しもやけにならないから大丈夫 | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

以下は、旭川市 旭山動物園が投稿した映像です。

ライオンたちが、雪の積もる寒空の中、外に締め出されています。

 

 

ライオンの主な生息地は、アフリカのサバンナのような熱帯・亜熱帯の地域です。

 

要するに、寒さに弱い種です。

 

 

ですが、旭山動物園は閉園中にも関わらず、ライオンたちを頻繁に外に締め出しているようです。

なぜこのような事をするのか?

 

 

アニマルライツ団体「PEACE 命の搾取ではなく尊厳を」さんが、このようにツイートしています。

 

自由に室内を行き来出来るなどと嘘を流した方がいらっしゃったようですが、

要するに、運動をさせるために強制的に締め出しているということですね。

 

 

旭山動物園の園長は、しもやけにならないから大丈夫、などと主張しています。

 

しもやけにならないから大丈夫という考えは、

あざになったり脹れたりしない程度なら叩いてもいい、火傷にならない程度の高温のお湯ならかけてもいいという考えと同じ。

確かにそうですね。

 

ぜひこの園長も、しもやけにならない程度に衣服を身につけた上で、極寒の中、外に出しっぱなしにされてほしいものです。

 

 

それでは今回は、旭山動物園について見ていきましょう。

 

 

以下は、旭山動物園で撮影されたホッキョクグマの様子です。

 

ホッキョクグマが歩いています。

 

真ん中あたりで、首を上に伸ばし、グリンとまわします。

 

その後、再び歩きだし、

 

逆方向へ。

 

奥まで歩きます。

 

端につくと、また首を上に伸ばし、グリンとまわします。

 

そして、逆方向へ歩き出し、

 

また中央あたりで、首を上に伸ばし、グリンとまわします。

動画では、これをひたすら繰り返していました。

 

これは、精神異常からくる異常行動の1つです。

 

野生下では見られない、ストレスや精神異常からくる、動物園・水族館特有の行動を、「異常行動」といいます。

 

その中で、目的を持たない同じ行動を繰り返すものを「常同行動」といい、

その中で、同じ場所を同じ速度で歩き続けるものを、「ペーシング(常同歩行)」といいます。

ホッキョクグマは、常同行動のペーシングを行っていたのです。

 

言うまでもなく、これは動物園で飼育されている事が原因です。


 

その後もホッキョクグマは、常同歩行を延々繰り返していたそうです。

概要欄によると、「なにやってんだろうな」という観客の声が聞こえたとのことです。

 

先ほどの動画でも、首を回すたびに歓声が上がっていましたが、

観客たちはこれらが全く異常行動であることを理解しておらず、

すなわち、動物園に行ったところで何の教育もなされない事の証明と言えるでしょう。

 

 

こちらも旭山動物園。

毛づくろいをしすぎて皮膚が見える状態になってしまったニホンザルです。

 

 

こちらは、埼玉県の大宮公園小動物園のツキノワグマ。

 

排尿しながら、常同歩行をしています。

 

 

常同行動をしながら排尿する熊

 

動物園の言うことを真に受けて、動物園は教育施設であるなどと言う人がいらっしゃいますが、

動物園が一体何の教育をしているのか、ぜひ聞いてみたいものです。

 

動物の生態を学ぶとでも言うのでしょうか?

狭い場所で拘束されている動物をみても何とも思わない、常同行動を見ても理解できない人たちが、

本来の生息地にいない動物を勝手に餌が出てくる環境で観察したところで、生態など学べるんですか?

 

生態を学びたいなら、図鑑や動画を見たり、動物たちが暮らす現地に行き観察すればいい話です。

 

結局は、手軽に生で動物を見て、

その迫力に興奮したいだけ、珍しい物を見て一時の刺激を得たいだけ、カワイイものを見て癒やされたいだけ、非日常を味わいたいだけでしょう。

 

娯楽によって得られた、刺激、興奮、癒やしを、教育という曖昧な言葉に置き換えているだけの話です。

 

 

動物園にきた人たちは、

動物は狭く不自然な環境で閉じ込めていいもの、動物たちは我々人間に見てもらうのが幸せ

などと思い込み、洗脳されていきます。

 

教育施設どころか、共感力や倫理観を失う洗脳施設、という方が正しいのです。

 

 

動物園は、動物達の監禁施設であり、牢獄です。

 

 

 

決められた狭い場所で、誰かにジロジロ見られながら、同じような日々の繰り返し。

 

 

 

人間はコロナ禍の自粛ですらストレスが溜まり、あれができないこれができないと不平不満を言いますが、

動物園の動物達はそれが永遠に続くのです。

 

このオジロワシは、飛べないように羽を切られています。

 

展示するために羽を切られ、この区切られた狭いスペースで一生を過ごします。

 

 

旭山動物園では、こども牧場で動物ふれあいの時間というものがあり、

うさぎやモルモットにさわることができるようです。

ふれあい

 

ふれあい動物とされる小動物たちは人間に触れてほしいなどとは思っていませんが、

見知らぬ人間に1日中強制的にベタベタと触られる地獄を味わいます。

 

加減の分からない子供たちは、時に乱暴に、暴力的に動物たちを扱います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

情けないことに、子供に教える立場の大人が、一緒になってやってる始末です。

 

 

ふれあいが動物達にストレスを与えていることは、京都市動物園の調査によっても明らかになっています。

自分の子供に動物を触らせたい親が多い

 

 

ふれあいの小動物たちは、大きくなって、人間側にとっての価値がなくなれば殺されます。

園内リサイクル

 

繁殖させた小動物を、ふれあいと称してベタベタ触らせたあげく、

大きくなって用済みになれば、殺して他の肉食動物に食べさせるのです。

 

殺し方は、床への叩きつけ、せき髄脱臼、生きたまま食べさせるなど。

これを職員たちが行っています。

 

そして、また繁殖させた小動物を仕入れ、触らせ、殺して、肉食動物へ食べさせるというサイクルを行っています。

これを、園内リサイクルと言います。

 

 

動物園の主張を真に受け、動物園は種の保存施設などと言う人がいますが、

実態は、動物を仕入れて殺す場所です。

 

以下は、旭山動物園の肉食獣用の冷凍ヒヨコです。

 

 

 

 

 

剥製も平然と飾っています。

 

そもそも動物園では、種の保存は不可能です。

なぜなら、動物園で育った動物達は野生には戻せないからです。

 

餌も人間が用意したものが勝手に出てきます。

野生に戻したところで、餌の取り方も分かりません。

何が食べられるかも分からないかもしれません。

 

仮に繁殖した動物を野生に返したとて、死ぬ確率が圧倒的に高いわけです。

つまり、種の保存は不可能です。

 

そして結局、動物園内の繁殖だけでは、動物の数が全く確保できませんので、野生動物を拉致して動物園に連れてきます。

種の保存施設どころか、種の絶滅促進施設です。

 

種の保存というのは動物園側の建前です。

動物園側が批判を避けるために、ここ最近になって主張し始めたのです。

http://animal-liberator.net/animal-liberation-lab/zoo_timeline_world/

本音はそんなことはどうでもよく、結局は金を稼げるかどうかが重要なのです。

 

動物を繁殖する理由は、子供が生まれた方が稼げるからです。

動物園に来る人たちは、赤ちゃんや子供の動物を見て、かわいい~と言って癒やされたいのです。

その欲をつけるので、動物を繁殖します。

 

 

本当に種の保存をしたいのであれば、動物園を潰し、

野生動物が生きる現地を保護区にして、対策・活動を行わなけれなばらないのです。

しかし、それはやりません。

なぜなら、動物園は金儲けのためにやっているからです。

 

種の保存を謳うのであれば、絶滅の危機にある動物のために、積極的に啓発を行うはずでしょう。

例えばゾウやサメのために、象牙やフカヒレの消費に反対するなどを前面に押し出すはずです。

 

ところが、そんな事はやらないどころか、下田海中水族館に至っては、サメの利用を促進する始末です。

 

 

コスタリカは、国立動物園をすべて閉鎖しています。

 

その理由は、生物多様性を保つため、です。

つまりは、動物園生物多様性を保つのに何の役にも立っていない、と国が認めているのです。

 

環境大臣は、救出目的、保護目的でない限り、一切の飼育をしないと述べています。

コスタリカは、趣味の狩猟や、サーカスなどの動物利用も禁止しており、動物の権利が非常に進んだ国です。

 

以下は、日本人のヴィーガンの方が、サンクチュアリを訪れたときの映像です。

 

地球上の全ての動物種の約5%が生息しているといわれるコスタリカが、動物園を閉鎖しているのです。

つまり、動物園は種の保存施設にはなりえないということです。

 

 

動物園は外敵もいないし、餌の心配もないから幸せなんだ、などという人がいますが、

そういう人は、殺される心配もなく、ご飯の心配もなければ、一生刑務所でもいいということですよね?

楽しさから正しさへ

 

ある日突然 無実の罪で捕まって、見世物にされても、外敵もおらずご飯の心配がないからいいんですかね?

 

秋田県 くまくま園のハナコは、22年ひとりぼっちで閉じ込められました。

 

四方が壁で囲まれ、何もやることがない狭い、まさに刑務所と言わんばかりの場所に

 

ひたすら22年間閉じ込められ、死にました。

外敵もおらずご飯の心配がないから良いというなら、ハナコと同じように監禁されてみてはいかがでしょう?

 

 

廃業となった、京急油壷マリンパークの2匹のイルカは、40年間も閉じ込められ続けました。

 

追い込み猟で捕らえられ、

毎日、ショーのプールで4~5回イルカショーをやって、奥の狭いプールで待機の繰り返し。

 

40年間、ただひたすらその繰り返し。

外敵もおらずご飯の心配がないから良いと思うなら、

あなたがこのイルカと同じように、

サーカスをやって、終わったら狭い部屋でじっと過ごして、ご飯だけもらう生活を40年間繰り返してはいかがでしょう?

 

動物園に行く限り、動物達の地獄は終わることがありません。

動物を見ることは虐待であることに気づき、動物を見て楽しむ時代の終わりにしてください。

 

動物園に行くのをやめましょう。

 

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