最近、シカが増えてシカ害が困る、だから猟師を増やせという人達がいます。
私はこの主張には大・大・大反対です。
そもそもシカが増えた(実際には個体数を回復しつつあるだけだと私は思いますが)理由と猟師の減少は無関係だと私は信じています。
それに、この恵まれた現代社会で今から猟師になりたいなんて人は、生き物を殺したい人たち。
つまり、猟師を増やせということは、殺しが大好きな人間に合法的に鉄砲と弾薬をどんどん所持させろ、という意味で。
恐すぎます。
その一方で、シカが増えてきたのはオオカミが絶滅したからだ、オオカミを輸入して再導入させろという人たちもいます。
でも私はオオカミも無関係だと思うのです。
日本列島からニホンオオカミ・エゾオオカミが絶滅して、もう100年以上たちます。
もしオオカミとシカの数がそれほど密接に結びついているのであれば、オオカミ絶滅と同時にシカが爆発的に増えたはずですよね。
でもそんな記録は、私が知る限り、ありません。
私自身、オオカミはイエイヌより好きな動物であり、もし日本の野山にオオカミが戻ってきてくれたら、それこそ躍り上がって喜んでしまうような人間です。
でも、ニホンザルが一頭、ちょっと町中をうろついただけで大騒ぎするような現代人。
現代の日本列島にオオカミをに再導入させて、オオカミたちが平和に暮らせるかはすこぶる疑問だと思うのです。
古来から列島に生息していたニホンオオカミが生き残ってくれていたのなら魂が震えるほどうれしいが、大陸のシンリンオオカミ等を人為的に日本に連れてきて野生化させる案には賛成できません。
シカが増加したとすれば、様々な要因が複合的に働いた結果です。
言い尽くされていることではありますが、まずは下記理由。
●林業政策の失敗=山を広い範囲で皆伐して杉・檜の人工林に植栽した後、放置=山の「緑の砂漠」化=シカ達は人里近くに下るしかなく人目に付きやすくなる(=実数はかわらなくても増えたように見える)。
●農林業人口の減少+高齢化=山と里の境界の消滅=人里に出やすくなった。
●稲作政策の失敗=政府がわざわざ金をばらまいてまで休耕田を増やしている=シカ達にとっては牧草地。
●農業人口の減少+高齢化=耕作放棄地の増加、しかし税金対策等で「農地」にしておくため草刈りだけはする=シカ達にとっては牧草地。
上記のほか、以下も大きいと思います。
●道路網の発達と整備=山奥にまで舗装路、秋には路肩の草刈り、冬には除雪車=秋に草刈りをするとたちまち下草が芽を吹き、シカ達のご馳走になるだけでなく、冬に枯れても柔らかい若草なら食べられる。除雪された道路は移動も簡単=道路の「グルメ街道」化。
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道路整備が一番の原因かもってくらい重要だと思う
●狂犬病対策により、野犬は大幅に減少し、飼い犬はすべて繋がれた上に小型化=シカ達は出入り自由に。
●地球温暖化による生息可能地の拡大。
シカ増加の原因が「猟師不足」とされるのは、農林水産省が責任逃れしたいからでしょう。
猟師不足のせいにしてしまうのが一番簡単だからそう言っているだけです。
また林業や農業に従事している者も、自分達でせっせと対策するより猟師不足と言う方が簡単で楽だから、そう言っているだけです。
繰り返し強調させていただきますが、猟師=銃と実弾を合法的に所有できる流血大好き人間=です。
しかも、暴力団員のように常に警察にマークされているなんてこともない、一見ふつうの人間達です。
猟師を増やせということは、血が好きな人間に銃と実弾を与えよと言うのと同じことなんです。
以下、田舎に住む一住民から、猟師たちへせめてものお願いです。
●人家のすぐ横で鉄砲を撃たないでください。
●人が働いている田畑のすぐ横で鉄砲を撃たないでください。
●主幹道路上から鉄砲を撃たないでください。
●寺社の境内で殺生しないでください。
●獲物を引きずって主幹道路上に血の道筋を付けないでください。
●獲物をこれ見よがしに路肩等に置かないでください。自慢したいのでしょうけれど、不快なだけです。
●丸見えの場所で血抜き・解体しないでください。
●ワナをしかけたなら毎日見回ってください。動物がかかっているのに何日も放置しないでください。
●死体を農地や林道上に放置/遺棄しないでください。自然死で無いのは角が人工的に切り取ってある等でわかります。
●猟犬にペットを襲わせないでください。
●狩猟シーズンが終わったからといって猟犬を山に置き去りにしないでください。
※下の薬莢は、犬の散歩中に主幹道路アスファルト上で拾いました。路上から撃っている証拠です。
※モザイク部分には、透明なビニール袋に入れられた猪の死体がはいっています。なぜこの猟師は自宅玄関前にこの状態で長時間置いたりするのでしょうか?意味不明!!
※路肩に残されたシカの頭蓋骨。角が人工的に切り取られています。「戦利品」だけ持ち帰ったのでしょう。
これは自然に落ちた角。根本が丸いのがわかりますでしょうか。自然脱落した場合、頭蓋骨に残るのはソケットのような丸いくぼみとなります。
うちのゴンも、獣医師によれば、元猟犬とみて間違いないそうです。痩せこけて山の中をひとり彷徨っていました。
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戦争が長引いています。
あのような殺し合い、破壊行為は、断じて許されるものではないのに。
私はロシアの考え方もウクライナの立場も何も知りません。
ですから何が良いとか悪いとかの判断はしません。
どちらの味方とかではなく、一人の人間として、ただもう戦争なんてやめてほしいだけです。
それに苦しんでいるのは人間だけではありません。
動物達も、大自然も、多大な被害を受けているのです。
お願いです。
今すぐ止めてください。
ポーランド、モルドバ、その他避難民を救助されている国・方々、ありがとうございます。
ジョージア、その他ロシアからの脱出民を受け入れてくださっている方々、ありがとうございます。
誰もが安心して自由に暮らせる世界になりますように。
戦争反対!
NO WAR!
нет войне!
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