動物のために出来ること | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

動物利用産業は、凄まじい動物虐待によって成り立っています。

以下は、その問題を知った時に、一体何が出来るのかをまとめたヴィーガンの方の動画です。

動画のタイトルは、「どうぶつのためにできること20選を紹介します。」

 

 

以下は、20項目のみ動画の引用で、文自体は引用ではありません。

(彼はとても優しい方なので、私なんかとは違って、もっと穏やかで、言葉を選ばれる方です。)

 

 

 

①問題を知る

 

これは当たり前と思われるかもしれませんが、実は当たり前ではありません。

問題を知り始めた当初は全然知識がないからですね。

 

知識がないと、仮に肉卵乳魚をやめたとしても、知らないうちに摂取してしまっていたり、製造過程で動物が利用されていたりします。

動画では、お酒の製造過程で、アイシングラスという魚のうきぶくろが使われていることが例としてあげられていました。

 

あと、白砂糖で牛の骨が使われていたり、グミやゼリーに使用されるゼラチンが動物の骨や皮が使われていたり、青汁や健康食品、添加物に利用されるキトサンが蟹などの甲殻類の殻など。

ほとんどの人は、そんな事知らないでしょう。

 

また問題を知りたての頃は、目に見える苦しみは理解できても、目に見えない苦しみを理解していないと思われます。

 

卵で言えば、バタリーケージのひどさは理解しているけど、品種改良の苦しみを知らないなど。

知識がない頃は、卵を産ませること自体は虐待ではない、となりがちです。

なので知識がない場合は、平飼い卵を飼うなどといった安易な選択になりがちです(もちろん欲に勝てないなどの問題もあるでしょう)。

 

バタリーケージは鶏の虐待のうちのごくごくごくごく一部であり、

動物福祉の進んだイギリスでは、平飼いの方が鶏の死亡率が上がったという研究結果も出ています。

 

平飼いだと土、敷料、糞尿の接触回数が増え、結果的に感染率が増加し、

縦社会の鶏の集団は、弱い個体は虐められ、攻撃されたり、餌にありつけなかったりするからです。

 

平飼い養鶏場からレスキューされている方が、平飼い養鶏場がいいとは思えなくなったとおっしゃられているほどです。

 

かといって、バタリーケージが正解なわけがないでしょうし、つまりは養鶏自体が虐待にしかつながらないということです。

 

そもそもとして、本来は年間に数10個しか卵を産まない体にも関わらず、

品種改良を行って、年間300個以上産む体にされ、その影響で様々な病気にかかりやすくなり、

その中で毎日卵を産まされるということ自体が虐待なわけです。

 

知識がないと、全て安易な結論を出し、選択します。

このような狂った世界が形成されてしまったのは、我々が目を反らし、知識がなさすぎで、感謝して頂けばいいなどといった安易な結論を繰り返してきた結果です。

 

実は、この1番目の「問題を知る」という項目はかなり深く、重要なことです。

ヴィーガンであっても、常に問題を知るための勉強は続けていってるはずです。

 

 

 

②動物利用をやめる(ヴィーガンになる)

 

問題を知った後で、始めに出来る最も簡単なアクションがこれになります。

もちろんアクションの中で比較して簡単と言っているのであって、実際はほとんどの人はこれすら出来ていないのが現状です。

 

なぜ最も簡単かというと、自分さえ変えればいいからです。

他人を変える必要もなければ、他人に伝える必要もありません。

自分の意識次第で、その日にその瞬間から変わることが出来るのです。

 

とはいえ、問題意識を持ちながら、タバコがやめられない、ギャンブルがやめられない、ダイエットが続かない人がいるように、依存から抜け出せない人はなんだかんだで大勢います。

 

特に、禁煙やらダイエットやらは自分のために行うことですが、

動物利用をやめることは、動物という他者のために行うことです。

 

つまり、倫理観がかなり重要になります。

 

 

 

③Vigil、どうぶつを直接見に行く

 

Vigilとはお見送り活動とも言います。

 

と殺場に運ばれてきたトラックにいる動物たちを写真におさめたり、触れたり、水を与えたりします。

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動物に最後の瞬間だけでも癒やしや愛を与える、実態を記録し広める、などの目的があります。

 

何の意味があるの? と思われる方が多いでしょうが、

個性があり感情のある彼ら実際に目の前にすることで、その後の活動への力になるそうです。

 

 

あるいは、和歌山県太地町の追い込み猟などの動物虐待、殺害現場を直接見に行くこと。

よく聞きますが、ネットで見るのと、リアルで見るのとは全然違うそうです。

実際に見に行く事で、活動の力になります。

 

ただし、基本は無料で見に行ける場所に行くことです。

例えば、有料の動物園や水族館に入るなどといったことは、向こうの儲けにしかならないので、

何かしらの緊急性や、確実な有効性がない限りは、行くこと自体がマイナスになります。

 

 

 

④身近な人に話す

 

家族や友達に、問題を共有することです。

簡単に見えて、実は非常に難しいアクションになります。

 

ヴィーガンの間では、家族に理解してもらうのが実は1番難しいとすら聞きます。

 

相手がどんな人であれ、言葉だけで動物問題を本質的に理解してもらうのは至難です。

ほとんどの人は、映像を見ないと理解ができません。

人間の想像力は大したことがないですし、動物のことになると特に想像力が欠如します。

 

実際に映像を見ていない人からすれば、いくら相手が家族であれ、言葉で説明されても全くピンと来ない人がほとんどですし、

薄々は残酷な事が行われていると認識しているがために、映像を見る事を拒否する人もほとんどです。

これは結局、家族であっても友達であっても同じです。

 

相手を変えられるかは、日頃のお互いの関係性によって変わるでしょう。

 

 

 

⑤SNSでの発信

 

SNSというか、ネットでの発信ですかね。

これがおそらく、啓発活動の中では最も気軽に始められることでしょう。

とはいえ、始めるのは気軽に行えますが、続けるのは容易ではありません。

 

見る人のほとんどが加担者側であり、ほとんどの人にとって不快な内容ですから、

まず見られることが非常に少ないし、リピーターも非常に少ないです。

 

もちろんアクセス数は重要ではありませんが、あまりにも読まれないとなると、意味を感じなくなってしまう人は多いでしょう。

 

また、自分を正当化したいがための言い訳コメントをする人はしょっちゅういます。

上記の動画のコメント欄にも、あくまで丁寧・穏やかな言葉で「どうしても動物性たんぱく質が私たちには必要」といった無知なコメントを書いてる人がいます。

ちょっと調べれば分かる事ですし、じゃあ動物性タンパク質を取っていないヴィーガンたちはどうしてるんだ? とちょっと考えれば分かりそうなものですが、自信満々にコメントしてくるんですよね。

 

私はこの手のコメントは何度も経験していますが、個人的には典型的なアンチよりタチが悪いです。

言葉は丁寧ですが、変わる気はありません、とわざわざ宣言してくるのです。

丁寧なコメントなため返さないわけにもいきませんが、変わる気がない人にわざわざ時間を使わないといけないわけです。

 

また、攻撃コメントをしてくる倫理観のない輩も後を絶ちません。

私くらいになると、典型的なアンチコメントは逆に何にも感じず、ブロックして無視しておけばいいので、言い訳コメントよりも時間を使わなくていいのでマシには感じます。

 

しかし、やはりメンタルの弱い人は悲しい思いをしたり、傷ついたりするでしょうし、

正義感の強い人なら、相手の貧相な人間性に、イライラしたり、怒ったりもするでしょう。

 

私はメンタルが強い方で、倫理観のない人間が大勢いるのは心底から理解していますので、何も感じないんですよね。

 

なので、SNSなどでの発信は、始めるのは気楽ですが、続けるのは簡単ではありません。

ツイッターとかYoutubeは特に倫理観のない人が多いので、メンタル弱い人は多分続かないですね。

 

 

 

⑥消費者アクションをする

 

スーパーなどに行った際に、要望BOXなどがあれば、植物性の商品を置いてほしいなどと要望する

企業に、植物性の商品を出してほしい、商品に動物を使うのをやめてほしい、などと問い合わせする

行政などへ○○を規制してほしい、などと問い合わせする、ハガキを送る。

 

こういったものが消費者アクションです。

 

SNSだと不特定多数の一般人が対象となりますが、この消費者アクションは対象が販売側、生産側といった風に明確になります。

 

人によっては、こっちの方アクションの方がしやすいという人も多いようです。

 

 

 

⑫路上活動に参加する

 

路上活動の方法は多岐に渡ります。

 

なんママさんは先日、川越で、動物園・水族館・動物サーカス問題について啓発してくださったそうです。

 

パネルでの啓発や、チラシ配り、

 

スピーチなどを行われています。

 

 

 

以下は、オーストラリア動物たちの現実を撮影したドキュメンタリー映画「Dominion」です。

日本も全く同じですので、動物を食べたり、動物を着たり、動物利用娯楽施設に行く方などは必ず見てください。

 

 

このDominionなどの映像を路上で見てもらって、興味を持って立ち止まった人と対話を行う路上活動があります。

cube of truth(キューブオブトゥルース)と呼ばれるもので、

動物問題の映像が流れたディスプレイを持って立ち、

 

映像に関心を持ち、立ち止まった人に、対話役の人が、対話をしながら、動物搾取について知った結果どう思うかを話していきます。

 

 

 

以下は、エルメスの前で、ワニ革の残酷性を伝えるアクションの様子です。

 

 

 

以下の記事には、新江ノ島水族館で、新江ノ島水族館の元イルカトレーナーがスピーチする映像があります。

 

このように路上活動は多岐に渡ります。

 

 

 

路上活動はかなり効果的な活動の1つだと思いますが、最もハードルの高い活動だとは思います。

 

準備時間も、活動の時間もかなりかかります。

ネットでは顔を見られることはありませんが、当たり前ですが、路上では顔を出して主張を行わなければなりません。

 

直接的に消費者に訴えかける分、ガッカリする光景も多く目の当たりにするでしょう。

 

先ほどのなんママさんの記事では、子供が興味を持っているにも関わらず、手を引っぱる親の姿が。

単に急いでいたのか、臭い物に蓋をしたい親なのか。

 

変人扱いされることもあったり、タチが悪いとパネルを踏みつけていくオッサンなんかもいるそうです。

 

 

その中で路上活動を続けてくださる方々には、本当に尊敬しかありません。

 

 

 

⑬デモ・マーチに参加する

 

路上活動の一種で、その中で大規模なものを指します。

 

以下は、大阪でのマーチの映像。

 

人数が多い分、通常のものよりは気軽さはあるかもしれません。

 

 

 

 

以下の項目は省略します。動画をご覧ください。

 

⑦お金の行き先を考えて買い物をする

⑧捨てられた動物の保護 里親・保護施設の活用

⑨寄付

⑩SNSのフォローをする

⑪署名

⑭ポスティングをする

⑮メールアクションをする

⑰ベジ炊き出しに参加する 人間の支援

⑱ミートアップ・ご飯会etc

⑲お話会・講演会

⑳学食にプラントベースの導入

 

 

 

私は、路上活動系以外はほぼやったことがありますが、主には

⑤SNSでの発信

です。

Vigilはいずれ参加したいです。

 

 

ヴィーガンになるのも立派な活動ですが、やはり周りに知らせていかないと全く広がっていきません。

周りに知らせることで、徐々に広がっていきます。

 

先日メッセージを頂きました。

その方は私の記事をきっかけに、ご夫婦でヴィーガンになられたという奥さんです。

 

今回のメッセージの内容ですが、

なんとお姉さんもヴィーガンになられたそうなのです!

 

離れて暮らしているそうですが、日々連絡を取り合う際に、動物達に起こっている現実や自分の思いを少しずつ伝えていったそうです。

すると、お姉さんも最終的にヴィーガンになられたそうです。

 

そもそも旦那さんを変えたのも奥さんなので、奥さんはハードルが高めの

 

④身近な人に話す

 

をしっかり実践されていることになります。

話すのが難しいとういよりも、話して変えるのはとても難しいと思います。

 

すごいですね。

 

 

私がヴィーガンになったきっかけは、豚が職員に暴力を受けている動画を見た事です。

何かでパニックを起こし、職員の前を走り回る豚がうっとうしかったのか、職員は豚をパイプのようなもので殴ったのです。

そして、その直後にと殺映像が流れました。

 

海外の映像で、おそらくはどこかしらのと殺場の実態を知らせる映像だったと思われますが、もうどの動画なのかは分かりません。

 

その映像を発信した方がいたことによって私が変わり、

私が伝えたことによって、奥さんが変わり、

奥さんが伝えたことによって、旦那さんとお姉さんが変わったわけです。

 

このようにして、ヴィーガンの輪は徐々に広がっていきます。

 

これ、全員が声を上げなかったどうなっていたでしょうか?

誰も変わっていませんね。

その結果が、今の狂った世の中です。

 

伝えていく事は本当に大事ですね。

ただ祈っていても何にも変わっていきません。

 

 

それでは、最後に路上活動をされている方のレポートを見て終わりにしましょう。

 

**************引用**************

 

一番印象的だったのが、映像を見て「可哀想だ」と涙が止まらなくなってしまった女性がいました。
「veganという言葉は聞いたことがあって、前に豆腐の唐揚げを食べた事があって美味しかった。でもこんな事が起きていたなんて知らなかった。自分に出来る事をしたい。」
リブの代替品が乗ったカードをお渡しすると、「出来るだけこういうものを食べるようにして自分もこれに加担したくない。」と仰っていました。「出来ることから始めて下さい」とお伝えしました。この方は可能性があると思いました。

他に、外国人男性で「自分もvegan。CUBEも知ってるよ!2人だけなの?」と仰った方がいました。

 

**************引用終*************

 

 

 

 

 

**************引用**************

 

雨でなかなか人が止まらなかったですが、その中でも立ち止まってくれた方としっかり時間をかけて対話することができました。

・映像で起こってることを見ても
この虐待は仕方ない、僕は食べる。
→彼は今後も動物虐待をすることを選び続ける(学生・相撲部)

・植物も生きてる。同じ命。
→ジャガイモを切る時と動物の首を切る時
同じ感覚ですか?と質問。
植物には感覚や感情がないことをお伝えすると、理解して言い訳をやめた。

・映像を見るのは初めて。家で犬と猫と暮らしている。現実を知り悲しい。
→動物搾取をする必要がない。
活動をして広めていきたい。とおっしゃっていた。

コレからも伝え続けていこう。
みんないつもありがとう。

 

**************引用終*************

 

 

 

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