《前編》 より

 

 

【粘土鉱物は、体内を正常に機能させる常磁性電解質の保持に役立つ】
 人体が正常に機能するためには、電解質で満たされている必要がある。(p.126)
 重要なことは、弱く固定した力で磁気に反応する物質で細胞や血液は満たされていることである。・・・中略・・・。つまり、強磁性ではなく、弱く磁石に引き寄せられるような性質である「常磁性」が求められるのだ。
 常磁性のエネルギーは、この宇宙と自然界において極めて重要で、神秘的な役割を果たしている。・・・中略・・・この常磁性力に関わるのがミネラルなのである。・・・中略・・・。ミネラルが細胞や血液中の電解質として十分に存在することで、各器官は迅速に電気的な信号を受信して、人体は健康的に機能すると考えられる。(p.127)
 人体が常磁性に帯電していることが重要 ⇒ 媒体となるのが電解質 ⇒ ミネラルが重要 ⇒ 粘土鉱物が有用。

 

 

【ソマチッド:健康度を推し測るバロメーター】
 ミネラルや微量元素を含む電解質は、電磁気に基づいたエネルギーを伝える根源的な媒体なのだ。動物の血液や植物の樹液の中に見出される不死身の微小生物と思われたソマチッドも、十分にミネラル・微量元素が含まれる電解質において見出される、健康度を推し測るバロメーターであり、その増減はミネラル・微量元素の摂取に影響を受けやすい。(p.128)
 ということは、「ソマチッドを増やすには粘土食がいい」ということ。

 

 

【自分にあった粘土を】
 筆者は、これまで過去4年以上にわたり、粘土を食べ続けてきた。世界中で流通している粘土は、色や味において異なるだけでなく、効果の方も様々である。・・・中略・・・。その粘土がどの個人にも合うとは限らない。(p.145)
 要は、自分にあった粘土を体験的に選び取るしかないということ。
 筆者は、粘土を果実ジュースや豆乳に溶いて飲んでいると書かれている。
 そして、効果については、
 慢性的に肩に現われていた吹き出物がいつの間にか消えていき、肌が奇麗になった。・・・中略・・・。また、頻繁に体験していた下痢や胃もたれがほとんど無くなった。さらに、長年低血圧症だったが、標準的な値に近い血圧に改善していたことにも最近気付いた。(p.186)

 

 

【フンザ水】
 フラナガンは、氷河から溶け出した白濁したフンザ水を飲んでいるフンザの人々が長寿であることから、このフンザ水の研究を行った。
 フラナガンは氷河乳の濁りの原因物質を見極めるべく、専門の機関に分析を依頼した。その結果明らかになったのは、濁りの正体は、石英ではなく、コロイド状の珪酸塩であったことだ。つまり、コロイド表面が強い電荷を帯びた、すなわち高いゼータ電位を持った非晶質のシリカであった。
不溶性のコロイド状シリカは、極めて微小であるため、懸濁状態を維持した。(p.171)
 このようなフンザ水の特徴は、安定したコロイド状態であり、それによる表面張力は常に68ダインだという。
 フラナガンは、このようなフンザ水のもつ特徴を備えた水を作ることに成功した。
 表面張力38ダインの水を蒸留水で希釈して、理想的とされる表面張力55~65ダインの水を作り出すことに成功した。しかも、フラナガンが作り出したコロイド鉱物質を含んだ水は、凍らせても、沸騰させても、圧力釜にかけても、電子レンジにかけても、ガンマ線を照射しても、強い陽イオン電解質液につけても、決して不安定にならなかった。
 最も注目すべき点は、その水は、フンザ水と同様に、あらゆる生命の健康にプラスの作用を与え、人体内の毒素排出に理想的なことが判明したことである。(p.172)
 「そんなに優れた水なら、どうして世に出ていないのだろう?」 と思ってしまう。 まあ、いうまでもなく、製薬会社から魔の手が伸びていたのだろう。今日の製薬会社などというものは、マッチポンプで稼いているだけである。本物、優れものは商売の邪魔なのである。

 

 

【コロイドの安定状態を破壊するアルミニウム】
 本来維持されているべきコロイドの安定状態を崩さないようにするのが健康と長寿の秘訣と言える。そこで、フラナガンは、ゼータ電位を負のレベルで高く維持するため、日常生活において気を付けるべきことを報告している。・・・中略・・・。
 まず、アルミニウムの使用を極力避けることである。アルミニウムはイオン化すると「Al3+」と多価(3価)の陽イオンとなり、コロイドの負電荷維持に破壊的な影響を与える。アルミニウムはベーキングパウダー、酸化防止剤、脱臭剤、缶や調理器具に用いられている。・・・中略・・・。アルミニウムの摂取と使用を控えるようにフラナガンは注意を促している。ただし、モンモリロナイトのような天然のコロイド状粘土に含まれる珪酸アルミニウムは無害であるばかりか、健康に良いと考えられ、マイナスのゼータ電位を帯びている。これは、1960年代にNASAが行った研究においても判明していることである。(p.180-181)
 上記の中にある、天然のコロイド状粘土に含まれる珪酸アルミニウムは、極めて稀なケース。
 一般食品市場に出回っているベーキングパウダーや酸化防止剤にまでアルニニウムが入っているという事実はトンデモナイ脅威(!)だろう。アルミニウムのマイナス効果は凄まじいものである。自覚してないなら、下記のリンクからそこに紐付いている末端まで辿っておいてください。
    《参照》   『水の「真」力』 江本勝 (講談社)
              【「寂しさ」「海馬」「アルミニウム」「痴呆」】

 

 

【常磁性の岩石に着目したキャラハン博士】
 アメリカの昆虫学者で農学者のフィリップ・S・キャラハン博士は、常磁性の岩石が太陽からの磁気エネルギーを吸収しやすい素材であり、古代人は、世界中のオベリスク、仏塔、ピラミッドなどの神秘的な巨石構造物を常磁性の岩石で建造することで、宇宙から集積したクリーンなエネルギー(主に太陽からの磁気エネルギー)を周囲の台地に伝え、化学肥料や農薬で大地を汚すことなく、効率的に農作物を収穫していたメカニズムを示しただけでなく、さらにそのエネルギーを神秘的な目的で利用していたことも示した人物である。(p.188)
 これを読んで、フランス南部のルションを訪れた時のことを思い出した。ヨーロッパは概して白色系の岩が多いのだけれど、顔料の産地と言われるルションは、例外的に赤茶けた岩の上に立つ街だったのである。つまり鉄分を多く含む常磁性の土地ということだろう。日本には赤茶けた土は多くあるけれど、ヨーロッパではかなり稀なので、ルションを訪問した時は心安らいでいたのである。その理由は、この赤茶けた常磁性の土地にあったのだろう。土質、岩質は生命体にとって大きなウエイトを持つはずである。
 なお、ピラミッドは、酸性とアルカリ性を示す常磁性の岩石を交互に組み合わせて作られている。
    《参照》   『これが無限の[光フリーエネルギー]発生の原理だ』 河合勝 (ヒカルランド) 《2/3》
              【ゼロ磁場から光を生むピラミッドの地上と地下の石組み】

 

 

【高い磁性を持つ聖山】
 人間は聖山において、高い磁性に触れ、高いエネルギーを浴びて、高揚感を得る。登山家たちは、頻繁に「クライマーズ・ハイ」という現象を口にする。・・・中略・・・。
 だが、自ら同様な体験をしているキャラハン博士によると、岩石のエネルギーが自らの身体に吸収されて、自己のエネルギー・レベルが高まることで、疲れを克服できるだけでなく、脳へ至福の感覚が与えられるのだという。(p.192)
 日本で言われている 『イヤシロチ』 は、磁場との相関が明白。
 聖山は強烈なイヤシロチである。

 

 

【「地産池消」の最終根拠】
 ラコフスキーは、・・・中略・・・、宇宙から降り注ぐ宇宙線が良くも悪くも地上の生物に対して多大な影響を及ぼしているのではないかと考えた。そして、宇宙線の影響は土壌(地質)に左右されることに気付いたのだ。(p.215)
 伝導性の低い土壌であれば宇宙線を吸収し、高ければ反射・散乱するという性質があるので、伝導性の高い土壌環境で生活する人は高い宇宙線に晒される故に、ガンになる傾向があると書かれている。
 そのような土地に住む人々こそ、宇宙線に晒されざるをえない宇宙飛行士を守るためにNASAが発見した粘土食を励行すればいいのだろうけれど、ここでは、下記のように、「地産池消」が有効であると記述されている。
 土壌、水、食べ物のすべてが互いに近い電気特性を有していれば、宇宙線の反射・散乱は一様になり、アンバランスに浴びてしまう可能性は減ると同時に、大地との距離感が縮まる(人体のアース効率が高まり、環境との調和度が高まる)。そのために、その土地で暮らす動物は宇宙線を過剰に浴びても健康でいられるということである。
 日頃、我々は外国産の食品をあまりにも多く摂取している。・・・中略・・・。それらはその土地とかけ離れた電気特性を有し、バラバラな放射線を発している。もしラコフスキーが今でも生きていれば、遠方からの飲食物によって体内の電気特性と波動が乱されることが、様々な現代病を生み出す一因となっているのだと主張するだろう。
 最近では「食の安全」や「地産池消」という言葉がよく使われるようになってきた。だが、その重要性の背後には、多くの人が知らなかった、深遠で科学的な根拠が存在したのだと言えるのかもしれない。(p.224-225)
 「地産池消」によって人体のアース効率が高まり、宇宙線〈放射線〉の影響が緩和できると言っている。
 しかしながら、人体のアース効率を高めるのは、摂食という方法だけではない。むしろ、様々に汚染されている可能性がある農産物を経口摂取することなく、また、お金を費やすこともなく、アース効率を高めて宇宙線の影響を緩和できる方法があるのならその方がいい。
 スピリチュアルなセミナーなどに参加している皆さんが学んで日々実践しているであろう「意識のワーク」は有効なはず。グラウンディングという意識のワークは、本当にアース効率を高めるのであるし、センタリングと共に天地を繋いでくれる人々が増えれば増えるほど、地球は善き側へ急速にシフトできるだろう。
 意識と放射能の関係が記述されている下記リンクを理解した上で、
    《参照》   『レインボーチルドレン』 滝沢泰平 (ヒカルランド) 《前編》
              【電場と磁場:自然放射能と人工放射能】
              【意識の吸引力】

 YouTubeにあるたくさんあるグラウンディング法を実践してみたらいいかもしれない。
 グラウンディングの基本的な説明がされている動画を一つだけリンクしておきます。
    《動画参照》 【瞑想する前に知っておくべき】なぜグラウンディングが必要なのか【大切なお知らせ】


 

<了>
 
 

  ケイ・ミズモリ著の読書記録

     『世界を変えるNESARAの謎』   ★★★

     『「粘土食」自然強健法の超ススメ』