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 26人のスーパースターの現世の活躍状況と、前世が記述されている。古書店に行っても読みたい本が見つからず、既読本の書架から選んで再読。1995年4月初版。

 

 

【マドンナ:「欲しいものがよくわかっているの」】
「昼間はドーナツ屋の売り子やウェイトレスをして、夜、ダンスを習っていた」
「通りのゴミバケツをあさるのよ。そこに、ポテトやハンバーグの残りが見つかったらしめたものだってわけ。ほとんど浮浪者と同じ生活だったわ」・・・中略・・・
「わたしはタフで」野心的で自分が欲しいものがよくわかっているの」
 どうですか? この自信に満ちた言葉。成功する人というのは違いますね。(p.18-19)
 成功する以前の過酷な状況も、欲しいものがよくわかっている人にとっては、どうということもないことなのだろう。やはり違う。
 マドンナの前世は・・・
 なんと、彼女はエジプトの女王だったことがあり、また、ある時はインドの王様、そして宗教家という、ほんとにすごい大きな人生をずっと送ってきているということでした。・・・中略・・・伝道者として、たくさんの人を救済して、ほんとうにたくさんの徳を積まれた方なんですね。(p.20)
 マドンナの前世については、『大創運』 にも記述されている。
 本書には、マライア・キャリーやジャネット・ジャクソンの前世も書かれている。いずれも日本人だったことがあるという。確かに、マライアには日本人的な顔立ちが残っている。

 

 

【アイルトン・セナ:早逝のわけ】
 その理由は、彼は餓死する人々を救済するために、奥さんを見殺しにして旅に出てしまったとのこと。また、戦争で自己防衛のためとはいえ、牧師でありながら3人の人を殺しているのだそうです。(p.30)
 餓死する人々を救済した功徳と、見殺しや殺人の罪業は、それぞれ別にキッチリ報いを受けるということ。

 

 

【美しさと徳分の関係】
 美しくて徳分がある人は美しさゆえに幸せになるのだそうですけれども、徳のない方は美しさゆえに不幸になってしまうといいます。その驚きのことを、ちょっと今回私は発見というか、深見先生に教えていただいたんですね。
 また、オードリーは前世で、戦場から引き上げる時に自分が防御に回り、最後に命を落とすまで、自分を犠牲にして200人もの部下を逃がしたそうです。(p.82)
 吉永小百合についても書かれているけれど、過去世のひとつは、音楽家ワーグナーと駆け落ちしたリストの娘だったことが書かれている。人間関係は結構複雑である。
 ところで、この本を通読してみてれば、現世で大成功している人々に共通しているのは、たくさんの人命を救っているということであるのが分かる。今の時代は戦争の時代ではないこともあり、そんなに大勢の人々を救う機会なんて、お医者さんででもない限り、そんなにあるわけじゃない。
 凡人でも徳を積む機会ってあるのだろうか。深見先生のお弟子さんたちは、スピリッチュアルな次元でのノウハウを学び、それを使って人々を救済することで徳分を積んでいるらしい。

 

 

【エジソン語録】

「私は図書館を読んだ」 (p.130)

「何をするんでも、決して時計なんか見てはいけない」
「成功というものはその結果でではなく、それに費やした努力の総計で計るべきだ」
「考える習慣を身に着ける努力を怠った人たちは、人生最大の喜びを失ったに等しい」(p.133-134)
 最初の語録は、デトロイト青年会議所図書館の本、1万2000冊を全て読破したという意味。
 鉄鋼王カーネギーも、読書の重要性を知悉していた人だった。

 

 

【カーネギーの寄贈物】
「能力があり、それを伸ばそうとする野心を持った少年少女のために、私がお金でできるもっともよいことは、図書館を建ててやることだと確信するようになり、アメリカ全国にたくさんの図書館を贈った。その図書館で、多くの少年が、私がアンダーソンさんの400冊の本から受けた恩恵の半分でも受けてくれたら、私は本当に満足に思う。(p.176)
 そんなカーネギーの前世は、インドの王様でヒンズー教に帰依して、3000万人に君徳を及ぼしたと書かれている。その数、ケタが違う。
 前世の徳分で大成功し、今世の成功の殆どをまた積徳に使ってしまったカーネギーさん。じゃあ、来世は? と思うけど、それは記述されていない。
 この前世鑑定をしている深見先生も、慈善事業ばっかしている。本の贈り魔でもある。
  《参照》  『一番下に潜れば、価格競争に勝てる!! 深見所長講演録23』 (菱研)
            【書籍の贈り魔】