千切れた足が流れて来る | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

卵を食べる方、鶏肉を食べる方は、以下の動画をご覧ください。

 

鶏は屠殺される際、シャックルという部分に足を引っかけられ、逆さ吊りにされます。

この工程を、懸鳥(けんちょう) または シャックリング といいいます。

 

鶏たちの体がオレンジ色に染まっているのが分かります。

コンテナに入れられている際に、自分の卵や仲間の卵が潰れて自分の体にかかったからです。

 

つまり、この子達は採卵鶏です。

「卵を産む鶏は殺されるわけではないから可哀相ではない」と考えている方が多いと思いますが、

ご覧のように、卵を産む鶏は殺されます

鶏卵産業は、食肉産業でもあるのです。

 

人間目線では伝わりにくいかもしれませんが、

鶏は逆さに吊るされるだけで、かなりの苦痛とストレスを感じています。

 

毎日卵を産む鶏たちは、殺される頃には体がボロボロで疲弊しています。

それでも、画像のようにバタついて、この状況を逃れようとしています。

 

鳥には横隔膜がないので、逆さまにされると内臓の重さで呼吸が制限され苦しむのです。

 

採卵鶏は、卵を産みすぎる影響で、ほとんどの鶏が骨粗鬆症や骨折に苦しんでいます。

骨折している鶏は足を引っかける事で、痛みを感じます。

引っかけられることで、骨折する可能性もあります。

 

また、逆さ吊りにすることで、鶏の足が千切れてしまうこともあるのです。

 

以上が動画の内容です。

 

 

鶏たちは、と殺の瞬間だけでなく、そこに至るまでにも数多くの苦しみを味わいます。

 

採卵鶏は、主にバタリーケージという、非常に狭いケージの中に、ぎゅうぎゅう詰めにされて一生のほとんどを過ごします。

イセ食品の実態

 

1匹あたりA4サイズ以下の面積で、拘束されます。

 

このように、隙間に挟まったまま、動けなくなる鶏もいます。

 

 

不衛生で、病気になりやすく、

 

 

 

骨折や脱臼に苦しみます。

 

 

死ぬことは日常茶飯事です。

 

 

 

90%以上の養鶏場で、この虐待飼育を行っています。

 

 

鶏は本来、一日に15000回地面をつついて過ごす生き物です。

しかしケージ飼育のせいで、その欲求を満たすことができず、その欲求不満が仲間をつつくという行為に発展します。

 

そのため 生後10日までに、デビークといって、くちばしの先を切断されます。

採卵鶏のクチバシの切断

 

クチバシには神経が通っており、当たり前ですが痛みを感じます。

 

その後も、慢性的に痛みが継続します。

 

日本の養鶏場の80%以上で、この虐待が行われています。

 

 

鶏は本来、年間に数10個しか卵を産まないのですが、

品種改良により、300個以上産む体にされてしまっています。
 

卵は鶏の生理です。

年中、生理がくる体にされているのです。

 

鶏たちは1日がけで卵を産んでいます。

人間は食べる数分のために、この卵を何個も使います。

 

 

何個も生む体にされた影響で、卵巣か卵管に疾患を抱える子が多くなっています。

 

卵管と卵巣の使い過ぎで、きちんとした分泌も排泄もできず卵管に卵材料がたまってしまうことがあります。

卵にカルシウムを奪われ、どれだけカルシウムを摂取しても、カルシウムの備蓄機能がうまく働かなくなってしまうこともあります。

廃鶏の約9割は卵巣か卵管に疾患があります。

 

以下は、卵詰まりを起こして死亡してしまった鶏。

卵が総排泄口に詰まる

 

以下は、腹部に液体の溜まった鶏。

廃鶏の診察

 

卵管に黄身や白身が詰まっているか、卵管に腫瘍ができている可能性があります。

 

品種改良の問題は、 平飼いにしても、放牧にしても一切解決しません。

 

 

 

採卵鶏(卵を産む鶏)は、産卵を開始して、約1年が経過すると、卵質や産卵率が低下します。

 

この時点でと殺する養鶏場と、

強制換羽を行って、さらに長期利用しようとする養鶏場があります。

 

強制換羽とは、2週間程度、絶食などの給餌制限をおこない栄養不足にさせることで、新しい羽を強制的に抜け変わらせることです。


 

換羽期に羽毛が抜けかわると再び卵を産むようになるという鶏の生態を利用し、

卵の質を均一にし、生産効率を上げるために行われています。


ショック療法の強制換羽では、死亡率が上がります。

 

さらに5%の採卵養鶏農家は、絶食させるだけでなく、絶水までさせています。

このような方法を行って、最大2年くらいまで卵を産ませ、と殺します。

 

 

卵をひなへと孵化(ふか)させる農場を、孵化場といいます。

孵化場は、孵卵機という人工的に卵を孵化させるための機械を使って、卵を温めます。

 

そして、ヒヨコを孵化させるのです。

孵化場で孵化したヒヨコは、全国の養鶏場へ出荷され、養鶏場で人間が食べるための卵が生産され続けます。

 

 

採卵鶏の卵を孵化させたとき、生まれたヒヨコが、オスかメスかを選別されます。

 

人間が食べる卵を産むのは、メスだけです。

オスは卵を産まないので、業者にとって利益になりません。

 

そのため、オスの雛は生まれて間もなく殺されます。

 

日本での殺し方は、袋に入れて窒息死

 

圧死

 

生きたままシュレッダーで粉砕などの方法で殺されます。

 

 

孵化場で、ヒヨコが機械で運ばれる際に、

機械のローラーなどに巻き込まれ、体に傷ができたり、ちぎれたり、死ぬことがあります。

次々と柔らかな身体は潰される

 

メスであっても、弱っている子や、起立困難な子は、処分されます。

採卵鶏のオスが殺される数

 

採卵鶏のオスが殺されている数は、世界では、毎年およそ60億羽。

日本だけで、毎年およそ1億羽です。

 

オスの処分の問題は、 平飼い卵を選択しても、放牧卵を選択しても一切解決しません。

どんな卵であろうと、卵を買って食べる以上、生まれたてのオスのヒヨコを残虐に殺しているのと同じことです。

 

 

また、農場内では、多くの鶏たちが死んだり、殺されたりしています。

 

奇形、歩行困難、病弱の鶏や

卵詰まりや成長不良などで卵を産まない鶏は、養鶏場にとって金にならないため、殺します。

 

殺し方は様々で、このように隔離して、水も餌も与えず、餓死、脱水死、衰弱死させることもあります。

 

使い物にならなくなれば放置され殺される

 

 

これを業界では、淘汰、などという言い方をしていますが、

要するに金にならない鶏を、人間側が意志を持って殺しているだけであり、自然淘汰とは全く意味が違います。

 

 

また、高病原性鳥インフルエンザが発生すれば、養鶏場の鶏たちは、健康な鶏を含めて全て殺処分されます。

 

令和4年度は、現時点で約1645万羽が鳥インフルエンザが原因で殺処分されています。

 

 

このような処分を回避して生き残ったとて、採卵鶏の一生は苦しみばかりであり、

1~2年で体はボロボロになり、産卵率が落ちて、食肉処理場へ出荷されます。

【1年5か月かけて再生した羽】

 

↑は平飼い養鶏場の鶏たちです。

平飼い養鶏場の鶏たちも、最後は体がボロボロになります。

 

 

物として扱われる鶏たちは、出荷の際、以下の動画のように詰め込まれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

このように、多くの鶏たちは、乱暴に、雑に、叩きつけられながら、詰め込まれた鶏たちは、

食肉処理場までそのままの状態で、長距離・長時間運ばれるのです。

 

食肉処理場についても、と殺が翌日に行われる場合は、

ぎゅうぎゅう詰めにされたまま、夜間、放置されることがあります。

 

当然、餌も水も与えられません。

どうせ殺すわけですから、生きてようが死のうがどうでもいいわけです。

 

品種改良によって卵を産む機械とされた彼女たちは、この状況でも卵を産みます。

 

下にいる子達は、卵で体が汚されていきます。

 

何も身動きができませんので、ただじっと耐えるだけです。

 

 

痛かろうと苦しかろうと、ただただ惨めにうつむき、耐えるしかありません。


 

 

 

そして最後は、足を吊り上げられ

 

麻酔なしで首を切られ、出血多量で死亡します。

 

 

鶏は、日本だけで、1日あたり約175万羽が屠殺されています。

しかし、上記はあくまで屠殺数でしかありません。

 

 

先ほどに述べた通り、それ以外にも多くの場面で、数えきれないほどの鶏が卵や肉のために殺されています。

 

こうした、数々の苦しみと、犠牲のもとに生みだされたのが、卵です。

 

日本人はすぐに、感謝していただいています、とか言いますが、

このような悲惨な一生を送っても、感謝されたら許しますという変人の方がいらっしゃったら、ぜひ申し出てください。

 

感謝とか、いただきますなんて、誰でも言える中身のない建前の言葉であり、

そんなセリフを言ってる時点で、思考停止であり、感情のある命と何も向き合っていない証と言えるでしょう。

 

 

鶏も、犬猫や我々と変わらない、感情も個性もある命です。

 

 

人間は、卵を食べなくても生きていけます。

 

・ 菜食の始め方

 

・ タンパク質は組み合わせが鍵

 

・ 人間の体と食べ物 

 

 

以下、卵風料理、代替卵の商品をまとめておきました。

 

 

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