ロシアのカザンという都市で行われたサーカスで、1頭の象が もう1頭の象を攻撃する という事態が起きました。
なぜこのようなことになったのでしょうか?
記事によると
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サーカスの責任者によりますと、原因は嫉妬。
調教師が1頭だけに優しく接していると思い込んだメスのゾウが、やきもちをやいたのだといいます。
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と書いています。
これ、本当だと思いますか?
ゾウがなぜ、サーカスでショーを行うか知っていますか?
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この金属の尖った爪がついている長い棒です。
これを振り回して突き刺されるとすごい痛みになります。
この棒はサーカスなどでゾウを無理やり従わせるために一般的に使われる道具です。
サーカスのゾウたちは、赤ちゃんの頃からこのブルフックで殴られて調教されます。
縄で子象の手足を縛って無理やり広げたり、かわいいポーズに見せかけるために訓練棒で押さえつけたりしています。
縄で後ろ足を縛りつけ、前足は棒で押されています。
台にかわいく座らせるためにもこんな無理やり。
かわいいふせのポーズもこうやって作られます。
イジメにしか見えません。
反抗する意思も枯渇するまで、イジメ抜きます。
このかわいいゾウは一生こうやって生きるのです。
華やかなショーの裏では
一生のほとんどを鎖で繋がれ、虐待されつづけて生きるのです。
ゾウは、人間の言うことに完璧に従わなければブルフックが飛んできます。
サーカスのゾウの華やかなパレードでも調教師たちはこのようにさりげなくブルフックを持っています。
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もちろん、これは日本でも全く同じです。
では、日本の動物園などは、このブルフックのことをなんと説明しているのでしょうか?
動画の市原ぞうの国では、以下のようにアナウンスをしています。
虐待の道具を、コミュニケーションの道具と、嘘をついています。
当然ですよね。
虐待の道具です、なんて認めれば、お金儲けができなくなります。
つまり、動物を利用してお金儲けをしている人間たちは、平然と嘘をつく、ということです。
ここで、先ほどの記事。
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サーカスの責任者によりますと、原因は嫉妬。
調教師が1頭だけに優しく接していると思い込んだメスのゾウが、やきもちをやいたのだといいます。
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上記のことを理解すれば、こんなものは嘘っぱちであり
明らかに、日々の虐待によるストレスが原因であることが分かると思います。
虐待をする調教師を好きになるわけがありませんし、ましてや嫉妬などありえません。
もちろん、象どうしも個性があり、お互い合う合わないはあるでしょう。
どうしてもウマが合わず、疎ましく感じることもあるのでしょう。
しかし、攻撃するという異常行動にまで発展したのは、サーカスという存在のためです。
相性関係なく、せまいところに閉じ込められ、やりたくもないことを強制的にやらされ続けるのです。
攻撃性が抑えられなくても無理はありません。
一部の人間の一時の娯楽のために、
象たちは、一生、痛めつけられ、奴隷として過ごしています。
動物利用のサーカスには絶対に行かないようにしてください。