《前編》 より

 

【性の真実】
 長いけれど、非常に重要なことなので書き出しておいた。
 二つに分かれた魂は、何回も何回も生まれかわり、何万年も経つと、元のように一つに戻ろうとする。「この人は違う、この人でもない」と、人生の旅をしながらお互いに探し求めるのである。男女が引き合うのはこういう理由からである。
 女性というのは、初めから完全な存在である。生まれて間もない段階から一生分の卵子があるのは、その完全性の顕れである。
 男性の場合は生まれつき完全なものを持っているのではなく、四日おきに新しく精子を生産している。精子というのは、この世で唯一、人間を創り出す力を持っている核であり、血液その他の細胞とは次元の異なるものである。
 精子には物理的なものだけではなく、精力や理解力といったさまざまな情報が混入されている。要するに、一カ月で溜めた精子には、その一か月間で自分が経験し、理解したことまで刷り込まれているのである。そのため、より高い意識を持って過ごすことで、高い情報が刷り込まれた精子を溜めることができるのだ。男性が勉強したり修行したりして進化していくのはそのためで、自身の理解は頭脳にではなく、精子に刷り込まれていくのである。
「男は絶対に精を漏らしてはいけない」
 私は弟子によくこう言うのだが、これは、せっかく溜めた精を漏らしてしまうと、精液と一緒に精力や理解力まで出ていってしまうからだ。
 いつも精を漏らしている男は、気が充満せず、ふぬけのようなボーッとした表情になり、長く生きても理解し進化することが少ないのである。精を漏らさずにいると、新たに作られた精子と入れ替わって古い精子が全身の細胞に吸収されていく。これは非常に大切なことで、肉体レベルでは病気をしない頑強な身体になっていき、その精には理解力も同時に刷り込まれているので、全身の細胞にも理解力が染み込んでいくのである。
 昔から年輩の父親を持つ子どものほうが落ち着いていて賢いといわれるが、それは非常に深い理解力が情報として精子に刷り込まれているからだ。
 女性の場合は、男性と違って最初から完全なので、修行して進化するということはないが、高い意識を持った男性を見抜く目を養うことが必要である。高い意識、理解力が刷り込まれた精を持った男性と、ゆっくりと時間をかけて和合することで、今度は女性にも相手の男性の情報が伝わってくる。精を漏らしながら快楽だけを求めるような動物的な交接では、次元の高い精妙なものを交換することは不可能である。(p.313-315)
 ついでに、下記リンクの著作も読んでおきましょう。
    《参照》   『ガイアの法則[Ⅱ]』 千賀一生 (ヒカルランド) 《後編》
              【天性と霊性を損なう乱脈なセックス】
    《参照》   『いい女は、セックスしない』 石崎正浩  なあぷる

 

 

【「男らしさ」「女らしさ」】
 ちなみに、最近はジェンダーハラスメントの問題もあるせいか、「男らしさ」「女らしさ」という言葉もあまり聞かれなくなったが、この「らしさ」というものを発露していかなければ、地球の進化から取り残されることは間違いない。なぜなら、男として、あるいは女として生まれたのは、「それぞれの“らしさ”を磨くように」と、神が申し示されているということだからである。(p.316)
 同性婚を認め、女性を男性のように、男性を女性のようにしているのは、「闇の権力」による人口削減計画の一環として行われていることである。男女共同参画とか男女同権社会の推進によって、自然本来の陰陽(男女関係)を破壊することで、家庭を破壊し、それによって各国独自の文化を破壊することが目的なのである。それによって、いっそう一元化したニュー・ワールド・オーダー(新世界秩序)を創りやすくなるからである。
    《参照》   『アシュタール×ひふみ神示』 宇咲愛 (ヒカルランド) 《前編》
              【女神性の中には「委ねる」という性質がある】

 

 

 
 下記リンクは、この本を紹介していた著作。
   《参照》   『地球維新 解体珍書』 白峰・鹿児島UFO (明窓出版) 《前編》
             【 「霊止乃道」(たま出版 内海康満著)】
 
 

 

 

                                  <了>