骨折や脱臼を繰り返している | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

アニマルライツセンターのインスタグラムより。

 

 

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彼女たちの苦しみを想像してみてください。


逃げ場もなく、治療もなく、安定した床もなく、仲間と体がぶつかり合い、ケージに体中がぶつかる中で、骨折、脱臼を繰り返しています。
 

骨折や脱臼を治療せずに放置したことがあるでしょうか。
その箇所だけが痛いのではなく、炎症は全身を蝕みます。

 

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卵を産む鶏は、主に、バタリーケージという非常に狭い金網の中に、鶏を閉じ込めて飼育します。

 

 

1匹あたりA4サイズ以下の面積で、鶏たちは一生のほとんどを拘束されます。

日本で90%以上の養鶏場が、バタリーケージ飼育を行っています。

 

 

鶏たちは何もやることがない退屈な日常を、窮屈なケージの中で延々と過ごします。

 

 

加えて、足元が荒い金網のため、常に足に痛みを伴います。

さらに、卵を転がすために床が傾いているため、踏ん張る必要もあるのです。

 

 

運動不足、ストレスなど様々な原因から、多くの鶏たちは健康的な問題を抱えています。

 羽が抜けてボロボロになる鶏は珍しくありません。

 

 

脱臼や骨折も非常に多いのです。

 

 

健康状態が悪くなっても、足や羽が金網に絡まって動けなくなっても誰も助けてくれません。

 

そのときは、鶏たちはただゆっくりと死を待つのみです。

 

 

 

鶏は本来、一日に15000回地面をつついて過ごす生き物だそうです。

しかしケージ飼育のせいで、その欲求を満たすことができず、その欲求不満が仲間をつつくという行為に発展します。

 

そのため 生後10日までに、デビークといって、くちばしの先を切断されます。

 

くちばしには神経があるため、切られれば激しい痛みを伴い、出血します。

その後も、慢性的に痛みが継続します。

 

人間が勝手に鶏を閉じ込め、それによって発生した問題を、鶏を痛めつけることによって解決しているのです。

 

根本的には、ケージ飼育というものが、鶏たちを大きく苦しめているのが分かります。

 

 

 

 

ただし、ここで注意しなければならないのは

仮に、ケージ飼育が禁止になったとしても、鶏たちの苦しみは解決しません。

 

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『ケージフリー』や『平飼い』などと聞くと、高級な卵を想像する人も多いかも知れません。
実際、ニワトリたちは金網の中ではなく、地に足をつける事ができます。

しかし実際は自由とは程遠く、他のニワトリと常に密着するほどで自由なスペースは無く、繊細なニワトリたちは常にストレスに晒され続けます。

病気や怪我で動けなくなったり、死んでしまった仲間を避けて通る事もできないほどの密集状態です。
バタリーケージ(ケージ飼育)より遥かに自由であると言われる平飼いですが、環境の悪さは写真を見ての通りです。

 

また、自然光を浴びる事は出来ず、昼夜問わず無機質な蛍光灯の光を浴びせ続ける鶏舎も多く存在します。

採卵鶏になれるのはメスのニワトリのみで、オスは卵から孵った日に殺されます。

シュレッダーでミンチにされるか、生きたまま袋に詰められ窒息死させられるか、水を張ったバケツの中に入れられて溺死させられるか、箱の中にギュウギュウに詰められて圧死させられるかです。

日本では圧死を用いています。

採卵鶏はホルモン剤の投与で、年間300〜400個もの卵を産ませられます。

本来1年間で多くても15個程度しか産めないので、明らかに異常である事がわかると思います。
そのせいで脱腸したり、感染症になったりして苦しみ続けます。

平飼いであれ、バタリーケージであれ、ニワトリたちは生まれてから死ぬ(殺される)時まで苦しみ続けます。

 

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もし、ケージ飼育が禁止になり、すべての鶏がケージフリーになっても、次は必ずこうなります。

 

 

ケージ飼育していた人たちが、ケージ禁止になったからといって、「よし、鶏たちに快適な環境を作ろう。」ってなると思います?

同じ発想で、できるだけ密集させて飼育するに決まってますよね。

 

 

鶏肉になる鶏たちは平飼いですが、この記事の子達を見て、幸せそうに見えますか?

 

 

 

そもそも、鶏たちの苦しみは、ケージ飼育だけではありません。

 

採卵鶏において、卵を産むのはメスです。

オスは卵を産まないので、養鶏業者からすれば、存在するだけで赤字になる邪魔者です。

なので、オスの雛は生まれて間もなく殺されます。

 

 

殺し方は、袋に入れて窒息死

 

 

圧死

 

 

生きたままシュレッダーで粉砕など、残酷な方法で殺されます。

 

 

 

メスであっても、弱っている子や、起立困難な子は、処分されます。

 

 

 

 

卵質や産卵率が低下した際に、約2週間、絶食させ栄養不足にさせる、強制換羽が行われることがあります。

 

強制換羽では、死亡率が上がります。

 

時には、水まで絶たれます。

 

日本の採卵養鶏の65%以上で、強制換羽が実施されています。

さらに5%の採卵養鶏農家は、絶食させるだけでなく、絶水までさせています。

 

 

 

 

鶏は本来、年間に数10個しか卵を産まないのですが、品種改良により、300個以上産む体にされてしまっています。
 

卵は鶏の生理です。

年中、生理がくる体にされているのです。

 

鶏たちは1日がけで卵を産んでいます。

人間は食べる数分のために、この卵を何個も使います。

 

 

 

何個も生む体にされた影響で、卵巣か卵管に疾患を抱える子が多くなっています。

 

卵管と卵巣の使い過ぎで、きちんとした分泌も排泄もできず卵管に卵材料がたまってしまうことがあります。

卵にカルシウムを奪われ、どれだけカルシウムを摂取してもカルシウムの備蓄機能がうまく働かなくなってしまうこともあります。

廃鶏の約9割は卵巣か卵管に疾患があります。

 

卵詰まりを起こして、死亡する子もいます。

 

 

 

 

これらの苦しみを経て、生産率が落ち、使い物にならなくなれば屠殺場へ運ばれます。

 

と殺前は、コンテナにぎゅうぎゅう詰めにされ、夜間の間、そのまま放置されることがあります。

 

 

当然、餌も水も与えられません。

どうせ殺すわけですから、生きてようが死のうがどうでもいいわけです。

 

 

仲間の卵で体が汚されても、何も身動きができませんので、ただじっと耐えるだけです。

 

 

そしてこの苦しみの後、と殺場の中へ運ばれ

 

麻酔なしで首を切られ、出血多量で死亡します。

 

 

 

首の切断に失敗し、その後、生きたまま熱湯に入れられることもあります。

 

 

生きたまま熱湯に入ると、生体反応で体が真っ赤になり、売り物にならないので廃棄されます。

 

以上の問題は、平飼いや放牧になったところで一切解決しません。

 

なので、平飼い卵や放牧卵は、あくまで最終的に卵の消費をやめるための段階的な措置として考えるべきでしょう。

 

 

 

卵を産む鶏も、肉になる鶏も、人間の欲のために虐待的な飼育をされ、苦しみばかりの一生を送っています。

 

日本人はすぐに、感謝していただくことが大事だと言いますが、自身がこれだけの虐待を強いられても、感謝されたら納得いくんですかね?

何の意味も価値もない、罪悪感をごまかすためだけに生まれた言葉です。

こんな言葉、誰でも言えます。

 

感謝をするなら食べない、です。

 

 

人間は、卵を食べなくても、肉を食べなくても生きていけます。

 

美味しいという欲のために、鶏を苦しめるのはもうやめにしましょう。

 

 

 

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9/6 ブルーコーブデイ