今回は4GENEXYZのメンバー2人、須藤満さん(bass)、藤井空さん(Trumpet,Electone)によるユニット「Times」のLive。
ユニット名の由来はお2人のお名前にあり。由来が分かった時に「すごい偶然!うますぎる!」と拍手を送りたい気持ちに。
今年は藤井空さんのソロと4GENEXYZのLiveに行く機会に恵まれましたが、空さんの原点の一つであるエレクトーン演奏を聴くのは初めてでワクワク♪(エレクトーンで育ったので)
今回は男性のお客さんの姿も多かったですね。お一人でいらしている方も多かったようです。
やがて開演時間となり、お二人が登場すると会場から喜びの歓声が。
トーク無しですぐに始まった演奏は須藤さんのオリジナル曲「Let's 55」と「Waking Up」。
二人とは思えない迫力、須藤さんのベースがしっかり支え、空さんがメロディとハーモニーを担うという形態。凄腕のお二人ならではだなあと驚くばかり。
リズムについては、パソコンやエレクトーンの打ち込みを使われていたようです。
すっかりTimesの世界に浸ったところで、お二人によるトーク。
本厚木Cabin⇒水戸Girl Talk⇒山形地蔵寺ホール⇒山形高畠ワイナリーと回ったTimes 1st Tourは、今回の仙台enn 3rdで千秋楽とのことでした。
4GENEXYZは、世代の異なる5人からなるフュージョンバンドですが、須藤さんと空さんも20歳違い。
そんなお二人が意気投合してユニットを組むというのが素敵すぎる。
前半については、空さんがお好きな"珈琲"がタイトルに入る「珈琲を淹れながら」「珈琲の香り」が続くのも粋な趣向でしたね。
空さんはエレクトーンで様々な音色を使いながら、ところどころでトランペットを吹き、左手ではエレクトーンでピアノやエレピの伴奏を。
さらに空さんがお好きなトランぺッター、フレディ・ハバードの「Bring It Back Home」で第一部は閉幕。
休憩をはさんで第二部はディスコの有名曲、スタイリスティックスの「愛がすべて」からスタート。CMで流れていたので知っている方も多いであろう曲。
照明もミラーボール風になり盛り上がった後は、須藤さんがT-SQUARE時代に作った「PIOGGIA DI CAPRI」(カプリ島の雨、『B.C. A.D.』に収録)。ラテンのリズムにのせて切なく美しいメロディーにうっとり。好きな曲リストに加わりました。
そして、空さんがエレクトーンコンクールで優秀な成績を収めた「Mountain Boots」を披露。ぜひ聴いてみたかった曲なので嬉しかったです。なんとも難易度高そうな曲で「ほぅっ…」と息をするのも忘れるほど聴き入ってしまいました。
TRIXのメンバーでもある須藤さんからエレクトーンにまつわるお話がいろいろ出たのも嬉しかったですね。
例えばTRIXの元キーボード・窪田宏さんのベースさばきが凄いんだよね!というお話。
窪田さんといえば、我々エレクトーンっ子たちの憧れの人。私も何度も窪田さんのLiveに行き、そのたび両足ベースのテクニックの凄さに溜息をつきながら見とれたものです。たたずまいもso coolで、サングラスが似合うナイスガイなんですよね~。
次に空さんからお名前が出たAYAKIさんに昨年インタビューさせて頂いた時も「あの窪田さんがTRIXでヅラをパカパカさせてるなんて衝撃的!」と盛り上がったんです。
そんなAYAKIさんもTRIX時代はピーチ姫になったりしたわけですが…。
須藤さんは「AYAKING~~!!」と爆笑しながら、AYAKIさんらしいエピソードを披露していました。
今回のLiveでは、4GENEXYZの曲もお二人で完全再現!「The Box Road」「We were 4 Gens」の迫力、空さんが目まぐるしくエレクトーンやトランペットを駆使して素晴らしかったです。
締めくくりの曲はなんとT-SQUAREの大人気曲「宝島」。
エレクトーンにピッタリの楽しい曲で、しかもベースはスクェアにいらした須藤さんなのだから嬉しくなっちゃいましたね。
私も学生時代に何度もエレクトーンで弾いてました。青春時代を思い出し胸キュンでしたよ~。
楽しい時間はあっという間。
もちろんみんなでアンコール!ステージに戻ってきてくれたお二人は坂本九さんの代表曲「上を向いて歩こう」を切なくハートフルに演奏。温かい気持ちに包まれてLiveが終了したのでした。
音楽って楽しい!元気が出る!そんなシンプルなことを思い出させてくれたお二人には大感謝です。また仙台にいらしてください♪

<セットリスト>
前半
1.Let's 55(須藤満)
2.Waking Up(須藤満)
3.The Box Road(藤井空)
4.珈琲を淹れながら(藤井空)
5.珈琲の香り(藤井空)
6.Bring It Back Home(Freddie Hubbard)
後半
1.愛がすべて(The Stylistics)
2.PIOGGIA DI CAPRI(須藤満)
3.Mountain Boots(藤井空)
4.Welcome Home(須藤満)
5.We were 4 Gens(須藤満)
6.宝島(和泉宏隆)
アンコール
上を向いて歩こう(中村八大)
藤井空さん『そらのソロ41』インタビュー
http://www.cheerup777.com/2025solafujii.html









