豚を積んだ大型トラックが横転 | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

以下の動画をご覧ください。

 

 

***************引用***************

 

きょう午前11時半ごろ、山口県岩国市の中国道で大型トラックが中央分離帯に衝突し、横転する事故がありました。

 

トラックに積まれていたのは食用のブタ、およそ100匹で、事故の衝撃で10数匹が高速道路上に逃げ出したということです。

 

トラックは広島県から長崎県までブタを運ぶところで、運転していた60代の男性にけがはありませんでした。

 

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昨日、山口県の高速道路で、豚を乗せたトラックが横転しました。

 

トラックの側で、豚が2匹倒れています。

死んでしまったか、重症で動けなかったのでしょう。

 

豚は10匹ほど外に投げ出されましたが、

そのうちの1匹は、ご覧のように体の大部分が赤くなっています。

 

横転の際に体を強く打ち、出血したのではないでしょうか。

 

 

豚は100匹ほどいたそうですが、多くの豚がこの事故で死んだはずです。

しかしどのメディアも、死んだ豚の数は公表していません。

全く触れる気がないように感じます。

 

おそらくトラックは、と殺場に向かう途中だったと思われます。

どうせ殺すわけですし、それを公表することによって罪悪感を感じる視聴者もいるでしょうから、

気にする人もいないし、報道側としてもメリットが何もないのでしょう。

 

動画のコメント欄には、「トンでもない」などといった不謹慎で、お気楽で、感情ある命を軽視したコメントで溢れかえっています。

これが日本人の現実です。

 

それを見て「命への敬意が足りない。感謝して頂くことが大事」などと言う人もいるかもしれませんが、

申し訳ありませんが、そう言う方も食べているわけですから、結局は彼らと同じです。

そのようなセリフで謙虚さをアピールできると思ったら大間違いです。

 

「感謝して頂く」といった言葉は、むしろ、いかに食肉の生産に関して、無知か、無関心かを表す言葉と言えます。

共感力のある人が、養豚場の現実を知っていれば、そのような浅いセリフは絶対に出てこないからです。

 

 

豚肉の生産では、生まれた子豚は、生後1週間以内に、3つの虐待が行われます。

 

1つ目は、尻尾の切断。

麻酔なしで尻尾が切られます。

 

「過密飼いのストレスからお互いを傷つけあうことを防ぐ」といった理由で行われます。

 

食用豚たちは、過密飼育のストレスフルの状況で拘束されます。

あまりにもやることがなく、ストレスが溜まっているため、仲間の尻尾などをかんでしまうことがあります。

https://www.gpf.co.jp/info/wp-content/uploads/2017/01/121227.pdf

 

要するに、飼育状況を快適にすれば、起こらない事なのです。

業界側がわざわざ豚にとってストレスフルな状況を作って、問題行動をおこさせているわけですが、

根本的な改善は行わずに、尻尾を切って、豚を痛めつけることで対処を行っているのです。

 

日本の養豚場の80%以上で、この虐待行為が行われています。

 

 

2つ目は、歯の切断。

麻酔なしでニッパーで歯が切断されます。

 

「子豚がお母さん豚の乳首や、ほかの豚の尻尾や耳を傷つけることを防ぐ」といった理由で行われます。

 

これも、かみついてしまうようなストレスフルな飼育を行っている事が原因です。

わざわざストレスフルな状況を作って、問題行動をおこさせ、根本的な改善は行わず、尻尾を切って痛めつけて対処を行っているということです。

 

日本の養豚場の60%以上で、この虐待行為が行われています。


切断された歯のうち 92%で神経感染症が起こり、
10.6%が出血、3.3%が骨折し、
歯の切断後、60%で歯の神経が開いてしまっていることが科学的に明らかになっています

 

 

そして3つ目は、オスの子ブタの去勢。

 

麻酔なしで、鋭利なカミソリでふぐり(陰嚢)を切開、睾丸を取り出し、一気に引き抜き、切り取ります。

動画

 

血がふきでて、言うまでもなく激痛であり、子ブタは鳴き叫びます(血がふきでた画像)。

あまりの痛みに、痛みが2~3日続くと考えられています。

日本ハムの養豚場の実態

 

無麻酔での去勢が原因で、心的外傷性疾患により死亡する子豚もいます。

処置後に腹膜炎を起こして死亡したり、ストレスから発育や免疫力が落ちる傾向があります。

 

去勢をする理由は、肉の雄臭を防ぐためです。

人間の味という欲のために、豚たちは切り刻まれるのです。

 

90%以上の養豚場がこの虐待行為を行っています。

 

 

日本ハムの養豚場ではこれらの虐待が、母豚の目の前で行われていました。

日本ハムの養豚場の実態

 

 

また、養豚場では

成長不良のため取れる肉の量が少ない、奇形のため売り物にならない、病気のため治療費がかかってしまうなど、

生かしておいても業者の利益にならない子豚は、養豚農家によって意図的に殺されます。

 

殺し方は主に2通りあり、

1つ目は、豚を生きたまま、床や壁に頭や体を打ち付け殺す方法です。

 

 

以下は、床に叩きつけているシーン。

目の前で産んだ子供を殺されても

 

 

こちらは、日本の養豚場で檻のフチに首の後ろを叩きつけているシーンです。

子豚の淘汰=殺処分 畜産は死と隣合わせ - YouTube

 

叩きつけられた後も即死できず、

ゴミとてして捨てられた後も、手足を動かし、ジタバタともがき続けていました。

 

日本ハムの養豚場では、母豚の真後ろでこの叩きつけを行っていました。

 

 

 

 

 

日本ハムの養豚場の実態

 

叩きつけられても死にきれず、1時間経っても、もがいて苦しむ豚もいました。

 

 

2つ目は、心臓に消毒剤を注射されて殺す方法です。

 

こちらも、日本ハムの養豚場の映像です。

 

注射された子豚は、数分苦しみ もがいた後に、絶命します。

 

 

この子豚の大量殺戮を、養豚業界では 淘汰 といいます。

 

淘汰の機会は、出荷されるまでに4回もあり、その度に利益にならない豚が殺されていきます。

規模は不明ですが、とある養豚場の農家では、毎月120頭を淘汰しているとツイートしていました。

クズ豚レスキューお願いしまーす

 

あなたの目の前にある豚肉は、1頭の犠牲ではなく、

床に叩きつけられたり、消毒剤注射をされて苦しんだ、すさまじい数の豚の犠牲の上に並んでいるのです。

 

 

子供を産む母豚、つまり、繁殖用のメス豚は、

種付けされると、出産までは、妊娠ストールという狭い檻で拘束されながら飼育されます。

 

一生のほとんどを、転回もできない、身動きができない、何もやることがない、この狭い檻で閉じ込められて生きるのです。

 

何もやることがない母豚は、目の前の鉄柵を噛み続けるという異常行動を行うことがあります。

 

 

 

妊娠ストールの母豚は、食事も、トイレも、この檻の中で行います。

 

必然的に、檻の中は、糞尿だらけの不衛生な場所になります。

 

豚は本来、綺麗好きにも関わらず、自分達の体は、自分達の糞で汚れていきます。

 

あまりの辛さに、豚たちは精神的に追い詰められていきます。

 

 

88%以上の養豚場で、この妊娠ストールが使用されています。

 

閉じ込めておいた方が、職員が、母豚たちの受胎・流産の確認や、給餌管理をしやすくなるからです。

 

 

そして、出産間近になると、分娩ストールという檻にうつされます。

 

ここで、生まれた子供たちは、母豚の母乳を吸って大きくなります。

見ての通り、こちらも非常に狭い檻です。

 

母豚は身動きができないため、子育てはできませんし、子供の具合が悪くても、助けることは不可能です。

 

 

 

 

母豚は、3週間程度、分娩ストールで過ごした後、子供と引き離され、種付けされ、妊娠ストールへ。

 

種付けは、人工授精によって行われるのが一般的です。

膣に器具を挿入される、非常におぞましい行為です。

 

この人工授精のための精子を、種豚から採取するのです。

 

 

豚の寿命は、15年~20年程度と言われていますが、

母豚や種豚を除く、肉用の豚たちはわずか6か月の子供のうちに殺され、肉にされます。

 

豚たちは、短期間で大きくなるように品種改良されているためです。

写真は、生後4か月の姿。異常な大きさです。

 

 

品種改良には

・ 一日でも早く出荷するための「成長率の向上」

・ 脂肪が交雑した霜降り肉などを作るための「肉質改良」

・ より多くの子供を産ませるための「繁殖能力の向上」

などがあります。

 

人間都合の品種改良は、当の豚たちにとっては改悪でしかなく、

生活がしづらく、苦痛を感じたり、病気を抱えやすい体になっているのです。

 

まずは、脚弱。

足が弱り、立ち上がることが困難になります。

 

脚弱は、床の状態、拘束飼育による運動不足など様々な要因がありますが、成長率向上による品種改良も要因の一つです。

 

生後4、5か月の豚の多くが四肢の関節に骨軟骨症があり、徐々に進行して、やがて脚弱という症状になって現れます。

動画

 

 

次に、母豚の空腹による異常行動。

 

太るように改良されたことにより、豚たちはお腹が空きやすくなっています。

しかし母豚は、妊娠期間中、生殖能力を最適化するために、餌を制限されます。

 

餌を満足に食べることの出来ない母豚は、空腹に苦しみ、

目の前の柵をかじり続けたり、

 

口にモノが入っていないのに口を動かし続けたり(偽咀嚼)などの異常行動を起こします。

 

 

そして、子豚の死亡率の増加。

 

日本の母豚1頭あたりの産子数は11頭。

豚はイノシシの品種改良ですが、イノシシの産子数は4~5頭ほどなので、かなり多産になってきていることが分かります。

 

母豚が多産になるにつれて、離乳前の子豚の死亡率は増えます。

ある研究では、13年間で、生まれた豚が3.0頭増加し、離乳前の死亡率は5.4%増加していることがわかりました。

 

 

さらに、母豚の脱肛。

 

脱肛は直腸、膣、子宮が外に出てしまう疾患で、母豚は痛みで苦悩し、治癒しなければ死に至ります。

これが「日本ハム」の実態

 

脱肛の原因は様々ですが、品種改良による繁殖率の向上が1つの要因と考えられています。

脱肛の増加により、アメリカでは2013年から2016年の間に母豚の死亡率が約2倍に上昇したというデータが出ました。

 

脚弱、空腹、多産、脱肛など、品種改良は豚たちに様々な苦しみを与えています。

 

 

このような苦しい生活を過ごし、時がくれば、トラックでぎゅうぎゅう詰めにされ、と殺場へ運ばれるのです。

輸送される豚たち

 

過密状態のまま、長距離、長時間、座ることもできず、運ばれるのです。

 

豚たちは大きなストレスを抱えながら、運ばれ続けます。

お見送り活動

 

そのストレスは攻撃に変わり、豚どうしで闘争が起きます。

 

 

過密のストレスから闘争が起きる

 

到着する頃には、衰弱して歩くのが困難になっていたり、死んでしまう豚もいます。

 

 

 

このような苦しみに耐え、ようやく屠殺場に到着すると、

今度は中に運ぶ際に、職員によって暴力を奮われることがあります。

 

蹴る

 

上に乗って蹴る

 

 

棒で叩く

 

 

ホースで鞭打つ

 

 

電気スタンガン

 

 

自分の仕事を早く終わらせることしか考えていない職員たち。

 

殺すというこれ以上ない暴力が行われている場所です。

このような職員がいても、何ら不思議はありません。

 

 

多くの場合、と殺は 運ばれた日の翌日に行われます。

豚達は、と殺されるまで係留所で待機させられます。

 

今のような極寒の時期であっても、冷気にさらされながら一晩を過ごさなければならないのです。

 

体の汚れを落とすためのシャワーをかけられた状態で。

 

 

そして一晩を耐えきった後、最後は恐怖の中、頸動脈を切られ、出血多量で死亡するのです。

 

皿の上の肉は、これらのような苦しみを経た、感情があった動物達の死体の一部です。

 

日本人はすぐに感謝していただくことに意味があるなどと言いますが、

殺された後に感謝してくれれば、このような悲惨な一生を送ってもいいという奇特な方がいらっしゃれば教えてください。

 

このような言葉は、現実をまるで知らない人か、欲に勝てない人や、倫理観のない人が建前で使う、ただの言葉です。

深い意味などありません。

 

これらの虐待が感謝の一言で済むのであれば、あなたが誰かに被害を与えられても、犯罪にまきこまれても、

相手が感謝していると言えばぜひ許してあげてください。

 

あと「頂く」という言葉は間違っています。

いただくというのは、相手自ら差し出すことが大前提です。

豚は自分の体をあなた方に差し出したいなどと思っていません。

豚達を見ればすぐに分かる事です。

正しくは、頂いているのではなく、「奪っている」だけです。

 

 

豚も、感情があり、個性のある生き物です。

 

 

肉からしか摂れない栄養はなく、タンパク質不足になるなど大嘘です。

 

・ 菜食の始め方

 

・ タンパク質は組み合わせが鍵

 

・ 人間の体と食べ物 

 

 

代替肉料理、商品をちょっとだけまとめました。

 

美味しいという欲だけのために、豚を苦しめるのをやめてください。

 

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