動物繊維のモヘアは、アンゴラ山羊(ヤギ)から取られています。
セーターや、マフラー、毛糸など、幅広く使用されています。
モヘア製品を購入される方は、以下の動画をご覧ください。
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モヘアのために何度も何度も乱暴に毛を刈られたあとも、ヤギたちの苦しみは続きます
動物たちは屠殺場へ送られ、殺され、皮膚を剥がされるのです💔
絶対にモヘアなどの動物由来の製品を買わないでください
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と殺場でヤギが殺された後、皮が引き剝がされるシーンです。
モヘアとして使用されたヤギは、このようにして使い物にならなくなった時点で殺され、皮を剥がされ、体は肉となります。
この点は、どうあってもモヘア産業が言い訳できない部分になります。
そして、ヤギたちはと殺場に送られるまでにも悲惨な生活を送っています。
日本人の多くは、
毛刈りは、動物園のパフォーマンスショーのように、ほのぼのとした雰囲気で優しく毛を刈ってると思っているようですが、
あれはただのショーだからそうしているだけであって、現実は異なります。
世界のモヘアのほとんどは、南アフリカと米国 (特にテキサス州) で生産されます。
PETAは南アフリカの 12 のアンゴラ山羊農場を調査しました。
こちらがその毛刈りの実態から、と殺までを含んだ動画になります。
アンゴラ山羊は、生後 6 か月から、年に 2 回、毛が刈り取られます。
赤ちゃんヤギが恐怖で鳴き叫んでいる様子が映し出されています。
ある業者は、毛刈りが始まる前までに25%のヤギが死亡すると証言しています。
毛刈りの際には、ヤギの足や角をつかんで、ぶら下げたり、引きずったりしていきます。
そして作業場に着くと、床に乱暴にひっくり返し、毛を刈り取ります。
ヤギたちは恐怖と痛みで泣き叫びます。
刈り取った毛の量で給料が決まるため、もがくヤギを押さえつけ、雑に毛を刈り取っていきます。
作業が雑なため、時には肉を切り割きます。
肉を切りとってしまった場合は、麻酔や鎮痛剤なしで、素人が傷を縫合します。
毛を刈り取られたヤギは、どんな寒い時期であっても外に放り出されます。
寒さに耐えきれず、大勢のヤギが死んでしまいます。
ある業者は、1回の週末に40000頭が死んだこともあると証言しています。
別の報告では、一部の農場では毛刈り後に最大 80% が死亡しているとのことです。
また満足に餌や水を与えず、飢えや乾きのためにも死亡するヤギもいます。
業者はその死体からも、モヘアを刈り取ります。
毛刈りの前には、農場で汚れたヤギたちは、タンクの中に投げ入れられ、頭を棒で水の中に押さえつけられて沈められます。
薬剤が混ざったこの水を飲み込めば、ヤギの健康を害すことをわかっているにも関わらず、そうするのです。
また、ヤギの個体識別のために、敏感な耳に針で穴を開けられます。
ヤギは痛みで鳴き叫んでしました。
また、一部の農場では、生後1~2週間の赤ちゃんヤギの角を切りとっています。
方法は2つあり、まずは焼きゴテで角が生えてくる部分を焼く方法でがあります。
こちらは、赤ちゃんヤギの除角を行っている日本人の映像です。
赤ちゃんヤギが痛みで鳴き叫んでいます。
次に、除角ペーストと呼ばれる薬剤を使う方法があります。
除角ペーストは皮膚を焼く非常に危険な薬剤で、角が生えてくる部分に塗って焼いてしまい、角が生えてこないようにするのです。
↑の動画は、酪農家が牛に除角ペーストを塗り込んでいます。
濃く塗りすぎると組織を余計に焼いてしまい、ヒドイものでは頭蓋骨まで焼いてしまった症例もある、とはっきり書いています。
また、ペーストが皮膚や目に付着すると、やけどや失明の恐れがあります。
アンゴラ山羊の寿命はおよそ10年ですが、
毛刈りによるケガ、寒さ、飢えなどによって多くが死に、
生き残ったとしても、毛刈りが5~6年繰り返された後、肉と皮のために殺されます。
屠殺場に送られ、電撃でスタニングされた後、逆さ吊りにされ、血を抜かれ、皮を剥がされるのです。
動画でアンゴラ山羊を買い取った男は、ヤギが意識がある状態で、ナイフで首を切り、首の骨を折りました。
アンゴラ山羊の場合は、モヘアが主産物であり、肉や皮が副産物です。
副産物だから、という言い訳もできません。
(そもそも副産物だから虐待が許されるという考えそのものがおかしいんですが)
これがモヘア産業の実態です。
ヤギが赤ちゃんの頃から、雑に乱暴に毛を刈られ、寒さや飢えで大量に死亡し、
最後まで生き延びたとしても、用済みになれば、肉や革のために麻酔なしで首を切られて殺されます。
ただの毛だから犠牲は一切ないと思っているかもしれませんが、実際は大量の犠牲の上に毛が刈られているのです。
これを暴露された、南アフリカのモヘア業界が、2018年に見解を示しました。
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過去10年間、当業界は持続可能な生産システム導入のため細心の注意を払っており、今年始めの時点で第三者の監査を受けています。
これら第三者による監査は今後、動物保護団体の協力で拡張、実施されます。
調査が終了し、持続可能な業界ガイドライン(Sustainable Industry Guidelines)に違反した人物が特定されれば、罰則処置が取られ、その人々は動物保護法(Animal Protection Act)に関する法的措置を受けることになります。
アンゴラヤギは繊維を取るために飼育されており、各モヘア農家の重要な生計手段であるため、故意に傷つけられることはありません。
結局のところアンゴラヤギの扱いが農家の収入と持続可能性を決定づけるからです。
我々業界は、動物(アンゴラヤギ)、繊維(モヘア)、およびモヘア業界で生計を立てている3万人のひとりひとりに対し熱意を持っています。
南アフリカの生産者およびこの素晴らしい業界の情熱と献身、それらが国際社会が広く認められるものとして示したいと考えます。
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業界のよくある言い分が並んでいます。
まず、第三者の監査を受けているというもの。
この第三者機関による調査が意味をなさないのは、ダウンやアンゴラで示してきた通りです。
第3者機関が、実は第3者ではない事があったり、
第3者機関の調査が、2年に1度と極端に少なかったり、
訪問することを伝えてから調査したり、そもそも調査していなかったりします。
人道的な農場であることを示す「○○認証」のような認証を出す側の会社は、認証を出すことで利益が出ます。
真面目にやるよりも、たいして調査もせず、次から次へ認証を出した方が儲かるのです。
儲かる企業の方が、宣伝も営業も効果的に行えます。
仕組みとして、ウソの認証を出す会社の方が生き残っていきます。
次に、ヤギはモヘア農家の生計手段だから故意に傷つけることはないというもの。
理屈はそうでも、映像で起こっていることが現実です。
そりゃ小規模農場では優しく扱っているところもあれば、雑に扱っているところもあるでしょう。
しかし大規模農場は、数が勝負になります。
多くの労働者を雇い、労働者の中には雑な人間も多く紛れ込み、管理もしきれません。
さらに歩合制になれば、刈った分だけ金になるわけですから、雑な労働者がヤギを雑に扱うのは至極当然の話です。
動物問題になると、全部が全部そうではないという話をする人が多いですが、そんなのは当たり前のことであり、元からそんな話はしていません。
仮に一部だとしても、1週間に40000頭が死んでしまうようなことが、一部だから、で済まされるようなことなのか考えるべきでしょう。
そして、どんな農場であれ、最後の最後は、用済みになった寿命を迎えていないヤギをと殺場に送り込むのです。
ここは一切の言い訳ができない部分です。
実際はどんな農場であれ、と殺場に送り込むまでに、大なり小なり、それなりに虐待が行われているでしょう。
大量に、安く、いつでも、どこでも手に入れたい、という需要に応えるために、
生産者は、動物達を虐待、虐殺し続けています。
「虐待は反対! でも安くしてほしいし、いつでも手に入るようにしてほしい。」
そんなことはありえません。
モヘア製品を買うならば、この虐待を支援することになります。
買わないようにしてください。
モヘアに限らず、ファッションに使われる動物性素材は、すべて動物虐待の産物です。
需要があるから供給があります。
商品を買う人が、お金を支払い、生産者を支えているのです。
賢明な消費者がこの裏側に気づき、買うことをやめない限り、動物達の苦しみは一生続きます。
動物性のものは買わないようにしてください。
バッグ、靴、家具、車の座席の素材、ペットのおもちゃ、首輪なども注意してください。
基本は、動物性にしろ何にしろ、今あるものを限界まで使うことです。
最近は、エシカル(倫理的)消費が叫ばれていますが、
最大のエシカルは、「消費しないこと」です。
どうしても新しいものが必要な場合は、
タグを見て、動物性素材が使われていないものを購入するとか
古着を購入するようにしましょう。
以下は、二階堂ふみさんも紹介した、植物性ダウンコートを作っているブランドKapok Knotさんのお話があります。
以下、アニマルフリー(動物性素材を使わない)ブランドをまとめておきます。
Embassy of Bricks and Logs(春夏物 カバン靴 秋冬物)
私は4年前に、Matt & Natでヴィーガンのバッグを購入して今も使っています。
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