昆布に糞を落とすから殺す | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

一見、植物性に見えて、動物の搾取が行われている食材は多々あります。

 

白砂糖、パーム油

 

オリーブオイル


ココナッツ

 

食材ではありませんが、紙も。

 

そして、動物性の中で虐待が行われていないと思われがちなハチミツも、実態は虐待だらけです。

 

このように一見、問題がないと思っている食材でも、裏側では人間都合による動物の犠牲があります。

 

 

今回は、昆布です。

 

利尻昆布という昆布をご存じでしょうか?

 

****************引用****************

 

利尻昆布(りしりこんぶ)は、主に道北地区(北海道の利尻島・礼文島・稚内地方など)で採取される昆布です。


表皮は黒褐色で、他の昆布と比べ硬い特徴があります。
主に出汁昆布として使用されます。

 

出汁は清澄で香り高く、カツオとの合わせ出汁などにも使われます。

また、だしを取った後の出し殻(だしがら)は、佃煮や煮物に使用できます。


特に京都で人気があり、湯豆腐や千枚漬けに使われることも多いです。

 

図: 利尻昆布が採取できる海域

 

図: 利尻昆布ができるまで

 

 

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北海道の北部の一部地域で、利尻昆布が採取されています。

 

 

 

 

実は、この利尻昆布のために、野鳥が虐殺されていることが、利尻に旅行に行った方のツイートで明らかとなりました。

 

 

**************旅人**************

 

利尻旅行で一番驚いたのは普通にカモメが殺されてること。

親鳥に大型パチンコで石をぶつけ、卵を潰してる。

卵は200個くらい潰されてた。

 

漁師さん曰く、干してる昆布に糞を落とすから殺してると。

許可はとってないそう。

利尻産の昆布はもう買わない。

 

 

こうやって巣があるところに網を張られて絡まって死んでた。

これもパッと見渡しただけで10羽以上。 

利尻山はキレイだけど、利尻昆布の現実は残念なもの。

 

 

絡まっている雛がいたので助けました。

動画

 

翌日別のところに引っかかって死んでいました。 

巣があるところに網をかけたら引っかかって当然でしょう!

 

 

可哀想。

こんなことをしておきながら自慢気に話す漁師の気持ちがわからない。

利尻の漁師はみんなやってるよ。って、ウソでしょ?

 

本当に可哀想。

助けてあげたかった。ごめんね。

 

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利尻昆布を採取した後には、天日干しという工程があります。

 

その際に、糞を落とされると商品価値がなくなるため、

パチンコ玉を野鳥自体にぶつけたり、卵にぶつけたり、防鳥ネットを張ったりして殺しています。

防鳥ネットに絡まった鳥は、数日体の痛みと飢えに苦しみながら、餓死することになります。

 

倫理的に問題があるだけでなく、

漁師は許可を取っていないと言っていますので、これは違法行為にあたります。

 

 

糞によって野鳥が害獣扱いされていますが、

こちらの記事によると、一方で糞は昆布の生育に役立っているとのことです。

 

****************引用****************

 

利尻島は日本最大級のウミネコの繁殖地。

黄色い脚が特徴で観光客には人気だが、フン害に悩む昆布漁師には厄介者だ。

 

ところが、そのフンが昆布の生育に大きく役立っているという。

 

ウミネコは沿岸の岩礁や草原などに集団繁殖地(コロニー)をつくる。

利尻島では春に本州から飛来し、西海岸を中心にコロニーをつくる。

 

最大で10万羽近くいた年もある。

5月中旬からが産卵期で、オスとメスが交代で1~3個の卵を約25日間温め、6月中旬から孵化(ふか)が始まる。

いまは子育ての仕上げの時期だ。

 

15年前から島で生態調査をしている北海道大学水産科学研究院の風間健太郎さん(36)は「ウミネコのフンが昆布の生育に大きく役立っている」という。

 

風間さんがコロニーに近い沓形(くつがた)地区と、遠く離れた鬼脇地区の昆布の化学成分を分析したところ、

沓形地区の昆布にはウミネコのフン由来の特異な形態の窒素が多く含まれており、フンにより昆布の生育が促されていた。

 

この結果を受け、2003年~11年に両地区の養殖昆布の漁獲量を比較した。

 

鬼脇は年50トン前後でほぼ変動はなかったが、

沓形では営巣数が1万以下の年は100トン前後、3万5千以上の年は200トン前後で、

営巣数と漁獲量に相関関係があることがわかった。

 

親鳥はイカナゴやオキアミなどに含まれる窒素やリンを数十キロ沖合からヒナに運び、大量のフンとしてコロニーに排出。

これが雨水で溶けて海に流れ込み、沿岸域の昆布の栄養になっているというわけだ。

 

 

だが、干している昆布にフンがかかると商品価値がなくなる。

だしが濁らない利尻昆布は関西では高値で取引される高級昆布だけに被害額も大きい。

フンが多いと干し場の石の入れ替えも必要で、数百万円の被害が出た年もあった。

 

利尻町では5年前、漁業者たちがウミネコを追い払うため、音響による忌避装置を導入した。

ウミネコが嫌がりそうな音を電子音で合成し、干し場に設置したが、数年後には音に慣れ、いまは使っていない。

 

道の「海鳥と共生する地域づくり事業」(1998~2001年度)で、コロニーを生活に影響が少ない近くの北側に移動させる作戦を試みた。

ササ刈りをして新たな営巣場所を整備し、干し場に近い草地には営巣させないために古い漁網を張った。

移動には成功したが、コロニーは数年でさらに移動し、いまは15キロほど南に移っている。

 

銃による捕獲や卵の採取もした。

事業期間中、毎年千数百羽を捕獲し、卵も3年間採取したが、飛来するウミネコは増え、生息数抑制の効果がわからず、中止した。

 

利尻町では「いまはコロニーが小さく、場所も移ったせいか、特に捕獲の要望はない」という。

だが、「ウミネコに罪はないが、減らせるものなら減らしてほしい」というのが漁業者の本音だ。

 

ウミネコは8月中旬から幼鳥と一緒に島を離れる。

だが、無事に巣立ちを迎えられるのは生まれた卵の3割程度。

島内にキツネやヘビはいないが、常にカラスやオジロワシに狙われ、ウミネコも厳しい自然にさらされている。

 

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恩恵はすべて自分達の利益と捉え、

目先の不利益があれば悪者扱いし、何の配慮もなく虐殺する。

 

これぞ、人間ですね。

 

 

漁師が生き物を粗末に扱う場面は、頻繁に見られることです。

 

 

叩きつけ。

 

 

生きたまま切りつける。

 

氷での放置。

 

 

 

殴打。

 

 

 

こちらは、太地の漁師たちの映像。

 

放り投げる。

 

 

 

 

蹴る。

 

器具で突き刺さす

 

 

ひっくり返す。

 

 

こちらは、混獲したミンククジラの殺害シーンです。

逆さづりにし、溺死させ、殺しました。

 

クジラは哺乳類ですので、肺呼吸です。

 

なので、水面から上がれないと呼吸ができなくなり、溺死します。

 

 

養殖のエビの雌は、片目を切除されるという虐待が行われています。

 

不衛生な養殖の環境下では、エビは卵を産まないため、目を切除して不衛生な環境と気づかないようにするためです。

 

殺すことが前提の産業ですから、漁師たちの間で命への配慮がなかったり、暴力が蔓延するのは当然のことです。

 

 

別にそれは漁師に限ったことではなく、

ツイッターのコメントや引用リツイートを見れば、日本人の現状もよく分かります。

違法行為であっても、殺す事を何とも思わない人間は大勢いるのです。

 

 

果たしてこれは利尻昆布だけの問題なのかは疑問ですが、ひとまずは利尻昆布は買わないようにしましょう。

 

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