目の前で産んだ子供を殺されても | チロ・ツグミ・メリーと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

豚の生産では、成長不良、病気、奇形などといった理由で、赤ちゃんや、子豚のうちに、殺されることがあります。

 

その際に、行う殺処分の1つが、地面への叩きつけです。

 

以下の動画は、閲覧注意ですが、肉を食べる方はしっかりとご覧ください。

 

 

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人間だけです。
こんな残酷な事ができるのは…

 

 

目の前で産んだ子供を殺されても…
身動き一つ取れない母豚の無念さがわかりませんか?



人間だけが欲を満たせればいいのですか?
彼らはただ人間の暴力から開放され生きていたいだけです。

彼らは人間に食べられる為に存在する訳じゃない。

生きる権利のある命です。

この残虐行為に加担しないでください。

 

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これらは日本でも行われていることです。

 

 

 

 

日本ハムの養豚場でも行われていましたね。

 

 

 

 

母豚たちは、この光景を見て、一体何を思うのでしょうか。

 

 

このような暴力が日常的に行われているのが、畜産です。

 

 

 

 

豚は生後1週間からひどい虐待が行われます。

 

まずは、歯切りです。

 

ニッパーで、「無麻酔」で歯を切断されます。

当たり前ですが、激痛です。

皆さんが麻酔なしで歯を抜かれたことを想像してもらえばよいでしょう。

 

60%以上の養豚場がこの虐待行為を行っています。

 

「子豚がお母さん豚の乳首や、ほかの豚の尻尾や耳を傷つけることを防ぐ」という理由だそうですが

実はこの歯の切断はやってもやらなくても変わらないということが多くの農場で確かめられいるとのことです。

そのような事実を勉強もせず、日本の農家の多くは、思考停止でこの虐待を続けているということです。

 

 

次に、尻尾の切断。

 

同じように、「無麻酔」で尻尾を切断されます。

尻尾にはしっかり神経が通っていますので、激痛です。

自分の飼っている犬猫が、麻酔なしで尻尾を切られた時を想像してみるとよいでしょう。

 

80%以上の養豚場がこの虐待行為を行っています。

 

「過密飼いのストレスからお互いを傷つけあうことを防ぐ」のが理由。

食用豚たちは、過密飼育のストレスフルの状況で拘束されます。

あまりにもやることがなく、ストレスが溜まっているため、仲間の尻尾などをかんでしまうことがあるようです。

 

要するに、飼育状況を快適にすれば、起こらない話です。

わざわざストレスフルな状況を作って、問題行動をおこさせ、根本的な改善は行わず、尻尾を切って痛めつけて対処を行っているということです。

 

 

そして、オスの子ブタの去勢です。

 

切って、睾丸を取り出す作業を、無麻酔で行っているのです・・・。

当たり前ですが、激痛であり、子ブタは鳴き叫びます。

あまりの痛みに、痛みが2~3日続くと考えられています。

切り刻まれるわけですから、どれだけの痛みなのか想像に難くないでしょう。

 

日本では、実に90%以上の養豚場がこの虐待行為を行っています。

ひどいですね。

 

去勢をする理由は、肉の雄臭を防ぐためだそうです。

人間の味という欲のために、豚たちは切り刻まれるのです。

 

 

そしてこれらの行為は、母豚の前で行われることがあります。

母親の皆さんなら、母豚がどのような気持ちになるのか、想像できるんじゃないですか?

 

 

 

繁殖用の豚以外が大多数であり、その豚たちはわずか6か月の子供のうちに殺され、肉にされます。

 

 

豚たちは、短期間で大きくなるように品種改良されているためです。

写真は、生後4か月の姿。異常な大きさです。

 

 

ただ大きくなるだけならまだしも、人間都合の品種改良は、豚に苦痛を与えています。

 

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・よく太り、一日でも早く出荷するために行われる「成長率の向上」。


・脂肪が交雑した霜降り肉などを作るための「肉質改良」


・より多くの子供を産ませるための「繁殖能力の向上」
 

こういった人間側の都合でおこなわれる「品種改良」により、動物はさまざまな生産病を抱えるようになっています。

 

 

脚弱は、豚の主要な生産病であり、昔から世界中で問題になっています。

 

要因には、床の状態や、拘束飼育による運動不足などさまざまなものがありますが、成長率の早い豚を選抜した「品種改良」もその一つです。

 

外観上健康な4.5か月齢の豚の多くが四肢の関節にもうすでに骨軟骨症がある、という報告もあります。

一見健康そうに見えてもその関節では骨軟骨症が徐々に進行しており、やがて脚弱という症状になって現れます

 

 

足が弱り、なかなか立ち上がることのできない豚

 

 

 

 

より太るように「改良」されたということは、それだけ飼料要求率も高いということです。

 

しかし子供を産むために飼育される母豚は妊娠期間中、制限給餌されます。

制限給餌は母豚の生殖能力を最適化するために養豚業で実施されています。

 

餌を満足に食べることの出来ない母豚は、空腹に苦しみ、日本で一般的な妊娠ストールでは、

母豚は目の前の柵をかじり続けたり、口にモノが入っていないのに口を動かし続けたり(偽咀嚼)などの異常行動を起こすことが知られています。

 

出荷日齢である180日齢ごろには、30年前と今とでは、20kgもの開きがあります。

 

 

 

母豚が多産になるにつれて、離乳前の子豚の死亡率は増えます。

 

ある研究では、13年間で、生まれた豚が3.0頭増加し、その一方 離乳前の死亡率は5.4%増加していることがわかりました。

12,000頭の子豚を対象とした研究では、平均出生数が11頭未満から16頭以上に増加すると、平均出生時体重は1.59キログラムから1.26kgに減少しました。

さらに体重が1.0kg未満の子豚の割合は7%から23%に増加しました。

 

 

体が小さいまま死んでしまった豚

 

 

 

 

 

日本の母豚1腹当たりの産子数は11頭。

豚はイノシシが家畜化されたものですが、そのイノシシが4-5頭ほどの産子数であることを考えると、かなり「家畜改良」されています。

2025年までに11.8頭を目指すとしています。

 

 

 

アメリカでは、800の企業からのデータ収集の結果、2013年から2016年の間に母豚の死亡率が約2倍に上昇したことが分かりました。

この死亡率の上昇は母豚の脱肛に関係しています。

 

 

 

脱肛は母豚の直腸、膣、子宮が外に出てしまう疾患で、母豚は痛みで苦悩し、治癒しなければ死に至ります。

 

脱肛の原因は複数の因子がからんでいます。

アメリカではこの問題についてまだ調査中ですが、この脱肛も高い繁殖率と決して無関係ではないでしょう。

「品種改良」は母豚の限界を超えてしまっているのです。

 

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日本ハムの工場でも、脱肛している豚の映像がありましたが、

脚弱、空腹、死産、脱肛など、品種改良は豚たちに様々な苦しみを与えています。

 

 

 

 

繁殖用のメス つまり 母豚は、非常に残酷な環境で飼育されます。

 

それが妊娠ストールという、この狭い檻です。

 

一生のほとんどを、この狭い檻で拘束されながら生きるのです。

転回すらできない、身動きができない状況で、延々と、何もやることがない退屈な日々を過ごします。

 

 

糞尿だらけの不衛生な場所で、ただ立つか、座るか、寝るかの繰り返し。

 

 

豚だから平気なのでしょうか? そんなわけがありません。

 

 

精神に異常をきたし、目の前の檻を噛み続ける子もいます。

 

妊娠ストールを用いる理由は、母豚たちの受胎・流産の確認や給餌管理がしやすいためです。

良いように言っていますが、要するにその方が楽だから、ということです。

 

 

なので、母豚は、目の前で子供が暴力を奮われようと、殺されようとも助けることはできません。

 

 

 

出産前になると、分娩ストールという檻にうつされます。

ここで、生まれた子供たちは、母豚の母乳を吸って大きくなります。

 

この檻も、妊娠ストールと同様、非常に狭い檻です。

 

子育てのときまでこのような狭い檻に閉じ込めるのです。

母豚は、立つか座るか寝るかしかできませんので、子供とコミュニケーションを取ったり、具合の悪そうな子を気にかけることもできません。

 

分娩ストールを用いる理由は、母豚が子豚を踏みつぶすのを防ぐためといいますが、結局、子供たちは踏みつぶされています。

 

 

 

この分娩ストールの期間は、21日間です。

それから、子供たちと、母豚は離れ離れになります。

 

 

母豚は、3週間程度、分娩ストールで過ごした後、子供と引き離され、また種付けされ、妊娠ストールへ。

このようなサイクルを何度も繰り返し、4~5年で生産効率が落ち使い物にならなくなれば、屠殺場へ送られます。

 

種付けは、人工授精によって妊娠させられることがあります。

画像のように、膣に器具を挿入されます。

 

 

この人工授精のための精子を、種豚から採取するのです。

いずれも自然からはかけ離れた、非常におぞましい行為です。

 

 

 

 

 

 

このような苦しい生活を過ごし、時がくれば、トラックでぎゅうぎゅう詰めにされ、と殺場へ運ばれます。

ストレスで豚たちの間で闘争が起こることもあります。

 

当たり前ですが、水を与えるとか、暑さ寒さ対策をするといった配慮は一切ありません。

どうせ殺すわけですから。

 

着くまでに、弱って死んでしまう豚もいます。

 

 

と殺場に着いてから、中に誘導されるまでの間にも暴力を奮われます。

 

電気スタンガン

 

蹴る

 

叩く

 

 

と殺場では、前日搬入されることもあり、と殺されるまでありえないほど過密な場所に詰め込まれます。

もう、まともに立つことすら出来ていません。

一晩中、闘争が起こり、悲痛な叫び声が繰り返され、眠ることすらできないようです。

どうせ殺すからと、飲み水すら与えられません。

 

 

そして、最後は恐怖の中、頸動脈を切られ、出血多量で死亡します。

 

 

 

これが豚に起きている現実のほんの一部です。

 

感謝すればいいとか、いただきますと言えばいいとか、そのような中身のない言葉で正当化できるようなことは何一つありません。

もし感謝されれば、このような暴力を受けてもいいという奇特な方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください。

 

感謝することが大事、いただきます、ごちそうさまを言うことが大事、などと思っている時点で、命と何も向き合っていない証拠です。

 

命と向き合っていれば、この飽食時代に、そのような言葉は何の意味もなさないことが理解できるからです。

 

 

肉からしか摂れない栄養はなく、タンパク質不足になるなど大嘘です。

 

 

 

美味しいという欲のために、豚の虐待に支援するのをやめましょう。

 

 

 

 

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11/2 ブルーコーブデイ