《前編》 より

 

 

【アポリネールのピカソ評】
 『アビニョンの娘』を初めて見せられた友人たちには、きわめて不評。友人のひとり、普段は無条件にピカソの絵を認めていたアポリネールでさえ、
「これはまるで麻を食べるか、石油を飲めといっているようなものだ」
 といい放ったといい、評価を巡って大変な物議を呼んだそうです。(p.194)
 シュールレアリズムの旗手のひとりだったアポリネールが、こんなことを言っていたなんてちょっと意外である。ブルトンは、何て言ってたんだろう? 「愛がない!」とか・・・

 

 

【ピカソ:長寿の鍵】
 ピカソの前世はイワン大帝の側近で、陰の立役者だったと書かれている。
 でも、ピカソちゃん、とんでもなく放埓で破天荒な人生を送っていたのに、91歳という長寿を得ている。それに関して、
 それは、ピカソの『志』が大変に高かったからだといいます。彼は「一流の絵を描いていこう」という強い意思と信念を持っていた。それが大きな理由です。(p.200-201)
 もう一つは、あまたの女性遍歴によってとっかえひっかえしていた若い奥さんたちから、絶えずエネルギーを得ていたから。
 こっちの方は、分かりやすい。

 

 

【スティービー・ワンダーの願い】
 スティービーは、常日頃から「日本はアフリカに次ぐ第2の母国。死んだら、体の一部を日本に埋めてほしい」とまで語っているとのこと。 
 大変な親日家でもあるわけですが、彼のこの思いはどこからくるのでしょうか? その点についても深見先生に伺いました。
「彼の御魂は日本に生まれ変わりたがっているが、恐らくあと、2回は他の国に生まれ変わって修行を積まなければ無理かな」
 と、おっしゃっていました。
 本当に日本は尊い国なんですね。(p.229)
 日本に生まれるということは、御魂にとって、区切りの仕上げ段階にあるということなのだろう。
   《参照》   『大創運』 深見東州 (たちばな出版) 《後編》
             【日本神霊界】

 

 

【ケネディ暗殺の真相】
 オリバー・ストーン監督の映画『JFK』では・・・中略・・・「オズワルド単独犯行説」を否定、当時の副大統領ジョンソンと軍産複合体による犯行説を展開しておりました。(p.251)
 ケネディ暗殺の真相は、深い闇の中に閉ざされてしましました。そして、ウォーレン委員会やその他機関・組織で集められた関係書類、証拠書類が一般に公開されるのは、2039年まで待たなければなりません。(p.252)
 落合信彦の『2039年の真実』に書かれていたのは、軍産複合体説とマフィア説だったと記憶している。軍産複合体が絡んでいるのは明白。その最大の理由として、「ケネディは、アメリカ軍がもっている宇宙情報を開示するための準備をしていたから」という説がある。この点において、ケネディ暗殺と9・11は共通している。
 宇宙情報開示は、人類にとって喫緊の最重要課題である。2039年の遥か以前に宇宙情報が開示されないと、人類は本当にドンズマリになってしまうだろう。
   《参照》   『日本よ!今地球運命の最低値からこう脱出せよ』 高島康司&ウイリアム・スティックエバーズ
               【中国の情報扱い】

 しかし、ケネディの「暗殺される」という運命には、現実界の理由とはまた別に、魂の果報としてきちんとしたカルマの定があった。
 彼の前世はかなり大胆なものでした。中国の明王朝初代皇帝・朱元璋の3本の指に入る側近。明を建国した功労者のひとりだったのです。
 しかし、朱元璋が彼に与えた暗殺命令を、その通り忠実に実行して17人を暗殺したために、今世ではあのような結末になってしまったとのことです。(p.253)
 ケネディは松下幸之助さんの側近だったことになる。
   《参照》   『大創運』 深見東州 (たちばな出版) 《前編》
             【松下幸之助さんを守った守護霊団】

 

 

【精進と努力の重要性】
 死後の石原裕次郎さんの状況について
「今の彼は、中有霊界(霊界の真ん中の層)の上段の下にいらっしゃる」そうなんですね。天国まで行けなかった理由は、本当に意思や思いやりはすごくあった人だったそうですが、「精進、努力の脱皮が足りなかった」ということで、天国の下の中有霊界にいらっしゃるわけです。・・・中略・・・。私のほうはといいますと、先生の精進、努力が足りなかった」というお話を聞いて、内心では「もうヤバイ、ヤバイ」と唱えておりまして、『反省猿』気味になっていました。(p.241-242)
 チャンちゃんは、「反省猿」なんてもんじゃない。
 もう完全に「氷結」である。

 

 

【ディズニーの前世】
 ウォルト・ディズニーの前世ですが、彼は何と唐招提寺を作った鑑真和上だったそうです。・・・中略・・・唐の朝廷に日本への渡航を禁止されながらも、5回に渡って渡航を試み、遭難に遭い、目が見えなくなっても意思を曲げずに、6度目の渡航でやっと日本に到着できました。・・・中略・・・。
 障害を乗り越えて、やっと夢の国・日本に来たという、本当にも凄い方なんですね。・・・中略・・・。
 ディズニーにしても、・・・中略・・・ やはり、繰り返し繰り返し襲ってくる絶体絶命の危機とか、そういった悲しみや苦しみ、本当に何度も人に裏切られている人なんですね。
 でも、そういったものを全て乗り越えて、私たちにいつまでたっても忘れられないような映像と美しい音楽と夢を与えてくれた。・・・中略・・・。そういったディズニーの前世と今世の生きざまが、本当に似ているということを発見しました。(p.263)
 今世生まれてきた目的を見失わない、高貴な御魂だったのだろう。
   《参照》   『神仙界に行く三つの方法』 深見東州 (たちばな出版)
             【慧思と鑑真】

 しかし不謹慎なチャンちゃんは、ふと、「マゾっ気のある御魂なんじゃ・・」などと思ってしまった。まあ、ひどい人生に打ちのめされている人は、芸人さんたちがそれを笑いのネタにしてしまうような生き方だってあるのだから、どうであれ、そこで挫けてはいけない。「私はMよ~~、Sさんおいで~~」とかいうノリで苦難をエサにするという生き方だってないわけじゃない。
 前向きに生きよう。
 後ろ向きでは過酷の上塗りだし、横向きじゃあカニである。
 

 

<了>