子孫を残してきた野生鳥獣たちなのです。


狩猟期間中は、山間部や河川では、銃声がそこらじゅうから聞こえますが、

どうぶつを撃­ち殺して、その場で毛皮を剥いでいる猟友会員にも頻繁に出会います。

そういう光景も日­常的です。

 

で、さらに、そこらへんに、毛皮や骨を捨てて、肉や必要な内臓のみ持ち帰っ­たりしています。

どうぶつの毛皮や骨を遺棄する事は、鳥獣保護法に違反する行為ですの­で、

LIAでは、目撃次第摘発していますが、こういう行為も後を絶ちません。

まあ、どうぶつを撃ち殺す事に高揚するような精神の持ち主たちですから、

こういう現場­を押さえても怒鳴り返してくるような輩が多くて、本当に面倒なのですが・・・・・
最後はパトカーに乗っていただいてます。

中には、狩猟もきちんとしたマナーの元に行なえば良いのでは? モラルをもってやれば良いのでは?

というような、ゆるい考え方をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、そもそも、狩猟者にマナーやモラルを求めるのが間違いです。


なぜならば、すべての人にとって、「いのち」が最も重要である事は間違いないと思います。

 

狩猟愛好家とはつまり、どうぶつを殺す事に気持ちが高揚するような精神の持ち主たちです。

そういう人たちに「マナー」、「モラル」などというものがあると思いますか?
 

殺すんですよ。
殺すことを楽しんでいるんですよ。


生きものを殺さないという人には、倫理観や様々な問題意識やモラル、マナーなどあると思いますが、

それらは全て、元を正せば「他者への想い」や「自然環境への想いや尊敬」や「いのちへの想いや、いのちの尊厳への想い」からのものの筈です。
生きものを殺すことを楽しむ人、殺すことに精神が高揚するような人たちに「マナー」や「モラル」を求めること自体が間違いなのです。

山の中で、罠や銃で殺したどうぶつたちは、体にロープをかけられ、引き摺って自動車の所まで運ばれてゆくのです。

死んだどうぶつとはいえ、雪の上や土の上を、コンクリートの上を引き摺られて山から下ろされます。
どうぶつを引き摺って行く事に良心の呵責を感じない人間たちが狩猟者なのです。

自然や山やどうぶつへの敬意などを感じていたら、どうぶつの遺体にロープをかけて引き摺って行くことが出来ますか?

彼らには、どうぶつたちは「獲物」でしかないのです。

だから引き摺って行けるのです。

タバコの吸殻は、そこらじゅうに捨て、

猟銃の薬莢は撃ちっぱなしで、山の中や川原に散乱させたまま帰って行くのです。

 

もちろん、タバコの吸殻を持ち帰る狩猟者や自分の銃から出た薬莢を拾って帰る狩猟者も中にはいます。

しかし、このような人は物凄く僅かです。

殺す事を楽しんで、良しとしている人たちなんですよ。

タバコの吸殻を捨てたり、薬莢を捨ててゆく事に罪悪感や良心の呵責などあると思いますか?

また、今は、あえて詳しく記しませんが、狩猟者たちによる犯罪行為は、鳥獣保護法違反だけに留まらず、

電波法違反や道路交通法違反、食品衛生法違反も繰り返し行なわれています。

こういう人たちに「マナー」や「モラル」などある訳がないのです。

猟友会員や狩猟者たちがどんな気持ちで狩猟をしているのか?、どういう気持ちで命と向き合っているのか? 下記の動画をご覧ください。


素人というていで、事細かに、いろいろな質問をしていますので、映像だけではなく、是非、会話や猟友会員(狩猟者)の言葉を聞いてください。

そこから、どうぶつを殺す事に高揚する精神の持ち主である彼らの本質を見極めてください。

 

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こちらの記事にある通り、

「個体数調整」、「有害鳥獣駆除」、「害獣駆除」以外は、趣味の狩猟であり

平成25年度では、半数にあたる33万頭もの動物が趣味の狩猟で殺されているのです。

 

趣味、つまり楽しいから殺しているんですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな事は億の金を積まれたってやりたくありませんが

この殺戮を、たいした儲けが出なくても、楽しんでやる人間がいるのです。

 

そんな人間に、倫理観とか、モラルなんてあるわけがありません。

 

 

猟師の中には、猟犬を飼育し、このように訓練をさせ、猟の補助をさせる人たちがいます。

 

狩猟期間中は狩猟の役に立ちますが、狩猟シーズンが終わるとペットと同じですから飼育費用がかかります。

そのため猟師の中には、狩猟シーズンが終わると、猟犬を山中に捨てる輩がいるのです。

 

そして中には、犬を痛めつけたり、銃で撃ったりしてから捨てる猟師や、犬を繋いだ状態で捨てる猟師までいるのです。

 

こちらの犬猫みなしご救援隊で保護されたツカくんは、

用済みになったとき、猟師に背骨を叩き割られ、山に捨てられました。

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野生動物を楽しんで殺す人間ですから、自分の従えている犬を痛めつけても、撃ち殺しても何ら不思議はありません。

そもそもノイヌやノネコは狩猟対象ですから、猟師は犬や猫も殺すことができますからね。

 

もちろん、表向きはパートナーだとか、大切にしているだとか言って、

元気な姿や可愛がっている姿を見せアピールするでしょう。

 

しかし、その裏側は分かったものではありません。

口先だけの人間は世の中に山ほどいるのです。

 

仮に一部の人が本当に可愛がっていたところで、

ではその人は狩猟犬の虐待・虐殺をなくすために何かしらの活動しているかというと、まぁ全くしていないでしょう。

 

猟師が全員悪い人ではない! などという主張をするだけで、単に自身の立場を正当化したいだけかと思われます。

そんな主張は、はっきり言ってどうでもいいわけです。

 

狩猟がある限り、狩猟犬の存在を認める限り、このような事は必ず起こるわけですから、

どっちにしろその人は、狩猟犬の虐待を応援する立場でしょう。

 

その人は裏では動物を殺すことを楽しんでいるわけです。

猟師の主張など端からどうでもいいのです。

 

 

このように残酷な狩猟ではありますが、

現実は、かなり解決が難しいと考えられます。

 

害獣などという動物は、本来この世にはいないはずであり、

もっと言えば、地球にとっての害獣は間違いなく人間なのですが、

分かりやすいように、以下は世間で言われている、田畑を荒らす動物達に対して、害獣という言葉を使わせてもらいます。

 

肉を食べる人が狩猟反対などと主張しているのを見かけますが、こういった方は矛盾だらけでもはや論外です。

「なぜ豚牛鶏は良くて、鹿やイノシシはダメなんだ?」と言われたら、返す言葉もないでしょう。

狩猟は残酷ですが、畜産も同様に残酷ですからね。

中には畜産の実態を知っていながら、食べるのをやめない人もいるでしょうから、猟師たちと心理状態は大きく違いはありません。

狩猟で肉を食べるのと、スーパーで肉を買うのは、

直接殺すか、誰かに殺してもらうかの違いでしかありません。

どちらも感情と意識ある動物の殺戮の肯定です。

 

ただし非常に難しいのは、菜食の人であっても狩猟へ加担していると言えるのです。

 

私はもちろんのこと、狩猟反対と言われているほとんどの方は、実際は農業をやっておられない方だと思いますが、

農業で生計を立てている人たちにとっては、害獣の問題は死活問題でしょう。

 

農業をやっている農家自身が、殺すことを求めているわけです。

 

このツイートの方は、保護猫活動をしている方だそうですが

猫に思いを寄せられるはずの人が、鹿も猪も狸もサルもぶっ殺される、という表現を使い、ヴィーガンを煽るツイートをしています。

 

このような農家が全国には沢山おり、農家たちは動物を殺すこと、猟師を増やすことを切望しているわけです。

その野菜を買っている以上、狩猟の解決は非常に難しいと考えられます。

 

 

猫とネコとふたつの本棚 さんによると、鹿が増える原因は猟師不足ではない、とのことです。

 

****************引用****************

 

最近、シカが増えてシカ害が困る、だから猟師を増やせという人達がいます。


私はこの主張には大・大・大反対です。

そもそもシカが増えた理由と猟師の減少は無関係だと私は信じています。

 

 

シカが増えてきたのはオオカミが絶滅したからだ、オオカミを輸入して再導入させろという人たちもいます。

でも私はオオカミも無関係だと思うのです。

日本列島からニホンオオカミ・エゾオオカミが絶滅して、もう100年以上たちます。
もしオオカミとシカの数がそれほど密接に結びついているのであれば、オオカミ絶滅と同時にシカが爆発的に増えたはずですよね。
でもそんな記録は、私が知る限り、ありません。

 


シカが増加したとすれば、様々な要因が複合的に働いた結果です。

言い尽くされていることではありますが、まずは下記理由。

●林業政策の失敗

=山を広い範囲で皆伐して杉・檜の人工林に植栽した後、放置

=山の「緑の砂漠」化

=シカ達は人里近くに下るしかなく人目に付きやすくなる

(=実数はかわらなくても増えたように見える)。

●農林業人口の減少+高齢化

=山と里の境界の消滅

=人里に出やすくなった。

●稲作政策の失敗

=政府がわざわざ金をばらまいてまで休耕田を増やしている

=シカ達にとっては牧草地。

●農業人口の減少+高齢化

=耕作放棄地の増加、しかし税金対策等で「農地」にしておくため草刈りだけはする

=シカ達にとっては牧草地。

上記のほか、以下も大きいと思います。

●道路網の発達と整備

=山奥にまで舗装路、秋には路肩の草刈り、冬には除雪車

=秋に草刈りをするとたちまち下草が芽を吹き、シカ達のご馳走になるだけでなく、冬に枯れても柔らかい若草なら食べられる。除雪された道路は移動も簡単=道路の「グルメ街道」化。

 

 ↑↑↑

道路整備が一番の原因かもってくらい重要だと思う

●狂犬病対策により、野犬は大幅に減少し、飼い犬はすべて繋がれた上に小型化

=シカ達は出入り自由に。

●地球温暖化による生息可能地の拡大。


シカ増加の原因が「猟師不足」とされるのは、農林水産省が責任逃れしたいからでしょう。
猟師不足のせいにしてしまうのが一番簡単だからそう言っているだけです。


また林業や農業に従事している者も、自分達でせっせと対策するより猟師不足と言う方が簡単で楽だから、そう言っているだけです。

 

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自然破壊や政策失敗など複合的な要因によって、鹿が人里に下りてきた、あるいは増加した可能性があるとのことです。

鹿が実際に増えたかどうかは定かではなく、人目につきやすくなったことを、増えた、と断じている可能性もあります。

 

根本的な原因を正そうとするのではなく、殺すという方法で解決をはかろうとしています。

 

しかしこちらのページによると、

狩猟や駆除はシカ個体数を減らす効果がないことが、研究によって何年も前から明らかになっているそうです。

 

狩猟や駆除をしても、一時的に減らす効果しかないと。

 

つまり、農家や猟師の自己満足のために、鹿は人間に痛めつけられ殺され続けていることになります。

 

 

結局、農家は農業をやる以上は、自分でしっかり対策をするしかないと思われます。

 

猫とネコとふたつの本棚さんは、田舎で兼業農家をされているとのこと。

 

にも関わらず、「害獣」の存在は認めていないとおっしゃられており、

畑は、獣たちの習性を考えた上で対策し、対策対象であるシカもイノシシも、2010年以来、一度も畑には侵入できていない、とのことでした。

 

実際に、農業をしている人から、このような話を聞くのは初めてでしたので、メッセージで色々聞いてみました。

 

 

猫とネコとふたつの本棚さんは、以下の本などから、それぞれの動物の習性を学び、対策を行ってきたそうです。

井上雅央、他『山と田畑をシカから守る』
江口裕輔『イノシシから田畑を守る』
井上雅央『山の畑をサルから守る』

決定版!獣害対策: 女性がやればずんずん進む

 

その結果、サルは対策ができないそうですが、イノシシ、シカは入ってきていないそうです。

 

それどころか、シカたちは狭小果樹園の下草を食べてくれ、痛んで落ちた実もきれいに掃除してくれ、さらにシカたちの落とし物は良質な堆肥になっていく、とのこと。

 

こういう農家もいらっしゃる、ということです。

 

ただし、やはり現実はそう甘くないようで、

ネットを張ってあるだけ、電気柵をめぐらせてあるだけの田畑は簡単に侵入され、メンテナンスを怠ってもすぐに侵入され、

被害の大きい動物は複数おり、

シカ、イノシシ、サル、アライグマ、カラス、ハト、ハクビシンなど、その動物や、育てている作物などの対象を踏まえて、対策を変え、

丁寧に、メンテナンスを怠らずに対策する必要があり、

どれだけ完璧に対策を行っても、災害が起こればどこかがほつれて侵入可能になってしまうそうです。

 

農家全員に、そこまでの動物への倫理観と、根気があるかと言われると、残念ながら答えはNoでしょう。

建前では命が大事、と言っていても、本音では動物の命なんてどうでもいいと思ってる人はごまんといます。

 

特に、本業が農家の大規模農業になると、その分、対策は大変になり、丁寧に対策を行う人間は皆無に等しいような気もします。

 

現段階で、倫理観があり、根気がある人は可能かもしれませんが、

誰でも、楽にできる、害獣への有効な対策というのは見つかっていないというのが、現実のようです。

 

 

農作物共済に入れば、農作物が被害にあった場合、被害分を補償してもらえるようです。

 

対策をするのが面倒くさいというのであれば、共済に入ればよいのです。

 

しかしお金がかかるので、やはり無料で誰かに殺してもらう方が手っ取り早いと考える倫理観のない人はまず入らないでしょう。

 

 

狩猟問題に関しては、日本人全体の倫理観が向上しない限り、かなり解決は難しそうです。

 

 

 

先ほどの罠ブラザーズへのコメントアクション、抗議アクションが募集されています。

 

 

 

罠ブラザーズ 抗議アクション 拡散お願い | tyatya-piecoと保護猫達の毎日 (ameblo.jp)

 

 

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