《前編》 より

 

【FRBの最大株主】
中丸 : 結局、フェデラル・リザーブ・バンク(FRB=連邦準備銀行 アメリカの中央銀行) の53%の株をロスチャイルドが持っているのです。(p.72)
 FRBは公共機関などではない。私企業である。
 ロックフェラー家は興隆する過程でも、ロスチャイルドの資金を得て巨大化しているのである。
    《参照》  『次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた (下)』 ヴィクター・ソーン  徳間書店

             【ロスチャイルドとロックフェラー】~【FRBを支配する2つの銀行】

 

 

【死の銀行家】
中丸 : 日露戦争は、ロスチャイルドにつながるヤコブ・シフが日本の国債を引き受け、資金調達に手を貸しました。その一方でロシアもまたロスチャイルドから金を借りていたのです。結局この戦争は、ロシアの共産主義革命を準備するための序曲で、日本も利用されたにすぎなかったのです。ヒトラーのナチス政権を支えたのも、連合国を支えたのも、同じ国際金融財閥であり、死の銀行家たちだった。これが過去200年間、世界に戦争が絶えない本当の理由なのです。(p.101)
 戦争にはお金がかかる。だから国際金融財閥は融資を目的として、諸国家を戦争に巻き込むのである。
 そんな国際金融財閥(死の銀行家)たちが年に一度集うのがビルダーバーグ会議である。

 

 

【ビルダーバーグ・グループ】
中丸 : 会議は安全と機密保持のため、年1回、毎回場所を変えて開催が原則である。英国王立国際問題研究所の指令に基づき、MI6(British Military Intelligence Division 6) が設立した機関であることは、あまり知られていません。(p.67)
 国際銀行団が戦争を企画し、英国のMI6と米国のCIAは双子の兄弟のようにその企画を遂行してきた。
 その事実の一部が、下記の証言にある。

 

 

【元CIA高官ジョン・ストックウェルの証言】
 われわれCIAが極秘に仕掛けた工作とプロパガンダによって、アメリカは朝鮮戦争に引き込まれた。当初は、台湾の金門島や馬祖島、タイ、チベットから中国を攻撃しようとしていた。これには多くの麻薬取引が関係していた。しかし結局、朝鮮で中国軍と戦おうということになった。こうして朝鮮戦争がおこり、何百万という人々が犠牲になった。ベトナム戦争も同様の経緯をたどった。国家安全保障の関連機関すべてが協力し合って、米国民をベトナム戦争へと引き込む情報操作をしたのだ。仕上げに黄金の三角地帯を構築した。CIAのエア・アメリカの飛行機は武器を輸出し、帰りにはヘロインを積んで戻ってきた。(p.161)
 アメリカ人がCIAに騙され続けてきたように、韓国人はCIA指揮下のKCIAに騙され続けている。

 

 

【ロスチャイルドの霊的系譜】
中丸 : ベルギーのある神殿の城の地下室では、毎日、赤子がいけにえになって、その血をインクにして、24時間いろんなことを書いていく。
 ロスチャイルドの邸宅では、ご飯を食べるときでも、1つの席をあけておく。悪魔のためです。悪魔というのはルシファーなのです。(p.115-116)
 神の指令を受けたイスラエル人による殲滅を免れたカナン人は、以前からバール神の偶像を崇拝していた。カニバリズム(食人)というコトバの語源は、カナンとバールの合成だという。
 カナン人の末裔は、フェニキアと改名し、通商の民として繁栄を極め、カルタゴ、ベニスと拠点を移しつつ、奴隷貿易などで巨万の富を蓄積しつつ、貴族社会にも進出した。
中丸 : 中近東出身で色が黒かったところから、やがて 「黒い貴族」 と呼ばれるようになりました。そしてイタリアからヨーロッパ各地、英国へと移動。英国占領と英王室乗っ取りの黒幕オレンジ公ウイリアムは、この黒い貴族の末裔で、同じ黒い貴族の銀行家たちの支援があったのです。英国銀行および東インド会社の設立の裏にはこうした流れがあり、この2つの組織が今も世界を支配しているといって過言ではないでしょう。
 つまり、黒い貴族と黒い貴族の銀行家たちの血族が集うのがビルダーバーグ会議ということであり、清明なる日本民族から見れば、古代より食人を習慣とする “ドン引き種族” である。
 下記の書籍にあるサバタイ派は純粋なユダヤ教ではない。カナン人の系譜ならではということなのだろう。
      《参照》  『日本人が知らない「人類支配者」の正体』 太田龍・船井幸雄  ビジネス社

               【サバタ・ツヴィ】

 

 

 巷では、ロスチャイルドが関与し企み支配することを、単純に 「ユダヤ陰謀論」 という言葉で表現していることが多いけれど、ロスチャイルドの系譜は、イルラエルの神の命を受けて倒せなかったカナン人であって、イルラエル(ユダヤ)人ではない。

 

 

【世界を一つにしてゆく】
中丸 : 私も、心の底では、きっすいのユダヤのいい方たちと日本が手をつないでやっていくことで、真の世界平和につながると思うのです。いい悪いにかかわらず、2000年来の世界の情報は、秘密裏にユダヤが握ってきている。21世紀は、もっと情報公開しながら、秘密でない世界にして日本が受け継いで、世界を一つにしていく。それを一緒にやる役目があると思うので、トケイヤーさんとの出会いはすごく意味があると思っています。(p.153-154)
 日ユ同祖論系統の著作を多く出しているM・トケイヤーさんの仲介で、高名なラビに面会し、ユダヤ語の 「タルムード」 26巻を渡されたという。天意だからということで。

 

 

【国を新たにして立ち直らせるには】
中丸 : 真実の情報を封じられている。マスコミが抑え込まれている。では、だれが抑え込んでいるのかといったら、本当に闇の権力構造が存在するということです。 ・・・(中略)・・・ 。
 国を新たにして立ち直らせるには、大衆に向かっての意識改革、人間復興の動きしかないのです。私はマスコミがダメなら、ミニコミでやろうと思って、「太陽の会」 を主宰し、「ワールドリポート」 を出しています。
  ・・・(中略)・・・ 。
 もう政治家は相手にしません。今の世の中、全部の争いごとは政治家が起こしています。(p.305)
 この記述は、「宇宙連合」 と小見出しが付けられた章の中に書かれている。
 マスコミが機能していないのだから、メディアを通じた情報など意味がなく、その向かうべき先は、著者にとって宇宙連合からの情報ということらしい。
 闇の権力構造のことを知っていても知らなくても、そんなことはもはやどうでもいいのかもしれない。
 地球の未来には、心を清らかにして準備しておかないと越えられない、壮絶なイベントが企画されている。だから、中丸さんは、この本を出した後に、シャーリー・マクレーン系統や、船井幸雄さん系統の著作を多く出版しているのだろう。

 

 

【日本人】
 日本人は、民度としてすごく優秀な民族です。東大の試験が難しいと言いますが、日本人として生まれてくるときの人選は大変狭き門だったようです。(p.319)
 そんなこと言われたって、殆どの人々はそんな自覚なく生きている。生まれる前の記憶なんてないのだから。
 しかし、現代の地球における日本と日本人の特異性は、いろんな著作の中に書かれているから、私もその点は、生まれてからの後天的学習によって、やや自覚するようになった。
 それらの秘鍵の多くは、古代から連綿と続く神道の中に託されているのである。
 そのいくつかを、この読書記録の中のどこかに、ポツポツ書きつけているけれど・・・。
 
<了>