ダウンのために斧で首を落とされるガチョウたち | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

昨日から来週にかけて、最強寒波の到来です。

明日からはより一層強い寒波がやってきて、全国的に寒くなるそうです。

 

寒い時によく使われるのが、ダウン製品です。

 

ダウンジャケット、ダウンコート、羽毛布団などの

ダウン・フェザー、羽毛製品の購入を予定している方は、以下の動画をご覧ください。

 

 

*************引用(翻訳)*************

 

Responsible Down Standard(RDS)-羽毛供給業者に対する認証プログラム- は、

鳥が「責任ある」方法で扱われていることを消費者に保証しようとしていますが、

このPETAアジアの潜入ビデオ映像が示すように、この「基準」は鳥の保護に失敗しています。

 

 

PETA Asia は、ノボシビルスク地域を含むロシアの 8 つの農場を訪問しました。

 

RDS では、「水鳥は意識を取り戻す前に気絶させてから殺す」と規定されていますが、

ある農場のガチョウは痛み止めも受けず、気絶せずに切り株に首を伸ばし、斧で繰り返し切り刻まれました。

 

 

作業員がガチョウを 5 回の打撃で首を切り、その死体を雪の中に投げ込んだ後、笑っているのが聞こえました。

 

 

別のガチョウは、7回殴られながら恐怖で叫び声をあげています。

その後、鳥の翼と足が5分以上痙攣しているのが見られます。

 

この映像を確認したPETAの獣医師Heather Rally博士によると、「(ガチョウは)間違いなく、羽で吊るされて拘束され、明らかに鈍い斧で何度も打たれて首を切り刻まれ、とてつもない苦痛を味わっています」。

 

RDS はダウンの生産を「農場から製品まで」追跡していると主張していますが、

代表者は、監査人はガチョウがどのように飼育されているか農家に尋ねることはないと述べました。

 

 

RDS 認証手順では、特定の地域のサンプルのみを監査することにより、「農場地域」全体を認証することができます。

つまり、RDS 管理者は、地域全体を認定するときに、ほとんどのファームで何が起こっているかを知らない可能性があります。

 

PETA がダウン業界の残酷さを暴露したのはこれが初めてではありません。

2012 年、  PETA US は、「ライブ プラッキング」として知られる、生きたガチョウの羽を引き裂く作業員の映像を公開しました。

その後の数年間、企業は消費者からの信頼の喪失に直面したため、「責任ある」「ライブプラッキングでない」ことを保証する国際基準を策定しました。 

 

しかし、PETA がこれらの認定された「責任ある」企業の農場に潜入したところ、ダウン規格に大きな疑問を投げかける衝撃的な残虐行為が発覚しました。

 

調査員は、これらの「責任ある」「ライブプラッキングでない」企業のサプライヤーに話を聞いたところ、彼らは、ライブプラッキングされたダウンを売買していることを認めました。

 

あるバイヤーは、顧客に誤解を与えることを自慢し、

業界の代表者は「屠殺後にすべて摘み取ったものだと宣伝したが、ライブ・プラッキングだと言うと誰も買おうとしない」と発言しています。

 

彼らの解決策は、生きたまま摘み取られたダウンを「ライブプラッキングでない」と誤表示し、人々がそれを購入するようにすることです。

 

ガチョウは忠実で保護的であり、一生を共にします。

ダウンジャケットのために引き裂かれるガチョウたち

 

そして、たとえ冬が近づき、群れの残りが南へ飛んで行ったとしても、病気や怪我をした仲間やヒナのそばを離れようとはしません。

ガチョウの仲間が死ぬと、生き残ったガチョウはひっそりと嘆き悲しみ、

中には未亡人や男やもめとして一生を過ごし、二度と交尾をしないものもいます。




スポーツアパレル企業のルルレモンは、

ダウンジャケットのためにガチョウがどのように死ぬのかを認めず、

無意味なResponsible Down Standard(RDS)や

ダウンジャケットに使われる鳥は「人道的かつ敬意を持って」扱われているという主張の陰に隠れ続けています。

 

ルルレモンのダウンジャケットの在庫は、死にたくなかった優しい鳥たちの痛みと恐怖を表しているのです。

 

PETAと共に、ルルレモンに、常に残酷な行為の産物であるダウンの販売を中止するよう求めてください。

 

 

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ガチョウが、麻酔なしで、気絶処理すらないまま、首を切り落されています。

首を切り落とされた後、体は投げ捨てられました。

首を切り落とされた後でも、ガチョウは羽根や足をバタバタと動かしていました。

 

これがダウンの生産の実態です。

 

この農場は、Responsible Down Standard(RDS)認証を受けている農場、

つまり、責任あるダウンとやらを生産している農場になります。

 

RDS認証は本来、虐待された鳥の羽毛が製品に使用されていないことを保証するためのものです。

 

しかし、実態はご覧の通りです。

 

このように、動物絡みの「認証」というのは、基本的に全てウソと思っておいてください。

 

認証を出している会社は、第3者機関と謳っていますが、これ自体がウソなこともあります。

企業や業界が独自に作った認定基準が、あたかも第三者機関のマークかのように記載されることもあるのです。

 

仮に、第3者機関であったとしても、

認証を出している会社の調査は、2年に1度とか、そういういい加減なものです。

その時さえごまかせば、認証が出せてしまいます。

調査すらしていない会社もあるでしょう。

 

認証を出す側の会社は、認証を出すことで利益が出ます。

真面目にやるよりも、たいして調査もせず、次から次へ認証を出した方が儲かるのです。

儲かる企業の方が、宣伝も営業も効果的に行えます。

なので仕組みとして、ウソの認証を出す会社の方が生き残っていくのです。

 

RDS 認証手順では、特定の地域のサンプルのみを監査することにより、「農場地域」全体を認証することができます。

 

RDSでは、サンプルの農場を少し調査して認証を得ただけで、関係のない農場までもが認証を得る事ができます。

これくらい、認証というのはいい加減なのです。

 

 

ダウンは、水鳥の胸に生えているもので、陸鳥(ニワトリなど)にはありません。

フェザーは、水鳥の翼部分の羽根です。

「ダウン(鳥の羽)」について。


水鳥は大きく分けて2種類。

 

グース(ガチョウ)と


ダック(アヒル)がいます。

 

 

ダウンとフェザーの最大の輸出国は、中国とハンガリーです。

他には、ポーランド、ロシア、ウクライナ、ドイツ、カナダなど、色々な国がダウンを生産しています。

 

水鳥の体から羽を取る方法は、生きた鳥からむしり取る方法と、死んだ鳥から取る方法があります。

 

生きた鳥から手でむしり取る方法は、ライブハンドプラッキングといいます。

 

家畜として飼育されている水鳥たち。

 

 

毛が生えそろうと、首をつかまれながら、作業場に連れていかれます。


そして、足を縛られ、


羽根を引きちぎられるのです。

 

 

鳥への痛みは一切無視して、胸から腹にかけて引きちぎっていきます。

 

 

 

鳥たちは痛みのあまり、終始、悲痛な叫び声をあげます。

 

 

鳥が暴れないようにするために、首を踏みつけながら作業を行う作業員もいます。

このため、骨折や窒息をする鳥もいます。
 

鳥たちは皮膚が裂けるほどの傷を負い、血を流すことがあります。

 

傷を負った鳥は、獣医師資格のない作業員たちに、麻酔なしで針で傷口を縫いつけられます。

 

傷を負わされた痛みに、さらに針で縫われるという痛みが加えられるのです。

 

 

こうして数十分間、痛めつけられた後に、ようやく解放されます。

 

作業員の手から離れた鳥たちは、痛みや恐怖から逃れようと、その場から走って隅の方に逃げます。

 

 

 

 

作業後、あまりの痛みにピクピクと痙攣しうずくまって動けない鳥もいます。

 

 

暖の役割を果たす羽を奪われた鳥たちは、水の冷たさや寒さから身を守ることができず、死んでしまう鳥もいるのでしょう。

 

生後12~14週間で1回目のプラッキングが行われ、

 

およそ4~5年の間、約6週間おきにこのハンドプラッキング作業が繰り返されます。


 

羽毛を生産できなくなった鳥は、

屠殺工場に運ばれ、フックに足を掛けて逆さに吊るされ、首の動脈を切られ、出血多量で死亡します。

 

ダウン・フェザー製品を購入される方は、しっかりご覧ください。

 

屠殺後は、食用もしくは飼料用として出荷されます。

 

 

死んだ鳥から取る方法は、手で取る方法と、機械で取る方法があります。

それぞれ、ハンドプラッキング、マシーンプラッキングといいます。

 

肉、卵、フォアグラのために繁殖させられた水鳥。


食肉用の水鳥は生後1~3ヵ月くらい、フォアグラ用では4ヶ月足らず、採卵用の鳥はおよそ数年で、

生産性が下がって用済みになり、と殺場へ運ばれます。

 

そして、フックに足を掛けて逆さに吊るされ、首の動脈を切られ、出血多量で死亡します。

Alicia Silverstone Helps Uncover the Cruelty of Down


この殺された鳥たちが、プラッキングマシーンという機械で毛を取られます。

見た目はあれですが、すでに水鳥は死んでいますので、この時には痛みは感じていません。

いわゆる副産物です。

 

 

副産物だからといって虐待にならないなどと言う方々いますが、もちろんそんなわけがありません。

主産物の生産自体が虐待に満ちているからです。

 

鳥肉、フォアグラ、卵などの動物利用産業はすべて、

狭い環境に閉じ込めたり、麻酔なしで体の一部を切りとったり、強制給餌をさせるといった、虐待的な飼育を行なっています。

 

フォアグラはさらに、太いパイプを口にさしこみ、強制給餌を行うという、凄まじい虐待が行われています。


つまり、マシーンプラッキングで採取したとしても、その生産過程が残酷なので、

ライブハンドプラッキング同様、残酷なのは何も変わりありません。


副産物だから、このような残酷な扱いをされても虐待じゃない、と言う方は、

実態を何も知らないか、非常に共感力が乏しく倫理観が壊れてしまっている方なのでしょう。

 

 

業界は、ダウン・フェザーの90%以上は、食用の水鳥などの死骸から取ったものであると主張していますが、

50~80%が、より儲かるという理由で生体からむしり取られたものだという推計もあります。

 

利益が絡み、平気で嘘をつく業界側の言うことなど、何のあてにもなりませんし、

結局はどちらも残酷極まりない生産過程をたどっています。

 

 

それにあなたの購入したダウン・フェザー製品が、

ライブハンドプラッキングによって採られたものか、マシーンプラッキングで採られたものかなんて、どうやって見分けるんですか?

 

仮に、販売側が、マシーンプラッキングによって採ったものと主張しようと、一体誰がその確認を行うんですかね?

そんなのいくらでも詐称できますよ。

販売側が仕入れ先に騙されている可能性だってあります。

 

冒頭の記事の通り、ダウンにはResponsible Down Standard(RDS)認証という肉用に殺した水鳥から得たと証明するものがありますが、

動物保護団体の調査により、この認証を得た複数の生産農家が、実はライブプラッキングを行なっていたことが明らかにされています。

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利益の絡んだ側の主張や、認証なんて、何の意味もないのです。

 

 

自然に抜け落ちた羽を拾い集めていたら、供給が全く追いつきませんし、儲かりません。

ダウン・フェザーが当たり前のように存在している時点で、大量生産している、つまりは虐待的に生産されているってことです。

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つまり、あなたがダウン・フェザーを買うことは、あなたが鳥たちを虐待していることと全く同じです。

 

買わなければいい話です。

いくらでも代替素材があるのに、そこまで意地になって、ダウンやフェザーの商品を買う必要はないでしょう。

 

ダウン・フェザー商品を買うのをやめてください。

 

以下は、植物性ダウンコートを作っているブランドKapok Knotさんを、二階堂ふみさんが紹介しているお話があります。

 

 

動物性素材は、すべて虐待の産物です。

例外は一切ありません。

 

毛皮

 

 

メリノウール

 

アルパカウール

 

アンゴラ

 

カシミヤ

 

モヘア

 

シルク

 

 

消費者がこの裏側に気づき、買うことをやめない限り、動物虐待がなくなることはありません。

動物性のものは買わないようにしてください。

 

基本は、動物性にしろ何にしろ、今あるものを限界まで使うことです。

 

最近は、エシカル(倫理的)消費が叫ばれていますが、

最大のエシカルは、「消費しないこと」です。

 

どうしても新しいものが必要な場合は、

タグを見て、動物性素材が使われていないものを購入するとか

古着を購入するようにしましょう。

 

 

以下、アニマルフリー(動物性素材を使わない)ブランドをまとめておきます。

 

Kapok Knot

 

Matt & Nat

 

NOIZE.COM

 

SAVE THE DUCK男性用 女性用 子供用

 

Embassy of Bricks and Logs春夏物 カバン靴 秋冬物

 

 

私は4年前に、Matt & Natでヴィーガンのバッグを購入して今も使っています。

 

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