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 女性が好みそうな“ツインソウル”探しの本。この手の本はいっぱいあって、読者は、結局のところツインソウルの見分け方に明確な指標があるわけではないことを了解しつつ、人生の基本的に即した生き方をめざすべきなのだ、ということを理解することだろう。2014年9月初版。

 

【「愛」を主題とする時代】
 2013年末に、宇宙の惑星の配置に大きな変化がありました。・・・中略・・・。
 惑星の配置の大変化によって、今、時代は「愛」を主題とする時代に移行しています。ビジネスも人間関係も、もちろんパートナーシップも、今までのように勝ち負けの競争原理に基づくと上手くいかない時代になりました。(p.22)
    《参照》   『モチベーション3.0』 ダニエル・ピンク (講談社文庫) 《後編》
              【マネジメントの終焉】
 すべてにおいて「愛」を基盤として価値判断すると何事もスムーズに進む。星がこうメッセージを送っているのです。・・・中略・・・。
 この流れに乗るために、まず自分の心と宇宙との両方に「私は究極の愛を手に入れます」と宣言していただきたいのです。(p.22-23)
 個人的なパートナーシップの場合であっても、その「究極の愛」をどう捉えているのか、人それぞれの認識差や温度差が問題なのである。
 惑星の配置が変わってしまっている現在にあっても、未だに嫉妬であったり執着であったり依存であったり必要性であったり条件付きであったりするのを「愛」だと考えているような人々は、それは違うのだということに気づけないと、ツインソウルには出会えない。
 そして、許しであったり自立であったり無条件であったりというような、一見パートナーシップと無関係そうな精神性(それこそが本当の「愛」)を自覚し会得した人ほど、本来のツインソウルに出会えるのである。
 「愛」に関するあれこれは、下記リンクにテンコ盛りリンクされています。
    《参照》   『ネガティブを愛する生き方』 伊藤美海 (総合法令) 《前編》
              【無条件の愛を理解した社会】

 

【依存心と自立】
 今まで「どうしても譲れない!」と思っていた異性に対する条件。
「身長は175センチ以上」
「ルックス重視」
「年収1000万円以上」
「職業は医者か弁護士がいいな」
 これらの思い込みは、すべて過去における刷り込みと、未来への恐れの集大成でできています。
 こうした思い込みは、根っこの深い部分で、「自分で自分を幸せにできないという不安」とつながっています。
「自立して生きていく」
「自分の才能で人の役に立つ」
 こういった、本当の大人になるための成長を拒否する気持ちが「恋人に幸せにしてもらいたい」という依存心になります。(p.38-39)
 恋人や配偶者に依存することを望み、それが叶わない場合、今度は宗教に入れ込んで神様に依存しようとするのである。そして狡猾な宗教団体は、そのような信者の依存心を利用してトコトン“カモる”のである。
   《参照》   『風の谷のあの人と結婚する方法』 須藤元気 (ベースボール・マガジン社)
             【のび太の自立】
   《参照》   『女神と鳳凰にまもられて』 暁玲華 (アメーバ・ブックス) 《前編》
             【古神道の命】

 

【相手のにおいをどう感じるか】
 もともと潔癖症で、体臭がする人は苦手だった彩有理さん。
 ところが彼の体臭に限っては、
「なぜか全然嫌じゃない」
 と感じたそうです。・・・中略・・・。
 相手のにおいをどう感じるか。
 ツインソウルを認識するのに、良い手がかりの1つなのです。
 地球全体が繊細な周波数に移行しつつある現在、いまだに肉食に励んでいる人は、鼻つまみな体臭を維持していたいらしいけれど、体臭はやはり魂の示現を示してもいるらしい。
    《参照》   『黄金の帝国』 三原資忍 サン企画
              【魂の示現と体臭】

 

【宇宙の「愛の方程式」】
 宇宙の「愛の方程式」があります。
「自分が自分に与える愛の分量(自己愛)=自分が宇宙から取り込む愛の分量(愛される力)=他者に与えることができる愛の分量(愛する力)」
 このように、自分を通じて循環する愛のエネルギー量は、常に一定です。(p.65)
 この「愛の方程式」は、自分自身が“超伝導体(=純粋で素直な人)”であれば、抜群の効果をもたらすだろう。
 数十年前までは、褒められた場合、「いえいえ・・・」と謙虚に応える人が多かったけれど、近年の日本人は「わぁ、嬉しいです」と素直に表現するようになってきている。とてもいいことである。

 

【細胞に愛を届けるセルフマッサージ】
 効果的で、シンプルな方法をご紹介します。
「細胞に愛を届けるセルフマッサージ」です。
 このマッサージの目的は、自分の体の細胞に愛を届け、心地よさを感じてもらうことです。
 自分の体を大切にして愛情を注ぐこと。
 これは自分の心に愛を響かせる、もっとも効果的な方法なのです。
 なぜなら、人の心と体はつながっていて、一体であるから。(p.80)
 体に注意を払いケアするのは肉体のためのみならず、ということ。
 心を駆使して体に愛情を注ぐことが大切。
 そして一番大切なのが、細胞に対する「声かけ」です。
「あなたは本当に愛されています」
「大好きだよ、愛してるよ」
 このように、自分が細胞に愛を伝えるのにふさわしいと感じる言葉を選んで、やさしくささやきながらマッサージします。(p.82)
 自分で自分の細胞に愛を伝えながらマサージするって、ちょっと奇矯な感じがしないではないけれど、効果があるからこそ、こう書かれている。
 スピ系のセミナーやスクールに出たことがある人は、必ずこの方法を聴いているだろう。
 大抵の主催者さんたちは、エサレンで学んできたメソッドを日本で紹介しているのである。

 

【金星パワーを使った美活動】
 女性に降り注いでいる「金星」のパワーの印が、「3つの(髪・肌・唇)つや」として現れるのです。・・・中略・・・。
「金星」のパワーを使わずにして、ツインソウルと出会うことはあり得ません。
「金星」は美容やおしゃれをつかさどる星でもあります。
 ですから自分の「金星」パワーを強くしたければ、「美活動」をすることが一番の近道となるのです。
 ・・・中略・・・。
 ツインソウル同士は、魂の絆で結ばれています。
 だから2人にとって一番大切なことは、もちろん見た目よりずっと深い部分にあります。
 ですが、女性のようには直感が働かない男性の多いのです。
 ツインソウルについての知識もない方が、ほとんど。
 ですから女性の側が、魅力的になり、「綺麗な人だな」「話をしてみたいな」と思わせるようなきっかけを男性に提供してあげるべきなのです。(p.87-88)
 この記述を読むと、魂と見た目は別であるかのように思ってしまうけれど、神道には「御魂は、見たまま」という表現がある。男女を問わず、身だしなみはやはり大切なのである。
 チャンちゃんはシケ桃みたいにいつも茶色い毛むくじゃらの身だしなみって「楽でいいなぁ~」と思うのだけれど、人間の場合は、美活動につぎ込む労力はやはり最低限あってしかるべき、ということにならざるをえない。
 「イメージチャンジ → 愛と美の星『金星』と強くつながる → 『金星』がツインソウルを引き寄せる」
 これが、ツインソウルとの出会いの方程式です。(p.163)


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