豚肉を食べている方は、以下の動画をご覧ください。
****************引用****************
毎日毎日、どこかで畜産動物たちを載せたトラックが走っている。
7月、8月、9月、動物たちにとって苦しい季節だ。
この豚たちはお母さん豚。
彼女たちは妊娠ストールで拘束されていたと思われる豚たち。
農場でも苦しい思いをした。
輸送でも苦しい思いをした。
屠殺も母豚はより機器が揃っていないケースが有り苦しい思いをした可能性が高い。
すべての工程を改善して。
そして彼女たちが生み出される数を減らそう。
****************引用終***************
猛暑日が続いていますが、多くの人は、クーラーのきいた部屋の中で快適に過ごしていることでしょう。
ですが、畜産動物達は、農場でも、
そしてと殺場に運ばれるトラックの中でも、過密状態のまま閉じ込められ、当然クーラーなどありません。
さらに、この猛暑であっても、と殺場の多くは飲水設備がありません。
****************引用****************
次の動画は、夏に屠殺場に搬入される豚たちです。
このような熱暑の日であっても、飲水設備のない屠殺場がほとんどというのが日本の現状です。
日本ではと殺における動物福祉について実行力のある規制がありません。
多くの動物がと殺場で水が飲めない状況にあります。
北海道帯広食肉衛生検査所らが2010-2011年に実施した「と畜場の繋留所における家畜の飲用水設備の設置状況」調査によると、日本のと殺場における豚・牛の飲水状況は次の通りです。
牛と殺場 50.4%が飲水設備無し
豚と殺場 86.4%が飲水設備無し
調査によると、すべての動物を搬入したその日に屠殺すると答えたと殺場は7%だけということです。
つまり、前日に搬入され次の日の屠殺までの長時間、喉の渇きに耐え、殺されていく多数の動物がいることになります。
アニマルライツセンターは2016年に独自で屠殺場へ動物福祉に関するアンケート調査を行いましたが、
結果は2010-2011年の調査を裏付けるものとなりました
(屠殺までに常時飲水できる状態にない割合は 牛:46%、豚:76%)。
水だけでなく、餌ももちろん与えられていません。前日搬入翌日屠殺などの長時間屠殺場で待機しなければならない場合であっても餌がもらえないというのも大きな問題です。
餌を与えないのは「屠殺前に餌をやっても肉にならないし無駄」ということと、給餌にかかわる労働力を割きたくないという考えによるものですが、その考えには動物福祉のかけらもありません。給餌についても改善を求めなければなりませんが、まずはせめて、最低限の設備として飲水設備を設置してほしいと思います。
私たちが食べるために命を奪っている動物に対して「水を与える」というのは最低限の配慮です。毎日多くの牛や豚たちが「水を飲みたい」と焦がれながら殺されていっているという状況は異常です。
鶏については調査が行われていませんが、アニマルライツセンターが複数の食鳥処理場(鶏の屠殺場)へ聞き取りを行ったところ、鶏へ給水している食鳥処理場はゼロでした。
おそらく鶏への給水を行ってる屠殺場は皆無だと思われます。
一つのカゴに6羽根程度入れ、そのカゴを何列、十段近くに積み上げた数千数万羽の鶏たちに水を与えようとすれば多くの時間と労働力を要します。
畜産利用される鶏たちがどのような扱いを受けているのかと、一羽の取引価格の安さを知れば、屠殺を待つ鶏への給水に余計な労働力を割くとは考えられません。
餌については言うまでもありません。
****************引用終***************
屠殺場では、動物達が、お腹が空こうと、喉が渇こうと、病気になろうと、知ったことではありません。
どうせ殺すのですから。
なので、餌どころか、水さえ与えない屠殺場が多くあるのです。
あまりにも喉が渇いて、体の汚れを落とすために浴びせられた、糞尿まみれの水を舐める子もいます。
家畜と呼ばれる動物達は、人間のために殺されるのだから、せめて殺されるその日までは幸せに暮らしているはず・・・。
そんな風に考える人もいるのでしょうけど、それは真逆です。
どうせ殺される、権利のない命だからこそ、ぞんざいに扱われる。
それが動物利用産業です。
豚肉を食べている人は、以下を読んで知識をつけ、自分がどのような事を豚に強いているのかを認識しましょう。
豚肉の生産では、生まれた子豚は、生後1週間以内に、3つの虐待が行われます。
1つ目は、尻尾の切断。
麻酔なしで尻尾が切られます。
「過密飼いのストレスからお互いを傷つけあうことを防ぐ」といった理由で行われます。
食用豚たちは、過密飼育のストレスフルの状況で拘束されます。
あまりにもやることがなく、ストレスが溜まっているため、仲間の尻尾などをかんでしまうことがあります。
要するに、飼育状況を快適にすれば、起こらない話です。
業界側がわざわざ豚にとってストレスフルな状況を作って、問題行動をおこさせているにも関わらず、
根本的な改善は行わずに、尻尾を切って痛めつけて対処を行っているのです。
日本の養豚場の80%以上で、この虐待行為が行われています。
2つ目は、歯の切断。
麻酔なしでニッパーで歯が切断されます。
「子豚がお母さん豚の乳首や、ほかの豚の尻尾や耳を傷つけることを防ぐ」といった理由で行われます。
これも、かみついてしまうようなストレスフルな飼育を行っている事が原因です。
わざわざストレスフルな状況を作って、問題行動をおこさせ、根本的な改善は行わず、歯を切って痛めつけて対処を行っているということです。
切断された歯のうち 92%で神経感染症が起こり、
10.6%が出血、3.3%が骨折し、
歯の切断後、60%で歯の神経が開いてしまっていることが科学的に明らかになっています。
日本の養豚場の60%以上で、この虐待行為が行われています。
そして3つ目は、オスの子ブタの去勢。
麻酔なしで、鋭利なカミソリでふぐり(陰嚢)を切開、睾丸を取り出し、一気に引き抜き、切り取ります。
血がふきでて、言うまでもなく激痛であり、子ブタは鳴き叫びます(血がふきでた画像)。
あまりの痛みに、痛みが2~3日続くと考えられています。
無麻酔での去勢が原因で、心的外傷性疾患により死亡する子豚もいます。
処置後に腹膜炎を起こして死亡したり、ストレスから発育や免疫力が落ちる傾向があります。
去勢をする理由は、肉の雄臭を防ぐためです。
人間の味という欲のために、豚たちは切り刻まれるのです。
90%以上の養豚場がこの虐待行為を行っています。
衰弱してしまった豚や、成長不良、病気、奇形などといった、業者の利益にならない豚は、養豚場自ら殺処分を行います。
殺処分の方法として、まず床に叩きつけて殺す方法があります。
豚たちは、意識のある状態で、頭や体を打ちつけられながら、殺されるのです。
これを暴力と言わずして、何と言うのでしょう。
日本ハムの養豚場では、母豚の真後ろでこの叩きつけを行っていました。
叩きつけられても死にきれず、1時間経っても、もがいて苦しむ豚もいます。
日本では、他にも、心臓に消毒剤を注射するなどして殺されます。
注射された子豚は、数分苦しみ もがいた後に、絶命します。
殺された豚たちは、ゴミのように捨てられます。
豚の生産では、幼い頃にこれだけのありえない虐待が行われているんですね。
そしてこれらの虐待行為は、母豚の前で行われることがあります。
また、個体識別のために、耳が切り取られることもあります。
もちろん麻酔なしです。
繁殖用のメス つまり 母豚は、非常に残酷な環境で飼育されます。
それが妊娠ストールという、この狭い檻です。
一生のほとんどを、この狭い檻で拘束されながら生きるのです。
転回すらできない、身動きができない状況で、延々と、何もやることがない退屈な日々を過ごします。
糞尿だらけの不衛生な場所で、ただ立つか、座るか、寝るかの繰り返し。
豚だから平気なのでしょうか? そんなわけがありません。
精神に異常をきたし、目の前の檻を噛み続ける子もいます。
妊娠ストールを用いる理由は、母豚たちの受胎・流産の確認や給餌管理がしやすいためです。
良いように言っていますが、要するにその方が楽だから、ということです。
出産前になると、分娩ストールという檻にうつされます。
ここで、生まれた子供たちは、母豚の母乳を吸って大きくなります。
この檻も、妊娠ストールと同様、非常に狭い檻です。
子育てのときまでこのような狭い檻に閉じ込めるのです。
母豚は、立つか座るか寝るかしかできませんので、子供とコミュニケーションを取ったり、具合の悪そうな子を気にかけることもできません。
分娩ストールを用いる理由は、母豚が子豚を踏みつぶすのを防ぐためといいますが、結局、子供たちは踏みつぶされています。
この分娩ストールの期間は、21日間です。
それから、子供たちと、母豚は離れ離れになります。
母豚は、3週間程度、分娩ストールで過ごした後、子供と引き離され、また種付けされ、妊娠ストールへ。
このようなサイクルを何度も繰り返し、4~5年で生産効率が落ち使い物にならなくなれば、屠殺場へ送られます。
種付けは、人工授精によって妊娠させられることがあります。
画像のように、膣に器具を挿入されます。
この人工授精のための精子を、種豚から採取するのです。
いずれも自然からはかけ離れた、非常におぞましい行為です。
繁殖用の豚以外が大多数であり、その豚たちはわずか6か月の子供のうちに殺され、肉にされます。
豚たちは、短期間で大きくなるように品種改良されているためです。
写真は、生後4か月の姿。異常な大きさです。
ただ大きくなるだけならまだしも、人間都合の品種改良は、豚に苦痛を与えています。
品種改良には
・ 一日でも早く出荷するための「成長率の向上」
・ 脂肪が交雑した霜降り肉などを作るための「肉質改良」
・ より多くの子供を産ませるための「繁殖能力の向上」
などがあり、人間都合の品種改良によって、豚は苦痛を感じたり、病気を抱えやすくなっています。
まずは、脚弱。
足が弱り、立ち上がることが困難になります。
脚弱は、床の状態、拘束飼育による運動不足など様々な要因がありますが、成長率向上による品種改良も要因の一つです。
生後4、5か月の豚の多くが四肢の関節に骨軟骨症があり、徐々に進行して、やがて脚弱という症状になって現れます。
次に、母豚の空腹による異常行動。
太るように改良されたことにより、豚たちはお腹が空きやすくなっています。
しかし母豚は、妊娠期間中、生殖能力を最適化するために、餌を制限されます。
餌を満足に食べることの出来ない母豚は、空腹に苦しみ、
目の前の柵をかじり続けたり、
口にモノが入っていないのに口を動かし続けたり(偽咀嚼)などの異常行動を起こします。
そして、子豚の死亡率の増加。
日本の母豚1頭あたりの産子数は11頭。
豚はイノシシの品種改良ですが、イノシシの産子数は4~5頭ほどなので、かなり多産になってきていることが分かります。
母豚が多産になるにつれて、離乳前の子豚の死亡率は増えます。
ある研究では、13年間で、生まれた豚が3.0頭増加し、離乳前の死亡率は5.4%増加していることがわかりました。
さらに、母豚の脱肛。
脱肛は直腸、膣、子宮が外に出てしまう疾患で、母豚は痛みで苦悩し、治癒しなければ死に至ります。
脱肛の原因は様々ですが、品種改良による繁殖率の向上が1つの要因と考えられています。
脱肛の増加により、アメリカでは2013年から2016年の間に母豚の死亡率が約2倍に上昇したというデータが出ました。
脚弱、空腹、多産、脱肛など、品種改良は豚たちに様々な苦しみを与えています。
このような苦しい生活を過ごし、時がくれば、トラックでぎゅうぎゅう詰めにされ、と殺場へ運ばれるのです。
過密状態のまま、長距離、長時間、座ることもできず、運ばれるのです。
豚たちは大きなストレスを抱えながら、運ばれ続けます。
そのストレスは攻撃に変わり、豚どうしで闘争が起きます。
到着する頃には、衰弱して歩くのが困難になっていたり、死んでしまう豚もいます。
このような苦しみに耐え、ようやく屠殺場に到着すると、
今度は中に運ぶ際に、職員によって暴力を奮われることがあります。
蹴る
上に乗って蹴る
棒で叩く
ホースで鞭打つ
電気スタンガン
自分の仕事を早く終わらせることしか考えていない職員たち。
殺すというこれ以上ない暴力が行われている場所です。
このような職員がいても、何ら不思議はありません。
さらに、と殺が翌日に行われるときは、吹きさらしの係留所で、またもや過密状態のまま、一晩放置されます。
係留所でもストレスから、闘争が起こります。
そして、最後は恐怖の中、頸動脈を切られ、出血多量で死亡します。
— キリ (@Kiri36268982) January 21, 2022
皿の上の肉は、これらのような苦しみを経た、感情があった動物達の死体の一部です。
日本人はすぐに感謝していただくことに意味があるなどと言いますが、
殺された後に感謝してくれれば、このような悲惨な一生を送ってもいいという奇特な方がいらっしゃれば教えてください。
このような言葉は、現実をまるで知らない人か、欲に勝てない人や、倫理観のない人が建前で使う、ただの言葉です。
深い意味などありません。
これらの虐待が感謝の一言で済むのであれば、あなたが誰かに被害を与えられても、犯罪にまきこまれても、
相手が感謝していると言えばぜひ許してあげてください。
あと「頂く」という言葉は間違っています。
いただくというのは、相手自ら差し出すことが大前提です。
豚は自分の体をあなた方に差し出したいなどと思っていません。
以下、残酷なシーンはありませんので、豚肉を食べるあなたは、ぜひこの子の最後の姿を音声をONにしてご覧ください。
屠殺場で最後を迎える豚の姿です。
仲間が殺されるところを見たのでしょう。
あまりの恐怖に怯え、震え、崩れ、鳴き叫んでいます。
いかがですか?
豚たちが、あなたに感謝されて食べられることを望んでるとでも思いますか?
つまり正しくは、頂いているのではなく、「奪っている」だけなのです。
豚も、感情があり、個性のある生き物です。
残念ながら、犬猫の虐待に反対しておきながら、肉を食べるという矛盾した方が大多数です。
肉からしか摂れない栄養はなく、タンパク質不足になるなど大嘘です。
・ 菜食の始め方
・ 人間の体と食べ物
美味しいという欲だけのために、豚を苦しめていることを自覚してください。
人を非難する前に、まずは自分自身を変えることから始めましょう。
※リブログ、SNSなどへのシェア、引用は、ご自由にお願いします。 確認は不要です。