マウス〜ある殺人者の系譜〜 2021/tvN/20話

街の巡査と両親を殺害された刑事が、最凶のサイコパスを協力しながら、
逮捕に向けて奮闘する物語。
まじでよく出来てる作品。ストーリーも想像難しいし、
役者の演技もすごく良い。重く辛いテーマだけど、最後までハラハラドキドキで
楽しめる作品です。おすすめ!
キーワード: サイコパス、殺人、謎、秘密、絆
ジャンル: サスペンス
総合おすすめ度:8
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
キャスト:
チョン・バルム: イ・スンギ
コ・ムチ:イ・ヒジュン
オ・ボンイ:パク・ジュヒョン
チェ・ホンジュ:キョン・スジン
ハン・ソジュン:アン・ジェウク
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ざっくりあらすじ:
20数年前、猟奇的な連続殺人が起きる。
次男誕生日に冬のキャンプに向かった一家の父、母が首を切られ殺され、弟を守るため抵抗した兄はなんとか死を免れる。
イギリスのサイコパスを研究している教授は来韓し、
友人の医師ハンソンの家に行ったその日だった。
隠れ抜き生き残った次男が犯人の顔覚えていた事で、
脳外科の医師ハンソンが逮捕され、事件は解決する。
教授の妹も無惨に殺されたが、その犯人もハンソンだと判明。
サイコパスと知らず犯人の子を身籠った妻に、教授は堕胎を勧める。
同じ時もう一人の女性の胎児もサイコパス遺伝子を持つと判明。
しかしその女は夫は善良だし〜と出産を決める。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
現在
再びあのハンソン事件に似た連続殺人が起こる。
あの事件で当時子供だった次男ムチは刑事になり、事件を追う。
その過程で出会った町の巡査パルムと協力し、犯人を追う。
その後犯人を見たボンイの祖母、少年、ムチの兄の神父の殺害、
刑期を終えて出所したボンイを昔狙った男の殺害、と立て続けに事件は起きた。
医師となったハンソンの息子ソジュンが、現場で目撃されたり、
家に証拠となる写真などがあった事で犯人だと確信する。
ソジュンがパルムが世話を焼くボンイに近づいた事で、
駆けつけたパルムと格闘に、そこへムチが現れ、パルムを守るため発砲する。
頭に重篤な怪我を負ったパルムと同じく意識不明のソジュン。
結局、ソジュンは亡くなり、事件は幕を閉じた。
パルムは記憶を無くしたが、英雄となり現場復帰する。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
しかしーーー隠された秘密が徐々に明らかに。
パルムは服役中のハンソンに破損した脳の移植手術を受けて助かったのだった。
しかもソジュンの脳を移植してという恐ろしい事実が。
それは国の権力者による依頼だったことで、ハンソン執刀を可能にしていた。
悪夢を見るパルムに医師は、サイコパスであるソジュンの脳が見せていると言う。
やがてパルムを侵食するだろうと。
事実に驚愕するパルムは苦悩と脳の痛みに苦む。
数年ぶりにボンイと再会し、パルムはあの事件を調べはじめた。
そして衝撃の事実が更に!
ハンソン妻は生まれた子を、もう一人のサイコパスの母と取引し、
息子を交換していたのだった。だから本当の息子はパルムだった。
侵食ではなく、自分に戻ろうとしての悪夢だった。
パルムは結局、全て自分がした事だとおもいだす。ソジュンは冤罪だった。
友情を築いたと思っていたムチは、兄を無惨に殺したパルムに怒りと、
またそれと別の感情で苦しむ。
ボンイの祖母も、少年も。
結局パルムは逮捕されて、英雄から転落した。
刑務所でパルムはことの発端であるハンソンを殺す。
ムチがいつかハンソンに仇を討とうと時期を伺う中、パルムが肩をつけた。
ムチに罪を起こさせないためもあって?
苦しんだムチは警察を辞め、野菜を売る仕事を、ボンイも
マスコミに復帰し、それぞれ前を向いて進みはじめた。
ソジュンの脳のおかげか?罪を認め悔いるパルムは教会に通い懺悔する。
そして移植当時から手術のせいで長く生きられないと、
言われていたが、数年後教会で亡くなった。
おしまい
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
感想:
一言で言うなら、兎に角、壮絶だった。
私としてはそのドラマは3部構成だとおもってるけど、
1部であるハンソン事件から、もう鷲掴みにされた。
あっけない解決に、え?って戸惑うのも序章だったと知り納得。
ここ数年の中で段違いに予想を覆し、驚かされた作品だと言って間違いない。
サイコパスの子供が成長していくんだけど、この子が将来の
ソジュンなのか?パルムなのか悟らせないように上手く脚本が、
演出がされていて、そこでハラハラした。
国民の息子?イ・スンギがそうだったらどうしよう?って。
しかし早々にソジュンが逮捕。でもまだ話数からして序の口だから、
ここからどう展開するか色々頭を巡らせた。
がーーー想像絶する展開!
あんなに純粋で正義だったパルムが、実はサイコパス独特の演技だったと。
過去に戻ってそう言うことか〜ってわかるが、
心が納得できない。あんなに親身だったパルムが?って辛い。
少年誘拐の辺りで、パルム怪しい。って見せるが、すぐ打ち消す行動が出て、
安心〜でもまたーー!って感情が追いつかない。
スンギの正義な顔とサイコパスの演技が上手すぎて、ゾッとした。
彼この役でまた一皮剥けたって気がします。
そして複雑な感情で生きてきたムチ。この人の演技にも魅せられた。
キマイラでそう思ったすぐ後、これ見たから虜に!
更に彼らと共に事件を追う記者ホンジュの役回り。
彼女の過去もまたハンソンに連れ去られ、親と生き別れた因縁があり、
その彼女がムチともソンジュンとも関わっていたとはー
20年前ハンソン事件で誘導役だった少女がーって。またびっくり。
刑事の父が娘を探す側にいながら、自分だけ幸せになれないと、
名乗らずーーーそこはなんで?って疑問だったけど、一緒に拉致されて殺されたお姉さんの思いを汲んでいたんだねー
兎に角、全て思い出して葛藤するパルムが辛かった。
サイコパスで生まれただけでこんなになってーでも最後は人間になれたことが幸いだった。
罪からしたら救われるべきでないけど、
遺伝子の技ならでは、と思うとおわった後も胸が痛んだ。
かと言って、お腹にいるうちにサイコパスだとわかって堕胎するのが良いのか?
とか色々考えさせられた。
胸は痛むが、よく出来た脚本と演出に、多くの人が見てほしいと思った作品でもあった。
では