食事の時間になると反射的に踊り出す | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

サーカスの動物達がなぜ人間好みの芸をするのか、考えたことはありますか?

 

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ムラは、ルーマニアのグローバスサーカスの人気者でした。



彼女は子どもの時から
自転車に乗り ドレスを着て 後ろ足で歩くことを強要されていました。



パフォーマンスをする時以外は、小さく、汚い檻の中で過ごしていました。

彼女が5才になったある日、ムラはパフォーマンスを拒否し始めました。

パフォーマンスをしなければ食事を貰えないため、ムラはどんどん痩せていきました。
それでもムラは、かたくなに拒否し続けました。



サーカスのディレクターはそんな彼女を気の毒に思い、
ムラがムラらしく生きられる場所へ彼女を送ることに決めたのです。

そしてムラは 世界最大のクマの保護区にやってきました。



保護区の代表は、ムラを保護区に受け入れる代わりにサーカスがもうクマを使わないことに同意させました。

保護区に来たばかりのムラは 食事の時間になると反射的に踊り出していました。

「彼女は踊らなければ食事をもらえないのではないかといまだに恐れている」

と保護区でガイドを務めるパウラさんは言いました。

この保護区は、檻に入れられ、暴力を振るわれ、
満足に食事をもらえなかったクマたちがゆっくりと心の傷を癒している場所でした。




人間から虐待され続けたクマたちは本能の大部分を失い、
食料や雌のために戦ったり 森の中で生き抜くことができないため、
もう二度と野生に戻ることはできません。

ムラは、同じように人間の残虐さに傷つけられたクマたちと
鉄格子のない広い空の下で 木に登ったり草をむしゃむしゃ食べたり
葉のざわめきや鳥のさえずりを聞きながら晩年を過ごし、森の中で息を引き取りました。



この保護区の代表であるクリスティナ・ラピスは、ムラと出会った日の事をこう話していました。

「あの日、私は彼女にキャンディを手渡し、彼女の悲しそうな目を見て約束したのです。
もう誰も、あなたを笑いものにしたりしない。
食事と引き換えにパフォーマンスを強要するなんてもう誰にもさせない、と。」

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走ったり

遊んだり
友だちを作ったり
森の中を冒険したり
好きな食べものを探したり

サーカスは、生きる意味を見出すものすべてを動物たちから奪います。

今この時も芸を強要され 檻の中に閉じ込められている動物たちを
1日でも早く助けることが出来ますように🍀

 

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サーカスの動物たちが人間好みの芸をするのは、彼らが虐待されているからです。

 

 

この熊は何をさせられているか、分かりますか?

四足歩行が自然である熊は、強制的に二足歩行を強いられます。

 

そのために、腕を縛って吊り上げるのはもちろんのこと、実は首にも縄がかかっているのがお分かりになるでしょうか。

 

首に縄をかけることによって、熊がしゃがむと首が締まるようになっているんですよ。

 

 

こうして、熊は嫌でも二足歩行をするしかなくなるのです。

 

 

 

サーカスの調教師たちは、日々の調教で動物達に暴力を奮っており、ショーの中でもその様子を見ることができます。

 

 

こちらのショーでは、熊がショーの途中で棒状のもので叩かれ続けています。

 

 

 

 

 

言う事をきかなければ何をされるかわからないため、熊は芸を行っているというわけです。

何をされるかわからない恐怖

 

 

 

 

ゾウの場合は、ブルフックという器具で調教されます。

 

 

この尖った部分を突き刺すことにより、激しい痛みを与え、心を折り、言うことを聞かせているのです。 

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無理やり縛りつけ、引っ張り、押さえつけ、人間好みのポーズを取るよう強制します。

 

 

 

 

 

 

 

調教のときや、ショーで利用するとき以外は、鎖などで繋がれ拘束されます。

 

 

 

 

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こちらは2017年の木下サーカスのバックヤードの様子です。

ブルフックをかざし、象を脅しています。

 

 

 

こちらも2017年の木下サーカスのバックヤードの様子です。

象が収容されている場所は、左にある小さなコンテナです。

 

 

 

5か月前に木下サーカスに視察に行かれた方が撮った映像にも、しっかりとブルフックを持った調教師が確認できます。

木下大サーカス、象の視察

 


 

 

トラも同様に、暴力によって支配されています。

 

このトラは、火の輪くぐりの恐怖からパニックになり、ブルブルと震え、その後、失神しました。

 

火の輪くぐりに恐怖で震え失神する

 

 

 

こちらは調教の公開中に、調教師に飛びついたトラの映像です。

 

 

 

 

飛びついた直後、2名の調教師に、棒やムチで叩かれました。

 

 

 

 

このトラは、調教師達からいじめを受けています。

 

 

 

無抵抗のトラに乗っかり、体重をかけて圧迫をしたり、頭を叩いたりを繰り返しています。

 

もう1人の団員も、耳を引っ張って虎の顔を持ち上げ、顔を叩いています。

暴力で支配されているため、されるがままです。

 

 

 

これらがサーカスの調教の現実であり、調教によるストレスが限界を迎え、動物達が調教師を襲う事件が後を絶ちません。

 

 

 

 

 

 

調教師が襲われて、怪我をしようと命を落とそうと自業自得でしょうが、襲った熊が殺処分されてしまうのではないかという懸念があります。

繁殖期に入っているだけ?

 

 

 

 

ストレスによる攻撃が他の弱い動物に向いてしまう場合もあります。

 

象の嫉妬?

 

 

 

 

サーカスの動物達は、野生動物です。

 

野生の動物達は、恐怖の中、強引に捕らえられます。

群れの中の1頭を捕らえる場合は、必要な対象以外は皆殺しになることもあります。

 

 

 

 

人間の一時の娯楽のために、動物たちは一生、虐待されながらショーを行い続けているのです。

 

 

 

 

 

以下は、木下サーカスのショーの様子です。

 

 

木下大サーカスのどうぶつたちがやらされること

 

特に、ライオンの悲しげな表情が見てとれるでしょう。

 

 

 

木下サーカスでは、ショーの後、象たちは、一般人と800円で記念撮影をさせられます。

【木下サーカス】ゾウの記念写真 ¥800

 

 

象はこの記念写真がかなりストレスなようで、首を上下に振ったり左右に振ったりといった常同行動が頻繁に見られました。

 

 

 

 

 

 

また 市原ぞうの国は、ゾウのパフォーマンスショーを行っています。

サーカスという名前でないだけで、本質は全く同じです。

 

 

以下は、去年6月の市原ぞうの国での出来事。

 

 

職員が子象の「ら夢」の額を、ブルフックで思いっきり叩いています。

これが市原ぞうの国

 

ゴツンと音がして、ら夢は後ずさりました。

 

 

象たちは日々、ブルフックで殴られたり、引っかけられたりしています。

 

 

 

 

 

 

殴られ続けた結果、額に穴が開いている象もいます。

 

額に穴があくほど、なぐられ続けた

 

 

市原ぞうの国では、このブルフックをコミュニケーションの道具とアナウンスし、嘘をついています。

 

 

今もなお、ゾウたちは金儲けのために利用され続けています。

 

 

 

 

 

このような虐待が明るみに出たため、世界では、野生動物のサーカスを禁止する国がいくつもあります。

 

 

フランスもつい先日、野生動物を利用したサーカスや、イルカショーを禁止する法案を可決しました。

サーカスやイルカショーの禁止の議論は、2000年から行われていたとのことで、21年も経ってようやく可決された形になります。

 

日本なんて、議論すらされていません。

日本人が、動物利用の残酷さに無知な人が非常に多いからです。

 

政治家たちは、票にならないことはやりません。

議論されない=日本人の関心が低いということです。

 

 

 

今回の投稿にあった、熊のムラが保護された、ルーマニアの保護区は、2015年時点で、80頭の熊たちが保護されていたようです。

 

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広さ69ヘクタールの同保護区は、2005年に設立された。

きっかけとなったのは、残酷な飼育環境に耐えかねた「マイア」というクマが自傷行為によって死に至り、人々の大きな怒りを呼んだことだった。

 

最初に保護区にきたクマは、「リディア」と「クリスティ」だった。

2頭はあるレストランで7年間、広さ5平方メートルの小さな囲いに一緒に入れられ、客は2頭にビールを飲ませたりして楽しんだ。

彼らの足にはまだ、ビールグラスで切れた傷痕が残っている。

 

カルパティア山脈地域では1990年から2000年にかけ、多くのレストランが観光客を呼び込むためにクマを檻に入れ見せものにしていた。

だが動物虐待を規制する法律の厳格化により、最近はあまり見られなくなり、

「今ではルーマニアで救出を待っているクマは十数頭以下だ」という。

 

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国民が関心を持てば、政治家たちが票欲しさに動き、法律が変わっていきます。

 

逆に関心を持たず、動物利用のサーカスに行き続ける限り、動物達の苦しみは永遠に終わりません。

 

 

動物利用のサーカスに行くのをやめましょう。

木下サーカスに行くのをやめましょう。

市原ぞうの国に行くのをやめましょう。

 

 

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