立浪草/シソ科 7月14日撮影 長野県赤沢
立浪草は日本各地の半日陰の場所などに
広く分布しています。
花が 穂状に多数ついて
同じ方向に向いて咲く形と模様が
まるで北斎などに描かれる波頭の文様を
思わせることから由来しているそうです。
粋な名前のつけかたですね~
ことし
東京ミッドタウン・ホールで予定されていた
大規模な葛飾北斎展も2021年に
延期になりましが
来年を楽しみにしましょう。
会期中の茶会なら
江戸の粋!
大きな釣舟の花入に
立浪草をまさに波頭のように
入れてみたいですね。
もちろん富士釜にしましょう。
最後ににそんな立浪草に似合う
和歌を紹介します。
わたの原 漕ぎ出でて見れば
久かたの 雲ゐにまがふ 沖つ白波
法性寺入道前関白太政大臣
◼️意味
大海原に船で漕ぎ出し
ずっと遠くを眺めてみれば、
かなたに雲と見間違うばかりに
沖の白波が立っている
まさに北斎の作品にピッタリでした。
美意識は永遠ですね。
白花立浪草/シソ科 5月30日撮影 東京