身体芸術で何かを伝えたいならば

身体芸術といっても様々ですが、例えば、ダンス。

観ている人が何とも言えない充足感に満ちていったり観ている人も踊りたくなったり、表現したりしたくなったりするダンスがあります。

細かい技や技法で感動するわけではないですよね。

いくら上手といわれようが、いくら大御所といわれようが、気持ちが入ってない表現者を観ても何も感じないし、むしろ、あまり観たくない、退屈に思ったりしますよね。

技術的に優れていたりしても「それがどうかしましたか？」というようなね。

「伝える力」とは、自身が考えていることや理解してほしいことなどを、どのような相手に対しても的確に伝えることができる力を指します。

とくにビジュアルの力・・・これは理屈では言えない強いエネルギーを発します。

ここで、ビジュアルの力としてメラビアンの法則を挙げておきます。

メラビアンの法則とは、人と人がコミュニケーションを図る際、言語情報が7％、聴覚情報が38％、視覚情報が55％の割合で、相手に影響を与えるという心理学の法則です。「 7-38-55のルール」や「3Vの法則」とも呼ばれ、日常生活やビジネスシーンおいて、コミュニケーションの質向上を目的に活用されます。

思った以上に見た目は重要ということですね。

技術が優れていたとしても何かを疎かにしてしまうのは関心をひかないし胸が躍らない。

厳しいことを言うようですが、これは現実です。

ただ上手なだけの紋切り型の作品なんてつまらないものです。よね？

スキルや技術もある程度は必要ではありますが、一番大事なことはなんでしょう。

観ている人に何かを伝えたいならば、あなたならどうしますか？

これは表現者にとっての永遠の課題かもしれませんね。