焼却処分されるミツバチたち | チロ・ツグミ・メリーと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリーと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

今日は、非常に難易度の高い、問題食材について。

 

これまでに紹介した難易度の高い製品は

 

白砂糖、パーム油

 

オリーブオイル

 

 

 

さらに挙げるならば、スーパーで売られている野菜は、狩猟が行われる原因の1つ。

 

また、魚介類に共感できる人は非常に少なく、魚介類を食べるのをやめられない人は多いようです。

 

 

 

そして、今日はハチミツです。

 

まずは以下の動画をご覧ください。

 

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多くの養蜂家は工場畜産と同様に、生産量を最大化するために非人道的な手段をとっています。

 

 

大規模な養蜂業者は、コロニーを離れられないように女王バチの羽を切り落としたり、

工場畜産の"レイプラック"を蜂サイズにしたもので人工授精することも珍しくありません。

 

 

 

 

 

 

ハチミツ、蜜蝋、プロポリス、ローヤルゼリーなど、ミツバチに由来する製品を避けましょう。

 

アガベシロップ、ライスシロップ、糖蜜、ソルガムきび、大麦麦芽、メープルシロップ、ドライフルーツや濃縮果汁を蜂蜜の代わりに使用することができます。

ヴィーガンのリップバームやキャンドルは簡単に手に入ります。

 

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そもそもとして、動物が種の繁栄のために作ったものを人間が奪う(人間側はいただくなどと表現しますが)事に問題があるのですが、

それは一旦置いておいたとしても、

工業畜産同様、養蜂業界においても虐待、虐殺が行われているという事ですね。

 

 

 

以下のsa_chi_tanさんの投稿に、非常に詳しく書かれています。

 

*************sa_chi_tan  *************

 

【ミツバチの焼却処分】


まず私がこの事を知ったのは丁度1年ほど前
とあるいちご農園のお手伝いをしている方からのメッセージでした。


その方がお手伝いしているいちご農園では
受粉のためにミツバチをJA経由で仕入れたとの事。

そしてシーズンが終わると
買い取ったミツバチは巣ごと焼却処分されると知り
その方はとても胸を痛めておりました。


私たちのために働いてくれた蜂を用が済んだら処分なんて悲しすぎます
どうにかならないでしょうかと私に連絡をくれました。

私はそれからその現状を知るために色々と調べました。
資料や情報を集め 養蜂家さんたちに話も伺いました。



ですがミツバチの問題はとても奥深くて難しく
この現状を問題定義としてみなさんに投げかけるには
私の中でまだ気持ちがまとまっていませんでした。
(その理由は後ほど)

でもとにかく いちご農園をはじめ
メロンやきゅうりなど様々な野菜の受粉に
ミツバチや他の虫が使われていることは確かで
それらに使われた買い取りミツバチたちは
用が済んだら焼却処分となることは間違いないと思います。

 

 

 


このことでミツバチを使っている農家さんや養蜂家さんを悪く言う気持ちは今の私には全く無く
このお手伝いさんが仰っていたように
このショッキングな現状を私たちは知るべきだと思い

投稿することに決めました。

 

皆さんもご存知の通り ミツバチは今とても減少しています。
それは養蜂家さんたちも頭を悩ませていました。

そしてミツバチが絶滅するという事は
人も動物も生きていけなくなると言われている程
深刻な問題だと言われています。

それを踏まえて養蜂家さんたちは
「ミツバチを守るために」と養蜂されている方が多く

確かに現時点で

セイヨウミツバチは野生では生きていけないので
養蜂しなくなれば絶えてしまう種であり
養蜂家さんが言うようにミツバチを絶やさないために
養蜂をされているというそんな熱い想いがあるのだと認識しています。


ですがその代償として行われている今のシステムが
本当に蜂を守る為になるのか腑に落ちない部分もあり
よく言われている蜂と人は“持ちつ持たれつの関係”という言葉は疑問すら感じます。

確かに養蜂家さんは一生懸命やられています。
蜂のためにレンゲ畑なども用意してくれていますし
餌や巣箱も作ってくれています。

でもそれはお肉や牛乳を摂るために場所と餌を与えている
豚や牛や鶏などの家畜動物たちと同じことなのです。

それもそのはずセイヨウミツバチは家畜なんですけどね。



それに加えて今の受粉交配ミツバチの買い取りビジネスに関しては
「使い捨て」のような扱いに見えてしまって悲しくなります。

受粉のために蜂を使い終わったら焼却処分。

処分だけが問題なのではありません。
処分に至るまでにも過酷な状況が強いられています。

まずこれらに使われるのはハウス栽培の野菜や果物です。
ハウス栽培というのは旬の時期関係なく食べられるというメリットがありますね。

 

 



と言う事は寒い時期でも使われる事があるのですが
寒い季節本来ミツバチは仲間と身を寄せ合って
暖を保ちジッとしながら体力を温存させ春を待つ生き物です。

我々はそんな時期でもハウスの温度を上げて
ミツバチを働かせているということです。
(よって寿命は短い)

そしてハウスの植物たち

特にいちごは農薬が多い果物です。

ミツバチは農薬にとても弱い。
近年、ミツバチの数が減少している大きな原因は農薬だと言われています。

にもかかわらず
その農薬を使うハウスに入れるのですから
ミツバチたちは最後の処分が来る前に死んでしまう子もいます。

死んでしまっては困るので
農家さんたちも農薬散布のときは蜂を外に出すなどして細心の注意をしてくれます。
それでも蜂の体はかなり弱ってしまうのです。

更に苺やナスの花というのは取れる蜜がとても少ないです。
(トマトに関しては無蜜)
どんなに飛び回ってもはちみつを集めることはほとんどできません。


なのでミツバチたちは懸命に飛び回ることで受粉には貢献してくれますが
自分たちの蜜は集められずそのため人間が用意した砂糖水のようなものを与えられることになります。



ミツバチにとってビニールハウスの中は決していい環境とは言えず
苦しい場所だと私は思います。

 


今回の投稿はちょっと厳しいことも掘り下げて書いてしまいましたが

それもこれも私たちが求めた野菜や果物の生産利便性や
農林水産省の決まりなどから農家さんや養蜂家さんはやられています。



それらを食べている人たちが
その方々を責めれるものではありません。

まずはこの現状を知り
このままでいいのか

どうすることが最善なのかを私たちひとりひとりが考えていきましょう。


今まで私が話してきたのは
家畜として利用されているセイヨウミツバチについてでした。

でも元々日本にいるミツバチは日本ミツバチです。
ではそのニホンミツバチは…?



ニホンミツバチは
ハチミツなどではやはり養蜂されたりもしますが
セイヨウミツバチと違って野生で生きていける蜂です。

ですがニホンミツバチもまた減少しています。


その原因としては
森林伐採、気候変動 農薬やダニなどの病気など様々な要因がありますが

もうひとつの原因として挙げられるのが
なんとセイヨウミツバチが増えることによるものです。



セイヨウミツバチが増えることで
それじゃなくても少くなった蜜源が取れなくなることと

セイヨウミツバチはニホンミツバチよりも攻撃性が強く
時にニホンミツバチの巣を襲ってしまいます。

私たち人間が家畜用にセイヨウミツバチを増やせば増やすほど
盛んになればなるほど

ニホンミツバチは行き場をなくし減ってしまうのです。

前にも書きましたがセイヨウミツバチは
元々、家畜用に外国から送られてきたミツバチです。

確かに今まで述べてきたように
セイヨウミツバチの扱いはとても可哀想だと思います。

ですがそれらだけに着目し
守ろう増やそう輸入しようとすることが
ニホンミツバチにとっては仇になるのです。

家畜用のミツバチを多く利用することは
確かに植物の花粉交配やハチミツを取るには助かるかもしれません。

でも、その行く末は元々いた自然界のミツバチがいなくなり
家畜昆虫しかいなくなる可能性があります。

もちろん家畜とされたセイヨウミツバチたちだって
家畜とはいえ懸命に生きています。
なんの罪もありません。

それは卵を産まされるために品種改良された鶏や
沢山お乳が出るようにされたホルスタインたちとなんら変わりませんよね。

私はお肉を食べませんがハチミツも食べません。

それはやはり家畜として養蜂し
蜂を利用することに嫌だなという気持ちがあるからです。

でもじゃあ養蜂をなくした先にどんな未来が待っているのか
その辺が私にはまだ何とも言えないのです。
こうすることがいいと断言ができない心境でもあります。



だからこそこの件についてはいろんな側面から見ることが必要で
今までずっとちゃんと載せることができずにいました。

養蜂家さんは本当に熱い思いを持った方が沢山いらっしゃいます。

環境問題に取り組んでいる方も多いですし
お話を伺っていても本当に蜂のことが大好きなんだなと感じて
胸が熱くなることもたくさんありました。

そのような養蜂家さんがいる事を私はとても嬉しく思うし
一緒に考えたいテーマだと思っています。

それは果物や野菜を作られている農家さんも同じ。
だからこそ一緒に考えたい。



蜂を守るという事は?
種を絶やさないと言う事は?
持ちつ持たれつの定義は?
家畜を増やすということは?



私もまだ勉強中です。

どうかみなさんも一緒に考えてくれたら嬉しいなと思います。
そしてできることから行動していきましょう。

ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。

https://www.instagram.com/sa_chi_tan/

 

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家畜化され、野生として生きていけなくなったセイヨウミツバチ。

 

シルクの生産に利用される蚕も、人間に家畜化され野生で生きていけなくなった種でした。

生きたまま繭の中で煮る

 

 

セイヨウミツバチたちは人間が欲する蜂蜜のために、苦しい環境で年中働かされ、農薬や病気で死に、用済みになれば焼却処分されるということです。

 

さらに、セイヨウミツバチが増えることで、ニホンミツバチの減少につながっています。

 

そして、この問題の最も難しい点は、ハチミツだけでなく、

野菜や果物の生産に蜂が利用されてしまっている点です。

 

何も考えずにスーパーで野菜や果物を買うということは、この虐待・虐殺に加担していることになります。

スーパーで野菜や果物を買うことは、狩猟で野生動物を殺し、農薬で様々な虫を殺し、そして働く蜂も殺していることになります。

 

ですので、もともと日本人が行っていた、それぞれが畑を持って、家族の分の作物を作るのが正しい姿なのでしょう。

 

今は「自然農」と言いまして、

無農薬、無肥料、不耕起、除草なしで、

人間の手を可能な限り加えず、生態系の力に任せて、野菜を育てる農業が注目されています。

 

虫も殺さないどころか、植物も可能な限り殺さない、そして自然の力で勝手に育つという、究極の農業になります。

江戸時代にすでに確立されていたそうです。

 

ただ自然農では、収量が少なく、農業で稼ぐ事は難しいそうです。

そこでこの方は「自然栽培」という農業を行っているとのこと。

「自然栽培」は無農薬、無肥料は同じですが、

「自然農」と違う点は、耕すことや、農業資材は利用することだそうです。

 

また、自然農が行える土壌を作るには、3~5年かかるということですので、知識も必要ですし、そう簡単な事ではないでしょう。

しかし、少なくとも動物搾取を避けていくには、農業に注目することは欠かせないと思います。

 

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