大きな鍋に粒餡の汁を作り 

先生がぜんざいを、お弟子さんに
振る舞ってくれますね。

私も美味しく頂くだけで

何でかな~?

とにかく開炉で目出度いから?


しかし、ちゃんとこれにも
理由があるようです。


いかに餡作りが重要で大変か

それ故に、

自分の店でちゃんと餡を作ってる店が
いかに少ないか、教えてくれました。

美味しそうな和菓子は
全国各地沢山ありますが、

外身だけでなく
和菓子の中身、できれば
そんなプロセスも重視したいですね。




話を ぜんざいに戻すと、

これも



亥の月、亥の日が

陰であるのに対して、

小豆 つまり陽のものを頂き、

陰陽の和合を図っているという事です。

鬼も赤

赤ちゃんも赤

還暦も赤

神社も赤

小豆も赤で

赤いものは古来より邪気を
祓う色とみなされていました。





その他の説には

餅にかぶった小豆の姿が
亥の子供(ウリ坊)の背中に似ているから。

亥の子餅のお流れをぜんざいにしたから。

一休宗純禅師がぜんざいを最初に食べて、
「よきかな(善哉)、よきかな(善哉)」と
絶賛され『善哉(ぜんざい)』と
呼ばれるようになったから。

あるいは神無月(10月)に
神の集まる出雲で振る舞われる
「神在(じんざい)餅」が訛って
伝わったから。

凄いですね。
茶道・炉開きのぜんざいには、
こんなに楽しい説が
まだまだ沢山あります。

それほど重要な意味があるという事ですね。

諸説なんらかの云われがあるので
全て正解です。
すみません、皆さんお好みの説を選んで下さい。

私は京都で茶道を学んだので、
炉開きに、ぜんざいは違和感ないのですが
関東・おしるこ、関西・ぜんざいには
定義や諸説あるようです。




何だか
ぜんざい 食べたくなりました~


次回は、

【炉開き】と【口切の茶事】

みて見たいと思います。