立浪草/シソ科 7月14日撮影 長野県赤沢


立浪草は日本各地の半日陰の場所などに
広く分布しています。

花が 穂状に多数ついて
同じ方向に向いて咲く形と模様が
まるで北斎などに描かれる波頭の文様を
思わせることから由来しているそうです。

粋な名前のつけかたですね~



ことし
東京ミッドタウン・ホール予定されていた
延期になりましが
来年を楽しみにしましょう。

会期中の茶会なら

江戸の粋!

大きな釣舟の花入
立浪草をまさに波頭のように
入れてみたいですね。

もちろん富士釜にしましょう。

最後ににそんな立浪草に似合う
和歌を紹介します。


わたの原 漕ぎ出でて見れば
   久かたの 雲ゐにまがふ 沖つ白波

法性寺入道前関白太政大臣


◼️意味
大海原に船で漕ぎ出し
ずっと遠くを眺めてみれば、
かなたに雲と見間違うばかりに
沖の白波が立っている

まさに北斎の作品にピッタリでした。
美意識は永遠ですね。


白花立浪草/シソ科 5月30日撮影 東京