腎臓病で悩まれる方も多いと思います。

なぜなら猫の病気で 年をとるごとに多くの猫が

かかる病気です。

 

チャンプは血液や既往歴の関係で

特にかかりやすいので

皆様から たくさんの情報を頂ければ

ありがたいと思います。

 

うちはこうしているよということがあれば

コメント頂けるとありがたいです。

 

コメントなどで新しい情報があれば

記事に追記させて頂きたいと思います。

 

チャンプは今のところ乳酸菌のダブル使いで

体の中からの管理をしています。

 

腎臓がダメージを受けて充分に機能しなくなる状態を「腎不全」といいますが

これが長期間続くと

慢性腎不全 (腎臓の機能が50%以上低下し、それが3ヶ月以上持続する状態)となります。

 

老齢期での発症が多くて(15歳以上の猫は81%)、死亡率の高い病気です。

 

腎臓は一度機能を失うと回復することがありません。

 治療

  進行を遅らせる

  猫の気分を楽にして猫の生活の質を上げる

   (苦しみ、不快感なく穏やかに暮らせるようにサポートする)

 

初期: 多飲多尿

 (水をたくさん飲み、尿量が増え、尿の色が薄くなる)

 尿そのものに関連した変化

 

進行すると: 食欲不振、体重減少、嘔吐、けいれん発作

  全身的な症状

 

食欲不振、体重減少、元気消失、毛づやが悪い、嘔吐、便秘、口臭、尿量の増加(=飲水量の増加)に注意

糖尿病や甲状腺機能亢進症などの他の病気とよく似ているため見分けるのが難しい

 

チャンプはぐらぐらしていた歯が抜けて

口臭が減ってから 急に毛ヅヤがよくなりました。

歯周病も原因になるんです。


慢性腎臓病(慢性腎不全)の原因

・細菌や猫伝染性腹膜炎(FIP)等のウイルスの感染による腎炎

 (歯の病気の進行)
・外傷
・薬物などによる中毒(不凍液、殺虫剤、医薬品、化学洗浄剤など)
・心筋症やショックなどによる腎血流量の低下、尿量の減少
・免疫疾患などによる腎炎
・結晶や結石などによる尿路の閉塞
 

慢性腎臓病 (CKD)

 老化に伴う腎機能低下

急性腎障害(AKI)

 腎臓への血流が不足した時(虚血)、腎臓への感染、薬物など。

 尿路結石、毒性(ユリ科植物、エチレングリコール中毒)

 

 

慢性腎不全と慢性腎臓病の違い
不全: 機能が失われ、生存が困難になった状態

 腎機能が下がっていても食欲があり無症状な場合は不全ではありません。

慢性腎臓病: 

 慢性腎臓病の中でも進行した状態を慢性腎不全

 最終的に腎機能がなくなった状態を末期腎不全

 

腎機能検査

ブルー音符一般的な血液検査

  BUN(尿素窒素)

  クレアチニン

 

 腎臓病(腎不全)の早期発見に より優れた検査項目

  SDMA

ブルー音符尿検査

  尿比重(尿の濃さ)

  尿たんぱくクレアチニン比(UP/C)

 

腎臓病の診断

 腎機能検査

 画像検査

 身体検査を含んだ各検査結果と

猫のプロフィール、症状から総合的に判断します。

 

尿素窒素(BUN)

 尿素とはタンパク質の最終代謝物質

 尿素窒素を測定することで尿素の量を調べています。

 BUNは腎臓の機能が下がると上がり

 タンパク質の摂取量(高たんぱく質のものを食べると上がる)、

 脱水の程度、肝機能により影響

 血液検査でBUNが上昇してくるのは 腎機能の75%以上が失われた状態。

 摂取したタンパク質の量や、消化管内の出血に影響を受ける

 

クレアチニン(Cre)

 筋肉運動のエネルギー源 アミノ酸の1種であるクレアチンが代謝されてできた物質

 腎臓から排出されるので、血中のCre濃度が高いと腎機能が低下していることがわかる

 筋肉の量に比例するので、大きい雄猫の方が数字が高くなりやすい

 血液検査でクレアチニンが上昇してくるのは腎機能の75%以上が失われた状態

腎機能が25%以下になるとクレアチニンの数値が急激に上昇

 

 痩せている猫ではクレアチニンの数値は低く出て
 腎臓病を見落とす可能性があります。

 

SDMA(対称性ジメチルアルギニン)

 腎機能が40%失われた段階で、数値が上がり始める

 

尿比重

 尿の濃さ

 腎臓は必要に応じて濃い尿、薄い尿を作りわけ

 尿は腎臓で濃縮(水分の再吸収)されながら作られています。
 腎臓が悪くなると薄い尿しかできなくなり、尿比重が低下

 腎臓病の他には沢山水を飲んだ後、またホルモンの病気でも尿比重が下がることがあります。
 尿検査で尿比重が低下してくるのは腎機能の66%以上が失われた状態

 (必ずしも尿比重が下がるわけではなく、BUN,Creの上昇のみが現れることもしばしばある)

 

UPC (尿中たんぱくクレアチニン比)

 尿中のたんぱく質とクレアチニン濃度の比率を測ることで、

 たんぱく尿の程度を知る。

 軽度のたんぱく尿は正常

 UPCが高すぎると異常

 

腎臓以外の因子にも影響されるので

複数項目測ることで より確実な診断ができます。

画像検査
 レントゲン検査(X線検査)

 超音波検査

腎機能を低下させる病気がないか(腎臓のがん、尿路結石など)原因を確認します。

 

レントゲン検査
 1枚の画像で猫の腹部全体を写し

 腎臓のサイズだけでなく他の臓器との位置関係がわかる

 尿管に結石がみつかることもあります。

 

超音波検査
 腎臓のより正確なサイズ、そして内部構造を見ることができる

 レントゲンよりも多くの情報が得られる。

 

 

ステージ分類

出典元がわからなかったのですが 大きな違いはないと思います。

 

IRIS:国際獣医腎臓病研究グループ(International Renal Interest Society)「アイリス」より2019年

 

クレアチニンとSDMAのステージが異なった場合は

①筋肉量を考慮すること

②2〜4週間後に再検査すること

それでもステージが異なる場合はより高いステージを認識することを検討

 

注意点としては猫の状態が安定したときの血液検査の結果を用いる

一番体調が悪い時の数字(多くの場合初診時)ではない。

IRISのガイドライン: 前日の夕ご飯を抜き(飲水は可)、当日午前中に検査することを推奨

             1回の検査結果で判断せず、2週間あけ2回測定すべき

 

血圧

猫は病院で緊張しやすく血圧が変動しやすいため(白衣症候群)

複数回測ること、そして猫の表情を見極めて評価

 

大まかな治療指針

症状の出る順番、猫の性格(薬を飲めるか、療法食を食べるかなど)などを考慮して治療内容を調整

 

各検査は腎機能以外の要因も絡んでいます。下矢印

BUN: 低タンパク質の食事

Cre: 筋肉量が低下すれば検査結果が下がる

その日の飲水量、また検査機械の誤差によっても結果が変わり

以前に検査した数字より低く出ることがあります。

 

 

次回は療法食について書きたいと思います。

(5分後に掲載 コメントを書きやすいように掲載時間を30分後予定からはやめました)

 

年々倍々で治療効果が上がってきているんです。

なので新しい情報をお持ちの方が

きっといるはず。

そうじゃなくても 自分のうちではこうだったよというのが

参考になることがいっぱいあります。

 

猫の腎不全を考える会1

 病気治療に関するコメント

猫の腎不全を考える会2

 食事やサプリメントに関するコメント

を頂けるといいなと思います。

 

その他何でもコメント頂けるとありがたいです。

 

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むしろ値上がりしちゃった。

 

 

 

 

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